2008年12月29日月曜日

食い回り生活 in 沖縄

忙しさにかまけて,すっかり書くのを忘れている沖縄での食事の話をざっと書いておかなければなるまいて.

今回の沖縄旅行の食事のテーマは,「カフェ」.
沖縄料理ばっかり食べてるとどうしても胃に優しくないので,非沖縄料理の代表として最近注目されているカフェを中心に食事を組み立ててみた.


1日目昼食: JEF

沖縄は独自のハンバーガー文化があることで有名である.
まず,一番有名と言えるのが,A&Wというチェーン店.
ここのハンバーガーはなかなかうまくて,いままで那覇空港について最初の昼食は,ここ,ということが多かった.

が,最近,A&W以外にもチェーン店があることを知った.
それがJEFである.
しかも,かわったメニューが多い中で,ぬーやるバーガーなるひときわ目立つ妙なハンバーガーがある.
中身は,ゴーヤと卵のパティの形状にして普通のバンズで挟んだもの.
今回はこれでも食べてみよかと,JEFに決定である.

が,食べてみると,「ゴーヤを卵でとじてパンで挟んだ」という予想通りの味がする.
まずくはないがうまくもない食事の代表である.
う〜ん,これならもう食べんな.
個人的には,A&Wで普通のメニューを食べる方を選択します.はい.


1日目夕食: 万座ビーチホテルビーチ居酒屋ちゃんぷる

1日目の夕食は,ANAご利用券で無料で食事しようという企みで,万座ビーチホテル内の居酒屋である.
以前,同じ系列のラグナガーデンホテル内の「和流ダイニング an-non」で食べたときは非常にうまかったので,少しだけ期待していた.
が,今回は至って普通.
周辺の沖縄料理の居酒屋で食べてるのとなんらかわりなし.
島らっきょうは季節柄かなんかしらんけど,天ぷらしかないし.
値段はまあまあ安いけど,福岡の沖縄料理店で食べるのと何が違うんだろ.
とぶつぶつ書いてるけど,まあ,でかけるのが面倒なときはここでもいいんじゃないかね,という感じの居酒屋だった.


2日目昼食: cafe leaf moon (リーフムーン)

2日目からカフェ生活始まり始まり,ということで,栄えある一件目は残波岬の周辺にあるリーフムーンというカフェである.

このカフェを選択した理由は,たった一つ.「看板犬がいる犬OKカフェだから.」
お店のブログをみるとなかなかかわいい犬である.

ところが行ってみると,なんとこのルナという犬が,大の臆病者.
犬同士はOKらしいが,お客さんが近づくと怖くて吠えまくる.
店長さんの話では,「子供のときにお客さんにこっぴどく怒られたことがあって,それ以来ダメなんですよ.」とのこと.
まあ,犬がいるカフェと知らずに入ってきたお客にどなられたのかも知らんが,かわいそうにねぇ.

食事の方は,コーヒーとバニー二を頂く.
バニーニはフランスパンに具を挟んで,プレスして焼いたという感じのもの.
フランスパン好きにはこれがうまかった.

カフェの雰囲気なよかったので,また,2年後ぐらいに行ってみようと思う.
それまでに,ルナの人嫌いが直っていてくれるといいな.


2日目夜: どなんち食堂

2日目夜は,ホテルのレストランとホテル外の居酒屋を迷ったのだが,ホテル近くのどなんち食堂という居酒屋へ.
実はここは,以前ブセナに泊まったときに来たことがあるんだけど,その時の印象は薄い.
で,結論からいうと,今回も印象薄め.

少しこった盛りつけとかしようとしてるんだけど,福岡のおしゃれ居酒屋の方が何倍上手だか.
味もどこの味付けかよくわからないので,沖縄料理を食べている気はしないし,かといって,凝った味付けでもない.
もうこなくてもいいなかという感じのお店だった.
ただし,ブセナやマリオット周辺には居酒屋さんが少ないので,この辺に泊まる場合は,どうしても候補の一つにはなるだろう.


3日目昼: カフェ くるくま

最終日は,沖縄南部のくるくまというカフェへ行く.
知らなかったのだが,沖縄では超有名なカフェらしい.

お店に入ってみると,名物らしい壮大な水平線の景色が目の前に広がる.
雰囲気はなかなかGoodなお店である.

ここは,自家製のハーブを使ったカレーが名物らしいので,くるくまスペシャルという3種のカレーを味わえるセットを注文する.
味の方は,うまい,が,辛くなくない?
一番辛いカレーでもちょっと辛さが物足りないかな.
が,いろんなハーブが入っているので,その味は非常にいい.
量も若造でも満足できる量だろう.

というか,前日までの暴飲暴食がたたっていて,この日はお腹がもたれ気味.
ひーひー言いながらなんとか完食した.

評判通り,雰囲気もいいし味もGoodなので,またお腹を減らして来よう,と思うのであった.

2008年12月28日日曜日

オキナワ マリオット リゾート & スパ

年末忘年会in沖縄のの続きである.

2泊目のホテルは,オキナワマリオットを選んだ.

この"マリオット"というホテルは,日本には名古屋と東京,そしてこのオキナワにしかない.
そのせいかどうか知らないが,日本ではマリオットはアメリカの高級ホテルチェーンだ,ってこことになっている.
が,アメリカに行くとMarriottはちょっと大きい都市にはあるチェーンホテルで,たいしたホテルではない,と思う.
特にロスの空港近くのMarriottは,ちょっときれいなビジネスホテルという雰囲気である.
なので,”マリオット=高級"という感覚は,あまりピンとこないこなかったのである.
(そういえば,"ヒルトン"も日本では高級ホテル扱いだが,アメリカでは"マリオット"と同格である.)

ところが,沖縄のこのマリオットは,いろんなブログを見ると非常に評判がよい.
総じて,ハードもソフトも非常に高級感漂うよさがあるんだそうな.
しかも,それにしては値段が安いと.
それはホテルマニアとしては,行ってみねばなるまいて.

というわけで,今回じゃらんで予約したのは,一泊2名(朝食付)でハイフロアという普通の部屋より1段いい部屋に泊まれるプラン.
しかも,ロビーラウンジでのペアカクテルと,ケーキ付き.
これで,3万円弱.加えてじゃらんポイントを使って26500円.
この値段は,前の万座ビーチの宿泊プランよりかなり安いのである.

さて,到着したときのことから順番に書いて行こうか.

到着すると,ドアマンの人に名前を尋ねられた.
そこで,氏名を言うと,なぜか普通のカウンターではなくて,その隣のテーブルに案内される.
ハイフロアだから座ってチェックインである.

そのチェックインで驚愕の事実が!
というほどではないのだが, エグゼクティブルームへの無料アップグレードをしてくれる!ということだった.
実は,このホテルが部屋のアップグレードを勧めてくるというのは,いろんなブログを見て知っていたのだが,多くの場合,追加料金を払ってアップグレードという話らしかった.
まあ,今回は少し倹約してということだったので,アップグレードはしないつもりだったのだが,無料となれば断る手はありません.

部屋まではもちろん案内してくれるが,広さも高さも十分なロビーが,ホテルの高級感を引き立てる.
個人的には,ホテルの印象はロビーで決まると思っている.
いくら,「うちは高級です」といいはるホテルでも,ロビーが狭くて貧相だとがっくりくる.
その点,このホテルは◎である.

もちろん,エグゼクティブルームへは,エレベータのとあるところに部屋のキーカードを差し込まないと,エレベータのボタンが押せない.
海外のホテルではときどきあることだが,こういうのが高級感を引き立てている.

部屋は沖縄のリゾートにはめずらしく,沖縄っぽくない.
品のいい調度品で部屋全体に統一感がある.
バスはシャワーブースが独立している.
床は全面フローリング.確かにこれなら床が汚れなくていい.
が,実はこのフローリングが後で悲劇の元となるのである.

景色は取り立てるほどのことはないが,高台にあるので万座ビーチのようなオンザビーチ感はない.
ただし,逆に,高台からの眺めは結構いいので,海で遊ばない僕らのような人種にとっては,夕日が眺められていいのである.

また,エグゼクティブルームのあるフロアには,小さいながらもエグゼクティブラウンジがあり,椅子にかけると,「何かお飲物は?」と注文を聞いてくれる.
時間帯にもよるが,時間帯によってはアルコール類も飲み放題.
少しだけならオードブルも置いてあるので,夕食前にいきなりでき上がることも可能である.
まあ,僕らはビール一杯だけにしておきましたが.

あと,ハイフロア以上の部屋だと,スパに入れる.
が,ここのスパは水着着用である.
洗い場のない銭湯に来たようなもんで,まあ,それほどたいしたものではなかった.
ちなみに,お客さんが他にいないからと言って,水着を着ずに風呂に入っていた若造がいたけど,係の人に注意されて,すごすごと退場させられていた.

また,前日の万座ビーチと違って,ロビーラウンジで飲むことのできたカクテルはかなり本格的なもので,口にあうものだった.
おまけについてきたケーキもここでいただくことにしたが,なんと直径15cmの立派なでかいケーキ.
とても2人では食べきらないので,部屋にもって帰ってもいい?と聞くと,ルームサービスで持ってきてくれるとのこと.
部屋に帰ったあとに,きちんと持ってきてくれたので,冷蔵庫に入れておいて,翌朝ぺろりと頂きました.

こんな感じで,非常に快適ですばらしいホテルで,2人とも大満足で眠りについたのだが,実は大きな落とし穴がまっていた.
夜中の1時ぐらいから,天井からギギッ,ギギッという何かを引きずる音とか,ドンッ,ドンッという響く音がする.
どうやら上の階で,どんちゃん騒ぎをしているグループがいるらしいのである.
上の階は最上階でもちろんエグゼクティブフロアだから,おそらくスイートを借り切ったどっかの団体が無茶をしてたんだろうと思う.
しかも,床がフローリングなので,机をひきずったり,ベッドで飛び跳ねたりする音が,直に響くわけですよ.
もちろん高級ホテルなので防音にはかなり気を使ってあり,隣の部屋の音なんかみじんも聞こえないんだが,振動音だけはどうしようもない.

で,二人して寝られなくて,どうしようかねぇと言っていたのだが,2時を過ぎたぐらいに,大勢が慌てて部屋から出て行く足音がしたあと,ピタっと音が止んだ.
おそらく,誰かが我慢できなくなってフロントに電話したんだろうね.
まあ,その後は何事もなく寝ることができました.

というわけで,1つだけ災難もあったんだけど,ゆっくりと滞在するには非常にいいホテルであることは間違いない.
個人的には,今まで沖縄で泊まったホテル(ビジネスホテルを除くと,ブセナ,残波岬,ラグナ,万座ビーチ)と比較しても,ダントツの1位である.
(ブセナは高級だけど,あの開放感が逆に好きになれなかった.部屋も一番下のクラスだと狭いし.)
しかも,オフシーズンは比較的安い.逆に言えば,夏は高いんだけど.
冬に来るなら,必ずまた一泊しようと思えるホテルであった.

2008年12月27日土曜日

万座ビーチホテル

いまさらながら,恒例の我が家の年末忘年会の話を記録しておこう.

結婚した当初から,年末はなぜか旅行,と相場が決まっていた.
最初は,期限切れになりそうなANAのマイルの消化が一番の目的だった.
なので,同じマイル数で行ける一番遠い北海道に行くことが多かった.

が,しかし,最近気がついたことは,「なんで毎年寒い12月にくそ寒い北海道に?」という素朴な疑問.
おまけに,福岡→北海道便は不況の影響からか早朝の便がなくなり,2泊3日で行っても,現地滞在時間が短くなるので,あまりお得ではなくなった.

というわけで,新たな忘年会の地として選ばれたのが,沖縄,である.
なんせ,暖かい.
北海道と比べると,もう若造ではないうちの夫婦の口に合う料理がなかなかないのが難点であるが.
ただ,11月頃から嫁さんが少し体調を崩し,12月にはノロウイルスや風邪に立て続けにやられた夫婦にとっては,今回は暖かいとこでのんびりすんべ,ということで,忘年会会場は沖縄にすんなりと決まった.
ずばり,忘年会の目的は「何もしない骨休め」である.

さて,長くなりそうなので,ここでは食事以外のことを書いておこう.

実は,今回のホテル選びはかなり難航した.
スケジュールから2泊3日ということは確定していた.
また,1泊は万座ビーチホテルに決まっていた.
なぜかというと,このホテルはANAのマイルで支払ができる.
この年は,ANAのマイルが結構貯まっていたので,往復の飛行機と万座ビーチの1泊+夕食代ぐらいが全部ANAのマイルで支払えた.
家計の大部分をANAカード支払にして頑張ったかいがあるというものである.

問題はもう1泊である.
万座ビーチ2泊でもよかったのだが,ホテルマニアとしては,沖縄でいろんなホテルに泊まってみたい.
候補として挙っていたのは,ザ・ビーチタワー沖縄テラスガーデン美浜リゾート,そして,オキナワマリオットである.
ビーチタワーホテルは,比較的広く,隣接する温泉施設でのんびりできそうである.
美浜リゾートは,全室100平米(!)のジャグジー付きで,部屋やサービスも他のホテルと違って個性的.
マリオットは,アメリカンスタイルのリゾートで,かなりコストパフォーマンスがよいらしい.

悩みに悩んだ末に選んだのは,マリオットであった.
理由は,ビーチタワーと美浜リゾートは北谷にあるということ.
ホテルに泊まるのはスケジュールから休日に決まっていたのだが,北谷周辺はアメリカンビレッジのせいで,車も人もかなり混雑する.
今回の旅行の目的は,「何もしない骨休め」なので,そんな人ごみの中に行くことはないだろうな,と.
結果的には,マリオットにしたのは大正解だった.

さて,長くなりそうなので,とりあえず今回は,万座ビーチ関連の話を書いて行こうか.

那覇空港に到着後に,フジレンタカーでレンタカーをピックアップしにいく..
予約していた車はビッツクラスで,免責料込みで3日間で7700円.安い!
本州だったら,軽自動車を6時間借りたのと同じぐらいの値段である.
安いからどんな車が来るのかと思っていたら,ほぼ新車のビッツである.
禁煙車+ETC付きをお願いしておいたからだろうか.
対応もよく,値段が安ければまた利用させてもらおう.
ただし,初めて乗ったビッツしたいは,ノイズや乗り心地の面であんまりよくない印象だった.
前に借りたスイフトの方が総合的にぜんぜんよかったな.

レンタカーを借りた後は,昼食をとって,万座ビーチホテルに直行した.
今回,このホテルで予約したプランは,ビーチ側のハイフロアーツインという部屋で,ちょっといいアメニティが用意されている,少し高めのいい部屋である.
が,しかし,個人的にはかなりがっかり.
初めて泊まったが,これがあの有名な万座ビーチホテル?と言いたくなる.
ドアや家具などかなり年期が入っているものもあり,全体的な部屋の印象がすこし古ぼけている.
水回りもせせこましい感じがする.
頑張っていろいろ改装されているのだが,やはり,設計が古いホテルなので,どうしても時代遅れの印象が拭えないのである.
これなら,同じ系列のラグナガーデンホテルのイーストウィングの部屋の方が数段居心地がよい.

まあ,コンビニや大浴場なんかのリゾートホテルとしての設備は一通りあるので,海のレジャーをする人なら部屋にあまりいないだろうから,そんなには気にならないかも,と思う.
今回は,どこにも行かずにのんびりというのが目的だったので,部屋にいる時間が長く,よけいに部屋の印象が大きくなったのかもしれない.

ただし,年が明けた1月から全面休館して全体の改装をするらしいので,その後なら印象は全然変わるんだろうな,と思う.
とりあえず,個人的には全体的にいい印象の薄いホテルであった.
しかし,宿泊代と夕食代のほとんどをANAご利用券で払っといてそんなこと言うか,という話もあるのだが.

以下,2泊目のマリオットの話に続く,だ.


p. s. そういえば,もう1点苦言が.
今回宿泊したプランには,ロビーラウンジでのペアカクテルが無料で付いていた.
無料で付いてるものは飲まねばなるまい,と頂きにいったのだが,これがひどい.
妙な光る氷が入っていて,それがグリーンとブルーのカクテルを照らしている.これ飲み物?
で,一口飲んでの感想は,激甘.
甘いカクテルが好きな嫁さんも,これはまずいと.
久しぶりに飲みきらないカクテルに出会ってしまった.

2008年11月30日日曜日

11月

もう今年も終わりだというのに,11月のことを何も書いてなかったんで,少し備忘録として残しておくか.

11月は基本的にどこもいかず.
そういえば,自分の誕生日があったが,希望通り「行きつけの焼き鳥屋で好きなものを好きなだけ食べて飲む」というプレゼントをもらった.
この年になると,誕生日だからといってたいして嬉しい訳でもないので,わざわざ疲れに遠出するよりも,こんなプレゼントの方がいい.

あと,もひとつプレゼントで,近場のジャスコの専門店でハッシュパピーの皮靴を買う.
ここの革靴は幅広で本当に履きやすい.
最近値段が上がった気はするけど.

というわけで,のんびりとした11月だった.
ひきつづき,基本的にまったりムードの12月となったのだが,それを記すのはまた後日としよう.

2008年10月31日金曜日

美奈宜の杜温泉 杜の湯

最近,ホテルの予約はもっぱらインターネットの宿泊予約サイトである.

数ある宿泊予約サイトの中でも,メインで使っているのは,じゃらん楽天トラベル
これらのサイトは,特に予約する時でなくても,時々のぞいて何か面白いホテルはないかと巡回している.
こういうサイトにはホテルが趣向をこらした宿泊プランがあるので,その辺の旅行本を読むよりもはるかに面白い.

そんなこんなで,なんとなくじゃらんを徘徊していたとき,目にとまったのが,美奈宜の杜温泉 杜の湯である.
その時は,家から近くて気軽に行ける温泉旅館はないかと検索していた.
出てきたプランは,
・古民家風の離れで2部屋+岩風呂
・食事は部屋出し
で,なんと平日1泊2食付きで2名で15000円である.
家から1時間で行けるので,これは行ってみねばなるまいて.
というわけで,さっそく10月末の金曜日に早退して,妻と一泊してみることになったのであった.

宿泊当日は,とりあえず早めに職場を脱出,と行きたかったのだが,やはり仕事が詰まってて,職場を出たのが予定の1時間遅れ.
どたどたと自宅に帰り,ばたばたと出発したのだが,結局宿に着いたのは午後5時半.
まあ,もともと,この宿は昼は時間貸しで部屋と風呂を貸しているので,チェックインが5時から.
だからあまり早めについてもしょうがない.

と思っていたのだが,着いたときに言われたのが,
「ご夕食は6時からになっております.」
って30分後?
予約の時に,チェックイン時刻を何気なく午後5時としてたら,6時からにスケジューリングされてしまった.

時刻を変えてもらうという手もあったのだが,まあ,いいかということで,そのままにして部屋に入る.
部屋の中は,雰囲気があってなかなかよい.
あくまで古民家風なのであって,部屋の中は古ぼけた感じはない.
和室が2部屋に岩風呂にトイレとマッサージ器.
この中で,岩風呂は確かに雰囲気がよかったね.
窓を開けてもそれほど景色はよくないけれど,なんせ広くて落ち着く感じ.

と部屋を見て回っているうちにふと気がついた.
冷蔵庫に缶ビールが数本あるけど,外にはお酒の自販機はなかったなと.
フロントにも売店はなかったような.
これはこれは...ひょっとして今晩缶ビールだけ?

ここからの行動は夫婦してなかなか早い.
車に飛び乗り,カーナビでコンビニを検索.
そして一番近場のコンビニまで,一直線.
何をするかって,もちろん今晩のお酒を買い込むためである.

宿を出たのが午後5時40分.
食事は6時からだから,20分で戻ってこなければならない.
が,一番近いコンビニまで3km.
う~ん,間に合わんかな~

などといいつつ走っていると,目の前に建ったばっかりと思われるコンビニが出現.
「お酒」という看板を確認してコンビニに滑り込み,カゴをゲット.
氷,焼酎,チューハイ,つまみをカゴにほり込んで,さっさと清算を澄ませて車に飛び乗る.
おかしいな,普段はまったりとしか行動しないのに,こんなきびきびとした行動もできるのか?

宿に着いたのは,午後5時57分.
ぎりぎりセーフ,ではなくて,配膳の方が部屋の前でまって待っていた.

すいません~,と謝りつつ,食事準備をお願いする.
出てきた食事は,いわゆる仕出し.
ただし,一品一品それなりに手間がかかっていて,食べてみるとなかなかいける.
特に鳥鍋がよかった.シンプルな出汁がなかなかグッドである.
最後に雑炊を作ると結構おなかがいっぱいになった.

食後はまず風呂に入ってまったり.
風呂からあがってマッサージ器でまったり.
マッサージ器の後は,焼酎をロックでまったり.
飲んでしばらくすると風呂に入りたくなって,また風呂でまったり.
というループを3セットぐらいやったんじゃないだろうか.
まあ,ゆっくりのんびりした訳である.
そのうち,気がつくとと寝てしまってたような気がする.

次の日は,朝7時半ぐらいに起きて,また風呂でまったり.
朝食は食事処だったが,あまり印象には残らなかった.

チェックアウトは午前10時なので,けっこうばたばたしながら宿を後にした.
リーズナブルでかなりいい宿だと思うけど,チェックインからチェックアウトまでの時間が短いので,なんかあわただしかったなぁ,という印象である.
それさえなんとかなれば,時々息抜きに泊まりにきたい宿であった.

宿を後にしたあとは,キリンのビール工場と秋月を見てまわる.
キリンのビール工場はコスモスを見に行ったんだけど,ちょっと時期が遅かった.
秋月は紅葉狩りに行ったんだけど,こちらはちょっと時期が早かった.
後から聞いた話では,秋月にはうまいカレーパンを売る店があるらしいので,こんどは寄ってみよう.

というわけで,"思い立ったが吉日"旅行は終了.
じっくり計画した旅行もいいければ,こういう旅行もたまにはよし.
時季外れだからこそ,値段も安くすむし.
今度は,思いついたときに,佐賀の方に行って竹崎蟹を食べたいと思うのであった.

2008年10月24日金曜日

飲み会 in 博多

昔は,よく博多や天神で飲んだものである.

福岡に引っ越してきてまず最初にやらなければならなかったことが,飲み屋さんの開拓.
なぜって,関東や関西から来るお客さんを連れて行く接待用の飲み屋を調べておかなければならなかった.
というのが建前で,おいしいものの少ない関西からうまいものだらけの福岡に引っ越してきて,食べ物のうまさに逆上してよく繰り出していたのであった.

だだし,それも昔.
結婚した今となっては,博多や天神に飲みに行くことは,特別な用事でもなければ皆無といってもいいぐらいになってしまった.

そんなこんなで一抹の寂しさを感じていたのだが,久しぶりに博多での飲み会の企画があったので,のこのこと行ってきた.
まあ,この企画は,別の飲み会のときに,久しぶりにあった会社人に「ひさしぶりに博多で飲み会でもしたいんだど〜」と言って,無理に企画してもらったもの.
企画者に感謝である.

さて,そんなこんなで連れてってもらったのは,博多の暖炭というお店.
もちろん,企画してもらった飲み会なので行ったことも聞いたこともなし.
ホームページを見ると,ブロガー割引とか出張者割引とかいろんなことをやっているお店である.

店に入ると店長らしい人に,この店の人気メニューセットはどう?,と聞かれるので,そのセットを注文.
が,まず出てきたのは,炭火のコンロである.
この上に出てくる材料を乗せて焼けというタイプの居酒屋なのだった.
実は,焼肉や以外で,このタイプの居酒屋であたりだったことはあまりない.
なんか,自分で作るのが面倒だから客にまかせてしまえ,みたいな感じがしてあまり好みではない.
やっぱり居酒屋は,家庭ではできないような工夫を凝らした料理を食べるからいいんだよね,と思う.

最初に出てきたのはマグロの中トロで,これをあぶって食べる.
なぜに博多でマグロ?
前から思っているのだが,博多でマグロを出す店はあまり信用がならない.
なぜなら,近海でうまい魚がアホほどとれるのに,わざわざ遠くでとれたマグロを食べなきゃいけないんだ,と.
今はやりの地産地消じゃないけれど,安くてうまい料理を出すには,その地方のうまいものをシンプルな調理で出すのがベストな選択だと思う.

ちなみに,個人的な意見としては,マグロは東京で食べるに限る.
東京にはマグロを食べる文化が昔からあるので,ひょいと入った居酒屋にもうまいマグロがそろっている.
不意に大トロなど食べると,あまりのうまさにしばし愕然としてしまうこともある.
が,博多ではそんなマグロにあたったことはなし.
まあ,逆に博多では魚は近海物に限るのである..

という感じで,まあ,博多にしては普通の居酒屋さんだった.
そういえば,「厳選☆地鶏もも肉炭火塩焼き」なるメニューもあり,地鶏フリークとして注文したが,これは期待はずれ.
その辺のスーパーの鶏肉をグリルで焼いたような感じがする.
炭火で焼いてるんだろうけど,宮崎に行って焼き方を勉強すべし.

そんなこんなで食べてると,他のみんなも次行きましょか,という感じになったので,次のお店へ.
先ほどの地鶏の炭火焼きにフラストレーションが溜ったらしく,おいしい地鶏が食べたくなって,いつものぢどり家に行く.
ここの地鶏のもも焼きは,あいかわらずうめ〜,であった.

と,この辺りから記憶があやしいな.
年は取りたくないもんだ.

で,ふと気がつくともう12時半.
じゃあお開きにということになって,博多駅辺りまで見送ってもらったのだが,会社員のみんなは電車もないのにどうやって帰ったのだろうか?
ひさしぶりに楽しい飲み会だった.

そういえば,この日泊まったのは,博多グリーンホテル1号館.
じゃらんのポイントが溜っていたので無料で宿泊する.
初めて泊まったけど館内や部屋は普通のビジネスホテルで,特に気になるところもいいところもなし.
ただし,このホテルの特徴はチェックアウトが12時なところで,これは飲みに行くときのホテルとしては重要なポイントだろう.
普通でも5000円ぐらいで泊まれるので,部屋に長時間滞在することのない出張族にはお勧めである.

2008年10月12日日曜日

英彦山日帰りドライブ

あの曲は「クラリネットポルカ」っちゅう曲だったのか.

昔々,といっても十数年前の話だけど,伊東四朗が司会をしていた「ザ・チャンス!」というクイズ番組があったそうな.
その番組の中で,回答者が値段を答えて,その値段の分だけ登山者の格好をした人形が山を登って行くというコーナーがあった.
そのコーナーで,人形が山を登るときにかかる音楽が,やたらとハイテンションなヨーデルだったんだけど,「クラリネットポルカ」というポーランド民謡だそうな.

youtubeにうまい演奏があったので張っておこう.




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さて,訳の分からんネタは横においといて,最初から話を始めることにする.

昨年の10月は仕事がアホほど忙しかったのだが,今年はなぜか結構暇なので普通に休日が取れた.
で,「10月の3連休は1日英彦山に行きたい」という嫁さんからの要望により,英彦山日帰りドライブに行くことになった.

実は以前英彦山の非常に近くのしゃくなげ荘というところまで温泉に入りに行ったことはあったのだが,英彦山には登ったことはなかった.
英彦山は日本三大修験道の山の一つで,昔は山伏の修験道場として使われていたらしい.
現在は,山頂に英彦山神宮があるだけであるが,紅葉等がすばらしいらしく,観光地の一つになっている.

この英彦山は,修験道の道場らしく神宮までの階段はかなりきつく,神宮までたどり着くのは結構大変だった.
ところが,3年前に階段の部分を全部すっ飛ばすことができるスロープカーができたので,誰でもほいほいと登って行ける様になったそうな.

というわけで,英彦山までドライブに来て,このスロープカーに乗っているときに,頭の中にふと浮かんできた音楽が,「クラリネットポルカ」という訳なのだった.
あの山登りの人形ぐらいゆっくりと進むスロープカーだったけど,なかなか快適である.

山頂に着くと重要文化財になっているらしい英彦山神宮の奉幣殿があるが,まあそれだけである.
ただ,空気はおいしく,なんかすがすがしい気分になる.
龍神の口から出ているわき水も非常においしく,なかなかリフレッシュできるような気がする.

そこから2時間半ぐらい山道を登って行くと上宮という頂上に着くらしいが,もちろんそんな元気はなし.
ただし,帰りはスロープカーに乗らずに階段を歩いて下りた.
最後の方は,ヒサがくすくす笑っていたけどね.

階段を下りたあとは,車で高住神社の方にいく.
こちらの神社はほとんど人がいなかったが,神牛の像などあり,なかなか落ち着けていい場所だった.

そういえば,この英彦山ドライブの途中で昼飯に立ち寄ったのが,多加蔵という地鶏屋さん.
地鶏定食を頼んでみると,鶏肉は固すぎず柔らかすぎずちょうどいい感じ.量も結構ある.
味付けは主に塩で食べるけど,これがまたよし.
炭火焼なので,地鶏の皮が香ばしく黒く焼けて最高である.

一緒にでてくるご飯も漬け物もうまい.
今回は外で食べたけど,その雰囲気もなかなかよい.
まあ,久しぶりに地鶏でも食べるか,という程度のノリで入ったのだが,久しぶりにヒットの地鶏屋さんではないだろうか.
ただし,地鶏飯が売り切れなのは残念であった.

このお店の大将は結構話し好きの人で,脱サラした話や車の話など,とりとめのない話をした.
九重の夢吊り大橋ができていらい小石原への観光客の人が減ったと嘆いていたから,小石原へ遊びに行った人はぜひどうぞ.

後は,帰りに道の駅ひこさんによって帰る.
九州には道の駅がかなりたくさんあるが,ここの道の駅もかなり大きくて繁盛しているようである.
寄った時間が夕方6時ぐらいでほとんどの野菜は売り切れてしまっていた.残念.

というわけで,英彦山日帰りドライブは終了.
飛行機で行く北海道や,温泉旅館もいいけれど,たまには日帰りドライブも気軽でいいもんだな,と,再認識したのであった.

2008年9月23日火曜日

横浜出張&岡山出張

出張月間の最後を飾るのは,どちらも1泊2日の横浜&岡山出張であった.

どちらも純然たる仕事だったので,あまりおもしろいことはなかったが,備忘録なのでとりあえず記録しておこう.

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まずは横浜出張.
午前9時半から始まる会議に出席するために,朝一番の飛行機に乗るはめになった.
必然的に午前5時に起きて福岡空港に向かう.
ああ,ねみぃったらありゃしない.

羽田から横浜に京急で移動して,一日お仕事.
まあ,おもしろいもんではないわな.
仕事上の収穫もあまりなく,不毛な仕事だった.

宿泊は,横浜国際ホテルにした.
当初はもっと安っちぃホテルを予定していたのだが,ANAのホームページで偶然一泊6000円のプランを発見!
このホテルは,楽天トラベルでもじゃらんでも7000円程度のプランしか出してないので,6000円のプランは非常にお得,である.
行ってみると,普通レベルのビジネスホテルだが,アメニティも部屋の広さも関東では及第点だろう.
交通の便が非常にいいので,この値段なら泊まる価値多いにありである.

さて,横浜に来てみたものの,中華街に行く時間的余裕はもちろんないので,B級グルメにはしってみる.
まずは,崎陽軒のシュウマイ.
関東人ではないのであまりよく知らないのだが,横浜には関西の蓬莱と同じぐらいの密度でちっちゃいお店があるので,似たようなもんだろうか.
ただし,シュウマイの味はかなり違う.
蓬莱のシュウマイは,豚肉の脂のうまみがぎゅっとつまった感じのシュウマイで,熱々を食べるとジューシーなうまさが口の中に広がる. 一方,崎陽軒のシュウマイは,豚肉の旨味はそれほど主張してなくて,干帆立貝柱とのハーモニーがメインである.
なので,あったかいときに食べると,蓬莱の方がうまいかな?と思うのだが,冷えたときの味はあきらかに崎陽軒の方が上である.
まあ,どちらもおいしいことには変わらないので,横浜に来たときは食べてみるのがいいだろう.

次に食べたのが,近くのデパートの地下にあったばくだん焼きというたこ焼きのお化けみたいなやつ.
ホームページから抜粋すると,

「直径8cm、重さ200gのたこ焼き8個分のボリュームです。
お好み焼き、もんじゃ焼き、たこ焼きのいいところ取りの新感覚、新食感な食べ物です。外側はカリカリ、中はトロトロ、中に閉じ込めた具のうまさを逃がさず包み焼きします。
「お好み焼き」以上の10種類の具材を「たこ焼き」のように閉じ込め、うま味を逃がさないように包み焼きしました。焼きたての食感は「もんじゃ焼き」のようにとろとろですが、生焼けではありません。
中に入れる具材も栄養バランスを考え楽しく召し上がれるように作りました。」

というものだそうな.
「だそうな.」とか書いてるけど,実際に食べてみましたよ,もちろん.

感想⇒鬼はずれ

まず一番の問題は,食べづらい.
「外がカリカリ」なのはいいとして,たこ焼きの5倍ぐらいのでかい外が固い球体をどうやってつつけちゅうぅんじゃぁ.
結局最初は外側の焼けた部分だけを食べて,後は一番上をくりぬいたスイカみたいに食べるはめになる.
で,まあ「中はトロトロ」なのはいいんだけど,なんか薄味のグニャグニャなペーストを食べるはめになる.
うずらの卵はおいしかったけど,味のついたスライムみたいなやつだけ食べてもおいしくない.

結局,たこ焼きって一口で食べられる絶妙なサイズなんだということを改めて認識しただけであった.
こんなんでチェーン店が10数件もあるなんて信じられん.
二度と食べないリストに追加しておいた.

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さて,次は岡山出張.

が,こちらも仕事だったので,実家にちょろっと寄ったぐらいで,別にかわったこともなく終了.
小倉→岡山間を初めてのぞみの自由席に乗ったが,思ってたより混んでたかな.
小倉からだったから座れたけど,広島からの人は座れなかったようだった.

そういえば,この日は岡山から帰ってきて,自宅に一瞬立ち寄って,そのままいつもの焼き鳥屋さん(特に名は伏す)に直行.
久々に,職場の同僚の昇進祝いのということで飲み会をした.
疲れてたけど,なかなか楽しい会だった.

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以上で,出張月間は終了.
結構疲れた9月だったけど,飲み会も多くて楽しい月だったね.
さて,10月からはまた仕事だ.

2008年9月18日木曜日

てげてげ宮崎旅行

てげてげ,ちゅうのは,宮崎の方言で「適当に」ぐらいの意味らしい.

とはいっても,方言らしい方言は聞かなかった2泊3日の宮崎旅行だった.
鹿児島に行ったときはイントネーションから全然おかしいと感じたんだけど,この辺が薩摩との違いかなぁ?

さて話を最初から始めると,職場の慰安旅行みたいな感じで,初宮崎旅行に行くことになった.
が,前日の天気予報を見ると,「強い雨」.つまり折しも台風13号が宮崎を直撃する日が出発日だった.

おい,ほんとにこんな日に宮崎に行くのか?と思いながらも,出発.
初日は霧島でも行ってみるかと思っていたのだが,まあ,いけないわけですよ,あたりまえのように.
九州自動車道のえびのJCTを過ぎたあたりから,雨は本格化.
ザーザー,なんてレベルではなくて,バケツをひっくり返した,でも足りなくて,消防車の放水を受けている感じ.
久しぶりにワイパーを最高速度まで動かしたりしてみるが,ぜんぜん効果なし.
他にも走ってる車はいるけど,だいたい50km/hぐらいしか出せなかった.
そんな中でもさすがのデュアリスは,安定して走行できていた.やっぱり車を変えてよかった.
ちなみに,高速で事故って大破している車もあったけど,大丈夫だったんだろうか.

とりあえず,景色を見る間もなく,一直線に宿泊ホテルである,コテージヒムカに向かう.
このコテージヒムカは,シーガイアの系列ホテルなのに,宿泊代金がなぜか格安.
予約したプランでは,8人部屋は一人一泊2500円(食事なし).どこの安宿だ?
しかもコテージスタイルなので,8人部屋と4人部屋があるが,食器や調理器具,冷蔵庫等も一通りそろっている.
部屋の中に入ってみると,8人部屋はきちんとベッドが8つあり,しかもかなりきれい.
近年まれにみるコストパフォーマンスのよい宿泊施設である.
大勢で泊まる,という条件なら,自分の中ではベストホテルと言ってもいいだろう.

さて,1日目の食事は部屋でカレーを作るという話だったので,近くのイオンモール宮崎に向かう.
ただし,あいかわらずの豪雨で,駐車場からモールに入るだけで,ぐしょぐしょ.
100円ショップで傘を買おうとしたら,売り切れだし.
ひどい目にあいながらも,とりあえずカレーの材料だけ買って帰ってきた.

この後,ボーリングに行ってた組と合流して,3班に分かれてカレー作り.
できあがったカレーの味は...まあ,あまり言及しないでおこうか.
とりあえず,雨で外に出れないので,食後はトランプや,ま,のつくゲームなどで一夜を過ごした.


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2日目は,前日とうって変わって晴天.台風一過ってやつだろう.
さて出かけようかと思うが,前夜の大はしゃぎで昼まで若者が起きてこず.
そんなんでは社会人になれないぞ.

寝ている人間はほっておいて,松泉宮という温泉に行ってみる.
この温泉は,シーガイアのシェラトンの横にある結構高めの温泉施設である.
とりあえず,シェラトンについて...入口はどこだ?
なんと,温泉に入るのにシェラトンの中をぐるぐるとドラクエのように団体で探検するはめになった.
入口ぐらいわかりやすいとこに作った方がいいと思うぞ.

この温泉には,貸し切り湯と「新月」と「月読」という2種類の浴場がある.
一番安い「月読」という浴場に入りにきたのだが,なんと,前日の台風の影響でclosedになっているらしい.
そのかわり,「新月」に「月読」の値段で入らせてくれるとのこと.
これはラッキー.

というわけで,宿泊者割引もあり,1000円で「新月」なる浴場に入ってみる.
普通に入ると2500円の入浴料を取るだけのことはあり,アメニティや家具はセンスのいい物を使っている.
肝心のお風呂は...まあ普通だねぇ.
全員の一致した意見では,「2500円の価値はない」ということだった.
今度来る機会があったら「月読」に入ってみることにしよう.

さて,この日は3班ぐらいに別れて観光という話になる.
うちの班は,都井岬までいっちゃるぜ〜,というノリで出かけたのだが,カーナビに目的地をセットした時点で,ちょっと時間的に無理臭いことがわかって,テンションダウン.
おまけに国道220号線が台風による土砂崩れで通れなくなってるらしく,なんと日南海岸も行けないらしい.
モアイに会うために,わざわざ宮崎に来たのにな〜.残念.

とりあえず,道の駅フェニックスまで行って,名物のエビソフトクリームを食べる.
一言いっていいですか.まず〜い.二度と食べないリストに追加.
他の班と合流し,昼食もここで食べることになったので,冷や汁定食なるものを注文する.
宮崎名物の冷や汁は初めて食べたけど,まあ,冷やし味噌茶漬けって感じで,それほどたいそうな感じのするものではなかった.

ここからは,引き返して青島に向かう.
青島神社まで歩いて行ったが,ここの海岸はなかなか楽しいね.
時間があれば,1時間ぐらいずっと海を眺めていたかった.

後はすることがなかったので,観光名所になっているらしい宮崎県庁に移動.
大型の観光バスが,どん,どん,という感じで止まってて,ほんとうに観光名所になっていると実感.
今回の旅行で,平日にもかかわらず,宮崎で一番人がいた場所じゃないだろうか.
県庁横のみやざき物産館は,夕方のデパ地下を彷彿とさせる込み具合.
宮崎名物が一通りそろってるし,公務員とおぼしき売り子さんが丁寧に説明してくれるので,お土産購入にはもってこいだね.
焼酎や宮崎地鶏などを購入して退散する.

そろそろ夕方になってきていたが,最後に,ということで,平和台公園という公園に向かう.
でっかくそびえ立つ平和の棟や,埴輪だらけのはにわ園なるものを散策して終了.
しかし,なぜ埴輪?日南海岸のモアイ像といい,宮崎にはよその建造物を持ってくるのが好きな人がいるんだろうか.

この日の夕食は,宮崎のガイドブックには必ず載っているといっても過言ではない,ぐんけいという居酒屋.
タクシーの運転手さんは予約がないと入れないでしょうねと言っていたが,前日から予約してたのでなんとかOK.
で,このお店はみやざき地頭鶏(じとっこ)が有名なので,もも焼きを中心に大量に頼む.
いや,僕が頼んだわけじゃなくて,みんなが勝手に頼みまくっていた.

さて,肝心の味の方であるが...あれ鶏肉がやわらかい?
宮崎風の黒く焼いた地鶏は実は大好物で,博多にあるぢどり家には何度も通ったのだが,ここの地鶏は結構固い.固いけどうまい.
なので,"黒く焼いた地鶏=固い"という意識があったのだが,ここの地鶏は普通の鶏肉並みにやわからい.
おまけに,あまり炭の香りもついておらず,なんか普通過ぎて,これが宮崎地鶏?という感想である.

なんかケチをつけてるみたいだけど,もも焼きも味自体は非常においしい.
というか,さすが有名店だけあって,出てくる料理はすべてうまかった.
ただ,雰囲気が普通の居酒屋さんっぽかったので,いかにも宮崎って感じではなかったね.
福岡の大名あたりの人気居酒屋で食事してるみたいな錯覚に陥りそうだった.
まあ,シーガイア周辺に泊まって外に食べにでる場合は,タクシーで1500円ぐらいでこれるので,お勧めの店の一つにはなるだろう.

この辺りはまだあまり酔ってなかったのでもう一件と思ったが,周辺の店がわからなかったので,シェラトンの42Fのバーに行ってみることにする.
が,全員が行くというので少し焦る.
とりあえず一杯だけで出てきたが,全員で行くなら別の店がよかったな.ちょいと余計だった.

シェラトンを出た後は,コテージヒムカまで数人と30分程歩いて帰った.
砂浜を歩いて夜の打ち寄せる波を眺めてみたかっただけなのだが,なぜか砂浜に出る道がわからない.
しょうがないので,遊歩道みたいなところを歩いたが,おかげでペースが上がって,酔いがすっかりさめてしまった.

コテージに帰った後は,いつものペース.
寝たのは2時ぐらいだったか.

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3日目は,さすがにみんな疲れているようだったので,ほとんど直帰.
ただし,1日目に行けなかった都城の霧島ファクトリーガーデンというところに,焼酎工場の見学に行く.
なぜか,ビール工場とかあるとすぐに見学に行ってしまう癖があるのだ.
この日見た焼酎工場は,ビール工場に比べると小規模だったけど,その分まじかに工程が見れるので,なかなかお勧めである.
ただし,工場内のアルコール臭?酵母臭?がかなり強烈なので,二日酔いの人は行ってはいけません.
この日も二日酔いのメンバーがいたが,工場見学には参加せずに,庭のベンチの上でオブジェのように固まっていた.

この後は,九州道をひたすら走って帰宅した.

宮崎は車で3時間半ぐらいだったが,思ってたより近いという印象.
回れなかったところも多かったので,もう1度じっくりいろんなところを廻りに行きたい.
今度は宮崎市内に宿泊して,日南海岸から都井岬までをじっくりドライブしようと考えているのであった.

2008年9月7日日曜日

滋賀&京都,そして...

さぁ,今年最大の出張シーズンの始まりだ.

今月予定されている旅行は4つ.
1. 滋賀&京都3泊4日
2. 宮崎2泊3日
3. 横浜1泊2日
4. 岡山1泊2日
というわけで,1ヶ月のうち11日はどこかに出かけている計算になる,って,計算したらあまりたいしたことないな.
出張族の人に,鼻で笑われる程度でしかない.

とりあえず,現在は横浜で仕事と仕事の間にはまって滞留中.
忘れないうちに,滋賀&京都の話でも記録しておこう.

今回の滋賀&京都旅行は,ほとんど仕事の出張.
ただし,結論から言うとなかなか盛りだくさんの旅行であった.

1日目は朝の4時半に起床し,同行の若者達をpick upして,まずは博多駅へ.
博多駅で若者達を下ろして,福岡空港に向かう.
ツアーの値段の関係で,目的地一緒なのに,新幹線と飛行機で別々の乗り物なのだ.

福岡から飛行機で伊丹に飛んだあとは,バスで新大阪に移動してそこからJRで京都に向かう.
京都駅で若者達と再び合流して昼飯を買い込んでJRに乗り込む.
久しぶりに電車の中で食べる昼飯は, 551の蓬莱のシュウマイ&ちまきと築地銀だこのたこ焼き.
なぜに京都まで来て銀だこ?という声が聞こえてきそうだが,時間がなくてしょうがなかったのだ.
まあ,久しぶりに蓬莱のシュウマイが食べれて満足.

仕事場所は,国民宿舎豊公荘という公共の宿であった.
今回の仕事は,毎年行われる会議なのだが,参加者に若造が多く,できるだけ安いところでという趣旨なので,毎年格安宿で開催される.
今回の宿も値段は安いんだろうけど,それほどみすぼらしい感じはしてないので,全般的にGoodである.

食事は,琵琶湖で取れた鱒もついてて,けっこう豪華.
量も若造にも問題ないぐらいたっぷり出てきた.
もともとこういう食事なのか,それとも,主催者の方の努力のたまものなのかわからないけど,参加費全体から考えたら安くていい食事であることは間違いない.

仕事は3日間続いたが,その内容は省略.
ただし,2日目の午後になぜかテニス大会あり.
10年ぶりぐらいにテニスをしたが,まだなんとかできるもんなんだなと,妙な自信をつけた.
ただ,9月とはいえ,炎天下で3時間もテニスをすると,さすがにぐったり.
しかし,俺より年上の40代後半の人たちは,まだ足りなさそうな雰囲気.
いつも思うけど,あの辺の活力というかエネルギーはすばらしいなぁ.
まあ,ああいうエネルギーを持ってるから,第一線で活躍する優秀な人でいられるんだろねと,しみじみ思う.

2日目の夜は小宴会あり.
まあ,今年はおとなしくしてたので,あんまり大したことも起きず.
ただし,ま,のつくやつに巻き込まれた上に,それがなかなか終わらなかったものだから,寝たのは午前2時を回ったころだったような気がする.

3日目の午前中はきっちり仕事をして,京都に移動.
サンルート京都にチェックインした後,周辺を少し散策する.
そういえば,このサンルート京都ホテルは,単なるビジネスホテルだけど,いろんな面でかなり高得点の雰囲気だった.
全体的に施設が新しいし,部屋もそんなに狭くない.
今回の部屋は,なぜかアップグレードされてマッサージチェアがついてたし.
が,これは安いやつだったんで,大して活躍せず.
交通の便も京都駅からバス1本でこれるし,河原町にも近いので,四条周辺でホテルを探すなら,今後も候補のひとつになるだろう.
なぜか格安ツアーにも組み込まれているが,その場合は迷わず選択すべし.

さて,周辺散策に話を戻すと,清水寺→二年坂→坂本竜馬の墓→高台寺→円山公園→八坂神社と,京都東山周辺を全部徒歩で回るというスーパーハードな内容.
やたらめったらに歩いていったらこうなってしまったという,無計画極まりない.
特に,坂本竜馬の墓は要らなかったな.
ま,たまにはこういう行き当たりばったりに歩く旅行もいいのだ.

清水寺は,昔修学旅行で来たと思ってたけど,まったくデジャビュ感がない.
やっぱり来たことなかったのかなぁ?
かなりお土産やとかも多くて,平日だというのに混雑していた.

円山公園や八坂神社はなかなか落ちつける場所だった.
最後に祇園のお茶屋さん通りを久しぶりに通って帰ったけど,やっぱりこの辺が京都らしくていい.

この散策の後はいったんホテルに帰る予定だったけど,時間がなくなって四条河原町に直行する.
相変わらず鴨川の岸にはカップルが等間隔に座っていた.
どうやってみんなが等間隔を保っているのかを解析する人はいないのか?と,理系の血が騒ぐ.

さて夕食である.
どこがいいのかわからなかったので,ホットペッパーを見て先斗町の ROJIというお店にしてみる.
なんとこの店,先斗町にあってちょっとおしゃれ系の店なのに,ホットペッパーで3,800円の飲み放題コースがあるのだ.
先斗町は高い!というイメージしかなかったのだが,最近少し変わってきたのかな,と思う.

値段からして,味はまったく期待していなかったのだが,食べてみてびっくり.
胃にやさしい系の創作料理だが,だしがしっかり通ってて,素直にうまい.
これで飲み放題で3,800円は安い!
(実は,3,800円のコースは前日までに予約しないといけなかったのだが,無理を言って当日予約した(^^;)
雰囲気も大人向けで,デートにもぴったり.
そういえば,京都名物の湯葉も入ってたしねぇ.
京都なのでもう行くことはないだろうけど,近くにあったら,必ずもう一度行く店だと思う.

これで,帰ればいいのだが,やはり創作料理のコースではおなかいっぱいにならなかったので,ちょっと安めの店が多い木屋町に移動して,はいから屋に入る.
まあ,普通の焼き鳥屋さんだったけど,なかなかおいしかったように思う.
この店も,近くにあったら,ときどき行きたい.なんせ安かった.

さて...この後から実はちょいと記憶があいまいで...
ラーメン屋に行ったのは覚えているのだが,ラーメン屋の名前は思い出せない.
スープはとんこつっぽくって刻みねぎが入れ放題だったのは覚えているが,ビールまで頼んでしまったのは覚えていない.
投資信託の話をしたのは覚えているが,その結論がどうだったのかは覚えてない.(なんか話が無限ループにはまっていたらしい.)
なんとかこのラーメン屋の名前がわからないだろうか.結構おいしかったのでまた行ってみたい.
木屋町からサンルート京都の間にあることは間違いないのだが.
また,京都に行って暇なときにでも探してみよう.

そんなこんなの3日目だったが,4日目もちゃんと朝起きて朝食をいただく.
さすがに少ししんどいが,社会人になって長いので,どんな状況でも朝きちんと起きて朝飯を食べることができる.
この辺は自分でも偉いなと思う.

4日目はおとなしく帰ればよかったのだが,飛行機の出発まで少し時間があったので,太秦映画村金閣寺を散策する.
映画村は初めてだったが,まあ値段相応に楽しめたかな.
朝方に来れば,水戸黄門の撮影が見れたらしい.残念.
金閣寺は修学旅行で来たはずだが,こんなにキンキラキンじゃなかったような.
リニューアル工事をしたはずだから,その後からこんなにド派手になったんだろう.

そういえば,この日の昼は無理を言って,天下一品に行った.
関西に来ると必ず食べたくなるラーメンチェーンである.
難点は店によって結構味が違うことなのだが,今回の花園店は当りだった.
スープの濃さといい,麺の湯で具合といい,合格点である.
この日,初めて天下一品を食べた同行者も,その後博多の天下一品に再度行くほどファンになったそうである.

最後は,河原町周辺でお土産を買って,阪急&モノレールで伊丹に行って,飛行機で福岡に帰ってきておしまい.
結構アクティブな滋賀&京都旅行だったが,案外疲れてなかった.
次は宮崎だ.

2008年8月15日金曜日

お盆休み

お盆は働いた方がいい.ずっとそう思っていた.

だって,お盆はどこに行ってもバカ高い.
旅行に行こうもんなら,どんな交通機関に乗っても正規料金だし,ホテルもツアーも1年で一番値段がつり上がっている.
おまけに帰省ラッシュとやらで,新幹線も飛行機も高速道路もぎゅ〜ぎゅ〜.
あまのじゃくを自称する人間としては,そんな時に出かけられるかってんだ.

ちなみに,お盆や正月で好きだった場所は,都会のオフィス街.
人っ子一人いないオフィス街をバイクで走ると,街全体が自分の物になったような錯覚におちいることがある.
ごみごみした都会はまっぴらだけど,そんな時の都会はどこか心地よかった.

そんなこんなで,お盆はエアコンの効いた職場で仕事に精を出すというのが数年前までの習性だったけど,最近は電気代節約とかで,強制的にお盆の3日間は空調を止められてしまうようになった.
そんな暑ぃなかで仕事なんてしとられるか〜というわけで,最近はしょうがなく休んでいる.

というわけで,今年のお盆休みは13日から17日までの5連休.

13日は,半日ガーデニング.
しばらくほっていた庭の雑草がえらいことになっていたので,電動草刈り機で伸びた草をザクザク刈っていく.
倒れたくはないので,スポーツドリンクを飲みながらやるが,瞬時に汗になり,瞬時に気化する.
たまらず夜は居酒屋でビールである.

14日は,嫁さんの実家に愛犬コロを預けにいく.
預けたあとに気がつかれないようにそっと帰るのだが,自分だけ取り残されたときの顔が,
 あ〜,また俺だけおいて行くのか〜
という表情になるのがおもしろい.
犬には表情がないとどっかの専門家が言ってるらしいが,絶対にそんなことはない.

15日は,実家に帰省.
新幹線で帰省したが,例年より新幹線が混んでて,ネットで予約したらなんと嫁さんと席が離ればなれに.
隣の人に事情を話て変わってもらったが,やっぱりガソリン高騰で新幹線利用者が多いらしい.
実家では相変わらずの親戚と,飲んで食べての宴会である.
しかし,みんな年をとってきたから,昔に比べたらおとなしい宴会になったような気がする.

16日は,自宅に帰宅.
途中でコロを迎えに行くと,あいかわらずのおおはしゃぎ.
早く帰りたくて,さっさと車に自分で乗るが,車の中が熱かったらしく,車を降りて日陰でへばっていた.

17日は,携帯の機種変更.
iPhoneにつられて,ドコモからソフトバンクへの乗り換えである.
iPhoneで遊んでたら,半日潰れてしまった.
まあ,これで自宅との通話も無料になるし,月額基本料金も下がるかも.

というわけで,思い返せばぜんぜん休みのない疲れの残るお盆だった.
ぐったり.

2008年7月16日水曜日

Hooters(ラスベガス出張その2)

ラスベガス出張の話の続きである.

そういえば,ラスベガスに行くと必ず行くところがある.
ベラージオの噴水やフォーラムショップスも定番だけど,ストラスフィアタワーの展望台に真っ先に来ることが多い.
ここに来て,ラスベガスの全景を見てると,また,このエンターテイメントシティにやってきたのだという実感がわく.

ちなみに,このストラスフィアタワーには3種類のライド(遊園地の乗り物みたいなやつ)があるのだが,それらには一度も乗ったことがない.
嫁さんと来たときも,嫁さんだけ乗っても乗らなかった.
なにせ,高所恐怖症ですから.
わざわざお金を払って,超高い場所で怖い思いをしなくてもいいだろうと.
エレベータに同乗したアメリカ人も,堂々と"Because we are chikins!"と広言しとった.

さて,また食事の話に戻ろうか.

4日目昼: Hooters
同行の若者のたっての希望で,Hootersというホテルに行く.
このHootersというのは,健康的なお色気というやつを売り物にしているレストランが経営しているホテル.
どの辺が「健康なお色気」かっちゅうと,Hooters girlと呼ばれる女性がカジノやレストランの至る所にいる.
このHooters girlの服装は統一されてて,上は白地にロゴの入ったタンクトップ,下はオレンジのホットパンツである.
おまけに,美人で胸が大きくないとなれないらしく,どのHooters girlもモデルのような美人である.

で,もちろんこのホテルには,Hooters girlしかいないレストランHootersがあり,そこで,昼食.
このとき,僕らのテーブル担当になったHooters girlは,身長が190はあろうかという長身のブロンド美人だった.
アメリカのこういうレストランらしく,やたらと陽気に話しかけてくれるのだが,同行の若者たちは英語がチンプンカンプン.
そこで話の相手をしてみると,なんでもポーランドから来たそうな.
こんだけ美人だと,ポーランドよりアメリカの方がいい暮らしができるだろうね.
同行の若者たちも,つたない英語で写真を一緒に撮ってもらい,嬉しそうだった.
そういえば,帰りのレシートに,手書きでハートマークとメッセージも書いてあった.結構まめだね.

肝心の食事の方は,いたって普通のアメ食.
ハンバーガーを頼んだけど,味はまあ,普通だね.
ちなみに,アメリカのレストランでハンバーガーを頼むと,焼き方はどうするかだの,中に何をいれるかだのあれこれ聞かれるので,結構めんどくさい.
1人前の量はかなりあるので,注文には気をつけるべし.

4日目夜: TODAI
あれ,TODAI2日目に行ったんじゃなかったけ?という話なのだが,一度夜のTODAIにも行ってみたかったので,若者を引き連れて行ってみる.
基本的には,lunchの時にあった料理はそのままで,いくつかの料理が追加されているという感じ.
増えてる料理は,
・ 生ガキ
・ 寿司(もともと寿司はあったけど,マグロとかウニとかちょっと高めの寿司が追加されてる)
・ 刺身
・ ゆでたカニ
等である.

やっぱり日本食はえ〜な〜といいつつ,iced green teaを頼んで,再度バクバク食べる.
Buffetに来たときには必ず食べるデザートのスイカとメロンももちろん食べ放題なので,これらもパクパクと.
アメリカはフルーツが安いし,普通のスイーツは甘すぎて食べられんしね.

そういえば,この店はBuffetには珍しく,ドリンクの値段が別になっている.
一度頼むとおかわりはタダだけど.
ドリンクの値段も入れると,夜は一人3000円ぐらいだけど,それでもラスベガスに来たらまた必ず来るぜ.
ちなみに,ラスベガスに何件かあるチケットを半額で売ってる金券屋で,この店のDinner券も半額で売っていた.
こんど来たときは,それを利用しよう.

あと,この店のTODAIって名前は,今まで"トゥデイ"だと思ってたんだけど,実は"とうだい"ってそのままローマ字読みするのであった.
なぜわかったかって?
実は,トイレの横にこの店のキャラクターのポスターが張ってあって,その横に日本語で,
"とうだいボーイ"
と書いてあったのさ.
「東大」なのか「灯台」なのかわわからんけどね.

5日目昼: subway
昔は天敵だったsubwayが,最近ではアメリカでの食事の定番になりつつある.
なんせ,ヘルシーだし.
アメリカの知り合いも,「健康に気をつかっている人はよくsubwayを食べてるのよ」と言っていた.
最近は面倒な注文も慣れたもので,長いサイズのやつを頼んで,半分食べて半分は翌日の朝食にする.
今回は,アボカド(要追加料金)を入れたけど,コクが出て正解だった.

5日目夜: モンテカルロのbeer pub
最終日は,打ち上げということで飲み会をしようということになり,いろいろ考えたすえに,行き慣れたモンテカルロのbeer pubにする.
昨年来たときに,地ビールがなくなってたんで,もう行かないと思ったのだが,非常に入りやすく高くもない店なので,結局この店にしてしまった.
ところが,ここで嬉しいお知らせ.
地ビールらしきビールが復活していた!
といっても,昔会った地ビールがまた飲めるようになったのではなく,よくわからない地ビールらしき名前のビールがメニューにあった.

いつもの通り,背の高いビールサーバーGiraffe(直訳するとキリン)を注文する.
ビールはどれにするかと聞かれたので,メニューの一番上のよくわからない名前のビールにした.
が,出てきたのが個性のきっつい黒ビール.
同行の若者からは,「まずい」との率直なご意見を頂く.
後から考えたら,ビール名が「○○ stout」になってたような.
そんなビールをメニューの最初に書かないで欲しい.

とりあえず,ビールサーバーのビールは全部若者に飲んで頂き,ピルスナーなんちゃらという別のビールを頼む.
が,多少は濃いけどあんまりおいしくはなかった.

食事はいわゆるアメ食なので,フィッシュアンドチップスとかピザとかを注文.
若者の希望でTボーンステーキも頼んだら,結構でかいやつが出てきたのだが,ぺろりと平らげて「もう一つ欲しい」との要求が.
しかたなく,"One more T-born steak, please. "
というか,自分で頼んでくれ.

こんな感じでさんざん食べ散らかして,ビールの大量に残るぐらい頼んだけど,支払はチップも入れて一人4000円程度.
やっぱりアメリカでする飲み会は安かった.

そんなこんなで,今回のラスベガス出張は終了.
帰りの飛行機の中で見たバンテージポイントがおもしろかったな.

日本に帰ってからの時差ぼけは,今回は残らなかった.
やはり,あまり動き回らなかったし,TODAIの日本食で胃腸も悪くならなかったので,疲れも残らなかったようだ.
また来年の計画も考えておこう.
 

2008年7月13日日曜日

ラスベガスをぶっつぶせ(ラスベガス出張その1)

ラスベガスをぶっつぶせは,なかなかよくできた映画だと思う.

前回にも書いたけど,MITの学生が自分の頭脳と能力を駆使してラスベガスのカジノで勝ち上がって行く実話を元にした話で,ラスベガスの雰囲気もよく出てると思う.
しかし,英語の原題は"21"(=ブラックジャックの最高の手)で,別に内容もラスベガスを破壊するわけじゃないんで,邦題はちょっとやりすぎな感がある.

という映画を往路の飛行機で見ながら,今年も行ってきましたラスベガス出張.
今回は,なぜか総勢7名という大人数での渡米である.
その割には,日中あまり動き回ることもなく,結構おとなしくしてた気がする.
それでもスロットマシンを素通りすることは,できず.
一時は2万ぐらい勝ったんだけどなぁ...最終的には3万円ぐらいのマイナスである.多分.

今回のホテルは,エクスカリバー
1泊5500円程度という安さに引かれて泊まったけど,なかなか居心地のいい部屋だった.
ちなみに,部屋の空調の電源はいつもの通りOFFにした.
灼熱のラスベガスだけど,空調を入れると,アホほど効き過ぎて部屋が極寒状態になる.
空調を切ると,周囲の部屋の温度でちょうどよく冷やされて,至極快適.
おまけに乾燥でのどが痛くなることもない.
(ラスベガスは空気が乾燥してるので,のどを痛める危険性が大.)
ラスベガスのホテルに泊まる機会がある人はお試しあれ.

そういえば,1点だけ部屋に注文があった.
ドアノブに引っかかっているはずの"Do not disturb"の札がない!
しかも,アメリカのホテルにはめずらしくドアチェーンもない!
これじゃ,掃除のおばちゃんがいつ入ってくるかわからんじゃないか.

という訳で,初日のベッドの上に,「"Do not disturb"の札がないんだけど」みたいなメッセージを残して行ったけど,帰ってきても補充されておらず.
ちょいと頭にきて,ホテルのフロントに電話したら「ドアノブに下げとくわ」という返事だったけど,結局その日のうちには持ってこずじまい.
アメリカらしい対応である.
日本だったら,すぐに持ってくるんだけど.

都合の悪いことに,次の日の朝は出かけたあとに部屋で少し仕事をしたかったので,部屋のクリーニングはして欲しくなかった.
しばし考えた後に,ベッドサイドのメモ紙に「Do not disturb」と書いて,ビリッと切れ目を入れて,ドアノブに掛けて出て行った.
仕事した後に部屋に帰って来てみると,ちゃんと普通の札に交換されていた.
掃除のおばちゃんも手製の札には笑ったんじゃないだろか.

さて,仕事の話は書いてもしょうがないので,後は例によって食事の話だけでも備忘録として買いておこうか.

ちなみに,朝食は,仕事場の会場に置いてあるパンとコーヒーか事前に買っておいたスナックみたいなやつなので,省略.
朝からレストランに行くのは,金銭的にも時間的にももったいない,と思う.
特にアメリカは,朝は甘い物(ドーナツとか)を食べるのが習慣みたいだけど,そんなの食べたくないしね.

1日目夜: モンテカルロのBuffet
翌日の仕事場であるモンテカルロの下見も兼ねて,全員で歩いて行ってBuffetで食事ということにした.
ここは,何回か来てるけど,ラスベガスではまあ普通のBuffet.
前回も夕食で来たけれど,前よりは少しよくなったかな?という印象もある.
それなりに料理の種類があるので,無難ではある.

2日目昼: マンダレイベイのフードコートのピザ
ちょっと暇があったので,近場のホテルのマンダレイベイのShark Reef Aquariumという水族館を見学にきた.
アメリカにしてはよくできた水族館かもしれないけど,大阪の海遊館や沖縄の美ら海水族館の方がぜんぜんいいね.
最初の方にコモドオオトカゲというやつがいて,これがすっごく珍しいらしいのだが,まあ,単なる爬虫類です.はい.

で,そのついでにホテルのフードコートでピザを食べる.
どのブランドのピザか忘れたけど,アメリカ流のでかいやつだった.
味はいたって普通だったか.あまり記憶に残ってないね.

2日目夜: エクスカリバーのBuffet
この日の夜は,みんな疲れているということで,宿泊ホテルのBuffetにした.
ここのBuffetは安くていい(一人1600円程度)のだが,ちょっと他のところとはかわっている.
お金を払って入場すると,いきなりご飯とおかずをとる列にならばされる.そう,どっかの学食のように.
普通のBuffetではドリンクのオーダーは取りにきてくれるのだが,ここはドリンクサーバーで自分で注ぐ様になっている.
まあ,かといって,雰囲気が悪い訳でもなく,味が悪い訳でもないので,普通に使えるBuffetだった.
ただし,これといっておいしいものがある訳じゃない.
よくも悪くも,平均レベルのBuffetといった感じである.

3日目昼: TODAI (日本食Buffet)
この日は同行したメンバーとは別行動.
一人仕事の会場にいたのだが,結構仕事の知り合いに出くわす.
特に,アメリカに移住してしばらく連絡を取っていなかった先輩に合えたのは大きな驚き.
とりあえず,一緒に昼飯を食べようかという話になる.

そこで,先輩の希望で行ったのが,日本食BuffetのTODAI.
いや俺も行きたかったんだ.
前も書いたけど,何日かアメ食を続けていると,日本食が食べたくなるのは自然の摂理である.
特に,緑茶等の飲み物と,ダシの味がないのが辛い.
で,このTODAIには,その両方がある.って,昨年も書いたか.

とりあえず,iced green teaを注文して,バクバク食べる.
なんか普通に日本で食事している気になるのは,店の雰囲気にもよる.
ちゃんと,アジア系のバイトさんばっかり雇ってたり,醤油が机の上にあったりするしね.
ただし,日本語はほとんど通じないので注意.

エビの天ぷらを大量に食べて,怪しい巻物をいくつかつまむ.
もちろん不足気味の野菜サラダも大量に.
ああ,満足した.

3日目夜: Wendiy'sのハンバーガー
夜はうってかわって一人だったので,適当なファーストフードということで,MGMの近くのフードコートへ.
最初はPanda expressの中華料理にしようかと思ってたけど,ちょっと気が変わってWendy'sのハンバーガーセットにした.
名前は忘れてしまった(Chili maniaとかだったか)が,とにかくハンバーガーもポテトも辛いというセットだったのだが,予想より辛かったので,結構びっくり.
アメリカ人は辛い物がダメだから,chiliと名前がついてても結構甘い物ばっかりだという認識は直さないといけないね.

確かに,最近のアメリカはこの辺りの食文化は変化してきているような気がする.
以前は,緑茶は砂糖入りのやつしか売ってなかったり,辛くもなんともない韓国料理だったりしたが,最近は,日本食はより日本食らしく,韓国料理やメキシコ料理の辛い物はきちんと辛い.
個人的は,その方がいいと思うな.

長くなってきたので,次回に続く.

2008年6月30日月曜日

呼子いかツアー

クイズ,私はどこにいるでしょう?

食事: 蟹飯とブリの照り焼き.あとはスモークサーモンとパンとアイスクリーム
飲み物: 冷えた緑茶と,ペリエ(炭酸水),あとは水を少し.
やったこと: 文庫本を1冊半ほど読破.あとは映画三昧.

・ 見た映画その1: ラスベガスをぶっつぶせ
MITの学生が,頭脳とテクニックを使って,カジノで有名なラスベガスで大稼ぎをする話.
派手なアクションやCGのない地味な映像だけど,ストーリーがよくできててなかなかの傑作.
結末は,おきまりのパターンだと思うけど,意外と気がつかなかった.
それだけ,話にのめりこんでたというわけやね.
マトリックスのモーフィアス役だった,ローレンスフィッシュバーンがなかなかいい味を出していると思う.

・ 見た映画その2:嵐を呼ぶ男
言わずと知れた石原裕次郎の有名作品.
昔の映画なのでストーリー展開は無理がありすぎ,と,感じたのは最初だけで,結構おもしろいね,これ.
こずるい感じのいかにも悪いやつとか,男勝りな性格だけどなぜか暴れん坊に魅かれてしまう女性とか,かなりステロタイプだけど,それもまたよし.
それにしても,昔はタバコも素手の殴りあいもあたりまえだったんだろな~とつくづく思う.
喧嘩のシーンはやたらと多いし,出てくる人出てくる人男だろうと女だろうとタバコをスパスパ.

あ,そういえば,映画以外にクイズヘキサゴンもなぜか見てしまった.

というわけで,このメタメタな行動から勘のいい人はわかると思うけど,現在は,太平洋上空の飛行機の中で暇を持て余しているところ.
こういう機会でもないと,嵐を呼ぶ男なんて絶対に見ないだろうな.

目の前で運行情報を映しているディスプレイによると,あと4時間ぐらいでロサンゼルスに到着予定.
飛行機の中で寝ればいいんだろうけど,今回はエコノミーでしかも足もとに何か得体のしれないでっぱりがあって足が伸ばせない結構辛い席で,なかなか寝れず.
それならば,時差ボケ防止のために今回は全部起きている方針に決定,というわけで,久しぶりにブログなぞ書いてみるわけですな.

この出張の話はまた後日書くとして,今回は6月末の「呼子いかツアー」の話.
九州の人は誰でも知ってるけど,佐賀県の呼子はイカの活造りが有名な街.
新鮮なイカは活造りにすると,身が透明なままで,めちゃおいしい,らしい.
らしい,というのは,確かにイカの活造りはうまい,が,個人的には後造りのイカの天ぷらの方がもっとうまいと思う.
後造りってなんのこった?という人のために説明すると,イカの活造りは,はかま(あの上の方の三角の部分ね)や下足の部分は普通はそのままでは食べません.
刺身の部分だけ食べ終えると,仲居さんが来て,たいてい「天ぷらにしますか?塩焼きにしますか?」と聞いてくるので,すかさず「天ぷら!」といいましょう.
そうすると,残ったイカが下げられて,天ぷらになって出てくるわけですな.
残っているからといって,下足とかを無理やりちぎって食べてはいけません>若いころの俺

この天ぷらのうまさは,いつ食べても感動ものである.
普段食べてる以下の天ぷらはほとんど冷凍ものだから,味の違いが際立っている.
味付けはほとんどのところが塩だけなんだけど,それがシンプルでよい.
ちょっとしゃれたところだと,抹茶塩なんかを出してくれるが,それもまたいいねぇ.

書いているうちによだれが出そうになってくるので,話を元に戻すと,今回の呼子いかツアーは,6月末といういう時期からわかるとおり,
ボーナス出たぜ!やったぜ!なんかうまいもん食べ行くぜ!
というノリの家族旅行.
ただし,忙しいのであまり遠くに行くこともできないので,久しぶりに海の幸でも堪能しますか,と未開拓の呼子で一泊ということになった.

前にも書いたけど,福岡に住んで10年以上になるけど,呼子には行ったことがなかった.
昔(といっても10年ほど前)は高速道路がつながってなくて,それはそれは行くのが大変だったそうな.
今はかなりの部分を高速道路だけで行くことができるので,博多から1時間半ぐらいで到着する.
福岡に遊びに来た人をちょいと連れていくこともできて,なかなか便利なのである.

今回の宿は,インターネットで選んだ宿で,清力旅館という宿にした.
ネットで晩御飯の評価が高かったというのが主な理由だけど,看板犬がいるというのも理由の一つ.
呼子には新鮮な魚介類の夕食を売りにしている民宿に毛の生えた程度の旅館が多いけど,この旅館もそれぐらいかと思っていた.

ただし,値段はそこそこする.
一番安い1泊2食付きのプランなら一人1万円からあるけど,今回は,2人で3万円の佐賀牛もついた"特選佐賀牛と海鮮網焼き"コースにしてみた.
似たような値段で刺身三昧コースというのもあったけど,あまりにお刺身ばっかりだと飽きるだろうし.
とりあえず,宿まではカーナビにお任せで行ったのだが,最後の最後でカーナビが指示した道は,えらく細い小道.
田舎の細い道には慣れてるつもりだけど,えっこんな道?というぐらい細い.
不安になりながら進んで行くと,右手に駐車場の看板発見.
で,駐車場に車を止めて,宿はどこだ?と探してみると,なんと入口を通り過ぎていたのだった.

とはいえ,宿に着いてみると,中はなかなかきちんとした造りになっている.
最近改装したそうで,非常にきれいな内装である.
チェックインをしてもらった女将さんも快活な方で,ひとしきり世間話などをする.
後で,宿の外に出て看板犬と遊んでいたら,物音に気付かれたようで,そこでもひとしきり犬談義に花が咲いた.
あずきという看板犬は昔からいるらしいけど,一緒にいた親犬が最近死んでしまって,ご飯もまったく食べない状態だったそうな.
そこで,里子に出していたマロンという兄弟犬を戻してもらってたらしいが,この2匹が,ほんとに兄弟か?と思うぐらい似てない.
あずきは柴犬みたいで,マロンは妙な長毛犬である.
しかもマロンはなぜか極度の人見知り.
前の家でかわいがってもらってなかったのかもしれないが,看板犬目指して頑張って愛嬌を習得せよ.
ちなみに,この宿は犬連れOKの部屋もあるらしいので,うちのコロを連れてくるのもいいかもしれない.

さて肝心の夕食だけど,部屋の窓際の食卓で頂くことができで非常にグー.
料理の方は,活造りのイカはもちろん生きてるけど,網焼きのアワビまで生きていたのには驚いた.
とにかく,新鮮な魚介類をシンプルかつベストな調理法で出してもらえる.
やっぱりそれが,おいしいものを低料金で提供するコツだと思う.
佐賀牛も焼いてタレをつけて食べるだけだけど,適度な脂肪分と噛みごたえでよかった.
脂肪だらけの肉は,この年だともう食べたくないしね.

食事の量はちょうどいい感じ.
最初は魚介類が多いからちょっと小腹がすくかと思ったけど,ゆっくり食べてたらそんなことはなかった.

そういえば,お風呂は広くはないけど誰もいなかったので,快適だった.
部屋に風呂がないけど,みんなが食事してる午後6時頃に入ったからかな.
しかし,朝風呂にも入ったけど,その時も誰もいなかった.

まとめると,おいしい魚介類を食べに来るにはすごくいい宿だろうね.
和室の部屋もだだっぴろくはないけど,最近改装された部屋の内装もすごく雰囲気がいい.
思いついたときに,一番安いプランででもぷらっとくるものいいかもしれない.

翌日は,はじめての呼子の町をプラプラと散策した.
有名な呼子の朝市に行ってみたけど,どの店がいいのかわからないので,道端で売っている手慣れたおばちゃんにつかまって,イカや干物などを買う.
この辺りの干物は,なぜかみりん干しらしい.
家で焼いて食べてみたけど,こちらは可もなく不可もなくといった感じ.
やっぱりおいしい店をみつけないとだめだな.

次に,呼子でおきまりのクジラのジーラに乗る.
なんのことはない,底が透明なグラスボートなのだが,沖に出て餌付けをしてある魚が寄ってくると壮観.
黒鯛,石鯛,ベラとかの磯にいる魚たちの舞い踊りが見学できる.
ただし,まじまじと船の底で魚を見てたら軽い船酔いになって甲板に退散.

後は,道の駅にちょこっと寄っておしまい.
他にも海中展望塔もあるけど,また今度にした.

今回,あまり考えずの呼子旅行だったけど,やはり海の町はなにか落ち着く.
海岸に出て,ざぱーんざぱーんと打ち寄せる波打ち際にいるだけで,やっぱり心洗われる気がする.
煮詰まった時にふと来てみるといい町,呼子はそんな街だと思う.

P.S. 帰りに,有名な唐津バーガーっちゅうやつを昼飯に食べたけど,これも結構うまかった.
また,遊びにこようっと.

2008年6月13日金曜日

ほっぽらかされ日記

また,あいつは俺をほっぽって出て行きやがった.

俺に飯を食わせるのがお前の仕事だろうに.
俺の世話をするのがお前の仕事だろうに.

また,あいつは何の前触れもなく,俺をほっぽって出て行きやがった.

朝から俺は家の中に取り残されたまま.
あいつのいつもの鞄は部屋に残されたまま.

おかげで,食事ものどを通らない.
家から出歩く気も起きない.

外は雨だし,陰鬱な一日.
ひたすら,ふて寝をするだけの一日.

あ〜,なんて無情な生活なんだろうか.
こんな生活つまんないな.
俺もあいつ見たいに時々家出できたらいいのにな.
かといって,行く宛もないけれど...


次の日に,やつはケロリとした顔で帰ってきた.
いつもとほとんど変わらない様子だけど,手には何かいつもよりたくさん荷物を持っている.

なんでも,広島っちゅうとこに仕事で行って,そのあと実家のある岡山っちゅうとこに寄って来たらしい.
いつもは持ってない荷物は,「お土産」とかいうものらしいが,俺にはぜんぜん関係ない.
そんなものいいから,また明日からまたちゃんと散歩に連れてって,エサを食べさせてくれワン.

(文責: 久しぶりのコロ)

2008年5月31日土曜日

佐賀県

佐賀県,といっても,はなわの歌の話ではない.

10年以上福岡に住んでいながら,実はなかなか佐賀県に足を踏み入れたことがなかった.
長崎に行くときに,九州道を通り抜けるぐらい.
別に避けてたわけではなかったけれど,なんかこう,行こうと思う場所がなかった,という気がする.

ところが先月,仕事で佐賀市に行く用事があって初めて佐賀に足を踏み入れた.
率直な感想は,「あれ?以外と近い?」
高速で行くと,佐賀市までは家から1時間かかるかかからないか.
これならいつでも遊びにこれる気がする.

ということもあって,5月はなぜか佐賀にばっかり遊びに行くことになった.
GW後半の5月4日は,嫁さんと吉野ヶ里歴史公園へ行ってみた.
前にも書いたようにGWはどこにも行かないのが正解!とずっと思ってるんだけど,さすがに家にこもりっきりだとお出かけの虫がムズムズしてくる.
というわけで,近場で行ったことのない吉野ヶ里を選んだというわけ.

実は,吉野ヶ里遺跡という名前から,京都や奈良の寺社仏閣みたいな名所旧跡を予想していた.
ところが調べてみてびっくり.えらく広い公園じゃないか.
福岡の海の中道海浜公園とよく似た国営公園だった.

現地にやってきてさらにびっくり,
普段は有料の公園が子供の日が近いということで入園料が無料になっていた.
無料なのは嬉しいけど,おかげで入園者もめちゃくちゃ多い.
といっても,もし関西や関東にこんな公園があったら押し合いへし合いという感じになるだろうけど,それほどゴミゴミしているわけではない.

中に入ってみると,高床建物や竪穴式住居のある環壕集落があるけれど,もちろんこれらはイミテーションだった.
子供たちは結構楽しそうにしてたけど,まあ,大人はふ〜んって感じ.

もう少し奥まで進むと,北墳丘墓という展示用の建物がある.
この建物は,実際の遺構の上に建物を建てて常設展示場にしてあるというもので,なかなかよくできた展示場である.
ここは,見ておいた方がいいだろうね.

と,この建物を出た辺りで,嫁さんがバテ始める.
この日は5月初旬にしてはバカ暑い日で,後のニュースでは7月上旬並みの暑さとのことだった.
おまけにやたらとでかい公園だったので,かなり歩きまわって疲れてきた模様.

というわけで,北墳丘墓の近くのバス停から園内周回バスに乗って公園入口まで脱出.
他にはたいして見学する施設はなかったので,もういいか,ということでさっさと帰ってきてしまった.
公園の他の部分には子供が遊ぶいろんな施設があるから,子供を連れて行くにはいいかもしれない.

次に,5月17日は佐賀にちょっとばかりのドライブに出かける.
最初の目的は,三瀬にある”三瀬山荘ぢどり屋”でランチするということだった.
この店はホームページはないけれど,なかなかの有名店のようである.

実は歳のせいか最近は牛肉はあまり食べたくなくて,鶏肉と豚肉ばかり食べている.
なので,外食するときも焼肉屋に行くことはほとんどなくて,もっぱら焼き鳥屋ばかりに行っている.
そんな中で,最近の一番のお気に入りが,地鶏,なのである.
三瀬はみつせ鶏という有名な地鶏の産地なので,とりあえずかなり期待していた.

店に着くと,店内で食べるか外で食べるかと聞かれたので,暖かかったこともあり,外のテラス席で食べることにする.
このテラス席はまあまあの雰囲気だから,風が強くない日はこちらの方がいいと思う.

出てきた地鶏は...固い!
久しぶりに,こんな肉の固い地鶏に出会った.
いや確かに地鶏は固いのがあたりまえで,10年以上昔にどこかで食べた地鶏はこんな感じだった.
ただし,最近の地鶏は,肉のコクはあるけどそれ程固くないという感じで,「最近は地鶏も柔くなったな」と思っていた.
なので,久しぶりに固い地鶏を食べて,久しぶりに驚いたのである.

肝心の味の方は,これまたよくわからんねぇ.
とにかく,固い,というのが印象に残ってしまって,おいしかったのかどうかもおぼえていない.
一緒に頼んだ合鴨ロースは柔らかくておいしかったけどね.

あと今回の失敗は定食を頼んだことだと思う.
単品で,タタキや唐揚げを頼めばきっとよかったんじゃないかと思う,
後悔先に立たず.

さて,ぢどり屋を後にして,次の場所に向かう.
実はこの周辺にあるどんぐり村というとこにでも行ってみようと思っていたのだが,実際に行ってみると入園料が取られる上に,子供向けの施設だった.
家族連れでアホほど混んでたので,中には入らずに退散.

後はこの周辺にある温泉に入って帰ろうと思ってたんだけど,まだ午後2時ぐらいだったので,それも早すぎるなぁということで,ぶらぶらと佐賀市の方に向かう.
そこで,ふと「武雄温泉に行くか!」というアイデアが.
武雄温泉は佐賀県では嬉野温泉と並ぶ歴史のある温泉街だけど今まで一度も足を運んだことがない.
嫁さんの了解も取れたので,急遽目的地を武雄温泉に変更し,高速で1時間ほどの武雄温泉に向かった.

が,いきなり思いついたので,武雄温泉に関する情報を持ってなくてカーナビだけが頼り.
武雄温泉駅には着くことができたが温泉街がどこかわからなくて,駅の観光案内所で情報を仕入れて温泉街に向かう.

温泉街は,なんか寂れていた...
歴史のある温泉街なんだろうけど,今は黒川や湯布院なんかの熊本や大分の温泉街にお客を取られているらしい.
しかし,休日だというのに,この人での少なさはなんなんだ.

とりあえず,温泉街の中心の朱塗りの楼門の中にある,公衆浴場に向かう.
ここの公衆浴場は元湯(300円),蓬莱湯(400円),鷺乃湯(600円)という3種類の公衆浴場があって,それぞれ,露天風呂とかの設備が違う.
300円のところは石けんとかがないし,400円のところは工事中とのことだったので,600円の鷺乃湯に入浴することにする.

あっさりと入浴した感想だけ書くと,「これが有名な温泉?」
泉質は無色透明で,なおかつ,塩素の匂いがかなりきつい.
普通の銭湯とあんまりかわらんのじゃないのか?

設備も普通だしねぇ,というか狭いので普通以下.
これなら,近場のスーパー銭湯に行く方がいいな.

というわけで,温泉街に魅力がない,泉質もよくない,では,泊まりにこようという気にはならない温泉だった.
人が少ないのもうなずける.

なんて話をしつつ,武雄温泉を出た後はおとなしく家路についたのだった.

あとは佐賀県は,6月末のボーナスが出た後の”イカ三昧パーティin呼子”を計画している.
嬉野温泉もチェックしに行ってみないといけないな.
というわけで,相変わらずの放蕩生活が続くのであった.

2008年4月30日水曜日

4月といえば

4月といえば,といって思いつくのは,稲垣潤一の”April".

エ〜イプリル,4月になればなんとかかんとか〜♫
ぐらいしか覚えてないけど,高校生の頃によく聞いていた気がする.

という話でお茶を濁すぐらい4月はブログに書くような所には行かずじまい.
毎年忙しい時期だからしょうがない.

それでもよく考えると,少しはうろうろしているか.
4月11日は仕事関連で,休暇村志賀島へ.
本来なら泊まり仕事なんだけど,次の日に義妹の結婚式があったので,夜10時まで仕事したあと,家にとんぼ返りする.

4月12日は,朝からその結婚式に参加.
結婚式は桜坂セント・マルティーヌ教会でやって,披露宴は,ヴェル・フォンセというレストランに移動.
人数は40人程度と小規模だったけど,アットホームでいい結婚式だった.

4月27日は一日ガーデニング.というと聞こえはいいけど,愛機マキタMUM252を使って庭の草刈り.
これから10月ぐらいまでは,月一回の恒例行事である.

というぐらいで,地道な生活をしていた4月だった.
5月も地道な生活は続く予定...

2008年3月30日日曜日

二匹の鬼

GWは家でのんびり過ごすに限る.

あれ,なんかこんなことを昨年も書いたような気がする.
九州でもGWはどこに行っても車と人が多く,なかなか混雑している.
なので,家の雑草刈りとガーデニングをちょこっとして,後はゆっくり休んでいるというのがスマートな方法だと思っている.
今年は,吉野ヶ里遺跡など行ってみたけど,それはまた後日書こう.

4月はまた結構忙しかったのでどこにも行ってないけれど,3月末に行った旅行を忘れていた.
例年3月末から4月頭にかけてが一番暇な次期なので,年度末忘年会(?)ということで,どこかに旅行に出かけるというのが我が家の恒例になっている.
昨年は,沖縄に行ったし,その前の年は...あれ,行ってないか?
まあ,今年度は車も買ったことだし,あまりお金をかけずに近場で2泊3日で行こうということになった.

で,ピックアップされたのが,阿蘇周辺.
なんでも,開運館という天然石のお店に嫁さんが行きたいとのこと.
というわけで,自然と宿泊場所は,その周辺ということになった.

1日目はあいにくの雨天.
毎度思うが,どこかに雨女がいるらしい.
新車のデュアリスは雨の中快調だけど,なんか少し運転にまだ慣れない.
この車はFFと4WDがあるが,購入したのはFFの方.なのにアンダーステアがほとんどない.
なんか,4WDの雰囲気がある.
なので,アクセルワークで曲がれなくって,ちょっととまどってしまう.

とかいいつつ,白川水源にちょっとよって,目的の開運館を見学する.
アホほど石がある,というのが個人的な感想.
ついでに,嫁さんが,西山さんというインスピレーションで書を書く人に,目をみて書いてもらう.
書の内容は結構あたってる内容で笑えるが,ちょっと困った内容でもある.

1日目の御宿は,阿蘇白水温泉「瑠璃」
ここは阿蘇に遊びに来たときには日帰り温泉としてよく来ていた場所である.
が,久しぶりに共同浴場の方に入ってみたら...あれ,昔の感覚より狭い?
阿蘇は日帰り温泉が多いから,どっか別のところと勘違いしていたのかもしれない.

今回の宿泊棟は日帰り温泉のある棟とは別の棟で,そちらで,チェックイン.
ちなみに,ここの経営は町がやってるらしく,チェックインカウンターに誰もいないなどのんびしした経営.
受付に出てきたおねぇちゃんも,えらいマニュアル的な説明の接客だなぁという印象である.

ただし,ここがいいのは,値段に比べて格段にいい部屋の設備.
こんなの民営だったら,1泊3万は下らないという露天風呂付き客室が一泊夕朝食付きで2人で2万円ちょっと.

部屋はきれいに整っていて,かなり新しい感じがする.
一度全部リフォームしたのだろうか.
そして今回の目玉の露天風呂は,最初はお湯が入ってなくて,ボタンを押すと自動でお湯が張られるという全自動式露天風呂.
これがかなりいい!
眺望はよくないけど,開放感はあって,夜空が見える.
当日は少し雨も降ったけど,でっかいパラソルも備え付けてあって,雨天の場合でもそれなりに楽しめる.
深夜はお湯が出なくなるんだけど,深夜まで何度も何度も入浴した.

夕食は,まあ,普通かなぁ.
場所はレストランで,刺身やステーキとか旅館で出てくるものが一通り出てくるという感じ.
値段を考えたら十分合格である.

総合的にみると,これで2万円なら十分OK.
低予算で露天風呂付き客室に泊まろうというなら,真っ先に挙る候補だろうね.

さて,2日目は1日目にもよった開運館に再度寄って,目的の天然石を購入.
まだ時間もあったので,阿蘇の山頂に登って火口見学,と行きたいところだったが,あいにく火口のガスが強くて火口はみれず. しごく残念.

そろそろ昼ご飯ということで,何回か行ったさえき屋という地鶏屋さんに行く.
が,閉まってる.が〜ん.
人が来なくて週末だけの営業になったらしい.
で,今見てみたら,閉店してみたい.
ちょっと高いけど,おいしい店だったんだけどなぁ.

頭の中は地鶏になっていたので,らくだ山という店に行く.
たぶん阿蘇では一番有名な地鶏の店だけどなぜか今まで行ったことはなし.
うわさ通り,空調設備はなく,いろり端で地鶏を網で焼いて食べる.
こりゃ話に聞く通り,夏は暑いだろうな.

地鶏はかなりうまい.固すぎず柔らかすぎずで,味もジューシー.
しかも,量がなってこんなにあるの?ってぐらいある.
男2人ならなんとか食べきれて,カップルだと結構辛いくて,女性2名だとまず食べきれんだろうな.
まあ,量が多いのはいいことである.

ただし,1つだけ注文があって,焼く前の鶏肉は,醤油ベースのタレに漬けてあるのだが,このタレが結構強めである.
なので,量の多さと相まって,最後の辺りになると,味が辛くて飽きてくる.
しょうゆや塩は別に出してくれるんだから,タレを漬けないやつを出してくれればいいのにな.
あと,鶏肉はハサミで切って食べるんだけど,このハサミが切れない...まあ,コツをつかめばなんとかなるんだけど.

個人的にはまた来るぞという感じである.味付けとかでいろいろ試してみたいこともあるし.

あと,店の前にはなぜか大量に犬がつながれている.
その中で,
「この犬はかみつきませんが,服をくわえてはなしませんから,ご注意ください.」
というでかい犬がいたが,おとなしそうだったので,遊んでいると,見事に,
 ガブッ
と,服の前をくわえこまれた.
いろいろやってみるが,引っ張っても全然離れず.
せっかく注意書きに書いてくれてるのに,なんたる失態,である.

結局,たまたま嫁さんが持っていたミルクのポーションで犬の気を引いて,犬がそちらをかもうとした隙に服を引き抜いた.
まあ,悪い犬じゃないから,また来たら遊んでやろう.

らくだ山を出た後は,阿蘇神社に寄ってお礼参りをしてから,くじゅう花公園に向かう.
が,季節が早すぎて花が咲いてなくて,早々に退散.

さて,ここから,2泊目の宿に向かうのだが,なんと,3月末だというのに,九重山脈はかなりの雪,雪,雪.
もちろんチェーンなんて持ってないから,かなり焦る.
雪をみるとかなりヤバい感じのやつで,積もる可能性が大.
とにかく,高度の高いとこだけでも早く抜けなきゃ,ということで,時間は余裕があったけど,一目散に宿に向かう.

なんとか,2日目の宿に到着.
宿は,今回のメインである,二匹の鬼である.
なんでこんな変わった名前なのかは知らないけど,ここは,すべて別荘タイプの宿である.
中が四畳半しかないロッジの「さえずり」,長屋タイプの「桂の秀」,ちょっと豪華な和風離れの「夢静香」といろんなタイプがあるのだが,今回泊まったのは和洋室タイプの「花別荘」である.

この花別荘は,和室が寝室になっており,洋室でフローリングのリビングがある.
リビングにはでっかいガスストーブがあって,これがかなり暖かい.
というか3月末なのに,寒くてストーブをがんがん炊いてしまった.

リビングの外にはウッドデッキのベランダがあって,その横にはその部屋専用の露天の温泉がある!
今回泊まった部屋の露天は岩風呂でかなり趣があっていい.ただし,脱衣所は寒かったので,部屋で脱いでざぶんとつかる.
やっぱり,ええなぁ〜
温泉マニアの醍醐味である.
泉質もかなりいいんじゃないかねぇ.

結局,この花別荘というのは,ほんとに「別荘」という感じ.
大勢で泊まる「ケビン」というタイプのコテージがあるけど,それに似ている.
ただし,中はきちんと整えられてて,お布団も引いてあるし,洗面用具やタオルも置いてあるので,ほんとに別荘に遊びにきたみたい.
寒くて無理だったけど,夏なら外のウッドデッキで星を見ながら,乾杯!だろうね.

実は,インターネットで調べたら,食事がすごくいい!とのことだったので,食事をすごく期待していた.
が,まあ,おいしい.
という感じだろうか.
盛りつけはすごく美しいんだけど,中の料理は,かなりうまい,けど.
と,なぜか,「けど」がいっぱいついてしまう.
まあ,期待が高すぎたってことだろう.
結局,値段からして素材にむちゃくちゃいい物を使うということはできないんだね,ということだと想像する.
盛りつけは美しいけど,その分の手間を省いて,シンプルに出して欲しいなぁ.

まあ,この別荘に泊まって,かなりうまい料理を食べて料金は2人で2万7千円.
忘れてたけど,朝飯は炭火で干物を焼かせてくれる.
それでこの値段ではなかなかできないね.

というわけで,コストパフォーマンスと雰囲気はしごくいいので,もちろんまた来てみたい宿であった.
2人ではなくて,4人で来ると一番楽しいだろう.

最終日は,テレビでも取り上げられていた満願寺そばに行ってみた.
嫁さんのコメントは,
「おいしいと言われるそば屋さんにいろいろいったけど,その中では一番おいしい.ただし,わざわざこの場所まで食べにくる必要があるかどうかはよくわからん.」
ということだそうな.
個人的には,そばの味はよくわかりません.
おいらが好きなのは,最近福岡で増殖中の小麦治のそば.
このそばは,なんとそば粉を全く使ってないが,なんときちんとそばの味がする.
ここはダシがうまいのに値段が安いから,最近あまり食べなくなったラーメンの代わりに時々食べている.

最後に話を元に戻すと,後は黒川温泉に少し立ち寄ってみておしまい.
黒川温泉はえらく狭苦しい温泉街であった.

旅行全体は,新車での長距離ドライブだったんで,少し運転が疲れたかなと.
まあ,車自体はいい車だということは確信できたので,次回は高速を使っていってみるぞ.
と,次の旅行計画を練るのであった.


P.S. そういえば,3日目の午前中に九重“夢”大吊橋にも行ったんだった.
あれは高所恐怖症の人間にとっては拷問以外の何ものでもなかったので,思い出すのもいやで記憶から消去していた.
普通の人には楽しいらしいけど,ひたすら前を向いて渡ったことしか覚えてない.
絶対に二度と行かないリストに追加しておいた.

2008年3月19日水曜日

アメリカ出張

最近,どうもアメリカがよくない.

といっても,アメリカの政治が,とか,経済が,とかいう話じゃなくて,アメリカ旅行がおもしろくない.

海外旅行は,最初はどこに行ってもおもしろいんだけど,だんだん新鮮味がなくなってくると,好き嫌いが出てくる.
そのなかで,アメリカは....楽しくないなぁ.

まず,歴史がない.
歴史がないということは,名所旧跡がない.
旅行の醍醐味の1つは,美しい景色や歴史的建造物を眺めることだと思うんだけど,アメリカにはあまりそういった観光地はない.
なんでもアメリカでは100年ぐらい経ったら歴史的建造物扱いで,普通は50年ぐらい経ったらSclap and Buildの対象になるらしい.

次に,車社会.
基本的に,アメリカ人はどこに行くにも車.
なので,徒歩の旅行者はちょっと外れたとこにいくと,でっかい車道しかなくておちおち散歩もできやしない.
そういえば,アメリカの大きな道路には歩道がない.
高速道路以外のほとんどの道路に歩道がある日本とはえらい違いである.
とにかく,徒歩と公共交通機関の移動だけではかなり限界を感じてしまう.

そして何より一番の欠点は...飯がまずい.
ハンバーガーやサンドイッチなんかのファーストフードは,日本よりレベルが高いと思う.
ただし,夕食でちょっとおいしいものを食べようと思っても,いわゆるアメリカ食にはそそられる食べ物がない.
ちょっと高い料理だと,ステーキとかグリルドシーフードぐらいしかない.
この辺の食べ物は,味付けに深みがない上に,どの店も同じ調理法のワンパターン.
おまけにカロリー高いし.
おかげで,最近はアメリカに行っても,スーパーの寿司,とか,ファーストフード中華とかばかり食べているのである.

前置きが長くなってきたけど,今回のアメリカ出張は3月19日からの5日間で,Pennsylvania州の田舎町に視察っちゅうやつに行ってきた.
忙しかったので行きたくなかったんだけど,仕事だからしょうがない.

行きの飛行機はANA.
福岡から成田に着いてワシントン行きの搭乗口に行くと,なんとビジネスにアップグレード.
久々のビジネスで食事を堪能しながら,快適な空の旅を満喫.
ちなみに,今回は仕事で4人組だったけど,なぜか予約は別々.
なので,一人客としてアップグレードされたらしい.
この辺りまではよかったんだよな.

ワシントンからは乗り継ぎの飛行機に乗って目的地に到着.
何もない.
空港は対馬空港みたい.
食事でもと思うがたいした店がないので,ホテルに直行.
この日は,昼ご飯にsubwayを食べて,晩飯もよくわからないメキシコ料理のファーストフード.
まあ,うまくもないけどまずくもないという感じである.

次の日は一日お仕事.
昼飯は訪問先の食堂で,SUSHIとGreen Teaを見つけたので購入.
アボカドとかエビとかを巻いたカルフォルニアロールというやつである.
味は対しておいしくないけど,醤油の風味がよい.
晩飯は結構高そうなレストランで,グリルドシーフードを食べたけど,まあ,普通.
そりゃ,エビとかを塩で炒めただけだからなぁ.

この食事のときに,アメリカ滞在が長かった人が.ぽつりと言った一言.
「アメリカでは,何も味付けしてない料理が一番おいしいんだよなぁ.」
その場にいた全員で,深く納得する.

そういえば,この店には生のGuinness(黒ビール)があった.
とりあえず,アメリカの薄いビール以外があって,唯一の救いである.

次の日はなぜか一日休日.
前日にどこか観光に行こうかとか行ってたのだが,なんと朝から雪.
道路はかなりつもってて,徒歩で歩くのはかなり困難.
観光はあえなくキャンセルになり,ホテルで1日缶詰になるはめになった.
ついてない.

ま,こういうこともあろうかと,今回の旅行は,日本から仕事と本とDVDを持参してきていた.
午前中に仕事を済ませて,昼は街をぶらぶらと散歩.
午後からは本とDVDを見てると,気がついたらもう夕方である.

最近気がついたんだが,海外旅行におけるDVDの時間潰し力はかなり高い.
本だと読んでみるまで面白いかどうかわからないことが多く,読み始めてもつまらなくて途中止めになることが多いけど,DVDはだいたい内容がわかってるので,そんなことはまずない.
しかも,映画とかだと2時間ぐらい時間がつぶせる.
これからはDVDドライブのついたノートパソコンが必須だな.

現地最終日ということで,夕食は地元の良さげなレストランへ行く.
せっかくアメリカに来たからということで,3000円ぐらいのステーキにしたけど...やっぱり止めとけばよかったと後悔.
肉はそんなに固くないけど,あまり味がない.
日本のスーパーで1000円で買ってきて,自分で焼いた肉の方が全然いいだろうな,という雰囲気である.

次の日は,早朝にホテルを出発し,ローカル空港からワシントンに戻り,一路日本へ,といきたいところだったけど,ワシントン空港で問題発生.
帰りの便はUnitedだったのだが,機材の不具合で3時間遅れで出発とのこと.
そんなことされたら成田の乗り継ぎに間に合わん〜
という訳で,予約はANAを通してだったので,ANA便に変えてもらおうとみんなでANAのカウンターに行くが,予約はUnited便なので,Unitedのカウンターで変更してもらってくれとのこと.
え〜,ターミナル違うじゃないか.

時間もなかったので,ターミナル間の地下通路を移動してメインターミナルに行ったら,あら,カウンターがない?
ANA便の出発時間まで時間がなかったので,ダッシュでUnitedの出発ターミナルに移動.
が,搭乗口に行ったら,Customer counterに行けというので,counterに行ったら長蛇の列.
このあたりで成田行きのANA便は時間切れ.
成田発福岡行きのANA便は1日1便しかなく,羽田発にも間に合わないので東京一泊か?と半ば諦める.

30分程ならんでcounterの係員にチケットを見せてなんとかしろと言ったら,成田発の便をANAからJALに変更するとのこと.
なんだアラインアンスを超えてそんな予約変更ができるのか?と思いつつ,とりあえず,同日で福岡に帰れるので一安心,である.

帰りのUnited便は,やっぱりANAに比べると劣悪.
映画はオンデマンドじゃないしおもしろいのやってない,食事もおいしくないし.
などとぶつぶつ言いつつ13時間の我慢で成田に到着し,福岡便に乗り換えて帰途についた.

そういえば,最近気になるのが時差ぼけが3日後ぐらいからひどくなること.
今回も帰国後次の日とかはあまり時差ぼけを感じなかったが,3日後ぐらいになると昼間が眠くて眠くてしかたがなかった.
まあ,疲労がそのころに一気にくるんだろうと思うけど.

もう当分アメリカは行かなくてもいいなぁ.と,思いつつ,7月にはまたラスベガスに行く予定が入ってしまっているのであった.

2008年3月18日火曜日

倉&魁龍 in 小倉

福岡に住んでいると,関西以東の客人をもてなすことがよくある.

都会住まいの人は,たいてい新鮮な魚に飢えているので,玄界灘の生きのいい刺身のお店に案内すると,大変喜んでもらえる.
ほんとに,福岡って魚はうまい.これは間違いない.

さて今回も,大阪や名古屋の客人をもてなすという話だったが,今回はいつもの博多ではくて小倉である.
なぜかというと,昼間に北九州市で大きな会議があったから.
ただ,小倉は守備範囲ではないので,なかなか迷っての出陣である.

ということで,ピックアップしていったお店が,さかな市場炭寅
さかな市場は,十徳やという福岡の居酒屋チェーンのお店なんだけど,はずれなくうまい魚を食べさせてくれるお店である.
一方,炭寅も福岡に何件かある鳥料理の店で,こちらは行ったことはないけれど,かなり評判はいいらしい.

とりあえず,この2件だけピックアップしていたのだが,直前まで人数がわからず,予約はなし.
結局参加人数は7名ということで,夜7時から電話してみたら,火曜日なのにどちらも満席.へたこいたー orz
まあ,今回の会議がかなりでかい会議で,その参加者うちかなりの人数が小倉でご飯を食べてるんだからしょうがない.

というわけで,作戦練り直しなのだが,なんせ小倉では手持ちの店がない.
しかたなく,集合場所のホテルにあったパンフレットのなかから,旬工房 倉というお店をセレクト.
電話してみたところ席が空いていたので,この店に決定,である.

しかし,こんな風に決めたお店はろくな店じゃないんだよね〜,と思っていた.
適当に選んだお店はえてして外れが多い.そう,前回の新潟の場合みたいに.
ところが,今回だけは違ったのである.

まず,お店についてみると,名前の通り,和風の倉をイメージした内装で,なかなか感じがよい.
掘りごたつ式の大きな机について,とりあえず目についたメニューを端から頼んでみる.

最初に頼んだのが,薩摩鶏炭焼き,薩摩鶏たたき,薩摩鶏○○あえ(しまったなんだったか忘れた),の薩摩鶏コンボ,と,ごまさば. 実は薩摩鶏コンボは他の人の注文で,え〜そんなに鶏ばっかり食べるの〜,と少し引いてしまった.
が,これが実はかなりヒット.
炭焼きは,宮崎地鶏ほど黒い訳じゃないけど,ほどよい堅さで塩辛くもなくちょうどよい.
たたきは,ネギが大量に乗せてあり,そのネギと細かく切ってあるタタキと薄めのタレが絶妙でグ〜.
鶏の○○あえは味も忘れてしまったが,おいしかったのは覚えている.
どれ食べてもおいしいというのはなかなかめずらしいよ.

ごまさばは,おいしかったけど,まあ普通.
がしかし,関西の人は,ごまさば,っていうと,ゴマサバという種類の魚の刺身だと思うらしい.
違います.福岡で”ごまさば”っていうと,サバの刺身に醤油とごまをあえたもので,魚の種類はだいたいなんでもOK.
関東とかでは,「関サバじゃないと刺身で食べちゃいかんのだよ」とかなんとか言うことがあるらしいけど,そんなことはなし.
福岡では新鮮なサバならなんぼでも刺身で食べられるぞ.
新鮮なサバが入荷する九州ならではだけどな.

これらの最初の注文を食べていると,この辺りでなんと「今日のおすすめ」メニューの書かれた紙を発見.
あらこんなところに,という感じでお勧めメニューをいくつか頼んだけど,どれもかなりうまい.
おまけに,ホテルにあったパンフレットで,一人一杯ずつ焼酎が無料.
まあ,次の日も仕事がある人が多かったんで,あまりみんな飲み過ぎることはなかったけど.

そんなこんなで,一人平均が,ビール一杯+焼酎一杯+普通に食べて3200円ぐらい.
かなり安くついたけど,新発見のお勧めのお店だった.

で,話は飛ぶけど,翌日自宅に帰って,小倉に「倉」っていうなかなかいい居酒屋さんがあったよ,という話を妻にしたら,
「「倉」は私が薦めた店やないね〜」
と言われてしまった.
どうも家で酔ったときに,北九州出身の妻に「小倉にお客さん案内できるいい居酒屋さんないかね〜」と聞いたようだ.
うん,確かにそれは覚えているような.
その回答が「小倉なら「倉」ぐらいしか知らんね」という返事だったらしい.
それは覚えてない(^^;
とりあえず,地元ではそれなりに有名な店だそうな.

話を元に戻して,倉を出た後は,ラーメンということで,ベタなところで魁龍か,一蘭を薦めたところ,魁龍に行こうという話になる.
魁龍は久留米ラーメンの分類に入るお店で,かなり豚骨を煮込んであり,ひどいときには骨髄がスープの中で粉になっていることがある. ただし,背油とかは入ってないので,脂っこくはない.
個人的には,かなり好みのラーメンである.

そんなこんなで,魁龍の小倉魚町店に到着.
なぜか,7人が横一列に並ぶハメになる.
久しぶりに食べる魁龍はしみじみうまく,めずらしく替え玉を頼んでしまった.
まあ,お酒を飲んだ後のラーメンは,間違いなくうまい.

その後は,寄り道もせずにホテルに帰ってバタンキュー.
次の日の朝は早朝から勤務先に直行で,さらに次の日がアメリカ出発だったしね.

ちなみに,宿泊したホテルは,サンスカイホテル
このホテルは市街地から少し離れてて,駐車場が無料なのに宿泊代金が安い!じゃらんとかで素泊まり4,800円!もっと安い日もあり!
小倉駅まではバスに乗らないといけないけど,バス停が目の前で,バスの本数も多いから,実は交通の便もよい.
しかも,このホテルは小さいビジネスホテルじゃなくて,ちゃんと会議場や宴会場もある.
ロビーもそれなりにきれいだし,部屋もそれなりに広い.
これから小倉に車で行くときの常宿にしようと思う.

ただし,朝食は付けない方がいい,
700円ちょっとだと思って朝食をつけたけど,おそろしく品数の少ないバイキングの朝食だった.
これなら,バイキングじゃない方がいいぐらい.
まあ,それを差し引いてもなかなかコストパフォーマンスの高いホテルであることは間違いないので,お勧めのホテルである.

2008年3月6日木曜日

八昌 in 広島

また,タイトルとは関係ないけど,現在アメリカで軟禁状態である.

最近,あまりおもしろくない仕事をずっとやってるんだけど,その関連で,アメリカはPennsylvaniaのとある組織を視察するということになってしまった.
で,やってきて見ると,3月末だってのに,えらく寒いし.

まあ,この話の詳細は後日書くとして,今日はそのアメリカ出張で唯一自由行動ができる日なんだけど,なんと外は雪.
しかも,道路にも積もってるぐらいの大雪.
もちろん車はスタッドレスでないと走れないぐらい.

今宿泊してる町はかなりの田舎町で,特におもしろそうな観光場所もなし.
ショッピングセンターにでも行こうかという話になっていたけど,この雪ではそれもねぇ...
ということで,ホテルで,ブログ書き&仕事という状況になってしまった.
まあ,最近忙しかったんで,たまにはそれもよし.

というかわけで,話をタイトルのやつに戻すと,今回は,広島出張である.
まあ,広島は何回も来てるので,だいたいパターン化してきている.
なので,端的に短く書いていこう.

移動は新幹線.
行きはこだわらずに新幹線を予約したら速いけど揺れる500系.
が,昔に比べたら振動が少なくなっているような気がするんだけど,気のせいか.
帰りはN700系,を予約したつもりだったけど,ホームにやってきたのは500系.
まあ,乗ってる時間がそんなに長いわけではないので,まあ,どれでもよい.

宿泊は,シャル並木
同行の3人連れの3人部屋が一番安いという理由だけで選んだホテルである.
行ってみると,まあ,普通のビジネスホテルである.
朝食が付いてるという話だけど,朝になるとロビーにしょぼいパンが置いてあるので勝手に持ってって下さい,という感じ.

部屋もごく普通.
ただし,3人部屋を見せてもらったからかなり立派な部屋だった.
これで3人1泊9000円は安い!このホテルの3人部屋は,かなりコストパフォーマンス高し,である.

さて,広島と言えば,お好み焼きだけど,個人的には広島のお好み焼きはどこで食べてもおんなじようなもんだと思っている.
だって,ほとんど工夫のしようがないもんね.
ソースはおたふくソースが基本.
で,生地をクレープみたいに伸ばして,キャベツ乗っけて,卵とそばを別に炒めて,それを最後に全部乗っけてできあがり.
味が違う余地があまりない.
広島には何度も来たのでいろいろ食べ比べてみたが,まずいお好み焼きもない代わりに,まあ似たようなもんである.

ただし,個人的には,一軒だけ「ここは他と違ってうまい!」という店がある.
それは,超有名店の八昌である.
今回もここにやってきたけど,やはり何かが違う.
何が違うんですか?って聞かれると,困るんだけど...
なんか,野菜の水分をうまく飛ばしてて,パリッとした感じの演出が上手い,って感じだろうか.
いつも並んでる店なんで,30分ぐらい待つのは当たり前だけど,並んでもぜひ食べたい店である.

ちなみに,八昌と名前の付く店は広島市内にいくつかあるけど,こことは関係ない店とのこと.
事実,数年前に嫁さんと別の八昌にいったけど,べちゃべちゃのおいしくないお好み焼きがでてきた.
(おぉ,このときは明確においしくないと思ったぞ.)
明らかに別物なので,気をつけましょう.

今回の出張では,他にもチェーン店のすてっぷでお好み焼きを食べた.
ここは何度か食べてるけど,ここの広島焼きは,可もなく不可もなくといったごく平均的なお好み焼きである.

あと食べたのは,広島駅新幹線口から近いげんこつ屋光町店というラーメン.
広島駅近くをぶらついて入った店だけど,久しぶりにはずれ.
スープのダシに特徴がないうえに,値段も高い.
夕食時だというのに,お客さんが入ってなかったのも当たり前だろう.

という感じで,八昌のよさを再認識した広島出張だった.
次は小倉だ.

2008年2月29日金曜日

天神&中洲飲み会2008

久しぶりに,おでれ~た.

今回のブログは,広島出張の新幹線の中で書いている.
久しぶりの新幹線で,今回はレールスターだけど,やっぱりN700系のほうが揺れないな.
シートは横幅が広くて快適だけど,帰りはN700にしよう.

初手からこんな脱線話だけど,最初の話はこの新幹線に乗るときのことである.
先頭車両の入り口からのったら,両側がコンパートメント(個室)になってる.
あれ,こんなんだっけ?と少し戸惑っていると,コンパートメントの開いたドアから,なぜか,いかついおっちゃんたちが6名ほどずらりとならんでこちらをにらむ.
何事?と思って更にひるんでいると,おっちゃんの中の1人から,
「ここはグリーンやで.」
とすごまれる.
あれ,そんなはずはないんだけど,と一回外に出てうろうろするが,予約した車両に間違いなし.
再び車両に入って,じろじろ睨まれながら進むと,あら,普通の一般席に.
目指す席はそこにあった.

結局,どうやら,コンパートメントに,なんや知らんVIPが乗ってる雰囲気だった.
たぶんVIPというより,やくざ屋さんの家族やろね.
ものものしい警備からして,抗争中の組の人たちだろか.

さて,本題に戻るけど,昨年に引き続き,年に一度の飲み会の日がやってきた.
今回も,福岡の天神&中洲で一晩飲み明かすという恒例行事.

さて,いってみよう.

まず,1件目は鳥zen亭親冨孝通り店
(なぜか,鳥zen亭のホームページにはこの店の記述がない.フランチャイズ店だろうか.)
コースが安くて飲み放題がついてて若者向けによいとの嫁さんの勧めで,この店の話をしてたら,1件目はこの店になってしまった.

店に入ると2階の個室に通される.
この個室は今回の人数(11人)にちょうどいいサイズ.
出てくる料理は,まさに鳥づくし.
鳥サラダに始まり,軟骨唐揚げ,鳥の唐揚げ,地鳥の塩焼き,鳥皮料理などなど.

味の質もかなりよい.
ここの店は鳥善の安いバージョンなだけあって,まず鳥の質がかなりよい.
そして,質のよい素材をあまり手をかけず,シンプルな調理法で出す.
まさに,高品質な料理を低価格で出すための王道である.
量の方も,若者にもばっちりである.

これで90分飲み放題がついて3100円!?という驚きのコストパフォーマンスである.
(クーポンで,更に幹事分無料だったらしい.)
ただし,飲み放題のビールが瓶ビールのみで生ビールが頼めないのはご愛嬌.
今度は,普通に嫁さんと来てみよう.

次に2件目は,いつもの西中洲のまる屋
ここで,大名盛り(1つ10,000円)なる刺身盛を頼むのが恒例行事だけど,今回はイカ刺つきの飲み放題2次会コースというやつにしてみた.

が,これが大失敗.
イカ刺はおいしいけど,他の料理が焼きそばだのポテトフライだの....どの辺が2次会やねん!
みんなお腹がパンパンなので,かなり四苦八苦する.

と,ここで,金づる(?)の久しぶりのメンバー2名が合流.
で,いきなり,恒例だからって感じで大名盛り2つとか注文する.
さすが独身貴族の社会人は違うね!って感じである.
毎度ありがとうございます.

とりあえず,盛り上がってきたところで,今年いなくなるメンバーを連れて,恒例の中洲の七島に行ってみる.
が,ここで驚愕の事実が!
バーテンさんが変わってる.
美人姉妹のバーテンと評判だった,創業者の娘さんたちはどこにいったんだ?
変わりに,普通の若造がバーテンをしている.
この店に来るのは,完璧なカクテルを飲みにくるためだったのに...

実際にカクテルを頼んでみるが,以前のものとはあきらかに違う.
味はともかくとして,コップや氷があきらかにコストダウンされている.
あの伝統の七島がなんでこんなになってしまったんだ...(涙)

がっくしきたところで,ちょっと気が変わって,昨年と同じレインボーを頼んでみる.
忙しいから作れないかもしれんけど,と言われるが,なんとか作ってもらえることになった.
出てきたレインボーは,きれいはきれいだけど,なんか層が少ないし...

という感じだけど,他のブログなどみたら,単にイレギュラーでバーテンさん変わってたのかなぁ.
ここがなくなると福岡で本格的なカクテルを出すバーの手持ちがなくなってしまう...
また,開拓しなけりゃいかんのかなぁ.
でも,もうそんな年でもなし.

と,勝手に落胆してたのだが,一旦,まる屋に戻り,今度は別のメンバーを連れて,中洲のバーKOMASAに行く.
ここのバーテンさんは昔は七島のお弟子さんで七島と同じかそれ以上のカクテルを出す店だった.
しかし,昨年からバーテンさんがかわり,もう行くことはないと思っていた.
でも,その他のメンバーが,どこか大人っぽいバーに行きたいというので,しかたなく行くことに.

行ってみると,ママさんがシェイカーを振ってる.
う~ん,こりゃだめだ.おいしいカクテルは飲めないぞっと.
ということで,バーボンを飲んで退散.
まあ,雰囲気はいいので,カクテル重視しないときは中洲ではいいかもしれない.

という感じで,今回の飲み会は終了した.
あまり酔ってなかったけど,昔みたいな馬鹿飲みするメンバーじゃなくなったからやろね.
これなら,天神や中洲で飲み歩くっていう意味もなくなってきてるんで,来年以降はそろそろ天神飲み会は止めどきかもしらんなとふと寂しく思ってしまった.

P.S. 今回天神で泊まったホテルは,アセント福岡
時間的な都合で,交通の便のよい少し高め(といっても5500円)のホテルにしたけど,非常に都会的なビジネスホテルで,かなりよかった.
値段で禁煙室にできなかったけど,部屋にリセッシュもあって匂いもぜんぜん気にならない.
親富孝や天神近辺で5000円代のホテルを考えている人には,かなりお勧めである.

2008年2月2日土曜日

車購入記2008(その3)

家で1週間検討した結果,フォレスターとデュアリスのどちらにするかの方向性が見えてきた.

総合計金額はだいたい同じだけど,必須装備のフォグランプと盗難防止装置をつけるとデュアリスの方が5万円ぐらい高い.
ただし,フォレスターには,同じ値段では以下の装備がついてない.
・ インテリジェントキー
・ HIDランプ
・ 左右独立調整エアコン
・ オートライト
この中で,やっぱりインテリジェントキーは欲しい.
が,フォレスターでそれを付けようとすると,メーカーオプションで他のものもごちゃごちゃくっついてきて34万円アップ(!).
いったいどういうメーカーオプションの組み合わせなんだ,と思う.

車自体もデュアリスの方を割と気に入ってる.
同じ値段で4WDというのはフォレスターの大きなアドバンテージだけど,今の生活では4WDはいらないしねぇ.
その分燃費が悪化するしなぁ.

子供がいたら,後席の狭いデュアリスよりフォレスターにするんだけど,今はその必要がない.
逆に,デュアリスにしといたら,子供ができたときにミニバンに買い直すいい口実ができる(^^;.

というわけで,基本線はデュアリスで行くことにした.
ただし,あんまり大きく値段が違うようなら,セールスの人が好印象なこともあり,フォレスターにしようとも思っていた.

2月2日の土曜日.
まず,スバルのディーラーに行く.
今度の3連休あたりでの購入を考えてるんですけどね,なんて言いつつ,オプションの調整をして見積りをもらう.
前回からの変更点は以下の通り.
・ ベースキットをトノカバーなしに変更
・ ナビが走行中に操作できるようにはできないとのことで,ナビを削除(ETCはナビ非連動で付ける)
・ 納車費用,JAF, 点検パックを削除
さていくらだ?

.....

出てきた見積もりが,値引き約10万,総額約245万円.あら,値引きが変わってない....
話を聞くと,セールスの人の裁量値引きはここまでのようで,あとは上司に相談するとのこと.
ただし,キャンペーンでオプション値引きが追加で5万円は確実で,それを入れて230万円にはできないかもしれないけど,頑張ります,みたいな話にはなる.
ナビの外付け代金を総額16万円と見積もって,まあ,ナビ込みで250万円にはなるんじゃないかと思う.

フォレスターは,もともとの値段が安いので,目標のナビ込み250万円に届いてる.
ただし,値引きは全部で25万ぐらいにしかならないだろうから,あまりお得感はないなぁ.
まぁ,新型出たばっかりで,それを値引きしろというのはもともと無理な話なんだけど.

スバルを後にして,「いいキャンペーンがある」と言ってた日産に向かう.
前回は,セールスの人は忙しかったこともあり,のんびりした対応だったけど,今回はやたら愛想が良くなっている.
買う気を見せるとやはりセールスの人も変わるね.

到着して,セールスの人に,
「決算期なんで安くなりそうですかねぇ?(ニヤリ)」
と軽くジャブを放つ.
しかし,
「まあ,ご期待にそえるかどうかわかりませんがねぇ?(ニヤリ)」
と軽くかわされる.

とりあえず,前回の見積りから以下の分だけ変更して見積りをもらう.
・ 一番安いHDDナビ(HC307-A)とそれに連動するビルトインETCを追加.
・ 納車費用,メンテプロパックを削除
さて,これでいくらになるだろうか?

.....


出てきた見積もりは,本体値引き約10万円,オプション値引き10万円,下取り1万円の総額約265万円.
おっと忘れていた.知り合いの13年落ちのシビックを下取りでとってもらうことにしていたんだった.
今まで見積もり手数料だけ計上されていたけど,一応1万円の値段をつけてもらえたので,それはまあ頑張ってもらえたかもしれない.

実は「いいキャンペーンありますよ」という話は,オプション10万円値引きだった.
しかも,このキャンペーンは,「今週末だけなんですよ〜」とのこと.
別に,「じゃあ,今週末は買わない」と一回引いてみるのも手だけど,まあ,少しつきあって正攻法で攻めることにする.

「あら〜,フォレスターは同じ条件で総額250万円になるんだけど〜...」
「え〜そうですかぁ.....でも,250万円にするのはうちは絶対無理です〜.........」
「う〜ん(無言で考える)」
「名義変更の処理とかサービスできちんとやらせてもらいますんで〜.....」
「でも,スバルはナビがキャンペーンで16万だったりオプションが5万円分無料でついたりするんでねぇ.....」
「では,うちはなんとか255万円にします.」
「わかりました,家に帰って考えます.」
以上で,終了である.

バレンタインデーキャンペーンということで,バラの花とお菓子を頂いて帰途についた.

実は家に帰る前からだいたい決めていたのだが,総額で32万程度の値引きになっていたので,もう満足である.
しかし,最後の値引きの+10万円はどっからどうやって出すのかまったくもって謎である.
見積書をちょっと眺めて,では更に10万値引きしましょう,って,毎度毎度これだから車の値段ってなんなんだろうって思う.
おそらく係長クラスだから,その場で値引きの裁量があったんだろうけど.
何も言わずに買ってたら,10万円分高く買わされることになるのだが.

その後,家に帰ってスバルのセールスの人には断りの電話を入れた.
いいセールスの人だったので,また機会があれば御願いしますと言い残して.
その後,日産のセールスの人にも電話して次の日に正式契約となった.

正式契約では,オプションをねだるという方法もあるんだろうけど,最後はセールスの人と良好な関係で終わりたいので,そんなことはせずに,以下のものを単に追加して下さいとお願いした.
・ メンテプロパック30ライト
・ ラゲッジカーペットセット
・ 高性能クリーンフィルター(アレルゲン対応)
追加分オプションの金額は3万8千円ぐらいだけど,プラス3万円ってことで,総額258万円.
値引きは約33万円程度となった.

というわけで,後は2月末の納車を待つばかりである.

教訓: 決算期を狙って車を買うのは,やっぱりお得である.

P.S. その後,忘れていた希望ナンバーも追加でお願いした.まあ,それぐらいおまけしてもらってもいいよね.

2008年1月26日土曜日

車購入記2008(その2)

次に向かったのは,何度かお世話になっているスバルのディーラー.

こちらもアポイントとってなかったけど,点検でお世話になったセールスの人がついてくれる.
この人は同い年かちょっと下ぐらいなんだけど,車のことにも詳しい上に,つかずはなれずいい距離で説明してくれる.
押し売りもしてこないし,かなり波長が合う感じがする.
こういうセールスの人から車を買ったらいいんじゃない,と妻もいう.

とりあえず,試乗してみるかということで,フォレスターXSを試乗.
以下は個人的なインプレッションである.


*****

・ 乗り込んで運転し始めるが,そんなにパワーのある感じではない.
重量があるせいか,今のインプレッサ(1.5)と出だしはあまりかわらんのでないか,という印象を受けてしまう.

・ 広い道で少し飛ばしてみるが非常に安定している.
逆に言えば面白みがない.
車高が昔より更に高くなっているせいか,けっこうロールする.
あと,アクセルを踏めばまあまあ加速するけど,かなりエンジン音がうるさい.
これも,今のインプレッサと変わらん.

・ 15分ぐらい試乗しての感想は,「なんかミニバンみたい...」
セールスの人がいうように,昔のフォレスターと比べたら,乗り心地はすごく快適になってる.
アイポイントも昔から3cmぐらい上がってるので,見晴らしがいい.
が,ボディがでかくなってることもあり,俊敏性,というか,キュ,キュって曲がる感じは全くない.
のそ〜のそ〜って感じが強い.
この感覚は.....加速感と乗り心地を除いたら,昔運転させてもらったステップワゴン?みたいな.
(まあ,本当は違うけど,そんな雰囲気ってことで.)
試乗ではわからないけど,おそらく峠道走ってもぜんぜんつまらんだろうね.

・ あとかなり不満なのが,インパネの辺り.
インパネ辺りは先代から改悪だけど,今回はそのまんまインプレッサと同じ.
エアコンなんか,今乗ってるインプレッサのダイアル式のエアコンとほとんど変わらんじゃないか.
2代前のフォレスターは,レガシィと同じデジタル表示のかっちょい〜タイプだったのに.
こんな目に見えるところがコストダウンしてると,昔フォレスターに乗ってた人間は悲しくなってしまう.

・ 後ろの席が広くなったのは,先代のフォレスターから比べて非常にいい点である.
荷室も荷物がかなり積めるだろう.
あと,標準でクルーズコントロールが付いてるのはかなりお得な感じがする.試乗で使う機会はなかったけど.

*****

というわけで,実は全体的にすごくいい!って訳ではなかった.
(セールスの人には,よくなったね〜と言っておいたけど.)

後は値段ということで,見積りをもらう.
取りあえず,XSに以下のオプションだけつけてもらうことにした.
・ベースキット
・HDDナビ(ディーラーオプションの一番安いやつ)
・ETC

これで出てきた見積りが,本体値引き10万程度,オプション値引き6万程度(ナビキャンペーン値引き)の総額約270万.
実は,ナビ付きで255万ぐらいが目標なんだけど,まあ初回の見積りとしては,こんなもんんだろう.
諸費用とかかなり削れるものもあるという話なので,取りあえず,見積りを持ってスバルを後にした.

最後に,日産ブルーステージのお店へ行く.
昔は日産プリンスとか,日産モーターとか言ってたのだが,最近レッドとブルーになってからは,全販売店で同じ車を売ってる.
なので,レッドステージがダメだったので,ブルーステージも見てみよかということになった.
ちなみに,日産の2店もスバルの店も,自宅から車で10分圏内.
けっこう田舎なのに,近場にディーラーが多いというのは恵まれてるな.

ここもアポイントなしで行って,ついてくれたのは結構年配のセールスの人.
後でわかるのだが,ディーラーの係長だった.
結局,最後にはこの辺が決め手となる.

車はレッドステージで見たので,とにかくデュアリスを試乗.
欲しいグレードは20Gだったけど,少し安い20Sが試乗車となった.
以下は,個人的なインプレッションである.

*****

・ 乗った瞬間に違いがわかるのは,シート.
とにかく,中央がやわらかくてきもちいい.
ウレタンが,かなり分厚く入ってるんじゃないだろうか.
ネットとか雑誌とかではフランス車っぽいシート,ということだけど,とにかく日本車ではこんな感覚の車に乗ったことはない.
うちにある,グランドマンボウソファの座り心地に近くて,かなり快適.

・ 走り出しの合流では,CVTの加速を試してみた.
結構いい出だしをする.
CVTはうちのR2でしか経験してないけど,すごく普通な感じがする.
フォレスターの方が4ATだったので,こちらの方がスムーズに感じる.
横にセールスの人が乗ってたので,変速させるとこまではやらなかったけど.

・ あと,特筆すべきは静粛性だろう.
このクラスのSUVにしては,かなり静かじゃないのかな.
これもフォレスター比較だけど,新フォレスターは加速するとかなりうるさい.
しかも,バラバラバラッ,ちゅういわゆる水平対抗エンジンの音で,あんまりスマートな感じではない.
デュアリスの方は,アイドリングから静かだけど,加速してもあまりノイジーな感じはなかった.

・ ただし,荷室と後ろの席はちょいと狭い.
でも,後席は,今のインプレッサと同じぐらいの広さだと感じた.
普段後席に乗るのは,我が家のお姫様(名前:コロ)ぐらいだから,あんまり関係ない.
荷室は数値で見ると今のインプレッサより10cmぐらい奥行きが狭いみたいだけど,その分横幅が5cmぐらい広くなるので,困ることはないだろう.

・ 最後に自慢の操縦性だけど,試乗ではそこまで試せませんて.セールスの人が乗ってるのに.
ただし,結構な段差を乗り越えても,ミニバンみたいに大きなショックが来ることはなくて,かなり固い感じではある.

*****

という感じで,なかなかの好感触.
世の中にでている様々なインプレッションとだいたい同じ感触みたいやね.

家に帰ってからふと気がついたんだが,そういえば,昔乗っていた初代プリメーラに雰囲気がなんとなく似てる.
あれはいい車だったなぁ...(遠い目)

セールスの人は,あまり売り込んでくるというわけではないのだが,熟練セールスという感じで探りを入れてくるタイプ.
「試乗されませんか〜?」
「見積り作らせてもらってもいいですか〜?」
「アンケート書いてもらってもいいですか〜?」
とかね.
車の話は詳しくないけど,車を売るのは上手そうで,結構やりやすい.

で,早速見積りをもらう.
ちょっと気が変わって,デュアリス20GにナビとETCなしで以下のオプションを付けて見積りしてもらった.
・ フォグランプ
・ カーアラーム(盗難警報装置の一番安いやつ)
・ プラスチックバイザー
・ ナンバープレートリム(前後)
・ フロアカーベット

で,出てきた見積りが,本体から10万円引きで約252万円.
諸費用どけると,フォレスターより数万円高い.
まあ,最初はこんなもんかな,と日産を後にした.

この週末はこれでおしまい.
買うのを焦ってる訳でもないので,とりあえず,次の週末までほっとくことにしたら,日産のセールスの人からは,手紙と電話があり,電話では,
「いいキャンペーンがあるので,ぜひ今度の週末にお越し下さい.」
とお誘いがある.
一方,スバルからは何もなし.やる気ないのかスバル?

とりあえず,2月2日の土曜日にもう一度,両方のディーラーに見積りをもらってから考えるぞ.
乗った感じではデュアリスかなぁ?という雰囲気もあるけど,フォレスターもそんなに悪いわけじゃないんで,あとは値段勝負だな.

以下,(その3)に続く.

車購入記2008(その1)

まず結論から書くと,以下のようになった.

日産デュアリス, 20G 2WD,色:レディッシュカッパー



今度車を買うのはいつになるやらわからないから,購入の顛末を記録として残しておこう.

今乗っているインプレッサ(平成15年式,1.5i-S)は,結婚直前にあまり長く乗るつもりもなく中古で買ったもの.
当時はフォレスター(S/tb)に乗っていたけど,嫁さんにはこのターボ付きのフォレスターの運転は無理やろね,ということでしかたなく買い替え.
(ま,他の人にあまり言えない理由もあったんだけど(^^;)
ところが,いざインプレッサに乗って見て,「こんな大きい車は運転できん!」と,嫁さんは軽のR2を自分のお金で購入.
あらら,インプレッサに乗ってる意味がなくなってしまった.

そんなこんなで3年ほど経ち,最近になって,気になる車が2台発売された.
それが,フォレスターとデュアリス.
もともと車の選択基準は,
・ まあまあ走りがよい.
・ あまり大きすぎず,小回りが利く
・ 荷物が結構積める
というかなりおおざっぱだけど相反する基準で,これを満たすのはこの2台ぐらいしかなかった.

そうこう考えているうちに,今のインプレッサをほどよい値段で引き取ってくれる知人が出現.
時期はちょうど決算期.
一年で一番値引きが大きくなって車が安く買える時期なので,これは,買うしかないと,資金繰りを立てて嫁さんに話をすると,無事OKがでる.

というわけで,決算期を狙いつつ,1月26日に嫁さんを連れて一回目のディーラー巡りを敢行.
ちなみに,今回の必須装備は,
・ フォグランプ(フォレスターには標準,デュアリスにはオプション)
・ 盗難防止装置(フォレスターには標準,デュアリスにはオプション)
・ 安いHDDナビとビルトインETC(どっちにもオプション)
で,あるとうれしい装備は,
・ インテリジェントキー(フォレスターにはオプション,デュアリスには標準)
・ 左右独立温度調整エアコン(フォレスターには設定なし,デュアリスには標準)
・ クルーズコントロール(フォレスターには標準(!),デュアリスには設定なし)
という感じである.
この辺,なかなか満足がいくようにはならないので,まあ,どっかで妥協しようと思う.

まずは,自宅に一番近い日産レッドステージ店へアポイント取らずに行ってみる.
が,車を降りて挨拶してもらったセールスの方が....いま一つ,いや,いま二つ.
ぜんぜん車のこと知らない感じがする.セールストークもうまくない.
歳は40ぐらいだろうけど,セールスに転職したてなんだろうね.
車も,屋外の展示車はあるけど,試乗車は今日は出払っているとのこと.
一応見積り作ってもらったけど,値引きも5万円だけ.
このセールスの人は,あまりしゃべらず,しゃべったと思ったら声がうわずってかなり緊張している模様.
車を買う相手としてはかなり不安なので,早々に退散.

その後,その日の夜にいきなり自宅に来て,「どうですか?」とか言われたけど,「他の車にする」と言って早々にお断りした.

以下,長くなりそうなので,(その2)に続く.

2008年1月10日木曜日

Mt. Naeba

ときには,レジャーに行って,なんかすっきりしないときというのがある.

例えば,
・ 花見に行ったら,桜が散ってた上に,底冷えがした.
・ 海に行ったら,クラゲだらけだった上に,雨が降ってきた.
・ 紅葉狩りにいったら,道に迷った上に,山の斜面でずっこけた.
なんて感じだろうか.

今回のスキーツアーは,まさにそんなパターンの旅行だったといえるかもしれない.

今回は,毎年恒例の関東組&福岡組スキーツアーを苗場ですることになったので,朝早く起きて車に乗り合い福岡空港に向かう.
平日の朝7時半に,おじさん3名が,ANAで旅立ち,向かうは新潟.

今年のツアーは,参加者全員ANAのマイルが少し残っているということで,飛行機はマイルで無料になっている.
そのかわり,苗場までの交通手段と宿泊はこちらで予約した.

新潟空港到着が少し遅れたので,バスではなくタクシーに乗って新潟駅到着.
新潟駅で初めての上越新幹線に乗り換えて,越後湯沢へ向かう.
初体験の上越新幹線だったけど,まあ,東海道&山陽新幹線との違いはあんまりないね.

越後湯沢駅で関東組と待ち合わせて1日目のホテルである,御宿本陣へ向かう.
ここは苗場では唯一と行ってもいい温泉宿で,朝晩バイキング.
晩ご飯は,鍋と一品料理のバイキングで,鍋は,寄せ鍋,キムチ,豆乳,すき焼きから,選べるらしい,ということは前もってわかっていた.
値段は5人一室朝晩飯付一泊一人6,800円だったので,あまり期待してなかった.
が,結論からいうと,期待してなくてよかった.

まず,温泉,というわりには,えらく狭い大浴場.
しかもなぜか2カ所に分かれている.
1つはまあまあの大きさの露天風呂と洗い場が3つ.
もう1つは,超狭い露天風呂と,狭い内湯と洗い場が3つ.
こんなんでくつろげるわけがない.

部屋はまあ,普通の和室.広さも10畳ぐらいで普通.
ただし,布団とかは,かなりシミあり.どっからまぎれこんだんだというティッシュのかけらもついている.

それではと期待の晩ご飯の鍋は,空の鍋が置いてあって,横にスープがどんと置いてあって,好きなやつを入れて勝手に煮ろと.
はい,勝手にやりました.
最初はすき焼きの汁を入れたけど,すき焼きというにはかなり薄かったので,途中からキムチの汁を足した.
それでも味が単に辛くなっただけだったので,バイキングで置いてあったキムチを入れてみた.
中々いい味になったけど,途中から飽きてしまったので,最後に豆乳をどぶどぶどぶ〜.
コクが出てまったりしたいい味になったけど,キムチ味の勝ち.

まあ,そんなんで遊びたくなるぐらいどうでもいいバイキング.
その割につっ立ってるアルバイトのにいちゃんたちだけは多くて,監視されているような雰囲気.
朝飯もどうでもよかったなぁ.

宿のサービスも,人によりけり.
宿の従業員の人はきちんとしてるけど,アルバイトの人たちは,例のマニュアル接客で,お客に顔を向けてなけりゃ何しててもいいだろ,って感じ.

で,この辺ではたと気がつく.
そうか,ここは,関東圏なんだと.
広くない部屋や風呂,一見豪華で中身はおいしくない食事,マニュアル接客.どれも関東風の匂いがする.
そういえば,宿の宿泊者の人たちもどことなく関東の人たちが多いような.
新潟とはいえ,ここ苗場は関東のスキーヤーが多いので,こんなことになるんだろうねぇ.

と,ここまで書いてふと思い直すと,これで一人6,800円.
しかも,実は,スキーかスノボレンタルが1日分無料.
まあ,民宿に泊まったと思えば,文句は言ってはいけないか.

お次は苗場スキー場だけど...なんかよくないね.
まず,雪質がよくない.1月上旬とはいえ,かなり雪は降っている.
なのに,下の方は溶けててむちゃくちゃ雪が重い.
ニセコと比べちゃいけないのはわかってるけど,蔵王磐梯と比べてもぜんぜんよくない.
中国地方の瑞穂とおんなしぐらいかもしんない.

ついでに,コースの配置が横に広い.
縦に広いと,一番上に登ってざぁっと下まで滑るのが気持ちいいんだけど,ここは滑ってはリフトに横に移動,滑ってはリフトで横に...
全コース滑るだけで,ほぼ1日かかるけど,ぜんぜんおもしろ味なし.
それでも山頂の景色は良かった.

それにしても,このスキー場には上級者がいなかった.
関東からアクセスがいいから,ここは,関東人の初心者集合場所なんだろね.

スキーは1日目の午後と2日目朝から滑って,雪質の悪さに飽きて午後3時ぐらいに終了.
そこからは,越後湯沢駅まで関東組の人に送ってもらって,新幹線で新潟駅に帰る.
その日は新潟駅周辺で打ち上げようという算段である.
ところが,前もって調べていた五郎という居酒屋が電話してみたら満席.
しょうがないので,インターネットで調べて,ホテルの近くの 肴いちばというお店に行く.
結果: 普通
店は繁盛してて,刺身もおいしいけど,うまい魚を食べ慣れている福岡県人には,まあ,このレベルのお店は天神や博多に腐るほどあるやろねということ.

ただし,日本酒はやはりおいしかった.
九州の居酒屋は,日本酒を保存するという概念がないので焼酎と同じ扱いで常温でほっぽったりするんだけど,日本酒はそんなことすると味が確実に落ちる.
その点,酒所新潟の居酒屋さんは,その点を心得ているのか,それとも日本酒が新鮮なのか,どれも味がはっきりしててうまかった.

そういえば,新潟で宿泊したホテルは,ニイガタ ステーションホテル
普通のビジネスホテルって感じで,朝ご飯の飯が妙に山盛りだった以外は,感想はなし.

という感じで,まあ,年に一回スキーにかこつけて,旧知の人間が集まってしゃべる会と思えばそれはそれで楽しかったけど,苗場にはもう行くことはない,と思う.

来年は,富良野とかいってけど...どうなるんだろうね...

2008年1月7日月曜日

たとえ話

今回は少し趣向を変えて,最近の身の回りの話を,いつか使えそうなたとえ話として備忘録に書いておこう.

*****

若造のA君は,かなり前からある車が欲しくてたまりませんでした.

その車は,通勤路沿いの自動車ショップに展示してある超高級スポーツカーでした.
少し古い中古車だったけどうっとりするようなデザインで,A君はその外観に惚れ込んでしまっていました.
彼にはとても買えないような値段だったので,決して手に入れることはできなかったけど,それでもその車に対するあこがれは消えることがなく,店頭に飾られているその車を横目で見ながら毎日通勤していました.

ところがある日,そのスポーツカーが500万円で売りに出されていることを知りました.
ショップの経営が苦しくなったのか,かなり安値で売り出されたようです.
彼はお金はなかったけど,矢も盾もたまらずそのショップに行くと,「試乗させてくれ」と願い出ました.
このショップの店長はそのスポーツカーを大変大切にしている人で,普段ならそんな一見の客に試乗させる訳はなかったのですが,たまたま店長は不在にしていたので,アルバイトの店員を説き伏せて,試乗することに成功しました.

それ以来,A君はこのスポーツカーの虜になってしまいました.
確かに高性能なスポーツカーは,A君にとっては乗りこなすのは大変でした.
しかし,そのデザインやかっこよさは他に比べようもありません.
店長が不在のときにショップに行っては,アルバイト店員の制止を無視して何度も試乗を繰り返しました.
「絶対にこの車を手に入れてやる!」
A君の心はそう固まっていきました.
が,しかし,A君には100万円しか貯金がありませんでした.

ある日,A君は意を決して,店長がいる時にそのショップに向かいました.
そして,初対面の店長に向かってこういいました.
「絶対大切にするからその車を100万円で売って下さい!」
いきなり見知らぬ客にそんなこと言われても店長は面食らうばかりです.
500万円でも安いと思っている車を,100万円で売れるわけがありません.
店長はA君をほとんど門前払いするように追い返しました.

しかし,A君のその車を手に入れたいという気持ちはおさまりませんでした.
どうすればその車を手に入れられるか...
そればかりをA君は考えていました.

ある日,A君はついに行動にでました.
店長のいない日にそのショップに行き,アルバイト店員の制止も聞かず,いつものように試乗するといって無理矢理その車を持ち出しました.
そしてあろうことか...
A君はその車をわざと正面から電柱にぶつけたのです!
車は大破,とまではいかなかったものの,なんとか自走できるという程度まで壊れてしまいました.

彼はその車を運転してショップに戻ると,そこには店長が帰ってきていました.
その車を見て唖然としている店長に,A君はこう言いました.
「事故を起こしてしまい申し訳ありません.でも,修理は保険でできるはずです.
 ただし,もうこの車は事故車だから100万円の価値ぐらいしかないでしょう?
 だから僕が責任を持って100万円で引き取ります!」

さてさて.....
こんなことをする前に,A君が車を手に入れる方法はなかったのでしょうか?
もちろん,いくらでもあるはずです.

まず,お金を貯める.
今やっている仕事だけではお金が貯まらないんだったら,夜にバイトをしてもいいでしょう.
または,もっとお金の貯まる職に転職するのも1つの手でした.
一番いいのは,今の仕事に精を出して,ボーナスや昇給を手にすることだったかもしれません.

また,店長と仲良くなることも必須だったでしょう.
最初は一見の客ということで追い返されるかもしれませんが,何度も通っているうちに同じ車を愛するものとして親愛の情がわくはずです.
そうすれば,A君の車に対する愛情にほだされて,かなり値引きして売ってもらえたかもしれません.
そうでなくても,きちんと分割で払うことを条件にすれば,ローンで買うことも無理ではなかったでしょう.

また,アルバイト店員と仲良くなっておいても損はなかっと思います.
アルバイト店員から店長に口添えしてもらえるかもしれないし,いろんな情報もわかるはずです.

しかし,A君は自分の欲しい車以外のまわりのことが全く目に入らず,こんな行動に出てしまいました.
若さゆえの過ちですませられることでしょうか.

そして,結局,その後のA君とスポーツカーがどうなったのか?
どうなるんだろうね?

やれやれ.....