2008年12月29日月曜日

食い回り生活 in 沖縄

忙しさにかまけて,すっかり書くのを忘れている沖縄での食事の話をざっと書いておかなければなるまいて.

今回の沖縄旅行の食事のテーマは,「カフェ」.
沖縄料理ばっかり食べてるとどうしても胃に優しくないので,非沖縄料理の代表として最近注目されているカフェを中心に食事を組み立ててみた.


1日目昼食: JEF

沖縄は独自のハンバーガー文化があることで有名である.
まず,一番有名と言えるのが,A&Wというチェーン店.
ここのハンバーガーはなかなかうまくて,いままで那覇空港について最初の昼食は,ここ,ということが多かった.

が,最近,A&W以外にもチェーン店があることを知った.
それがJEFである.
しかも,かわったメニューが多い中で,ぬーやるバーガーなるひときわ目立つ妙なハンバーガーがある.
中身は,ゴーヤと卵のパティの形状にして普通のバンズで挟んだもの.
今回はこれでも食べてみよかと,JEFに決定である.

が,食べてみると,「ゴーヤを卵でとじてパンで挟んだ」という予想通りの味がする.
まずくはないがうまくもない食事の代表である.
う〜ん,これならもう食べんな.
個人的には,A&Wで普通のメニューを食べる方を選択します.はい.


1日目夕食: 万座ビーチホテルビーチ居酒屋ちゃんぷる

1日目の夕食は,ANAご利用券で無料で食事しようという企みで,万座ビーチホテル内の居酒屋である.
以前,同じ系列のラグナガーデンホテル内の「和流ダイニング an-non」で食べたときは非常にうまかったので,少しだけ期待していた.
が,今回は至って普通.
周辺の沖縄料理の居酒屋で食べてるのとなんらかわりなし.
島らっきょうは季節柄かなんかしらんけど,天ぷらしかないし.
値段はまあまあ安いけど,福岡の沖縄料理店で食べるのと何が違うんだろ.
とぶつぶつ書いてるけど,まあ,でかけるのが面倒なときはここでもいいんじゃないかね,という感じの居酒屋だった.


2日目昼食: cafe leaf moon (リーフムーン)

2日目からカフェ生活始まり始まり,ということで,栄えある一件目は残波岬の周辺にあるリーフムーンというカフェである.

このカフェを選択した理由は,たった一つ.「看板犬がいる犬OKカフェだから.」
お店のブログをみるとなかなかかわいい犬である.

ところが行ってみると,なんとこのルナという犬が,大の臆病者.
犬同士はOKらしいが,お客さんが近づくと怖くて吠えまくる.
店長さんの話では,「子供のときにお客さんにこっぴどく怒られたことがあって,それ以来ダメなんですよ.」とのこと.
まあ,犬がいるカフェと知らずに入ってきたお客にどなられたのかも知らんが,かわいそうにねぇ.

食事の方は,コーヒーとバニー二を頂く.
バニーニはフランスパンに具を挟んで,プレスして焼いたという感じのもの.
フランスパン好きにはこれがうまかった.

カフェの雰囲気なよかったので,また,2年後ぐらいに行ってみようと思う.
それまでに,ルナの人嫌いが直っていてくれるといいな.


2日目夜: どなんち食堂

2日目夜は,ホテルのレストランとホテル外の居酒屋を迷ったのだが,ホテル近くのどなんち食堂という居酒屋へ.
実はここは,以前ブセナに泊まったときに来たことがあるんだけど,その時の印象は薄い.
で,結論からいうと,今回も印象薄め.

少しこった盛りつけとかしようとしてるんだけど,福岡のおしゃれ居酒屋の方が何倍上手だか.
味もどこの味付けかよくわからないので,沖縄料理を食べている気はしないし,かといって,凝った味付けでもない.
もうこなくてもいいなかという感じのお店だった.
ただし,ブセナやマリオット周辺には居酒屋さんが少ないので,この辺に泊まる場合は,どうしても候補の一つにはなるだろう.


3日目昼: カフェ くるくま

最終日は,沖縄南部のくるくまというカフェへ行く.
知らなかったのだが,沖縄では超有名なカフェらしい.

お店に入ってみると,名物らしい壮大な水平線の景色が目の前に広がる.
雰囲気はなかなかGoodなお店である.

ここは,自家製のハーブを使ったカレーが名物らしいので,くるくまスペシャルという3種のカレーを味わえるセットを注文する.
味の方は,うまい,が,辛くなくない?
一番辛いカレーでもちょっと辛さが物足りないかな.
が,いろんなハーブが入っているので,その味は非常にいい.
量も若造でも満足できる量だろう.

というか,前日までの暴飲暴食がたたっていて,この日はお腹がもたれ気味.
ひーひー言いながらなんとか完食した.

評判通り,雰囲気もいいし味もGoodなので,またお腹を減らして来よう,と思うのであった.

2008年12月28日日曜日

オキナワ マリオット リゾート & スパ

年末忘年会in沖縄のの続きである.

2泊目のホテルは,オキナワマリオットを選んだ.

この"マリオット"というホテルは,日本には名古屋と東京,そしてこのオキナワにしかない.
そのせいかどうか知らないが,日本ではマリオットはアメリカの高級ホテルチェーンだ,ってこことになっている.
が,アメリカに行くとMarriottはちょっと大きい都市にはあるチェーンホテルで,たいしたホテルではない,と思う.
特にロスの空港近くのMarriottは,ちょっときれいなビジネスホテルという雰囲気である.
なので,”マリオット=高級"という感覚は,あまりピンとこないこなかったのである.
(そういえば,"ヒルトン"も日本では高級ホテル扱いだが,アメリカでは"マリオット"と同格である.)

ところが,沖縄のこのマリオットは,いろんなブログを見ると非常に評判がよい.
総じて,ハードもソフトも非常に高級感漂うよさがあるんだそうな.
しかも,それにしては値段が安いと.
それはホテルマニアとしては,行ってみねばなるまいて.

というわけで,今回じゃらんで予約したのは,一泊2名(朝食付)でハイフロアという普通の部屋より1段いい部屋に泊まれるプラン.
しかも,ロビーラウンジでのペアカクテルと,ケーキ付き.
これで,3万円弱.加えてじゃらんポイントを使って26500円.
この値段は,前の万座ビーチの宿泊プランよりかなり安いのである.

さて,到着したときのことから順番に書いて行こうか.

到着すると,ドアマンの人に名前を尋ねられた.
そこで,氏名を言うと,なぜか普通のカウンターではなくて,その隣のテーブルに案内される.
ハイフロアだから座ってチェックインである.

そのチェックインで驚愕の事実が!
というほどではないのだが, エグゼクティブルームへの無料アップグレードをしてくれる!ということだった.
実は,このホテルが部屋のアップグレードを勧めてくるというのは,いろんなブログを見て知っていたのだが,多くの場合,追加料金を払ってアップグレードという話らしかった.
まあ,今回は少し倹約してということだったので,アップグレードはしないつもりだったのだが,無料となれば断る手はありません.

部屋まではもちろん案内してくれるが,広さも高さも十分なロビーが,ホテルの高級感を引き立てる.
個人的には,ホテルの印象はロビーで決まると思っている.
いくら,「うちは高級です」といいはるホテルでも,ロビーが狭くて貧相だとがっくりくる.
その点,このホテルは◎である.

もちろん,エグゼクティブルームへは,エレベータのとあるところに部屋のキーカードを差し込まないと,エレベータのボタンが押せない.
海外のホテルではときどきあることだが,こういうのが高級感を引き立てている.

部屋は沖縄のリゾートにはめずらしく,沖縄っぽくない.
品のいい調度品で部屋全体に統一感がある.
バスはシャワーブースが独立している.
床は全面フローリング.確かにこれなら床が汚れなくていい.
が,実はこのフローリングが後で悲劇の元となるのである.

景色は取り立てるほどのことはないが,高台にあるので万座ビーチのようなオンザビーチ感はない.
ただし,逆に,高台からの眺めは結構いいので,海で遊ばない僕らのような人種にとっては,夕日が眺められていいのである.

また,エグゼクティブルームのあるフロアには,小さいながらもエグゼクティブラウンジがあり,椅子にかけると,「何かお飲物は?」と注文を聞いてくれる.
時間帯にもよるが,時間帯によってはアルコール類も飲み放題.
少しだけならオードブルも置いてあるので,夕食前にいきなりでき上がることも可能である.
まあ,僕らはビール一杯だけにしておきましたが.

あと,ハイフロア以上の部屋だと,スパに入れる.
が,ここのスパは水着着用である.
洗い場のない銭湯に来たようなもんで,まあ,それほどたいしたものではなかった.
ちなみに,お客さんが他にいないからと言って,水着を着ずに風呂に入っていた若造がいたけど,係の人に注意されて,すごすごと退場させられていた.

また,前日の万座ビーチと違って,ロビーラウンジで飲むことのできたカクテルはかなり本格的なもので,口にあうものだった.
おまけについてきたケーキもここでいただくことにしたが,なんと直径15cmの立派なでかいケーキ.
とても2人では食べきらないので,部屋にもって帰ってもいい?と聞くと,ルームサービスで持ってきてくれるとのこと.
部屋に帰ったあとに,きちんと持ってきてくれたので,冷蔵庫に入れておいて,翌朝ぺろりと頂きました.

こんな感じで,非常に快適ですばらしいホテルで,2人とも大満足で眠りについたのだが,実は大きな落とし穴がまっていた.
夜中の1時ぐらいから,天井からギギッ,ギギッという何かを引きずる音とか,ドンッ,ドンッという響く音がする.
どうやら上の階で,どんちゃん騒ぎをしているグループがいるらしいのである.
上の階は最上階でもちろんエグゼクティブフロアだから,おそらくスイートを借り切ったどっかの団体が無茶をしてたんだろうと思う.
しかも,床がフローリングなので,机をひきずったり,ベッドで飛び跳ねたりする音が,直に響くわけですよ.
もちろん高級ホテルなので防音にはかなり気を使ってあり,隣の部屋の音なんかみじんも聞こえないんだが,振動音だけはどうしようもない.

で,二人して寝られなくて,どうしようかねぇと言っていたのだが,2時を過ぎたぐらいに,大勢が慌てて部屋から出て行く足音がしたあと,ピタっと音が止んだ.
おそらく,誰かが我慢できなくなってフロントに電話したんだろうね.
まあ,その後は何事もなく寝ることができました.

というわけで,1つだけ災難もあったんだけど,ゆっくりと滞在するには非常にいいホテルであることは間違いない.
個人的には,今まで沖縄で泊まったホテル(ビジネスホテルを除くと,ブセナ,残波岬,ラグナ,万座ビーチ)と比較しても,ダントツの1位である.
(ブセナは高級だけど,あの開放感が逆に好きになれなかった.部屋も一番下のクラスだと狭いし.)
しかも,オフシーズンは比較的安い.逆に言えば,夏は高いんだけど.
冬に来るなら,必ずまた一泊しようと思えるホテルであった.

2008年12月27日土曜日

万座ビーチホテル

いまさらながら,恒例の我が家の年末忘年会の話を記録しておこう.

結婚した当初から,年末はなぜか旅行,と相場が決まっていた.
最初は,期限切れになりそうなANAのマイルの消化が一番の目的だった.
なので,同じマイル数で行ける一番遠い北海道に行くことが多かった.

が,しかし,最近気がついたことは,「なんで毎年寒い12月にくそ寒い北海道に?」という素朴な疑問.
おまけに,福岡→北海道便は不況の影響からか早朝の便がなくなり,2泊3日で行っても,現地滞在時間が短くなるので,あまりお得ではなくなった.

というわけで,新たな忘年会の地として選ばれたのが,沖縄,である.
なんせ,暖かい.
北海道と比べると,もう若造ではないうちの夫婦の口に合う料理がなかなかないのが難点であるが.
ただ,11月頃から嫁さんが少し体調を崩し,12月にはノロウイルスや風邪に立て続けにやられた夫婦にとっては,今回は暖かいとこでのんびりすんべ,ということで,忘年会会場は沖縄にすんなりと決まった.
ずばり,忘年会の目的は「何もしない骨休め」である.

さて,長くなりそうなので,ここでは食事以外のことを書いておこう.

実は,今回のホテル選びはかなり難航した.
スケジュールから2泊3日ということは確定していた.
また,1泊は万座ビーチホテルに決まっていた.
なぜかというと,このホテルはANAのマイルで支払ができる.
この年は,ANAのマイルが結構貯まっていたので,往復の飛行機と万座ビーチの1泊+夕食代ぐらいが全部ANAのマイルで支払えた.
家計の大部分をANAカード支払にして頑張ったかいがあるというものである.

問題はもう1泊である.
万座ビーチ2泊でもよかったのだが,ホテルマニアとしては,沖縄でいろんなホテルに泊まってみたい.
候補として挙っていたのは,ザ・ビーチタワー沖縄テラスガーデン美浜リゾート,そして,オキナワマリオットである.
ビーチタワーホテルは,比較的広く,隣接する温泉施設でのんびりできそうである.
美浜リゾートは,全室100平米(!)のジャグジー付きで,部屋やサービスも他のホテルと違って個性的.
マリオットは,アメリカンスタイルのリゾートで,かなりコストパフォーマンスがよいらしい.

悩みに悩んだ末に選んだのは,マリオットであった.
理由は,ビーチタワーと美浜リゾートは北谷にあるということ.
ホテルに泊まるのはスケジュールから休日に決まっていたのだが,北谷周辺はアメリカンビレッジのせいで,車も人もかなり混雑する.
今回の旅行の目的は,「何もしない骨休め」なので,そんな人ごみの中に行くことはないだろうな,と.
結果的には,マリオットにしたのは大正解だった.

さて,長くなりそうなので,とりあえず今回は,万座ビーチ関連の話を書いて行こうか.

那覇空港に到着後に,フジレンタカーでレンタカーをピックアップしにいく..
予約していた車はビッツクラスで,免責料込みで3日間で7700円.安い!
本州だったら,軽自動車を6時間借りたのと同じぐらいの値段である.
安いからどんな車が来るのかと思っていたら,ほぼ新車のビッツである.
禁煙車+ETC付きをお願いしておいたからだろうか.
対応もよく,値段が安ければまた利用させてもらおう.
ただし,初めて乗ったビッツしたいは,ノイズや乗り心地の面であんまりよくない印象だった.
前に借りたスイフトの方が総合的にぜんぜんよかったな.

レンタカーを借りた後は,昼食をとって,万座ビーチホテルに直行した.
今回,このホテルで予約したプランは,ビーチ側のハイフロアーツインという部屋で,ちょっといいアメニティが用意されている,少し高めのいい部屋である.
が,しかし,個人的にはかなりがっかり.
初めて泊まったが,これがあの有名な万座ビーチホテル?と言いたくなる.
ドアや家具などかなり年期が入っているものもあり,全体的な部屋の印象がすこし古ぼけている.
水回りもせせこましい感じがする.
頑張っていろいろ改装されているのだが,やはり,設計が古いホテルなので,どうしても時代遅れの印象が拭えないのである.
これなら,同じ系列のラグナガーデンホテルのイーストウィングの部屋の方が数段居心地がよい.

まあ,コンビニや大浴場なんかのリゾートホテルとしての設備は一通りあるので,海のレジャーをする人なら部屋にあまりいないだろうから,そんなには気にならないかも,と思う.
今回は,どこにも行かずにのんびりというのが目的だったので,部屋にいる時間が長く,よけいに部屋の印象が大きくなったのかもしれない.

ただし,年が明けた1月から全面休館して全体の改装をするらしいので,その後なら印象は全然変わるんだろうな,と思う.
とりあえず,個人的には全体的にいい印象の薄いホテルであった.
しかし,宿泊代と夕食代のほとんどをANAご利用券で払っといてそんなこと言うか,という話もあるのだが.

以下,2泊目のマリオットの話に続く,だ.


p. s. そういえば,もう1点苦言が.
今回宿泊したプランには,ロビーラウンジでのペアカクテルが無料で付いていた.
無料で付いてるものは飲まねばなるまい,と頂きにいったのだが,これがひどい.
妙な光る氷が入っていて,それがグリーンとブルーのカクテルを照らしている.これ飲み物?
で,一口飲んでの感想は,激甘.
甘いカクテルが好きな嫁さんも,これはまずいと.
久しぶりに飲みきらないカクテルに出会ってしまった.