2007年12月25日火曜日

2007年忘年会 in 北海道 (その2)

北海道忘年会2日目は,前日のラム肉にやられて9時頃ゆっくり起床.

ツアーなのでホテルの朝ご飯がついてるけど,昼ご飯に変更できるようなので,即変更決定.
取りあえず,水分だけ補給して,札幌駅前の佐藤水産に行く.
最近は,北海道の海産物のお土産といえば,ここのやつばかり.
嫁さんと自分の実家用に,しこたまお土産を買い込んで,宅急便で送っておしまい.

ホテルにもどって,モントレエーデルホフの彩雲という中華料理レストランで朝食かわりの昼食を頂く.
ここはなかなかヒット.
普通にランチにしても1000円ぐらいだったと思うけど,そのわりには,ボリュームもあったし,何より上品な味付け.
季節のお野菜たっぷりで,かなり高級感もある.
たまにはこういうホテルランチもしたいけど,自宅周辺にはこんなホテルはないからなぁ.

さてJRにのって千歳に移動.
送迎バスに乗せてもらって,今回の旅行のメインイベントに到着.
支笏湖第一寶亭留 翠山亭なのである.
知らない人はしらないと思うけど,この第一寶亭留は定山渓と富良野にもチェーンホテルを持っており,そのどこもかなりハイレベルのサービスを提供しているらしい.
もちろん値段もお高め.
1泊宿泊料金の自己最高記録を更新している.(;o;)
今回の忘年会旅行の宿泊は,"料理がとにかくおいしい+部屋付き露天風呂+風光明媚”てな条件だったんだけど,そのすべてを満たすのが,このホテルの”展望露天風呂付き客室”ってやつだったわけ.

送迎バスでホテルに到着すると,担当の仲居さんに挨拶してもらってすぐに部屋に連れて行ってくれる.
お高めの部屋なので,部屋でチェックインというパターンらしい.
部屋は10畳ぐらいの和室+露天風呂+リビング+ベッドルームという感じ.とにかく広い.
ただし,もととも2部屋だったのを改装して1部屋にしてあるのはまるわかり.
洗面所2つあるし,トイレも2つある.
けど,きれいに改装してあるし,実は2名で宿泊でも洗面所とトイレが2つあると,チェックアウト時にけんかしなくてよくてすごく便利なのだ.
実はこの"展望露天風呂付き客室"はホテルに2部屋しかないから,なかなか予約しづらい.
2ヶ月前から予約しといてよかった〜,

個人的には,昨年泊まった望楼noguchi登別よりかなり落ち着く.
やはり和室があるからだろうねぇ.
ただし,あまり珍しいものはないので,東京人とかは望楼noguchi登別を好むだろう.

部屋風呂は,いい!!!
ドアを開けると,いきなり檜の香りがプンと漂ってくる.
窓からも眺めも思ったよりよくて,支笏湖がちゃんとみえる.
が,よくみたらホテルの隣の診療所の入口からも,この露天風呂が見えるんじゃないの?
温泉の泉質はそれほど特徴はないけど,やはり湯上がりはポカポカして保温性抜群な感じ.

夕食は食事どころの個室で頂いた.
単純にうまかった.
どの料理も変に凝ってるわけではないので1つ1つの料理は印象には残らないけど,きちんと管理された地酒を飲んで,おいしい食事を頂きました,という満足感の残る料理だった.

あと,このホテルは,従業員の方の接客がすばらしい.
特に,仲居さん.
最初から最後まで決しておせっかいな形にならずに,着かず離れずの接客をしてくれる.

実はこれが最近のデザイナーズ高級旅館(?)と違うとこだろうと思う.
デザイナーズ高級旅館は,最近できたところが多いので,従業員も若造が多い.
その若造に対して,マニュアルでがんじがらめに接客を教えるので,すごくカチコチの接客になることが多い.
いい意味でも悪い意味でもバカ丁寧な接客で,接客されているこちらが緊張してしまう.

ところが,こちらのホテルの仲居さんは,経験豊富なんだろうけど,人との接し方が非常にうまい.
お客が困ってないときは何も手を出さないけど,困りそうなときはそっと間の手を入れてくれる.
第一寶亭留の真骨頂なんだろうか.

そういえば,このホテルは随所に「つかずはなれず」というキーワードの接客が考えられているような気がする.
展望休憩室があって,そこではセルフサービスの中国茶が飲めたり.
朝食後は,セルフサービスでコーヒーを飲みながら支笏湖を眺められたり.
”セルフサービス=コスト削減”と言ってしまえばそうなのかもしれないけど,逆に従業員の人がいない方がお客にとって心地よくて,のんびりできるのだった.

ゆったりとした時間をのんびりと過ごすにはほんとにいいホテルだと思う.
幸せな気持ちになって宿を後にした.
そういえば,雪の支笏湖はなかなかきれいだったなぁ.

後は千歳空港から帰るだけだったのだが,千歳空港名物のお土産コーナーで,じゃがポックル白い恋人を捜しまくる.
ホテルで過ごしたゆったりした時間から,一転,押し合いへし合いの修羅場な状況.
じゃがぽっくるは運良くゲットしたけど,白い恋人はぜんぜんなし.
ここはいつも疲れるんだよね.

最後に千歳空港1Fで,千歳空港のレストランとしては評判がいいらしい朝市食堂で昼食.
まかない丼っていうのを頼んでおいしかったけど,やっぱりホッケのついた定食にすればよかった.

という感じで,北海道忘年会2007は終了.
さて,来年はどうしようかな.

2007年12月24日月曜日

2007年忘年会 in 北海道 (その1)

いいのか悪いのか,年末には妻と北海道に行くのが恒例になってしまった.

あれは2年前のこと.
ずっと貯めていたANAのマイルが12月で失効してしまうので,それなら同じマイルでいける一番遠いところ,ということで一昨年は登別&札幌の旅だった.
その時の登別にはかなり感激したので,昨年末は今度は登別に2泊という旅になった.

そして2007年の年末.
今年はマイルはあまってなかったんだけど,すっかり年中行事のように北海道にやってきた.

こう何度も年末に北海道に来ていると,はっきり言って観光することはほとんどない.
ひたすらのんびりしようという趣向になった.

1日目は札幌.
宿泊するホテルは,モントレエーデルホフサッポロ
実は今回はマイルを全日空のツアー代金にしたのだが,選んだツアーは航空券とホテル代金だけの最もシンプルなツアー.
その中では一番いいランクのホテルにしたのだが,実はこれがおおはずれ.
たまたま宿泊がクリスマスイブだったのがいけなかったのか,館内の従業員は,新米のアルバイトさんだらけ.
部屋まで案内してくれた人も,普段はレストランでウエイターをやってるらしい.
クリスマスイブみたいな書き入れ時に,ベテランが休んじゃいかんよね.
部屋についたときに,加湿器を持ってきてもらうようお願いしたけど,20分経っても持ってこず.
ほっといたら部屋に置いといてくれるかと思ったけど,それもなし.
再度部屋に戻ったときに,また電話でお願いしたら,15分後ぐらいにレストランの制服をきたおねいちゃんが持ってきてくれました.

ホテルの部屋自体もそんなに広くなくて,アメニティもたいしたものがあるわけではない.
パジャマも,人間ドックのときに着るようなやつで,がっかり.

ここのホテルはSPAが有名らしく,行ってみたいなと思ったけど時間がなくて行けなかった.
ちなみに,宿泊客でも1500円ぐらいかかるらしい.それぐらい無料でサービスしたらどうだい?

さて,1日目は何をしたかというと,3時頃にホテルに着いた後は,せっかくのクリスマスイブだからということで,少し休憩した後に大通公園のさっぽろホワイトイルミネーションを見に行く.
行ったのは4時ぐらいだったけど,サッポロの12月末だと,もうすっかりあたりは暗い.
このさっぽろホワイトイルミネーションは毎年開催されていて,何回か見たことはあるんだけど,じっくりと見ることができたのは,これが初めてではなかったろうか.
率直な感想は,きれい!だけど,人も結構多い.まあ,クリスマスイブだし.
とりあえず,テレビ塔の下から逆の端まで歩いて見学した.

思ったより時間を使わなかったので,タクシーに乗ってサッポロファクトリーに移動.
クリスマスイブでテンションの上がっているカップルを冷やかそうという魂胆.
しかし,実際行ってみると,あまりに人手が多すぎて,こっちがエネルギーを消耗する.
しかたなく,人気のあまりない家具売り場なんかで,買うはずもない家具など見て時間を過ごす.

そうこうしているうちに,予約してた時間になる.
何を予約してたって?
そりゃ,札幌といえば,サッポロビール園に決まってるじゃないか〜
というか,クリスマスイブにビール園ですか?
そうなんです.うちの家はそうなんです.
今回の忘年会旅行は,サッポロビール園の生ラム食べ放題&飲み放題を札幌で頂くことが目的の1つだったんです.

というわけで,わざわざケッセルホール指定で7時から予約しておいたジンギスカンを食べに行く.
あいわらず,おいしい.というより,うまぁい.
ラムをじゅ〜じゅ〜,ビールぐびぐび,ラムをじゅ〜じゅ〜,ビールぐびぐび,ラムをじゅ〜じゅ〜,ビールぐびぐび(以下果てしなく繰り返し)
二人とも「もう当分(数年は)ジンギスカンは食べん」というまで堪能した.
苦しくて動くのが大変っていうまで食べたのは,久しぶりやね.

さて,1日目はこれぐらいにしておけばいいものを,ホテルに帰ると,どちらからともなく.
「クリスマスイブのテンパッたのカップルでも見学に行こうか」(品がない)
とかいって,ホテル最上階のバーに行く.
が,さすがクリスマスイブ.満席ということで,追い返される, が,部屋番号を言っておいたら,10分後ぐらいに電話かかってきて「お席が用意できました.」と.

歩くと口から出てきそうなラム肉を押さえつつ,バーに行くが,時間が遅いのかあんまりテンパッたカップルはおらず.
パンパンのお腹では飲み物も辛かったので,1杯だけ飲んで早々に退散した.
そういえば,ここのバーは,景色はまあよかったけどね.

ホテルの部屋に戻ると,さすがに疲れてバタンキュー.
あと,2日もあるのに,かなり飛ばし過ぎの初日だった.

(その2に続く)

2007年12月20日木曜日

熊本日帰り出張

そうだ,忘れてたけど,12月に熊本に日帰り出張してたんだった.

一応,出張だから備忘録として書いておこう.

といっても,日帰りだから,仕事先に行って仕事して帰ってきただけ.
少し熊本らしいものを,といって,昼に支那そば 北熊に行ったぐらいか.
ここのラーメン,じゃなくて,支那そばが結構好きである.

有名な熊本ラーメンというと黒亭とかには行ったことあるけど,なんか焦がしニンニクの匂いばっかりな感じで,今ひとつすかん.
北熊は,鶏のダシ+チジレ麺ということで,一般的な熊本ラーメンじゃないのかもしらんけど,それはそれで食べでがあっていいんだよね.

というわけで,お土産に辛子レンコン買っておとなしく,じゃなかった,鳥栖アウトレットに寄って,エディバウアーで手袋買って帰ったのだった.

2007年12月4日火曜日

出張 in 台湾

台湾に一緒に行きたいワン.

と,うちの犬が行ってたかどうか知らないけれど,久しぶりの海外出張で,台湾に行くはめになった.
まあ,メインの仕事は一緒に行く若い衆にまかせるので,気は結構楽ではあったのだが.

実は台湾に行くのは初めてだったのだが,忙しかったせいもあって,今回はほとんどガイドブックも読まず,交通機関だけ調べていきなり台湾に飛ぶことになった.
もちろん,中国語なんてぜんぜん覚えてないし.

しかし,結論から言ってしまえば,台湾って日本人が一番楽に旅行できる国じゃないだろか.
かなりのホテルで日本語は通じる.通じないホテルも英語ならOKだったりする.
お土産やレストランも,有名なところはほとんど日本語でいける.
食事は,基本的に薄味の中華料理なので,日本人好み.
交通機関も台北の地下鉄や台湾新幹線は日本とほとんど同じなんで,一回慣れてしまえば,自由に移動ができる.

台湾と似たような環境にあるのが韓国(ソウル)だけど,なぜか雰囲気が少し違う気がする.
韓国は,日本人に対して親切な人もいるけど,そうでない人もかなり多い.
それに対して,台湾はかなり親日的な感じがする.
日本軍が立てた古い建物が,名所旧跡として数多くそのまま残されているのも,その表れじゃないだろうか.

あと,台湾人の感覚は日本人にかなり近いので,とまどうことが少ない.
ここでいう感覚とは,時間を守るっていう感覚だったり,細かいところに気を配るっていう感覚だったり.
大雑把な感覚のアメリカでは頭に来ることも多いけど,今回はほとんど違和感がなかった.

さて,備忘録なので、いくつか記録を残しておくと,今回メインで泊まったホテルは,新竹(シンチュー)というところにある,煙波大飯店
いろんな国から人が来る会場だったので,もちろん洋風の普通のシティホテル.
従業員の人は日本語は挨拶ぐらいしかできないみたいだけど,英語はかなり通じる.

そういえば,このホテルでびっくりしたのが,なぜか部屋がスイートだったこと.
外国客優先と肩書きで部屋の割り当てをしたみたいだけど,部屋はばかみたいに広くてまったく快適だった.
ただし,一緒に行った若い衆の部屋は普通のツインルームで,とりたてて取り上げるほどのことはなし.

しかし困ったのは,ホテル周辺の歩いて行ける場所には,コンビニ1件しかない.
おそらく,あまり外国客をうろつかせたくないんだろうけど,歩いてみたがりの人間にとってみればかなり残念.
もう1つ残念だったのが,朝食,昼食,夕食が全部ホテルでの食事だったこと.
仕事関連で全部準備されてたんだけど,食べ歩きもできなくて,ちょっとマンネリ化した.
確かに,バンケットという夕食会の食事はすごかったけど,かなり台湾風の料理で,あまりみんな食べれられなかった.

そういえば,初日の夕食だけは仕事関連の食事はついてなくて,ホテルのバイキングで食事.
台湾のバイキングは少しかわってて,普通のバイキングみたいに自分で食事をとるのももちろんあるんだけど,テーブル番号の書いてあるクリップがテーブルの上に置かれていて,それを好きな食材の前の箱に入れると,その食材を調理して持ってきてくれる.
いわゆるオーダーバイキングやね.
それに気がつくのが遅くて,気がついたときにはかなり満腹.
最後に子持ちの蒸しワタリガニを頼んだけど,これは絶品.
隣の台湾人をみたら,このワタリガニばっかり食べてる.
やはりそうやって頼むのが正解だったか,と悔やむ.

そんなこんなで,ホテルで3日間はちゃんと仕事をして,最終日は台北に移動.
台北のホテルは,天成大飯店
ホテルのフロントの人はほとんど日本語をしゃべるので,チェックインも楽々.
台北駅からもすぐなので,旅行者には便利.
まあ,部屋も普通のビジネスホテルって感じで,宿泊するにはなんの問題もない.

台北では,いくつか歩き回ったからそれを記録しておこうか.

昼食は,小龍包が有名だということで,京鼎楼という店に行ってみる.
食事時は日本人率が7〜8割とかで,もちろん日本語で注文できる.
小龍包と空心菜の炒め物,酸辣湯等をみんなで注文.
でてきたやつは,うまい,んだけど,えらくあっさりしてるね.
小龍包が一番あっさりしてて,これならいくらでも食べられる.が,おいしい小龍包っていうのは,もう少しこってりとした肉汁の味がするはず.
これなら,東京は浜松町の新亜飯店の方がうまい気がするのだが.
(値段はこちらの方が半額ぐらいだから,比較しちゃいかんのだろうけど.)

他の料理もうまいけど,日本人の口に合わせ過ぎてることはないのかなぁ?
どれも日本で食べるような味で,なんか肩すかしをくった感じだった.

昼食の後は,世界3大博物館の1つである故宮博物院とか,世界一高いビルである台北101(イーリンイン)に登ったりなどするが,まあ普通の博物館とビルやね.
いったんホテルに戻って,有名な士林夜市にも行ってみるけど,アメ横みたいなもんかな.
なにせ,海外にいるという感じがしなくて,あまり驚きはなし.
次の日には,これも定番の台湾民主記念館にも行ったけど,海外からの賓客が来るとかで,封鎖されてて中にはいれんかった.残念.

台北の夕食は,日本人観光客が多く利用するらしい梅子という店に行ってみる.
金曜の夜なのに,かなりがらがら.さては外したかと不安がよぎる.
ここの店は,日本語のメニューがあるんだけど,どうもそのメニューは日本人好みで高い料理だけ載せてるらしい.
まあ,高いっていってもたがかしれてるし,そのメニューだけでも選ぶのに苦労するぐらい数が多いからいいんだけど.
ここでは,名物の蒸ガニが味のついた米に乗ってるやつや,空心菜の炒め物などをはじめとして大量に注文する.
ここも出てくる料理はどれもおいしい.が,うめ〜,って飛び上がるほどではない.
小龍包の店もそうだけど,日本人観光客が行く店は,どこも日本人向けに味を作り過ぎてるんじゃないだろうか.
それともこれが台湾の味付けなのか.
最後までそれはわからなかった.
ただし,満腹になるまで食べてさんざんビールやら紹興酒やら飲み散らかしたけど,お勘定は一人5000円程度.
食事の物価が安いことだけは間違いない!

そんなこんなで,翌日は台湾新幹線+バスで空港まで行って,出張はおしまい.
福岡から2時間でこれるし,ちょこっと遊びに来るにはすごくいい国なんじゃないかと思う.
観光するとこはあまりないけど,飯がうまくて安いのはゆるぎようのない事実だし,デパートの地下食料品売り場でも,食材は安い.
なので,ちょっとうまい中華料理が食べたいな,ぐらいの雰囲気で台湾に来るとちょうどいいんじゃないだろか.
ただし,今度観光で来るときは,食事は地元の人が行く店ばっかりにいってみよう,と心に決めているのであった.