2007年11月24日土曜日

PRIME6でお出かけ

懸賞ってけっこうあたるもんなんだよね.

暇が見つかるとときどき懸賞に応募している.
インターネット懸賞全盛になってからは,かなり応募もしやすくなったし.

あたって嬉しいのは,やはりビール系だろうか.
覚えてるだけでも「一番搾り6缶セット」とか「ザ・フルーツスパークリング 1ケース」とかがあたったことがある.
お酒系の懸賞は,メーカーの競争が激しいこともあり,けっこうあたりやすい,と思う.

逆にあたらないのが,旅行券とか宿泊券とか.
旅行好きとしてはぜひとも当てたいんでけっこう申し込んでるんだけど,なかなか当たりませぬ.
まあ,当選口数が少ないからしょうがない.

そういえば,変わり種で,「ANA 国内線どこでも往復チケット」とかいうのが昔々に当たった記憶があるぞ.
なのに,仕事が忙しくて,結局無駄になってしまったという悲しい結末だったような気がする.

最近は忙しいので,懸賞応募の時間もなく,あまり熱心には応募してないんだけど,それでも立て続けにあたっている懸賞がある.
ドコモのPRIME6である.

この懸賞はドコモの携帯を継続して6年以上使っている人だけが応募できる懸賞であるが,その特徴として10万名(!)もの当選者がでる.
ドコモの契約者数は5000千万ぐらいらしいが,そのうち6年以上使っている契約者を,まあ仮に1000千万だとしよう.
すると,当選確率は1/100.懸賞としては,かなり高確率である.

このドコモのPRIME6であるが,2007年の4月に始まったときから夫婦して申し込んでいる.
で,実は第1回は,嫁さんの方がプリザーブドフラワーが当たった.
結構,いいプリザーブドフラワーで5000円ぐらいするんじゃないだろうか.
久しぶりの懸賞当選なので,かなり喜んでいたようだ.

で,8月の第2回分ももちろん申し込んだのだが,これがなんと僕の分で,”ホテルペアディナー券"が当選!
このディナー券は全国のホテルレストランから好きなレストランを選んで,コース料理を食べられるってやつなんだけど,福岡は,オークラ福岡コンチネンタルレストランしかなかったんで,そちらを予約した.

というわけで,こっからお出かけレポートになるのだが,当日は土曜日なれど天神で仕事があったので,朝から午後4時ぐらいまではみっちりとお仕事.
で,ビジネスホテルを予約しておいて,ホテルに帰って着替えてから嫁さんと合流して出陣した.
無料で飯を食べさせてもらえるといっても,一応オークラなので,ちゃんときれいなかっこうして行った.

レストランは,ホテルの1階にあり,レストランウェディングなどにも使うんだろうという感じ.
接客は,さすがオークラ,というしかない,みごとな接客である.

で,肝心のコースの内容は...という話だけど,あまり印象がない.
確かにおいしかった.
甘鯛の刺身やステーキもいい仕事で文句のつけようはない.
が,特徴がない.
「○○の香りがたまらなかった」とか「見たこともない○○の盛りつけだった」とかは全くない.
そう,まさに,あの結婚式で出される「おいしいけど記憶に残らない食事」というやつだった.

ただし,全部の結婚式がそんな食事だという訳ではない.
ホテル日航福岡のブライダルフェアで食べたコース料理は絶品だった.
ステーキは,フォアグラを少し使った出色のできだったし,野菜サラダでさえ強く印象に残っている.
(注: "出色のでき"って,"しゅっしょくのでき"って読むのを最近まで知らなかった.どうりで漢字変換できんわけだ.)
また,うちの結婚式でお世話になった博多全日空ホテルの食事もすばらしいものだった.
全出席者に,事前に和食,洋食,中華の中からコースを選んでもらって,それぞれのコースが同時に全出席者にサーブされていた. 僕が食べたのは中華のコースだったけど,いやうまかったね.特にフカヒレが.
新郎のくせにうまいうまいとバクバク食べていた.嫁さんの方はお色直しでまったく食べられなかったらしいが.

話をオークラのレストランに戻すと,まあ,全体としてはそういう記憶に残らない食事だったのだが,こういう食事だとお酒は,ワイン,ということになる.
が,実はワインが大の苦手である.多分体質に合わない.
唯一,昔,場末の小さなフランス料理屋さんで飲んだシャトーラフィットロートシルトという有名なワインを飲ませてもらった時だけワインを絶品だと思っただけで,他のとこで飲んだワインは,おいしいorおいしくない,という評価しかできない.

で,お酒は,と聞かれたので,最初は2人とも「グラスシャンパン」ということにしておいた.
が,おいしくない.
これならモエのシャンパンのロゼのハーフボトルにしとけばよかったと後悔.
前述の日航のブライダルフェアのシャンパンはおいしかったなぁ,と嫁さんとひとしきり話す.

しばらくすると,次のお酒は,と聞かれるので,ワインリストを見せてもらう.
が,ハーフボトルを勧められる.
お金持ってないように見えたのかな.
確かにフルボトルは高かった.ほとんど1本1万円以上.
ワインにそんなお金を使いたくなかったので,ソムリエさんに聞いて7000円のよく知らないロゼをオーダー.
まあまあおいしいロゼだったけど,普通に酒屋で買ったら1500円ぐらいのやつじゃなかろうか.

食事も終わり御会計となるのだが,差し出されたレシートは,12,000円.いちまんにせんえん???
どうやら最初のグラスシャンパンは1杯1800円.あのまずいシャンパンでせんはっぴゃくえん!?
1800×2+7000=10600円だけど,サービス料10%にあと何かがついて12,000円を超えていた.
普通にちょっと高い居酒屋で飲むのと飲み物だけで同じ値段になってしまった...

僕らの他にいたお客は,同じ懸賞で当たったような緊張した若者ペアと,会社のお金で食べていそうな中年女性2名組だけだった.
おいしい店の多い福岡で,この内容ではそりゃお客さんは来ないでしょう.
まあ,このレストランは,本来レストランウェディング用だから,お客さんが来なくてもいいんだろうけど.
とりあえず,僕らが私用で来ることは2度とないだろう.

というわけで,あまり満足の行かなかった夫婦は,タクシーに飛び乗り,いつものぢどり屋で口直しをしましたとさ.
おしまい.

P.S. このとき泊まったビジネスホテルは,福岡アルティ・イン
天神から近くて交通至便なのに,部屋は比較的広くて快適.
おまけに,チェックイン日の朝からチェックアウト日の夕方まで車を預かってもらった.
便利で対応もいいホテルなので,また何かの機会に泊まらせてもらいます.

2007年11月19日月曜日

The most impressive hotel 2007

いや〜,久しぶりに驚でれ〜た.

といってもたいしたことではないんだけど,大阪にこんなホテルがあるんだね,と.

大阪のホテルの印象はあまりよろしくない.
東京と同じで,高級ホテルは接客もサービスも部屋もいいんだけど,ビジネスで利用するにはバカみたいに高い.
一般的なビジネスホテルは,機能的でいいんだけど,結構どこも同じで,あまり印象がない.
まあ,この部屋にしてはちょっと安い,とか,インターネットも無料で使えてちょっと便利,ぐらいの差でしかない.
その割に,値段も結構高くて普通に1泊朝食付きで6000円ぐらいしたりする.
博多の相場よりは,確実に1000円以上高い感じである.
まあ,都会なんだから仕方ないんだけど.

話が脱線して行きそうなので,とりあえず話を最初から初めてみようか.
今回の出張は大阪国際交流センターってところで行われた展示会のブースで説明をすることだった.
仕事自体は,忙しかったけど,まあ,それなりに終わっただろうか.
この日の仕事は1日仕事だったので,大阪で前泊と後泊の2泊する必要があった.

普通に考えると2泊を同じホテルにするのがもちろん一番楽チン,なんだけど.
そこは,ホテラー(注:そんな言葉は普通ない)の悲しい性で,同じホテルに泊まって楽をするよりも,どうせ泊まるなら別々のホテルに泊まってみたいかな,と考えた.
で,今回は一人旅で気兼ねしなくていいし,どうせ泊まるならあまり有名でないホテルがいいなと.

という感じで選んだ前泊のホテルは,国際交流センターホテル
なんのことはない,仕事会場に併設されているホテルである.
さすがに仕事の前日は到着が遅かったこともあり,単に会場横で便利なホテルだから,という理由だけで選んだ.

ところが,これが思いのほか結構いいホテルだった.
営業は近くにある上本町の都ホテルがやってるので,きちんとしている.が,あまり愛想はない.
チェックイン時には,"ドリンク1本サービスになっております.”ということで,ペットボトルの水をもらう.
いくつかドリンクの選択肢があって,缶ビールでもいいみたいだ.

部屋は普通のビジネスホテルよりはかなり広く,15m^2ぐらいだろうか.
シンプルな作りの普通の部屋である.
狭い部屋嫌いの人間にはありがたかった.

無料でついてた朝食は,パンが3種類とサラダと卵とコーヒーだけだった.
パンはトーストを作ってくれたけど,味に期待するのは無理だね.

しかし,これで,5000円ポッキリだというのがおどろき.
博多では普通だけど,大阪ではめずらしいんじゃないだろうか.
普通はこれでは営業は成り立たないだろうけど,大阪交流センターが大阪市が設立した公益法人だから,もうけなしでこんな営業ができるんだろうなと想像する.

さて本題の,後泊のホテルだけど,そのホテルの名前は,ホテル一栄.
名前からして,なんか間違ってるようだけど,このホテルは,創業が60年以上前の年期の入ったホテルだから,しょうがないかもしれない.

このホテルの目指すところは,
"日本情緒の豊かさと心づくしのおもてなしを大切に、日本旅館のくつろぎとホテルの快適さを調和した新しいスタイルの「料宿」"
だそうで,全部で22室しかない各部屋では,どの部屋でも部屋食をお願いできるらしい.(もちろん部屋食なんてしなかったけど.)

さてこのホテルはビルの8階にフロントがある.
フロントはまあ普通といえば普通だけど,隣にかなり雰囲気のあるレストランがあって,8階についた瞬間にかなり異空間に迷い込んだ気になる.(ビルの外はがやがやしたなんばの街なので.)
チェックインをして,部屋は,と見ると,え,7階?
なぜか客室は6階と7階になってる.なんで,下が客室なんだろうか.その謎は解けなかった.

かなり年期の入ったエレベータに乗って7階につくと....おおぉ?
廊下のライティングがかなり趣向を凝らしてあって,天井のライトは暗めで,サイドから明るいライトを照らしている.
そしてところどころには,造花でない小さな花がいけてある.
まさしく料亭にふさわしい演出だ.
(ホームページに写真がある.リンクしたいけど,全部Flashで作ってあるページなので,残念ながらリンクできない.)

部屋に入ると,またびっくり.
モダン和室というタイプにしたんだけど,とにかく広い.
8畳の畳スペース+2ベットのスペースがある.(小さな廊下もある.)一人で使うにはもったいない.
部屋や洗面所には生け花が飾ってある.
2ベッドのスペースは,ロール式のすだれで仕切ってある.かなりおしゃれ.
ベッドサイドのランプは,天井からの吊り下げ式.すげー凝ってる.
ただし,ベッドは最近のアジアンスタイルってやつで,フローリングの床に分厚いマットレスを置いただけ.
(こっちもホームページに写真があるので,ぜひだれかに見て欲しい.モダン和室タイプ3ってやつなんだけど.)

テレビは液晶の32インチ.
空の冷蔵庫とお湯の入った電気ポットが準備されている.
インターネットは長いLANケーブルが置いてあった,無料で使い放題.
畳スペースの真ん中には円卓があるので,仕事も快適にできる.
(事実,1時間程度パソコン仕事をしてた.)

お風呂はユニットバスだけど,普通のホテルより心持ち広く,湯船もまあまあ深い.
アメニティも豊富に用意してある.が,ボディソープやシャンプーは試供品みたいな袋じゃなくて,ポンプ式にがいいな.

という感じで,かなり雰囲気のある部屋なんだけど,この部屋の宿泊代金が,な,な,なんと,7,500円.(朝食なし)
個人的には,12,000円ぐらいの価値があると思う.
7,500円なら何泊でも泊まりたい.

まあ,この値段にはいくつかの理由があるんだろう.
1つは,ホテルの建物が古い,ってことだろう.
ベッドのあるところは"フローリング"と書いたけど,本当は,"板張り"って書く方が正しい.
部屋の玄関も,よく見ると昔の旅館って感じで,痛みは結構ひどい.
部屋の中の内装は木の部分はかなり痛んでるのがよくわかる.
でも,必要な部分はきちんと改装してあって,メンテナンスが行き届いてるので,個人的には気にならない.

あと,ここの経営者って,空室を出すよりは全部の客室を埋めたいんだろうね.
一人で7,500円ってのは格安で,二人でこの部屋に泊まると14,000円.
ここまで一人での値段が安いのは珍しいよ.

あ,書き忘れたけどなんば駅にもめちゃ近く,伊丹空港行きのバスの停留所も目の前.
交通至便って言葉がまったく当てはまる.

ちなみに,宿泊サイトであるじゃらん楽天トラベルの口コミでも超好評価である.
そりゃそうだろうね.

というわけで,勝手に個人的な2007年のThe most impressive hotel awardをあげたいと思います.
なんば周辺に一人で行くときはまた必ず泊まろう.