2007年6月25日月曜日

Viva Las Vegas!

何度も仕事で行くのだが,ラスベガスってほんとによくできた街だと思う.

豪華なホテル,多種多彩なBuffet(バイキングレストラン),無料で見られるアトラクション.毎日やってるナイトショー.そこら中にある巨大ショッピングモール.
そして,24時間全く止まることがないカジノ.
老若男女誰でも楽しめる街としては,これ以上の街は世界にないと思う.

知り合いのアメリカ人も曰く,"ラスベガスはアメリカじゃないから,あれをアメリカと思ってもらっては困る.”
確かに,他のアメリカの街は,安全で夜は歩けなかったり,人種同士の独特な雰囲気を持ってたりする.
ところがここは,従業員をのぞけばほぼ100%が観光客.
なので,従業員もたどたどしい英語にも慣れっこで,適当にやれば結構通じる.
といっても,ハワイほど日本語が通じるわけではありません,念のため.

前置きが長くなったけど,最近はほぼ年に1回,仕事でラスベガスに行くことになっていて,今回も6月末に行ってきました.
何度行っても飽きないけど,今回は自分で仕事しなきゃいけなかったんで,そんなにはめは外してない...はず.
カジノでは,"Top Gun"っていうスロットでのべ6時間ぐらい置物のようになって50000円ぐらい使ったけど,まあ普通かな?
何でも,ラスベガスに滞在する時に,アメリカ人は平均$500ぐらいカジノで散財するけど,日本人は$50ぐらいだそうな.
だから,ラスベガスのカジノは日本人をあまり優遇しなくて,日本語の表示もないんだ,という話になっているらしい.
そんなこといっても,あの独特のルールがあるブラックジャッククラップスは,英語ができても手を出す気にはならんぞ.
バカラぐらいならなんとかなりそうだけど.

今回宿泊のホテルは,いつものモンテカルロ.仕事場がこのホテルにあるからしょうがない.
このモンテカルロは,アメリカのホテルとしては,いたって普通.
シャワーが固定されてて少し使いづらいけど,他にはこれといって問題はない.
ホテルの隣には24時間のコンビニがあって,周辺には有名なホテルやレストランが多数あるんで,モンテカルロでの立地としては最高.
あまり宿泊料金も高くないけどランクが低いホテルでもないんで,奇抜なホテルを求めない人は,ぜひどうぞ.

で,今回はほとんど仕事だったんで,後はあまり面白い話はなし.
でも,備忘録なので,恒例の食事のことだけは書いておこう.

1日目夜: モンテカルロのBuffet
初日は,時差ぼけで疲れてるということで,たいがい近場で適当にすませようということになる.
今回も宿泊したモンテカルロのBuffetで適当に食べようということになった.
ここのBuffetは前も来たことがあって,けっこう満足した記憶あり.
なので,ちょいと期待してたんだけど...あれ?前より悪くなってない?
昔はシーフードがもっと充実してて,おいしかったはず.(ガイドブックには生ガキがあると書いてあったけどそれもなし.)
あいかわらず品数はそれなりにあるんだけど,どれもあんまり工夫してなくて,まあ,ぼちぼちだねぇ.
ステーキとかあったけど,食べてもそんなにうまくない.
宿泊してたらまた来るかもしれないけど,他のホテルに泊まってるときは,もうこないだろうなぁ.

2日目昼: SUBWAY
アメリカでの俺の天敵,SUBWAY.
まさか,また食べることになろうとは,夢にも思わなかった.
SUBWAYは日本にも上陸してるから知ってる人も多いだろうけど,基本的には挟むものがいろいろ選べるサンドイッチ屋さん.
日本でも,いろいろとチョイスして食べるのが面倒なので,個人的には行かないお店.
しかもこれがアメリカになると,チーズや野菜の種類が半端じゃなくなるので,どれを選んでいいのかわからん.
しかもそれを英語でぜんぶ注文しなきゃいけないのが,超面倒.
なので,アメリカに行ってもSUBWAYだけには近寄らないようにしていた.

ところが,同行している嫁がどうしてもSUBWAYが食べたいと.
なんでも,SUBWAYは大好きだけど,家のまわりにあった店がなくなったんで,久しぶりに食べたいと.
かといって,じゃあ自分で買ってくるかというと,それも嫌だと.
というわけで,結局俺が買ってくることに.

という感じで注文に行ったけど,今回はモンテカルロの中のSUBWAYで,店が小さかったんで,チーズや野菜の種類もそれほどなくて,結構らくちんだった.
"ウィートL+チェダーチーズ+オニオン+レタス+トマト+キュウリ+Hotソース"ぐらいののターキーブレストだったような.
味的にはそんなに悪くないんだけど,Hotソースがマジで辛すぎて,ちょい失敗.
SUBWAYで自分の好みのサンドイッチがチョイスできるようになることなんでないだろう.

2日目夜: 仕事関係のbuffet
夜は仕事関係でついてくる夕食を食べる.
300人ぐらい入る大部屋でbuffet形式で食べるんだけど,あいかわらず大しておいしくない.
いわゆるアメ食ってやつやね.
ちゃちゃっと食べて早めに退散.
嫁さんは一緒に食べたわけではなくて,panda expressっていう中華料理のファーストフードを食べさせた.
自分では食べたことはないんだけど,結構うまかったらしい.

3日目昼: どっかのホテルのbuffet
忘れてしまいたいぐらいおいしくないbuffetだった.
典型的なアメ食で,豆を煮込んだメキシコ料理がまざってる.
あまり思い出したくないので,省略.

3日目夜: モンテカルロの Brew Pub
ラスベガスに来る度に,必ず立ち寄る店.それがBrew Pub.
ビールのあんまりうまくないアメリカで,おいしい地ビールが飲める店.それがBrew Pub.
という感じで,大のお気に入りの店,のはずが...

いつの間にか地ビールを止めていた!
Budweiserとかの普通のビールしかないし!どういうことだ!
しょうがないので,Miller Liteとか飲んでみるがおいしくな〜い.

食事の方は,ボリュームもあってそんなに高くない.
オニオンリングとかフィッシュアンドチップスとかの定番を頼んで居酒屋状態.
こちらの方は,いつもと変わらぬ味だった.

まあまあおいしかったけど,全体的には地ビールがなくなったので,がっくし.
次回からは隣のNYNYのアイリッシュパブに行ってみるか.

4日目昼: TODAI(日本食Buffet)
そろそろ日本食が恋しくなってきたと嫁さんが言うので,プラネットウッドの中にあるTODAIという日本食のBuffetに行く.
ここは,ほんとに日本食しかないBuffetで,味も日本で食べるのとそんなに変わらない.
ただし,アボカドとかを使った変な巻物が多数あり.
でも,味は悪くないので,試してみるのもいいかもしれない.

ここのもう一つのいい所は,iced green teaがあること.
個人的にはアメリカではすっとdiet cokeを飲んでるんだけど,嫁さんはやっぱり日本茶が飲みたくなるらしい.
なので,ここで冷たい緑茶を飲むことができて,疲れて下降気味だった機嫌も回復.

今回は昼に行ったけど,夜に行くとラーメン,天ぷら,ゆでたカニとメニューも豪華になる.
ランチが$15ぐらいで,ディナーが$26ぐらい.
アメ食に飽きた人にはお勧めの店である.

4日目夜: Ginseng Korean BBQ
この日はLance Burtonのマジックショーなど見たので,24時間開いてるらしい韓国料理の店に行ってみる.
この店は,ストリップ(ラスベガスの大通り)を挟んでモンテカルロの対面にある.
店名の通り,ほんとは焼肉を食べたらいいんだろうけど,食べ過ぎ気味だったんで,冷麺と石焼ビビンバにした.

で,味の方は,普通.いたって普通.
日本で食べる冷麺と石焼ビビンバとなんらかわらない.
問題は値段.冷麺が日本円で1500円ぐらいで,石焼ビビンバも1800円ぐらい.
むちゃくちゃうまいというわけではないのに,ちょいと高すぎるねぇ.
ただし,韓国料理で言うところのパンチャン(無料の突き出し)が5皿ぐらい出てきて,キムチとかいくらでもおかわりできるんで,その分を考えたら,まあぼちぼちの値段かもしれない.

5日目昼: Rainforest cafe
最終日ぐらいアメリカらしいものを食べよう,ということで,やってきたのはMGMにあるraiforest cafe.
ここはアメリカのファミリーレストランのチェーン店で,店内がジャングルのように装飾してあるのがウリ.
食事中に雨が降ったり,像がパオ〜ンっていったり,サイが動いたりという感じ.(もちろん動物は全部ロボット.)

今回なぜかここまでハンバーガーを食べてなかったので,rainforest burgerを1つずつ注文.
すると,でっかいハンバーガーの上にピクルスが煙突のように立てられて出てきた.
皿にはポテトチップスが敷いてあって,ボリューム満点である.
(おおこれだけ写真があった.)

食べてみると,味もなかなかいい.
ケチャップとマスタードは机の上に置いてってくれるんで,自分でかけ放題.
でかいやつにがぶりとかぶりつくと,アメリカ牛100%のうまさが伝わる.
やっぱり,アメリカ食はハンバーガーだね.
しかし,日本では部分的に輸入禁止のアメリカ牛を,アメリカに来たらいくら食べても問題にならないのはなんでだろう?

ソフトドリンクも入れて値段は一人2000円ぐらいだったけど,メニューも豊富でなかなか楽しめそう.
ラスベガスでBuffetに飽きたときにくればいいだろうねぇ.

5日目昼: ベラージオのThe buffet
最後の食事はベラージオのBuffetに決まっていた.
前回来たときに,このBuffetでランチを食べたところ,その種類の豊富さと味に大満足.
なので,ディナーはもっとすごかろうと,前々からかなり期待大だった.

Buffetには午後7時半ぐらいに着いたんだけど,すでに長蛇の列ができていた.
こりゃ入れるのは1時間後ぐらいか?という状況だったけれど,意外と列の消化が早くて,30分後ぐらいには入場.
しかし,こういう時は列に並ばずに入れるハイローラーがうらやましいね.
一人,$23.95を払って入場.

で肝心の食事だけど,なんかあんまりランチと変わんないんですけど?というのが率直な印象.
ゆでたカニやステーキは確かにランチになかったけど,それ以外は何が増えたのかわからないぐらい.
ステーキは確かにおいしかった,が,ステーキソースのありかがよくわからず,塩こしょうで食べた.
日本食ももちろんあったけど,生ガキはない.
デザートはそんなに甘くなくてまあまあおいしかったみたい.でも,当たり外れがあるようだった.
その他のものもそれなりにおいしいけど,3000円程払って並んでまで食べるほどのことはないね,というのが全体的な印象だった.
ランチだと500円ぐらい安くなるし比較的空いてるんで,やっぱりそっちがお勧め.

と,こんな感じで全食事終了.
今回はBuffetが少なかったんで,あまり食べ過ぎることもなく,旅行後には体重も少し減っていた.
やっぱり日本食っぽいものをいくらか食べるのがいいらしいぞ.

最後に,ラスベガスに行く前はいつも聞いている"Viva Las Vegas!"の動画でも張っておこう.
youtubeで見つけたけど,ラスベガスの気違いじみた雰囲気を出してて,なかなかよくできた動画である.