2009年12月24日木曜日

ノースサファリサッポロ&章月グランドホテル (定山渓温泉旅行その2)

さて,話は前回の定山渓旅行の続きである.

ふる川をチェックアウトした後は,徒歩で2日目の宿の章月グランドホテルに向かい荷物を預けた.
途中,定山源泉公園なるものがあって,足湯なぞあるが,真冬なのでもちろん使えるわけがない.
定山渓の開祖らしい美泉定山像をペタペタと触って遊ぶぐらいが関の山である.

荷物を預けた後は,バスで今回の唯一の観光スポットであるノースサファリサッポロに向かう.
名前は「サファリ」だが,実際の内容は最近良くある体験型動物園.
ところが,さすが北海道だけあって,ちょっとびっくりな施設なのである.

びっくりその1: 
山羊やラマやトナカイのいる柵の中に入ってエサをやることができる.
いや,そんなことしたら普通おそわれるやろ,と思ってたら案の定,エサを持った嫁は山羊にチョキを食らわされていた.
(注:「チョキ」ってのは4本足の動物が前足を挙げて人をポンって押す動作のことね.)
白いコートを着てたので,コートが泥だらけになって,ギャ〜,である.
ちなみに,クリスマスだったので,トナカイがつながれてるそりに乗って写真を撮ってもらいました.

びっくりその2: 
屋外は寒いので,2人入るとちょうどいいぐらいの大きさのビニールハウスみたいな休憩室がある.
その中はストーブも焚いてあり,至極あったかいので,飲み物なぞ飲むのにちょうどいい.
が,それに加えて,なぜかその休憩室の中には,ウサギやモルモットが無造作に入れられていて触り放題.
下手したら踏まれるんじゃないか?とおもうやつもいるが,そこは彼らも慣れたもので,人間が入ってきても大して気に留めず,眠ったままである.
ま,あまり触ってると逃げてしまうので,ほどほどに.

びっくりその3:
これが一番驚いたが,併設のフクロウとキタキツネの森というところに行くと,なんとキタキツネと同じ檻に入ることができる.
キタキツネは警戒心が強いので,近寄ると逃げてしまうけど,それでもこんな近くでまじまじと観察できるとは.
キタキツネって天然記念物とかの希少動物かと思ってたけど,全然違うらしい.
おまけに,1匹のキタキツネは鎖に繋がれてて,番犬状態でどうぞ遊んで下さいとのこと.
触ろうとすると警戒して避けるが,しばらく何もしないでいると,好奇心が強いらしく服の袖口に噛み付いて遊ぼうぜ〜という状況になる.
日本でキタキツネに触って遊べるのはここだけなんじゃないかねぇ?
他にも全身真っ白な北極ギツネやシルバーフォックス(銀狐)もいるのだった.

という感じで2時間程アニマルセラピーを堪能しつつ,また,バスで章月グランドホテルに戻ったのだった.


さて,章月グランドホテルの感想も少し書いておくと...結論は,ちょっと期待はずれ.
先にいいところを書いておくと,景色はすばらしい.
決して高台にあるわけじゃないんだけど,渓谷に沿うように建っているので,窓からの景色はちょっとした風景画の様である.
あと,部屋は純和風の和室だが,なぜか無料で2部屋の大きな部屋にアップグレードして頂きました.
感謝しております.

にもかかわらず,個人的な備忘録なので,ちょっとだけ苦言を書いておくのだが,この宿は食事が売りのはずなのだが....それがいま一つ.
この章月グランドホテルの料理長は,料理の鉄人にも出た有名人なのだが,どうもこの人と相性がよくないらしい.
実は,この料理長はちょっと前まで登別の第一滝本館にいて,ちょうどそのとき第一滝本館に宿泊した.
その時は第一滝本館の2回目の宿泊だったのだが,「なんか前の食事は感動したけど今回のは感動しないね」という感想だった.
それが,ちょうどこの料理長が第一滝本館にいたときのことなのである.
ま,頼んだコースが悪かったんだろ,ということでその時はあんまり気にしてなかった.

ところが,今回出てきた料理を食べてみると,味付け以前の話がちらほら.
とりあえず,お品書きを持って帰ったので,記録のために以下に貼っておく.


メニューを見ると分かるのだが,目新しいものがない.
なんか,どこの懐石料理やでも出てくるようなメニューでこれといった感動はなし.
前日泊まったふる川の創作料理がアイデア豊富だったので,余計にそう思ってしまうのかもしれない.
ただし,そういえば,ラム肉のしゃぶしゃぶちゅう珍しいやつはあるにはあった.
けど,なんか取ってつけたようなメニューで,ラム肉の匂いがとれておらず,嫁にはかなり不評だった.

あと,刺身盛り合わせの中にマグロを発見.
個人的には,北海道や九州でマグロが入ってる刺盛りを出すとこは信用しません.
だって,もっと美味しい地魚が豊富に捕れる土地柄なんだから,それを出して欲しいと思うのである.

そして一番の問題は,料理の多くが冷えてること.
せっかくのきんきの煮付けが,食べると「冷た〜い」ってなるほど.
これだけ冷めると,せっかくの味付けが台無しである.

実は,この理由は容易に想像がつく.
この旅館は部屋食がほとんどで,今回も部屋食だった.
で,もちろん食事は廊下を運ばれてくるのだが,なぜかこの廊下がやたら寒い!
北海道だからあたりまえだろと思うかもしれないけれど,寒い北海道はセントラルヒーティングが一般的なので,建物の中に入ると,どこでも暖かいのがあたりまえ.
なのに,ここは,窓が大きいからか,廊下に出るとやたら冷えるのである.
その寒さは廊下に暖房通してないんじゃないの?と思うくらいである.

こんな廊下に料理をちょっと置いておくと,それはもう冷たくなるのは至極当然.
この辺の気配りをするのが高級旅館ちゅうやつじゃないかと思うのだが,期待し過ぎなのかな.

他にもロビーに置いてあるフリードリンクのコーヒーが,煮詰まって酸っぱくなってたりと,とても食に気配りがある旅館とは思えないことが多々見受けられた.
嫁に言わせると,コストダウンのための粗がいろいろあるとのこと.
やっぱりどこも厳しいのかねぇと思う.

個人的には,部屋食を止めて,食事処にして人件費を削減するのが一番だと思う.
食事処にすれば,厨房と食事場所の距離を縮められて,食事が冷めることもないし,お酒も気軽に頼める.
(部屋食だと生ビールを持ってきてもらうのも大変.)
食べる方も,部屋を片付けて待ってるよりも,個室風の食事処の方がよっぽど気楽である.

というかんじで,ちょっと期待はずれの夕食だったが,翌日の朝食は食事処でおいしく頂いて,章月グランドホテルを後にした.

その後は,直通バスで千歳空港に向かい,お土産購入→朝市食堂で昼食,という千歳空港恒例の行事(?)を済ませて帰途についた.
ちなみに,帰りの飛行機の中では,今度は小樽かな?と早々と来年の構想が練られるのであった.

2009年12月23日水曜日

ぬくもりの宿ふる川 (定山渓温泉旅行その1)

やっと,終わった...

例年に違わず,今年も怒濤の1月2月だった.(ちなみに,この文章を書いているのは2010年の2月末.)
「テトリスのブロックのように降ってくる仕事」という言い方があるけど,今年はまさにそれ.
なんか,ちょっとはめ方を間違えるとゲームオーバーになってしまいそうになりながら,次から次へと割り込んでくる仕事をなんとかこなして,ようやくすべての仕事が一段落ついて,やっと備忘録を書く時間を確保できる様になった.

ただし,今年は無理がたたって,2月中旬にタイジョウホウシンというやつを発病.
実はこの病気をよく知らなかったのだが,調べてみると,以下のようなことが書いてある.

帯状疱疹:水痘・帯状疱疹ウイルス によって引き起こされるウイルス感染症の一種で,体の半分に帯状の水疱ができる.
子供のころにかかった水痘ウイルスが神経節の中に潜伏しており,免疫機能の低下により発症する.
60歳代を中心に50歳代~70歳代に多くみられるが,過労やストレスが引き金で若い人に発症することもある.

って,そんなに免疫力が低下してたのか....○| ̄|_

まあ,かの雅子様もかかったらしい一般的な病気で,一生に一度しかかからないらしい.
早めに病院に行って最近できたらしい特効薬を飲んで,軽症ですんだのでまあよしとしよう.

というわけで,やっと12月末の旅行の話を記録しておく暇ができた.
2泊3日の旅行だっただが,とりあえず今回は前半分だけ備忘録として書いておく.


年末恒例の,忘年会を兼ねたマイルによる無料航空券旅行の行き先は,北海道は定山渓温泉.
前年は暖かい沖縄だったが,やっぱり沖縄は食事が今ひとつで嫁に不評.
というわけで,またしても寒い寒い12月の北海道に降り立ったのであった.

今回の定山渓温泉は,札幌からバスで45分ぐらいの非常に便利のいい温泉街.
何度か車やバスで横を通り過ぎたことはあるのだが,宿泊するのは今回が初めて,のはず.
(北海道は何回も来てるので,昔の記憶があやふや...)
最近は,千歳空港からバス1本で来れるようになったので,更に便利になっているのである.

さて,旅行の目的は忘年会としてのんびりすることなので,2日目にちょこっと遊ぶ以外は全く用事を入れていない.
その代わり,宿泊するホテルは吟味に吟味を重ね,1泊目はネットで全般的に評判のよいぬくもりの宿 ふる川に,2泊目は料理の評判がよい章月グランドホテルということになった.

で,ふる川について書いておくのだが,個々の話から書くと文章が発散しそうになるので,全体的な話を書いておくと,かなり居心地のいいホテルである.
が,ま,ちょっといわゆる温泉旅館とは違う雰囲気ももったホテルである.
その理由を以下にぼちぼちと書いておこう.

部屋はふるさと館という通常より少しいいタイプの部屋である.
この部屋はなかなか居心地がよかった!
このホテルは,もともと定山渓パークホテルという名のホテルだったのだが,2001年に現在の名前に変えるときに,部屋数を減らしたそうな.
で,このふるさと館の部屋は,もともと2部屋だったのをぶち抜いて1部屋にした部屋である.
なので,もちろん広い.
片方が和室で,片方がベッドルームという和洋室である.
テレビは両方の部屋にあるし,和室でごろごろできる.

お風呂はまあまあ.
温泉街の大浴場としてはそれほど広くないが,露天風呂など一応のものはそろっている.
地下に,「む瞑み」とかいう露天風呂もあるけれど大したことはなし.
誰もいなくて気持ちよかったけどね.

そして,このホテルで一番よかったのは食事.
少しいい部屋に泊まっているので,長い地下廊下を通って個室の食事どころに通される.
この辺の演出はよくできている.

お品書きを持って帰ったんで,記録のためここに張っておこう.(クリックで拡大)


で,何がよかったかというと,けっして高級ではないけれど「日常では食べないちょっと珍しいもの」というツボをよく押さえてる.
お品書きをみるとわかると思うけど,お刺身はソイやアブラガレイ.
この辺の魚は,北海道ではぜんぜん珍しくない魚,というか,北海道なら魚自体は激安のはず.
昔,奥尻島でキャンプをしたときに,ソイは2時間で30匹ぐらい釣れたのを覚えているぐらいバンバン取れる魚である.
しかも,刺身で食べても結構うまい.
料理を高級にしようとするとこういうご当地ものの安い魚は出さないのが一般的だけど,旅行者には珍しいんだからそれを出すのは大正解だと思う.

焼き物の,ちゃんちゃん焼きやブリのアボガドポテト焼きも秀逸.
特に,ブリのアボガドポテト焼きは,予想ほど変わった味ではなく,ごく普通に美味しいと思える味だった.
他にも,じゃが芋あられ饅頭や鴨の鍋などちょっと変わった料理がもりだくさん.
全般的にいわゆる創作料理だが,アイデアがすばらしいと思う.

あと,ここで特筆すべきは,ドリンクの料金が安いこと.
一般にホテルのドリンクの値段は通常の1.5倍ぐらいするのだが,ビールや焼酎が普通の居酒屋の値段とかわらない.
お酒の種類も豊富なので,完全に居酒屋状態になって,ついついお酒が進んでしまうのであった.

ただし,最後のデザートは,なんじゃこりゃ?っていうぐらい手を抜いた感じ.
多分,デザートを作る専門の人はいないんだろうけど,これならフルーツの盛り合わせの方がいいんでない?という感じだった.

という感じで夕食はメリハリのきいたメニューで,個人的には大満足.
高級懐石でないとダメとか洋風のコースでワインとかいうわがままな人以外は,概ね文句のつけようがない料理だと思う.
朝食もなかなかで,満足度の高いホテルだった.

最後に,「いわゆる温泉旅館とは違う雰囲気」について書いておこうか.
一泊してふと頭に浮かんだのが,「なんかディズニーランドみたい」という感想である.
ホテル全体に相田みつをの書があったり,入口で甘酒を振る舞うお休み処があったりとさまざまな小さなサプライズがある.
館内の人たちも,マニュアル化されておらず,元気ではきはきとした感じの接客をしてくれる.
たぶん,名称変更のときに,しっかりしたプランナーがホテル再生の様々な仕掛けや従業員教育を考えたんだと思う.
お客さんに楽しんでもらおうという雰囲気をひしひしと感じる.

た・だ・し,逆に言えば,ゆったりとした時間が流れる雰囲気ではない.
館内も部屋以外は全体的にコンパクトなので,あんまり落ち着ける場所もないし.
なんか,地方人の考える安らぎ(ゆったりとした時間,余裕のある空間)ではなくて,都会人のための楽しみ(様々なサプライズイベント,明朗闊達な接客)が重視されてる気がするんだなぁ.
ま,都会に住んでる人間なら,これぐらいの宿でもゆったりした雰囲気だと思うんだろうね.
ちなみに,うちの嫁にはこのホテルは非常に評判がよかった.
いろいろと細やかな気遣いがあるので,確かに女性には好まれるかもしれない.

という感じで,単なる高級ホテルではなくて,なかなか楽しいホテルなので,定山渓に行く人にはぜひお勧めします.
個人的にも,定山渓にまた行くことがあればきっと泊まると思う.
が,1泊だけするとちょうどいいのかな,と最後に付け加えておこう.

2009年12月5日土曜日

すし磯貝

既に年が明けて2010年になったけど,昨年の話がまだまだ残ってるので書いておかなきゃいけないだろうて.

11月末から12月の中旬にかけては,全くの週休1日.
なぜかってぇと,毎週土曜日は,朝の10時から夕方の5時まで天神のとある一室に籠ってひたすらしゃべるというお仕事をやっていた.
全部で4週あったのだが,2週目が終わった頃からノドが風邪っぽくなってしまった.
そりゃしゃべり過ぎだからな.

3週目は咳止めを飲んでやらざるおえない状況だったけど,最後の方になると声がかすれて出なくなる始末.
慌ててお手伝いの人に水を買って来てもらって,なんとかその場は凌ぎましたとさ.

4週目が終わった日は,そのまま自宅近くの予約しておいた居酒屋さんで乾杯.
その時のビールのうまかったこと.
まあ,小遣い稼ぎにはなるんだけど,もう当分はこの仕事はやりたくないね.

で,そんな仕事の話はどうでもいいのだが,2週目のときにちょうど嫁が天神に出てくる用事があったので,一緒にランチでも食べようかという話になった.
ただし,休憩は1時間しかないので,そんなにゆっくりはできなかった.

全く店を考えてなかったのだが,仕事場の近くのイムズというビルにあるすし磯貝という回転寿し屋をふと思い出す.
回転寿しなら時間もかからんだろ,ということでさっさと決定.

このすし磯貝は,磯貝という博多では有名なろばた焼屋さんが始めた回転寿司である.
ちなみに,磯貝は新鮮な魚料理を出す店なのだが,そのぶん値段もバカ高い,らしい.(行ったことなし.)
博多で接待に使うにはいいお店って感じな訳ですな.
なので,もともとすし磯貝がかなり高い回転寿司だというのは知っていた.

お店に行ってみると,12時前なのに既に10人ぐらいの列ができていた.
仕事があるので焦りながらも並んでいると,15分程度で入店できた.

さて,ここからはお寿司の話だけど,実は寿司は細かいとこはよくわかりません.
関東の寿司好きの人に言わせると,シャリがどうのこうのとか,切り方がどうのこうのいう話になると思うのですが,そんなこだわりはなし.
100円寿司で有名なスシローとかすしおんどの寿司をまあまあおいしいねと思ってて,もう少し高い自宅の近くの回転寿司(特に名は伏す)はうめ〜というレベルの舌しか持ってない人間の文章です.

第一印象は,値段が高い.
これはまあ当たり前なんだけど,普通の回転寿司のペースで食べてたら,一人3000円はかるくいきそうな雰囲気.
まあ,これはネタがいいので,まあよしとしよう.

次の印象は,ネタの種類が少ない.
こだわっているようで,ネタは全部近海物である.(マグロはあった.)
個人的には,博多の居酒屋で近海物以外の刺身を出すところはまったくダメな居酒屋さんだと思ってる.
それぐらい博多の近海物の刺身は,うまいと思っている.

がしかし,寿司のネタはバリエーションが欲しいなと思うのも正直なところ.
もちろん鮭はない.本マグロ以外のビントロとかもない.(ビントロは寿司好きにはゲテモノ扱いだが,個人的にはあれが好き.)
なので,何種類か食べると,あとは食べるネタに困ってしまうのである.

ここでふと気がついたのだが,このお店は回転寿司である必要があるのだろうか?
常連とおぼしき人たちは,ほとんど勝手に注文して,回ってる寿司には手をつけてない.
どうやら回ってないやつとか刺身とかを頼むのがこの店の流儀らしい.
みんな穴子を頼んでたので,まねして穴子を頼んだら確かにうまかった.

つまり,「寿司が回転してる」っていうのは,入ってくる人の心の敷居を下げるだけの役割で,実はほとんど意味がない.
そう考えると,たんなる高い寿司屋さんで,それならば博多には似たようなレベルの寿司屋はたくさんあると思う.

結局,時間がなかったので,2人で12皿ほどで止めたが,お会計は3800円.
この値段をばかばかしいと思うか,相応だと思うかはその人の自由だと思うが,個人的な感想は前者である.
カウンターのみのざわざわした店で出される寿司の値段ではありません.
高くておいしい寿司を食べるなら,回転していない雰囲気にもこだわった寿司屋に行った方がよっぽといいよと思うのであった.

2009年11月20日金曜日

榎屋旅館@湯布院

「誕生日プレゼントは何がいい?」って言われて「旅行!」って答えるやつはなかなかいないらしい.

とあるランキングによると,男性が誕生日にもらってうれしいものランキングは,

1位: 腕時計
2位: 手作りの品物(ニットや小物など)
3位: 財布
4位: アクセサリー
5位: 服

だそうな.
旅行なんて10位にも入っていやしない.

確かに,最近の人はあまり旅行に興味がないらしい.
若い世代は特に.
たまに仕事で一緒に初めての土地に行っても,「ちょっと暇なのでパチンコでもしてきます.」という輩もいる.
見たことがないものや,新しいものに興味がないのかねぇ....

で,冒頭の話に戻ると,この問答が行われたのはもちろん我が家の話で,「旅行!」と言ったのはもちろん自分.
最近は,物をもらうより,温泉にでも使ってのんびり休むのが,一番のプレゼントだと思っている.

が,しかし,我が家の旅行には,一つ大きな問題がある.
お犬様といっても過言ではない,我が家の愛犬の「コロ」である.
子犬のころから甘やかして育ててしまったので,1泊2日の旅行でも一人で留守番なんてとんでもない.
なので,旅行に行く時は,いつも車で1時間ほどのところにある妻の実家に預けるのだが,それだけで前後2日がつぶれてしまうので,なかなか面倒なのである.

さて話を今回の旅行に戻すと,11月の3連休に旅行に行くことは決まっていたが,時間的な制約から1泊2日が限度だった.
が,1泊2日の旅行をするのにわざわざ「コロ」を預けに行くのも大変である.
ポクポクポク.....(一休さんのやり方で考え中).....チーン
そうだ,「コロ」を連れて行けばよくね?

というわけで,選定されたのが今回のお宿の榎屋旅館である.
実は,最近はペットを連れて宿泊できる旅館やホテルが相当数存在する.
もちろん,ペットは必ずケージに入れてくださいっていう厳しい宿から,どこを連れてまわってもかまいませんっていうおおらかな宿まである.
今回宿泊した榎屋旅館は,実は徹底的に後者の方で,どこに犬を入れてもいいという大変珍しいお宿なのだった.

湯布院のメインストリートから路地を1本入った目立たない場所に榎屋旅館はある.
到着すると,早速出迎えて頂くが,玄関に入ると,足拭き用のタオルとペットシーツが置いてあるぐらいで,まったく普通のちょっと昔風の旅館と変わらない.
が,ペットの足を拭いたら,あとは普通に上がっていいのである.犬だろうと猫だろうと.
床は板張りできれいに掃除してあるので,まったく問題がない.

部屋についても,もちろん犬だろうと猫だろうとそのまま入ってよし.
今回はかなり広めの部屋ですでに蒲団が敷いてあったが,もちろんそんなのお構いなし.
我が家の「コロ」は部屋に入ると,早速においをかぎまわっていた.

ただし,慣れない場所で最初はかなり不安そう.
犬にとって,慣れてないにおいしかしない場所は,かなり緊張するのだろう.

一度ふと部屋のドアを開けると,外に出たかったらしく,「コロ」がするりと部屋の外に.
「待て!」と追いかけると,「コロ」も長い廊下をダッシュで逃げる.
犬は基本的に追いかけると逃げるので,廊下の端まで行って「もう止めた」とくるりときびすを返すと「コロ」も振り返る.
そのまま部屋まで早足で帰ると,置いていかれるのはいやなので,「コロ」もダッシュでついて来るのだった.

ちなみに,人間から見ると部屋は広めでしかもきれいにしてあり,居心地のいい和室だった.

一息ついた後は,さてやれやれということで,温泉に入ることにする.
もちろん,さすがに犬は温泉に入れてはいけないので,部屋でお留守番である.
ところが,2人で温泉に行こうとすると,知らない場所に置いていかれると思ったのか,必死のアピールでついてこようとする.
まあ,確かにこんな場所に置いていかれるのはやだもんな.
というわけで,嫁と交替で温泉に行くことにした.

ここの旅館の温泉は,なぜか脱衣所を出ると露天風呂があり,その奥に洗い場がある.
まあ,改築したのでこんな珍しい形なんだろうけど,お風呂自体は快適だった.

風呂から上がると,湯布院を一通り散歩.
といっても,犬連れの散歩なので人通りのない道を金鱗湖まで行って,あとは畑の中などを通って帰る.
やっぱり湯布院の散歩は気持ちがいい.
ゴミゴミした土日もそれはそれで面白いが,人の居ない平日の方が湯布院の趣が深く感じられてよい.

夕食は,旅館に併設,というか旅館の大将が経営の小さな居酒屋「炙り屋浩二」で頂く.
なんと,ここも「コロ」はOK.
実は,最初は食事所に犬連れはさすがに気まずいなと思って,連れて入店しなかった.
が,他のお客さんが犬を2匹連れて入ってきたのを見て,嫁さんが部屋に連れに戻った.
最初は「コロ」はおおはしゃぎで,他のお客さんの犬やお店の人に「なんかくれ」とちょっかいを出しまくり.
お店からは特製のパンケーキをもらい他のお客さんからジャーキーをもらい,といろいろごちそうをもらった後は,さすがにお腹がいっぱいになったらしい.
最後は机の下でおとなしく主人の食事を待っていた.

ちなみに,ここのお店の味は普通の居酒屋さん.
が,観光地プライスなので,ちょっとしたお酒がおそらく高すぎる.(値段が書いてないやつが多数)
適当に飲み散らかしていたら,いつも居酒屋で支払う金額の1.5倍ぐらいの値段になっていた.
まあ,観光地なのでいいか,と思いつつ部屋に帰って就寝.
「コロ」も自分の毛布の上でおとなしく寝ていた.

次の日は,湯布院の冷たい空気の中を気持ちよく散歩した後,朝食をいただく.
なんと,朝食会場も「コロ」OKである.
意外と人間の食べ物をねだることなくおとなしくしており,宿の人からも「おとなしい犬ですね」とのお言葉を頂く.

最後は,チェックアウト時に「コロ」と飼い主の記念写真を撮ってもらいおしまい.
さすがに「コロ」と一緒だとあまり湯布院の街を散策できないが,初ペット旅行という意味では非常に居心地のいい御宿だった.
ペット連れの人には,非常にお勧めである.
今度は暖かいときに来てみたいね.

2009年11月13日金曜日

鳥の水炊き@華味鳥

博多にはうまいもんが多い.これは間違いない.

ちょっと考えても,新鮮な魚介類,明太子,もつ鍋,豚骨ラーメン...といくらでも挙げられそうな気がする.
う〜ん,こう考えるだけでよだれが出そう.
いろいろあちこち旅行したが,これだけおいしいものがそろってるところは,他にはない...といいたいとこだが,北海道とは甲乙つけがたいかもしれんね.

そんな福岡の名物の中に,実は「鳥の水炊き」というのがある.
調理は至ってシンプルで,昆布なんかでちょっとダシを取ったお湯の中に鳥のぶつ切りを入れる.
後は好みの野菜等を入れるだけ.
以上.
という料理である.

が,実はこの鳥の水炊きだけは,個人的には博多名物には入れたくない.
有名な鳥善や中洲のとあるビルの2階の水炊き屋さん(名前を失念)とかでも食べたことがあるけれど,どう味わっても鳥の鍋以上のなにものでもないような気がする.
基本的に,鶏肉は鍋の具としては安い部類に入るし,牛や豚のしゃぶしゃぶに比べたらあっさりし過ぎでもの足りないと思っていた.

ところが今回,鳥の水炊きでは博多でも最も有名といっても過言ではない,華味鳥で食事をする機会に恵まれた.
ここは,鳥のスープだけをスーパーで販売したりもする一方,お店では結構お高い値段をとるので有名である.
といっても,鳥の鍋なので,せいぜいコースで5000円といったところ.

で,さっさと結論からいうと,「どこで食べても鳥の水炊きはいっしょ」である.
やっぱり個人的には,鳥の水炊きはあんまり感動しない.
例によって最初に鳥のダシだけを取ったやつを飲ませてもらったけど,おいしいけどねぇ,という感じだった.

実は鳥のスープに関しては,特別の経験がある.
山水画のような風景で有名な中国は桂林に仕事で行ったときのこと.
中国人の人に案内された入った中華料理屋さんで,鳥のスープがお勧めというので頼んだら,店の裏に連れていかれて,
「どの鳥にする?」

そこでは,かごに入れられた元気な鶏達がしきりに歩き回っていた.
なんでも大きさで値段が違うので,食べる人に選ばせるそうな.

かたじけない,と思いつつ小ぶりなやつを一羽選んで,待つこと20分ほど.
先ほどの鳥が,見事なスープとなって出てきたのである.合掌.
そのスープを飲んでみると,ごくごく少量の調味料しか使ってない非常にあっさりした味だったが,それはそれはえも言われぬようなおいしいスープだったのである.

しばし話が脱線したが,そういう味を覚えてしまっているので,日本で鳥の鍋を食べても特段の感想がないのはしょうがないといえばしょうがない.
華味鳥に関しては,店の雰囲気は接待向きで,鍋以外の食べ物はごく普通のレベルなので,一度行ってみるのはいいだろうと思う.



さて,実は今回の食事は職場のOB会みたいなやつだったので,この後の話も少し記録しておこう.
華味鳥を出た後は,おなじみの西中洲のまる家に移動し,大名盛りなる刺身盛りを注文する.
1盛り1万円もするのだが,社会人ばかり6人もいるんだからぜんぜんへっちゃら.
あいかわらずここの店の刺身はうまい.

さてこの辺から記憶が曖昧になっており...
いつもの中洲のKOMASAというバーに移動して6人で更にお酒を頂いたのは覚えているが...
そっからホテルに歩いて帰ったのも覚えているが....
何を話したのか....
さっぱり...

おまけに,支払いどうしたんだっけ?
なんか財布の中のお金があまり減ってなかったんですけど?
まあ,みんながなんとかしてくれたんかねぇ?

というありさまである.
まあ,酔ってても無事にホテルには着きました.
自慢なのだが,どんなに酔っても絶対にベッドまではたどり着くのである.
お酒を飲まない人には「それが普通」と言われそうだが.知り合いに酔って道で寝てしまう人とかいるので,それはだらしないと思うよ.


ちなみに,今回泊まったホテルは,何度かお世話になっているプレジデントホテル博多
駐車場代が無料だったりチェックアウトが11時だったりして,何かと便利なホテルなのだが,最近の博多のホテル戦争に巻き込まれて,この時の値段はなんと一泊4400円!
この値段ならコストパフォーマンスはぴか一なので,非常にお勧めである.

2009年11月8日日曜日

熊本出張

実は,密かな野望がある.

といっても,ノーベル賞受賞とか総理大臣になるとかそんな大それたものではなくて,ほんの,ささいなこと.

それは...全国の全日空ホテル(現: IHG ANAホテルズグループ)にすべて宿泊すること,である.

ほら,すごくしょうもないことだろう?
男子はなぜかこういうどうでもいいことにこだわるのである.

なぜこんな野望を持ったのかは自分でもよくわからない.
結婚式は,ANAクラウンプラザ博多だったので,なんとなく縁があるなと思っていた.
その間,いろんな地方に出張に行き,比較的快適な全日空ホテルに泊まっているうちに,なんとなく全部制覇したくなってみたのである.
ちなみに,今まで泊まったことがあるIHG ANAホテルズグループのホテルを北から挙げると,

・ 札幌全日空ホテル(スキーツアーでよく泊まった)
・ ホリディ・イン仙台(仕事で泊まったけど,これは昔は全日空ホテルじゃなかったから関係ないか)
・ ストリングスホテル東京インターコンチネンタル(値段的にもう2度と泊まらんだろうという高級ホテル)
・ 全日空ゲートタワーホテル大阪(一見高そうだがビジネスツアーで泊まると安いのだ)
・ ANAクラウンプラザホテル広島(広島観光で宿泊)
・ ANAクラウンプラザ博多(何かとお世話になっています)
・ ハウステンボスジェイアール全日空ホテル(屋外のバイキングがなかなかよかった)
・ ANAインターコンチネンタル万座リゾート(改装前に泊まったら今ひとつだった)
・ ラグナガーデンホテル(沖縄観光で安かったので宿泊したが,都会的で便利かつ快適なホテルだった)

という感じである.
これでも,まだ1/3もいってやしない.

さて,なんで今回こんなことをつらつら書いているかというと,久しぶりにこのホテルリストに新しいホテルを追加することができたのである.
ばんざい.

追加されたホテルは,

・ 熊本全日空ホテルニュースカイ

であるが,宿泊した感想を書いとくと「まあ,いたって普通のシティホテルで,ビジネスホテルよりはグレード高いかな.」という程度である.

なんぜ,もともと「ニュースカイ」というホテルにフランチャイズで「全日空」という名前をつけてあるだけなので,地元のタクシーの運ちゃんには,「全日空ホテル」というより,「ニュースカイ」と言った方が通りがいいらしい.
館内は完全な改装途中で,同じ階でも豪華なドアと昔のビジネスホテルみたいな合板のドアが並んでたりしてちぐはぐな印象である.
まあ,そのうち全面改装されて,今のANAホテルズ風になりそうである.

宿泊した部屋は,いたって普通のシティホテルのシングルの部屋.
特別な印象ゼロ.
水回りを早く改装して欲しいと思ったぐらいか.


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という感じでホテルの印象ばかり書いてるのだが,今回何をしに熊本にやってきたという話も書いておこうか.

今回は純然たる仕事.
仕事の詳細はほんとに言えないんだけど,久しぶりにバタバタした仕事だった.

日曜の午後1時にホテル到着後,全国各地から集まった面識のないメンバーですぐに1時間程会議.
会議が済むと,今度は他の組織のメンバーを呼んで面談.
それが夕方7時ぐらいまで続いた.
夕食は,熊本の繁華街の適当な居酒屋さんでビールを1杯だけ飲みつつ更に打ち合わせ.
なんせ,翌日も時間がなかったのである.

月曜は,朝8時にホテルを出発し,仕事場所へ.
仕事場所では,終日歩き回ったり,調べものをしたり.と昼に弁当を食べた以外は,ほぼ休みなし.
夕方7時ぐらいにホテルに戻った後,今回の仕事のメインの報告書作り.
メンバー全員であ〜だこ〜だ言いながら,晩飯も食わずに報告書が出来上がったのが,午後11時.

そこから,軽い打ち上げするとかで,再度熊本の繁華街へ.
またもや適当な居酒屋に入ってビールで乾杯.
適当な食事をして,居酒屋を出たら午前1時.
ホテルに戻ってバタンキュー.

火曜日も,もちろんホテルを朝8時に出発し,午前中は仕事場をうろうろし,昼飯の弁当を食べてから,最終報告書を提出して,終わったのは午後2時.
そこからは,どこにも寄らずまっすぐお家に戻りました.
(そういえば,電車で帰ったから,博多のヨドバシには寄ったような.)

という感じで,せっかく熊本に行ったのに,居酒屋で馬刺とからし蓮根食べたぐらいしか息抜きはない出張だった.
ただし,同じ出張でももう少し自由時間が欲しいが,時間があっても体力的にきついかなとアラフォーの身では思うのだった.

2009年10月30日金曜日

国民宿舎波戸岬@呼子

最近,週休1日で働いているような.

実際にはそれほどでもないのだが,出張や旅行で週末が潰れることが多く,なかなか土曜が休めない.
おかげで11月の3連休の後半は,家でひたすら惰眠をむさぼっていた気がする.

そんな話はおいといて,10月末の呼子旅行の話がまだだったので,記録しておこう.

今回の旅行は,年に1度の職場の慰安旅行的なやつ.
もともとは9月に決行する予定だったのだが,参加者のスケジュールの都合で10月に延期になっていた.
おまけに,日程も2泊3日から1泊2日に変更に.
なので,近場に呼子でもという話に落ち着いたのである.

かなり慌ただしい旅行だったのだが,とりあえず,順番に記録だけ残しておこうか.


初日は,都市高速なんかを乗り継いで,昼頃に唐津に到着.
有名なご当地バーガーである,唐津バーガーのスペシャルを注文し,屋外でぱくつく.
あいかわらずうまいが,まあ値段がそれなりにするので,妥当なとこだろう.

次に,呼子に移動し,マリンパル呼子で,海中展望船のジーラと七ツ釜遊覧船のイカ丸に分かれて乗船.
以前,ジーラには乗ったことがあったので,今回はイカ丸にした.

出航すると,とりあえず,七ツ釜という観光ポイントまではスピードを出して,一直線に進む.
小さい甲板で受ける風がなかなか気持ちよくてよい.

七ツ釜は,いわゆる同穴が7つあるというだけだが,同穴の入口まで船で入って行くので,なかなか楽しめる.
まあ,ジーラは2100円,イカ丸は1500円という値段だが,価格相応といったところだろうか.

イカ丸を下船するとそろそろ夕方だったので, 桃山天下市という道の駅で買い出しをして,風の見える丘公園で風を探して,今回の宿泊場所である国民宿舎波戸岬に到着.

この国民宿舎波戸岬について書いておかなければいけないのが,快適な離れ棟と,値段の安さ.
離れは最近新築されたようだが,6人で利用してもゆったりの広さ.
風呂もなぜかバカでかい.
2階建てのタイプと1階建てのタイプがあり,両方借りたが,どっちも快適だったようである.
おまけに裏には芝生の広場があり,子供とかは走り回れるはず.
絶好の屋外飲み会の場所だ,と思ったが今回はベランダでおとなしくしていました.

こんな快適な離れなので,普通に泊まったら1泊2食付きで1万5千円はしそうなのだが,今回は,イカの活け造りの刺身がついてなんと一人8000円!イカの活け造りがなかったら6300円!
なんか,大勢で行ったら合宿扱いになって,格安の値段になった.
さすが国民宿舎,といいたいところだが,こんなんで採算があうのかと心配.

で,食事の方だが,イカの活け造りはいい!
個人的にはイカの活け造りはどこで食べても似たような味ではあるのだが.
後作りのイカの天ぷらは食べきれない程出てきた.
まあ,それ以外はあまり特徴のない食事だが,イカの活け造りが付いて宿泊料金が安いんだから文句なんかぜんぜんありません.

夕食の後は,それなりにお酒を飲んで,ベランダでサザエを焼いて,○○で遊んで,
しかし,離れと本館の間のドアに門限があり,11時半には部屋に帰らなければならなかったので,お先に就寝.
その後,何があったのかは本当に知りません.


次の日は,朝食をパクつき,チェックアウト後に海中展望塔に行ってみる.
ここは初めてだったけど,誰か曰く,「動かないジーラだよね.」
まあ,その通りなんだが.
例によって例のごとくで,魚の餌を買いこみ,魚を寄せて遊ぶ.

ここからは,道の駅に再度寄った後,呼子を離れて,なぜか三瀬そばへ.
土曜ということで,店の外まで待っているお客さんに気後れしながら,待つこと約30分.
腹を減らして食べたそばはあいかわらず独特の歯ごたえでうまかったが,こんなに待ってまで食べるものなのかどうかは疑問.

その後は,おとなしく自宅に直帰しました.
あまり飲み過ぎなかったけど,遊び足りなくてちょっと不完全燃焼かな.
まあ,年相応になったということかもしれぬ,としみじみ思うのであった.

2009年10月23日金曜日

新型インフルエンザ

いつもはほぼ一月前の話を書いてばかりだけど,たまにはリアルタイムな話題でも.

昨日38度台→今日は37度台の熱が出て寝込んでおります.
そう,新型インフルエンザの御診断を本日医者で頂きました.

思えば,水曜の会議で,ごほごごいいながらマスクして出てきてる人の隣にいたもんなぁ.
詳細は聞かなかったけど,あれがやっぱり原因に違いない.

という感じで,生まれて初めてタミフルっちゅうやつを飲んで家でおとなしくしています.
逆に,ワクチン打つよりは,比較的忙しくない今のうちにかかっておいてよかったかも?

という感じで,仕事関係の方々には迷惑をかけていますが,よろしくお願いします.

2009年10月11日日曜日

小天狗さんろじ

ベストお忍びホテル,ではないだろうか.

という結論で終わってしまいそうな話なのだが,備忘録なので例によって最初から話を始めることにする.


とりあえず,前回の備忘録の続きで,秋吉台でうろうろと遊んだ後に一泊しようかと選んだのが,川棚温泉の小天狗さんろじである.

この小天狗さんろじは,いわゆるデザイナーズホテルっちゅうやつで,まあそれはそれは,凝った造りのホテルである.
まず,部屋数が8室しかない.
しかも,全部屋離れタイプ.
石畳の小道を通って,部屋に入って行くのである.

部屋に入ると,またデザイナーズ空間が広がる.
今回泊まったのは,壱之庄という部屋だけど,なんと旅館では珍しいメゾネットタイプ.
1階がリビングで,2階がベッドルーム.
リビングから外を見ると,温泉の露天風呂が備え付け.
それに加えてデザイン重視の部屋風呂が別についている.
ま〜,こりゃ年配の人が来たらびっくりするだろうな.

ちなみに,リビングの床は妙なぼこぼこの固い床である.
なので,裸足で歩くとちょいと痛い.
もちろん床でゴロゴロなんてできないので,ソファーの上でまったりするのである.

この部屋でちょっと困るのが,2階にはベッド以外の何もないこと.
せめてテレビでもないと,2階でくつろぐことができない.
今回も見事に寝る以外では2階に上がっていくことはなかったね.

食事の方だけど,見事な和風コース料理である.
高級感もあり,どれも見事な仕事がしてある.
配膳のサービスをしてくれる人も満点,と,言いたいところだけど,麦焼酎を頼んだら「しろ」が出てきた.
それは米焼酎だって.
まあ,焼酎飲まない人にはわからんやろねぇ.

食後は,入口横のバーコーナーでゆったりと嫁と2人でカクテルなどを頂く.
が,他に誰もいない.
このあたりで気がついたのだが,チェックインのときに1組会っただけで,他の宿泊客とほとんど顔を合わせることがない.

バーテンをやっている人が気さくな人で,暇だったのでいろいろと話をしたが,いろいろ面白い情報が聞けた.

このホテルを手がけたのは,黒川温泉なんかを仕掛けた人たちなんだそうな.
どうりで,妙にこじゃれた感じがする.
どこをとっても隙がないおしゃれ〜な雰囲気で,女性を連れてくるとうっとりするだろう.

また,満室の日ほどバーコーナーにくる宿泊客は少ないんだそうな.
ちなみに,この宿の周辺には歩いて観光できる場所は全くないので,みんな部屋でこもりっきりで露天風呂で遊んだり....
ってことなんだろう.

あと,サッカーの中田ヒデが2週間前にお忍びで来て泊まってったらしい.
こんなところで,なにやってるんだヒデ!
どうも全国行脚をしてるという話らしく,山口県ではここが選ばれたんだそうな.

という感じで,翌朝の朝食もおいしく頂いて,満足して宿を後にした.

で,後から考えてみると,このホテルのコンセプトがはっきりわかった.
とにかく,お隠れ感を出したいんだねと.

部屋は外の景色は全く見えない.2階からも見えない→外から見られることはない
外界の音ももちろん,露天風呂に出ても他の部屋の音は聞こえない→何をしても聞かれることもない
部屋数が少ない上に食事も個室なので,他の宿泊客にも会わない→誰と泊まっても誰にもわからない
周辺には全く出歩く場所がない→部屋にこもりっきり

という感じで,ポリシーははっきりしてるので,○○の人たちには非常に使えるホテルだ,っちゅうことですな.
逆にいえば,新婚旅行で来るようなホテルではないかもね〜,とも思う.

まあ,部屋等のハードウェアもサービス等のソフトウェアも行き届いていて,まったく文句のつけようがないので,興味のある人は一度泊まってみるといいだろう.
なんせ場所が山口県なので,関東や関西近辺の似たような宿に比べたら,2/3ぐらいの宿泊料金である.


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後は,ホテルを出た後のことを少し記録しておこう.

この日は,ホテルの近くのリフレッシュパーク豊浦というところで,豊浦コスモスまつりというのをやってたので,ちょっと寄って帰るか,と思ったのだが,駐車場は?時間待ちの状態.
近くのスーパーの駐車場から無料送迎バスが出ていたが,こちらも長蛇の列.
気軽に行けそうもないので,軽くパスした.

が,それでちょいと困ったのが昼飯.
川棚温泉名物の瓦そばを有名店のたかせで食べて帰ろうかと思ったのだが,昼飯には早すぎる時間となった.
しょうがないので,門司にあるたかせの支店に行こうか,と車を走らせ門司に到着.
が,ここも3連休なので,人だらけ.
最近できたトロッコ列車に乗ろうとしたら,1時間後までチケット売り切れ.

しょうがないので,昼飯にしようとするが,気分がかわったので門司名物の焼きカレーを食べようと計画.
ガイドブック見てると,上戸彩が絶賛したというBEAR FRUITSという焼きカレー屋さんがあったので,車で直行するが,こちらも大行列.
そこまでして焼きカレーでもないので,更に方針変更で,門司の有名な醤油豚骨ラーメンである太平山で昼食となった.
ちなみに,"太平山ラーメン"というメニューを「おおひらやまらーめん1つ」と注文して「たいへいざんですね」と返されて,太平山と書いて"たいへいざん"と読むことをこのとき初めて知った.
今度から間違えないようにせねば.

という感じで,久しぶりの1泊2日の温泉旅行は終了である.
あとは,のんびり,という生活に戻りたかったが,翌週末のインフルエンザからほとんど週休1日の生活に突入するのであった...

2009年10月10日土曜日

秋吉台&秋芳洞

小学生の頃の記憶ってみんなどれぐらい覚えているものなのだろうか?

子供のころは,年に1,2度家族旅行に連れていってもらったが,思い返してもあまりよく覚えていない.
どこそこには行ったねぇ,というの記憶にあるが,そこで何をしたのかは思い出せない.
大学生のころに記憶は割とはっきりしていて,あんなことやったねぇ,という話が出てくるのだが.

さて,なんの話かというと,9月のシルバーウィークにどこも行かなかったので,嫁さんの誕生日のお祝いも兼ねて,10月の3連休に温泉旅行としゃれこんだ.
今回の目的地は,久しぶりの秋吉台&秋芳洞川棚温泉
川棚温泉は行ったことはなかったが,秋吉台と秋芳洞は小学生のころに来たことがあるはず.
と,思って行ってみたのだが,結論からいうとあんまり覚えてなかったのである.

今回の旅行であるが,最初は,黒川か湯布院辺りの有名な温泉地を候補に挙げていた.
ところが,じゃらんをつらつら検索していると,山口の川棚温泉に妙な新しいホテルができているのを発見.
これは宿泊してみなけりゃいかんだろ,というわけで,近場の秋吉台&秋芳洞もドライブすることにして,今回の1泊2日の旅行計画ができあがったのである.

さて,当日は,とりあえず1000円高速を使って秋芳洞に直行.
小学生の頃に来たことがあるはずだが,ほとんど記憶なし.
洞の入口前のお土産屋さん街なんてあったっけ?

が,洞の入口までくると,なんとなく来たことがあるような〜というデジャブな感覚.
(デジャブは来たことがないのに来たことがある感覚だから使い方間違ってるか.)
中に入ってみると,洞の空間が広い.え〜,こんなに広かったっけ?
最近は,鍾乳洞は沖縄の玉泉洞とかしか行ってなかったが,洞の直径が大きいので,潜ってます!という感じはあまりない.
なんとなく,暗い散歩道を歩いているという感じかな.

奥行きも思った程なく,30分程で往復して終了.
ま,こんなもんか,という感じである.

続いて秋吉台をドライブ.
お〜,この光景は見た記憶があるぞ.
途中,展望台にも寄ってみる.
ここは...来たっけ?
などと,勝手に自分の記憶と無邪気に戯れながら,のんびりと秋吉台を堪能していた.
久しぶりの秋吉台ドライブは,運転もしやすくて,なかなか快適.
近場にあったら,ちょくちょく来たい,という感じである.

昼飯は,Arbòreo(アルボレオ)なるカフェに行く.
最近は,旅行に出かけても,ドライブインみたいな食事どころに入るのはなんか気がすすまない.
高い値段で,大したことない料理を食べさせられるという印象がどうも強いらしい.
なので,最近のマイブームはカフェ.
ランチの値段で,そこそこの食事ができればいいのである.

というわけで,インターネットで探していたところ,このカフェがヒット.
なんでもフォトスタジオとカフェを両方やってて,イタ飯中心のランチをやってるそうな.

カーナビには載ってないので,地図を頼りに行くのだが,最初は倉庫か?と思った建物が,なんとカフェだった.
中に入ると,ご夫婦だけですべてをやってるようで,厨房で奥さんがてんてこ舞いしている.
こちらも急いでないので,しばらく待って注文して,待つこと30分?ぐらいするとやっと料理がでてきた.
ただし,イタリア風の雑多な内装や雑誌を見てると,のんびりして時が経つのを忘れてしまうので,アンニュイな午後,というやつを過ごすことができる.

肝心の料理であるが,ランチプレートの料理が品切れなので,ということで牛タンの煮込みが鶏肉の煮込みに変更になる.
イタ飯といっても家庭料理のようで,非常にあっさりしている.
付け合わせのパン(バニーニ?)が大変うまかった.
ただし,量は少ないので,大の男が食べに行くと少々お腹が満たされないかもしれないね.
最後に,エスプレッソも追加で頼んだが,休日らしく優雅に時間を使ってランチを楽しみたい人はどうぞ.

続いては我が家の定番の動物関連施設である,秋吉台サファリランドへ.
ここも前も来たことがあるが,まあ,サファリランドはなんど来ても楽しい.
餌やりバスがいいと思ったが,この日は予約ですでに一杯.
しかたなく,車で一通り回ったのだが,好き勝手にストップアンドゴーできるので,それはそれで楽しい.
車で回ったあとは,例によって例のごとく餌やりタイム.
サファリランドの運営にしこたま貢献して,サファリランドを後にしたのだった.

さて,ここからが,本命のホテルの話なのだが...長くなってきたので,次回に続く.

2009年9月29日火曜日

岡山出張

そういえば,備忘録なんだから,ちょっとした出張も書いておかなければ.

9月末に実家のある岡山に純粋な仕事で出張.

小倉から新幹線に乗って,岡山に着いて,レンタカー借りて,実家に寄って,仕事して,レンタカー返して,お土産買って,新幹線に乗って,おしまい.


あまり楽しくない仕事だったので,なんか楽しいことを入れようかと思ったけど,最近は仕事もたまってるのでおとなしく帰宅.

なんか最近溜っていく仕事の量が増えている気がするので,なんとかせねば,と思うが,たまには息抜きも必要だよね,とも思う.

まあ,バランスをとって生活するのが肝心,だと個人的には思っている.

というわけで,次の3連休にはちょいと贅沢をしに出かけるのであった.

その話はまた後日.

2009年9月20日日曜日

日田日帰り旅行

それはなにげない出会いだった.

ある日,近くに新しい焼きそば屋ができたらしいですよ,という話を職場の後輩が持ってきた.
第一印象は,えー焼きそば屋?という感じ.
焼きそばって,だいたいは家で作るもので,外で食べるとしても,学園祭とか縁日とかで食べるというイメージしかない.
そんなB級,いや,C級の食べ物の焼きそばの専門店がやっていけるのか?と不思議に思っていた.

そのうちに新しいもの好きの後輩がその店に行ったというので,感想を聞いてみた.
すると,
「まあ,おいしい焼きそばですけど,焼きそばにしてはバカ高いのでもう行きません.」
という話だった.
焼きそばなのに,一人前700円以上,,大盛りにすると900円以上するらしい.
餃子の王将なら350円の焼きそばが,700円以上?
というわけで,完全に食べに行く気をなくしていたのであった.

そんなある日,うちの嫁が知り合いに連れられてこの焼きそば屋に行ってみたという.
その感想は,
「あそこの焼きそばは,普通の焼きそばとは全然ちがうもので,おいしくて癖になるよ.」
というものだった.
そういう話を聞いて,やっと「ちょっと行ってみようかな」という気になったのである.

店に入ってみると,店構えはラーメン屋のようなごくごく一般的な造りである.
そして注文して出てきた焼そばは....
確かに,これは他の焼きそばとは違う!
麺がパリパリして半分は揚げそばのような雰囲気がある.
そのくせもやしが多めに入っているので,ふうわりした感じもある.
ソースは普通の焼きそばのように強くなく,出しが強めについている.
どうやら,そばを具材とは別にじっくり焼くというのがこの店のスタイルらしい.

という感じで普通の焼きそばとは確かに違って,独特の風味を持った焼きそばであった.
ただし...
確かにうまいのだが,値段がなぜこんなに高いかだけはよくわからない.
具材は豚肉ともやしが中心で,普通の焼きそばとそんなに変わらないか,それより少ないぐらい.
なのに,なんで1人前で750円もするの?大盛りだと950円?という疑問は残った.

というわけで,以上が,焼きそばの想夫恋とのファーストコンタクトの印象である.
その後,何回か食べに行ったが,「おいしいけど割高」という印象は変わらない.
好きなメニューの,「青じそ焼きそば大盛り」とか頼むと1100円ぐらいとられるし.

実は長い間この想夫恋の焼そばはこの店独自のものだと思っていたのだが,ふとテレビを見ていると,想夫恋の焼そばは大分県は日田の名物の焼そばらしいということを知った.
なんでも,日田ではこの焼そばを名物として売り出していて,市内の数十店舗が焼そばの味を競っているとか.
これは一度食べに行ってみねばなるまい,ということで,予定のなかった9月のシルバーウィークに日田への日帰り旅行が計画されたのだった.


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前置きが長くなったが,今回はこの日田の日帰り旅行の記録である.

自宅を午前9時過ぎに出発し,まず目指すは.焼酎のいいちこを作っているいいちこ日田蒸留所である.
実は,ビール工場や焼酎工場など,無料で見学できるお酒の工場があるとふらふらと寄ってしまう癖がある.
いつもドライバーなので,お酒を飲むというわけではないのだが,お酒の製造工程って,けっこう面白い,と思う.

ここの工場は,案内の人はいなくて,勝手に見て行って下さいというスタイルだったので,仕込みや蒸留工程から貯蔵樽までまじまじと見学.
焼酎工業独特の香しいアルコール臭が,ぷん,と鼻をつくが,それはそれで趣深い.

見学の後は,試飲のできる売店で試飲,したいところだが,ぐっとこらえてジュースだけ飲ませてもらう.
嫁は果実酒など飲ませてもらって,お店の思惑通りにいくつかお土産を買って帰るはめになる.

全体的にあまり人がいなかったが,非常に雰囲気のいいゆったりとした時間が過ごせるとこなので,暇があると寄って見るといいだろう.

この焼酎工場を出た後は,今回のメインの焼そば屋に向かう.
数ある焼そば屋さんの中から選んだお店は,ネットで評判が良さげな三隈飯店,というお店である.

1時半ぐらいに店に到着したのだが,店の前には10人ぐらいの行列ができている.
さすが有名店だけのことはある,のかもしれないが,焼そば食うのに行列ねぇ...という気になる.
お店が小さいので,30分ぐらい待ってからの入店となった.

ここの焼そばは,普通で650円,大盛りで800円.
想夫恋よりは安いが,それなりの値段である.
ただし,焼そば+ライス+スープの焼そばセットというのが500円である.
でも,焼そばとライスを同時に食べるなんて,と個人的には思うので,単品で大盛りを注文した.

ここの店の珍しいところは,焼そばを注文しても最初にスープが出てくるところ.
そんなに濃くない豚骨スープで,ラーメン入れても美味しいだろうね,という感じ.
まあ,この店は豚骨ラーメンもメニューにあるので,そのスープだろう.

そんなこんなで注文してから待つこと10分ぐらいで本命の焼そば登場である.
食べてみると...
麺のカリカリ感じは想夫恋の方が強いが,ソースがまったりしており,味としてはかなりいけてると思う.
野菜がかなり多めで,その分ボリュームがあってジューシーな感じもする.
まあ,大盛りを頼めば,普通の男性でも十分お腹いっぱいになるだろう.
ただし,大盛りを頼むと最後の方になると味に飽きてくる.
これは味の単調な焼そばの宿命だろう.

ただし,確かにおいしいが,わざわざ日田まで食べにこんでも,これなら想夫恋でいいね,とも思う.
近所にこの店があったら月に一度ぐらい食べてみたいが,想夫恋との味の違いがそんなに際立たないので,交通費かけてまでわざわざ食べにこなくても,という気がする.
まあ,一度食べればそれでいいのだ.
この店は,焼そば専門店というわけではなくって,ラーメンやチャーハンもあるから,地元の人はそちらを食べてるんだろう.

というわけで,長くかかった昼食を終えて,日田の豆田に向かう.
全く知らなかったが,ここは古い情緒あふれる町並みというふれこみで,「九州の小京都」というキャッチフレーズがついているらしい.

古い町並みの豆田商店街を歩いてみると,さすがシルバーウィークで,観光客がわららわいる.
まあ,町並み自体は地方のよくある観光地で,お土産屋,飲食店等が軒並みを連ねている.
実家の周辺が古い町並みで,こういう雰囲気は慣れっこなので,あまり珍しくもなく,いくつかお土産屋さんにひっかかりつつ,1時間程ぶらぶらして,最後に喫茶店でかき氷を食べて散策終了.
9月下旬だというのに,この日は結構暑かった.

この後は,近くの原鶴温泉に向かって日帰り温泉としゃれこむ.
半年程前にも仕事で来たが,九州の中ではかなり寂れた温泉街なので,原鶴温泉では一番有名な泰泉閣におじゃますることにした.

ここは,大きい風呂が2つあり,日によって男女入れ替えというパターンの温泉.
このときに入ったのは,ジャングル風呂という方の風呂で,かなり大きな空間になんと木がやたらめったらに生えている.
その下で湯船がありそこに浸かるのだが...なんかあんまり落ち着かない.
大浴場は露天風呂のような開放的な方がいいと思っているので,個人的な意見としてはわざわざ草木を植えて空間を狭くするのは,どうかなと思う.
まあ,この辺は好みの問題だから,すごくいい雰囲気だと思う人もいるんだろうけどね.

ここには渓流の湯という露天風呂もあるが,大浴場からは少し離れているので,もう一度服を着てから露天風呂に向かう.
こちらは誰もいなくて,それなりに気持ちよかった.

という感じで,後は,いつものごとく鳥栖アウトレットにちょこっと寄って,無事帰宅.
後でテレビのニュースを見ると,場所によっては高速道路が大渋滞してたみたいだから,そんなに混んでないとこばっかり回ったという意味で,なかなかいい日帰り旅行だったと自画自賛するのであった.


p.s. シルバーウィークでお出かけしたのはこの日だけで,あとは,家の仕事をごそごそやって過ごしたのであった.
やっぱり連休は家で休養するのが一番だね.

2009年9月9日水曜日

広島放浪記(後編)

また,やってきました東広島へ.

前回の広島放浪記の続きである.
広島放浪の前半では広島市内の滞在だったが,後半はいつもの東広島滞在である.

東広島は,広島市内から車で40分程度の中都市だが,シャープやNECなんかの研究所や工場がある学研都市である.
最近は,2年に一度ぐらい,こうやって3日程度集中的に仕事で滞在するはめになっている.

この東広島のホテルは,もちろん,例の東広島グリーンホテルモーリスである.
このホテルが,どんなにすごいかは,以前の備忘録をチェックすればわかるだろう.

しかも,今回はちょっと奮発してデラックスシングルというやつにした.
部屋は27m^2もあり,普通のツインよりでかい.
というか,ツインだった部屋のベッドを1つとっぱらって,机と椅子のセットを置きました,というのがまるわかりである.
しかし,この広さはすこぶる快適で,3泊の滞在中も非常にのびのびと過ごすことができたのであった.
これで,普通のシングルより一泊600円高いっちゅうだけなんだから,今度からは必ずこちらにしよう.

それにしても滞在中は,このホテルの快適設備を隅々まで堪能した.
まず,初日に,コインランドリーで下着やらTシャツやらを洗濯.
今回みたいな長期出張は,途中で1回選択をすると非常に都合がいい.
特に今回は,広島2日目のテニスで出た汗だくのTシャツがあったので,それを洗って乾燥機で乾かすと気分爽快.

そして,乾燥機に洗濯物を入れた隙に,最上階の大浴場でひとっ風呂浴びる.
早めに行くと誰もいないので,しみじみくつろげる.

そして風呂上がりには,脱衣場に置いてある無料のpanasonicのマッサージ機で一あんま.
今回の滞在は日中の仕事で疲れきってたので,夕方のこの大浴場+マッサージ機が疲労回復には必要不可欠だった.

風呂から上がると,1階の洗濯物を回収に行き,ついでに1階のエレベータ前にある雑誌類から適当なものを見繕って,部屋で読書.
前も書いたように,ここの雑誌類はリサイクルなのだが,比較的きれいに整理してあって,読みやすい.

こんなそんなで,快適なホテル生活を過ごしたおかげで,日中の激務でもそれほど疲れが溜らなかった.
値段に負けて,東広島駅前の東横インなんかを考えてた自分に反省.


さて,ここからは例によって例のごとく,食事の記録を書いて行こう.


4日目:

昼飯は,現地の人の案内でQというお好み焼きやに行く.
ここの店は,カープソースということで,現地の人がどうしても食べさせたいということだった.

店の内装がなんかハワイアンで一瞬ビビるが,出てきたお好み焼きはオーソドックスなもの.
しかも「普通」というよりも「美味い」に近いかなりいけてるお好み焼きである.
ただし,大量の注文をさばいていたからか,かなり待たされて,食事終了までに1時間ぐらいかかったのはマイナス.
午後の仕事に焦って焦って駆けつけるはめになった.

夕食は,これまた現地の人のお勧めで,玉屋といううどん屋さんがうまいとの情報を得たので,行ってみるが学生風の若者たちで満席.
待ってまで食べたくないので,ちょっとぐるぐるしてばくだん屋なるつけ麺やさんに入る.
意外にも広島は,つけ麺も有名なそうで,軽い気持ちで入ったのだが,これは大失敗.
でてきたつけ麺はまずい訳ではないけれど,そんな,「うめ〜!」と書くほどの味でもない.
それなのに,ちょっと多めにしたら,1200円って,なんでそんな高い値段になるのかさっぱりわからん.
麺と野菜とつけ汁だけだろ?
600円でも十分出せそうな雰囲気だった.


5日目:

昼飯は,仕事場所の社食のようなところで食べたので,コメントなし.

夕食は,現地の知人に連れられて,もちもちなる居酒屋へ.
ここは,カウンターが鉄板になっているという鉄板焼居酒屋なのだった.

最初に,生ビールと2品で1050円の晩酌セットなるものを頼んだが,でてきた小鉢はどれもなかなかいける.
知人の勧めで,調子にのっていろいろ他にも頼んでみるが,どれもこれもうまかったね.
しかも安い.なので,平日の夕方にもかかわらず満席.
自宅の近くにあったら,必ずいきつけの店になっていただろう.

しかし,知人の最後の注文が「じゃあ,最後にお好み焼きで」というのには,唖然.
やっぱり広島県人じゃけぇ,最後はラーメンの代わりにお好み焼きで締めるんかの〜

そんなこともあったが,とりあえず大満足の一軒であった.


6日目:

この日も,昼飯は,仕事場だったので,特にコメントなし.

夕方にやっと仕事が終わったのだが,ゆっくり休もうということで,東広島から山口県は岩国まで車で帰ってホテルに一泊する.
なんせ,土日高速1000円のために,翌日に帰った方が安くつくのである.

この日のホテルは,岩国で新しくて一番快適そうなグリーンリッチホテルホテル岩国駅前ということにする.
新しいので,快適は快適だが,妙にスタイリッシュを狙った内装が落ち着かない気もする.

ただし,この日はそんなことはどうでもよくって,夜も遅く腹も減っていたので,近くにあったスーパーでビールとお惣菜を買ってきて,ホテルの部屋で慎ましやかな晩飯.
ホテルご自慢の大浴場にも入らず,早々に就寝した.


7日目:

翌日は,ひたすら高速を走って帰宅.
長い出張の割には,それほど疲労も蓄積されなかったが,1週間休んだ分だけ仕事はたんまりと溜っていたのであった.

2009年9月6日日曜日

広島放浪記(前半)

9月といえば,そう,出張どさまわり月間である.

今年の9月は出張件数はそんなに多くはなかったのだが,初旬に1週間程広島をうろうろするはめになった.
最初から広島での仕事が2件予定されていたのだが,もともとは別の日程のはずだった.
ところが,最初の予定がずれにずれて,あれ?これならくっつけた方が便利じゃない?ということで,2件の出張を連続でこなすはめになったのである.
2往復しなくていい,と考えれば楽だけど,1週間連続で出張先で仕事というのはなかなか疲れるのである.
ただし,今回もホテルは例のところだったので,後半はなかなかに快適な生活を過ごしたのであった.

さて,長くなりそうなので,まず前半部分を記録して行こうか.


1日目:

久しぶりに新幹線ではなく高速を使って広島に向かう.
だって,広島まで土日1000円だからね.
使わない手はないってんだ.

昼飯は,宮島SAで尾道ラーメンを食らう.
が,あまりパンチがまったく効いてない味の上に,麺がのびのび.
まあ,SAのラーメンはこんなもんだ.

昼からは,アステールプラザの中にある広島市国際青年会館でまじめめに仕事.

この日の仕事が終わった後は,広島在住の方に三越の上のビアガーデンに案内してもらう.
ここは,炎のダイニングなるたいそうな名前がついていて,メニューだけ見るとかなりそそられる内容なのだが,行った日が9月の日曜日だったので,会場は閑散としている.
そのために,品数も少なく,なんかしょぼいものばっかり.
8月の最盛期にはばんばん焼かれていたという魚介類や牛肉類もこの日はまったくなし.
生ビールだけ何杯か飲んで,ちょぼちょと食べて食事は終了である.
まあ,夜空の下で,のんびりと雑多な仕事の話ができたので,それはそれでよし.

ちなみに,宿泊は会場の広島市国際青年会館の中の宿泊施設である.
2泊したが,6畳の和室に大人3人で寝たので,修学旅行並のきつきつな部屋である.
まあ,疲れていたのでそれなりにぐっすり寝たとおもう.


2日目:

朝早くから午前中いっぱいは仕事をして昼飯となるが,この日も広島在住の人に連れられて,お好み村に行く.
このお好み村は何回か来たことがあるが,店の数があり過ぎてどの店に入っていいのかまったくわからない.
この日は,案内の人がひたすら「カープソース」を使ってる店を探すが,あいにくその店は開いておらず.
適当に探して3Fの一番奥の店(名前を失念)で,普通の豚玉を食べる.
結論: 「普通」
最近は,広島焼きの善し悪しが分かるようになってきて,「美味しくない」「普通」「美味い」の3段階に分けられるようになってきた. ただし,この時点で「美味い」と判断していたのは,有名な八昌だけ.
その他のほとんどのお店は,「普通」に分類されるのである.

ちなみに,「美味しくない」に分類されるお好みやさんは....多くは言わないが,「美味い」と同名だけど全く関係ない店である.
困ったことに,こういうお店が広島には数件あるので気をつけましょう.

午後から,各自で懇談,という名前の灼熱の中のテニス.
あっ,というまにペットボトル4本分のスポートドリンクがなくなる.

この日の晩ご飯は仕事の懇親会で,ウェルシティ広島ダイニング昴で頂いた.
普通のミニ懐石だったけど,テニスで疲れてたのと,仕事の関係で注いだり注がれたりしてたので,あまり味は記憶なし.


3日目:

午前中で仕事は一段落したので,ほっと一息.
最後に打ち上げっぽく好きな店に行こうということで,インターネットで探していた広島焼きの店に向かう.
そのお店とは,とあるネット上の感想では,「八昌とならぶ広島焼きの有名店」とのフレコミの胡桃屋であった.
そして,このお店が,個人的には2件目の「美味い」広島焼きの店となったのである.

メニューはごくごく普通なので,「肉,イカ天入り,そばダブル」を注文する.
このイカ天入り,というのは2日目のお好み焼きやで初めて学習したのだが,広島人は一般的にこのイカ天をお好み焼きに入れるらしい.
イカ天といっても,イカの天ぷらではなくて,いかすバンド天国(古い!)でもなくて,するめに衣をつけてイカの形に揚げてある5枚100円ぐらいのあのお菓子である.
例えていうと,これ,である.
このイカ天をバリバリと割って,粉々にしたやつを焼いてる途中で振りかける.
すると,イカ天が野菜の水分を少し吸って,イカの旨味を引き出すとともにボリュームアップにも貢献している.
ここで,初めてイカ天入りを食べたが,以降は広島焼きのマストアイテムとなった.

それより何より,ここのお好み焼きは様々な工夫がこらしてある.
お好み焼きの中心部にのみつなぎが集中し,野菜とそばが渾然一体となってもっちりとしてボリューミーである.
逆に外側は何もつなぎがなく,そばのカリカリとした食感が楽しめる.

何より,お好み焼きを1つ1つ丁寧に作っている感じがある.
でなければ,この中心部と円周部の見事なコントラストは出せません.

しかも,そばダブルにしたら,ほんとに食べきれないぐらい量が多い.
野菜中心の広島焼きでこんなにお腹いっぱいになったのは,初めてではないだろうか.

というわけで,広島に来た際には,もう一度必ず立ち寄ってみようと,心に決めた広島焼きの店となった.
ただし,立地は非常にわかり辛い(路地裏の2階)なので,しっかりガイドブックを調べて行くべし.

蛇足だが,最初に「鉄板で食べるか,お皿で食べるか」という感じのことを聞かれるが,迷わず鉄板を選択しましょう.
そばのカリカリ感を味わうには,やはり鉄板がいい.

この後は,東広島に移動して,夜はココイチでカレーを食べて一日終了.

以上で,広島放浪記の前半は終了で,後編に続く.

2009年8月8日土曜日

8月

シルバーウィークって要らないなぁ,と思うのは僕だけだろうか.

何せ旅行マニアなので,9月のシルバーウィークに旅行を計画しようと思った訳ですよ.
すると,人気のある旅館は早くから予約でいっぱい,かつ,バカ高い.
マイルでの飛行機旅行なんか取れるわけがない.
というわけで,今年のシルバーウィークは,どこぞに日帰りにでも行くかということになっている.

このシルバーウィークは,わざわざくっつけて5連休にしてあるのだが,どうせなら9月の毎週金曜日を祝日にするというのはどうだろうか.
その方が,行楽も分散されて,観光地が混雑することもなく,万人が喜ぶと思うのだが.

だいたい,9月は結構出張続きで忙しいっちゅうのに,こんなとこに5連休を入れられると仕事が回らない.
おかげで他の平日にしわ寄せが出まくりで,雑多な仕事をちぎっては投げ,というきつきつの状態.
なんかこの文章に刺があるのもきっとそのせいだ.

という感じで備忘録のブログを書く時間もなかなかないので,8月の話をまとめてかいておこう.


1.チャタムダイニング
8月の上旬に,嫁さんと天神に出る機会があったので,チャタムダイニングでランチバイキングとしゃれこんだ.
ここは,前にも書いた「絶対はずさないブッフェ食べ放題の店」の第10位の店なのに,ランチバイキングが990円という格安の値段なので,前々から狙っていたお店である.

結論からいうと,「まぁ値段からするとこんなもんだよね.」

ここのランチバイキングは,5品ぐらいあるメインから1品選んで,あとはバイキングでお好きにというスタイル.
たしか,メインは「サーモンと豆腐のハンバーグ」なるものを頼んだ,はず.(もう既に何を頼んだかは記憶があいまい)
が,味的には,大したことはなかったような.
盛りつけは結構きれいだった記憶があるかな.

他のバイキングの料理だが,デザート系はやたらと充実してるけど,普通の料理の種類がいまひとつ.
あきらかに女性をターゲットとしたバイキングである.
実際に店内はやたらと女性グループが多かった.

というわけで,個人的には,もう一度行きたいか,というとちょっと考えてしまう.
しかし,天神で990円でバイキングだよね,と改めて考え直すと,よく頑張っている店には違いない.


2.盆休み
8月13日〜16日は盆休みだったけど,家の雑事だけで終わったような.
このうち1日は暑さで死にそうになりながら,庭の草刈りをしていた.
もう1日は,うちのR2のタイヤを買いに行ったりした,かな.
う〜,もうあまり覚えてないぞ.
ちなみに,この盆休みでは帰省せずに,次の週の21,22日に実家に帰った.


3.東京出張
日曜にもかかわらず30日は,東京日帰り出張.
あらゆる出張の中で,いちばんつまらん出張が,この東京日帰り出張だと思っている.
なんせ,飛行機の便が多いので,日帰りで行けてしまう.
しかも,かなりきついスケジュールになるので,別にどこに行くでもなく,単に仕事場と空港を往復するだけ.

今回の出張もまさにこれで,朝5時半に起きて,福岡空港発9時の飛行機に乗り,12時半から午後5時まで仕事をして,羽田空港発7時過ぎの飛行機で帰福した.
家に着いたのは,午後10時半.
ああ,つまんなかった.

そういえば,東京出張なので,昼飯にうまいものでも食べるかと仕事場周辺のおいしそうなご飯屋さんをチェックしたところ,天空なるうまそうなラーメン屋さんをインターネットで発見.
つけ麺が有名みたいだが,ラーメンもおいしいらしい.
しかも,麺の量は並盛りでも普通盛りでも同じ.これは珍しい.

というわけで,時間もないので,仕事に向かう前にお店に直行!したのだが,なんと定休日にて閉店!
東京のラーメン屋で,日曜が定休なんてことは予想してなかったので,愕然とする.

仕事まであまり時間もなかったので,駅まで戻って,近場のラーメン屋で,味は普通で値段が高いという豚骨ラーメンを食べる.
店名は記録してるけど,載せる価値はないので省略.

晩飯は,帰りの飛行機に乗る前に,崎陽軒のシウマイとチャーハン弁当を買って,ラウンジで食べた.
崎陽軒のシウマイは冷めても美味いので,昼のラーメンよりこっちの方がよっぽどうまかったぞ.


という感じで,バタバタと過ぎ去った8月だったが,9月もこの調子で,落ち着かない生活が続くのであった.

2009年7月22日水曜日

中津日帰り&百道日帰り

書くことの程はないのだが,一応備忘録だから出張の話は残しておくか.

7月22日は中津市日帰り出張.
といっても,昼に出発して,現地で2時間程働いて,そのままとんぼ返り.
帰り道の途中で,ジョイフルでドリンクバー飲みながら報告書書いたぐらいか.

7月31日は,福岡の百道にこれまた日帰り出張.
こちらは,仕事上の情報を仕入れに講演会に参加したのだが,大まかな話で収穫ゼロ.
がっくしきたので,帰り道にトリアス久山ブックオフでいろいろ古本など仕入れて帰る.
こちらは結構収穫ありだった.

それにしても日帰り出張ほどつまらんものはなし.
久しぶりにどこか遠くに行きたいと,旅行の虫がうずくのであった.

2009年7月16日木曜日

Raw Oyster! (ラスベガス出張その3)

子供のころは,牡蠣が大嫌いだった.

小学生のころは,あの気味の悪い緑色のぐちゃぐちゃしたところが特に嫌いだった.
なぜ,あの気色悪いやつをわざわざ食べなければいけないのか理解できなかった.
家での夕食で牡蠣フライが出てきて,一口かじって緑色の部分が出てきたところで,食べるのをボイコットしようとした.
が,うちの家は好き嫌いは許されない家だったので,泣きながら1時間ぐらいかけて食べさせられたのが,非常に印象に残っている記憶である.

ところが...
年月は経ち,牡蠣が大好物になったのはいつのころからだろうか?
高校生のころには牡蠣フライを食べてたような気がする.
大学生のころには,確か生牡蠣も食べていたという記憶がある.
味覚の変化とはおもしろいものである.

さて,この牡蠣は,日本では冬だけの食べ物なのだが,なぜか海外に行くと1年中食することができる.
しかも生で.
思い出深いのは,オーストラリアのパースで,フィッシャーマンズワーフなるところで,仕事の打ち上げをしたときのこと.
新鮮な魚介類の料理がいっぱいあったのだが,生牡蠣ばかり15個ぐらい食べたのではないだろうか.
それぐらい新鮮でうまかったのである.

他にも,フランスはニースでも6月に生牡蠣を食べたし,灼熱のシンガポールでも食べたような.
こんな感じで,なぜか海外に出ると牡蠣食い男に変身してしまうのである.
ちなみに,日本では生牡蠣を食べる機会はほとんどない.だって高いし.


さて,何の話をしていたかというと,ラスベガス出張の話の続きである.

実は,アメリカは,Oyster barなる店もあるぐらいのかなり生牡蠣を食べる国である.
なので,食べ放題のBuffetに行っても,ちょっと高いところに行くと,生牡蠣がおいてある.
4日目の夕食として選んだTODAIは,まさにこの条件に当てはまるみせなのである.

TODAIに関しては,最近ラスベガス来るたびに必ず1度は立ち寄る日本食Buffetのお店.
アメリカ料理に飽き飽きした舌に,緑茶とダシの味を呼び戻してくれる貴重なお店である.

店に入って,いつもの通りiced green teaを注文し,適当に料理を見て回る.
すると,今回は,ひときわ大きなraw oysterが並べられている.
しかも,非常に新鮮そうでつやつやしている.

陳列されると,周りの人達もわらわらとよってきて速攻なくなっていくraw oyster達.
牡蠣食い男としては,負けてはならじ,と何度も通って,15個ほどの大きなoysterを平らげたのである.
沈み気味だった気分も直って一安心. やはり食事っていうのは,旅行の何よりの薬なのだった.

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さて,この辺で今回の展開が読めた人が多いと思うが,とりあえず,話をどんどん進めることにする.


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5日目:

5日目の朝飯は,いつも通りクッキー等の軽い朝飯で済ませる.
ホテルの下のショッピング街にあるEarl of sandwichもちょっとだけかじらせてもらったが,これはうまかったな.
今度はちゃんと食べてみよう.

昼からはいろいろと歩き回った末に,Fashion showというショッピングモールのフードコートで昼食ということになった.
少しお腹がもたれているので,さっぱりとsubwayである.
ちゃんと自分の好みで注文したつもりが,アボカドを頼み忘れた.
まあ,おいしかったからいいのだ.

午後からは,お土産を買ってみたり,プールに入ってみたり,ショーを見てみたりと,結構盛りだくさんなスケジュールをこなす.
そんなことをしてるので,夕食を食べようかと話になったのは,夜の10時近く.
次の日の朝は朝6時にホテル出発だったので,ホテルのcafeで食事ということにした.

ビールを1杯だけ頼んで,他のメンバーの食事のチョイスを見てみると,アメリカ最後の食事ということでステーキを注文するらしい.
負けてはならじ,という感じで,同じくステーキにしたが,これはやはり失敗.
あまり固くはなかったけど,もたれた胃には非常に重く,パスタにでもしておけばよかったと後悔したのであった.

という感じで,今回のアメリカ出張はおしまい.
と,行きたかったのだが...

それは深夜3時にやってきた.
ふと目を覚ますと,何か胃がむかむかする.
やっぱりステーキは食べ過ぎたかなと洗面台に行くと,急に吐き気がして,胃の中にあったものを全て出してしまう.
あら,これは調子が悪いねと思っていると,同時に下の方も...
最初は普通だったのだが,途中から完全な水が出始める.
そのまま,1時間ぐらいはトイレに籠るはめになったのである.

持参の下痢止めと消化剤を飲んでみるが,あまり効果なし.
すべてのものを体内から出してしまうと,腹痛や吐き気はそれほどひどくないのだが,しんどくて立ってられない.
ベッドに横になって時間を過ごすが,そのうちに手が少ししびれるような.
まずい,これは脱水症状だ.

ベッドに横になり持参のミネラルウォーターをほんのわずか口に含んでは,ゆっくり飲むという動作を繰り返し,少しずつ水分を体内に取り込む.
が,その努力も虚しく,下痢は続く.
脱水症状で動けなくなるか,水分補給で回復するかどっちかの瀬戸際だったような気がする.

そうこうしているうちに,ホテルを出る時間が来てしまったので,最後の気力を振り絞り,シャワーを浴び,荷物をまとめてホテルロビーへ.
なんとかタクシーに乗って,空港でチェックインを済ませたあとは,ひたすら空港の椅子でぐったり.
ただ,この時にスポーツドリンク×2とミネラルウォーター×1を買ってきてもらい,ゆっくりゆっくりと摂取する.
と,少しずつよくなってきたような.
特に,合成着色料満載の気のふれたようなピンク色のスポーツドリンクは,体内から失われたミネラル分をなんとか補給し,徐々に体を元に戻していったのであった.

そんなこんなで,なんとか成田にたどり着いたころには体調も回復し,無事に福岡に帰ることができた.

さて,この原因を考えてみると...やっぱり,牡蠣かねぇ...ちょっと時間は経ってたけど.
ステーキがあたったという線も捨てきれないのだが,牡蠣の毒素が入っているお腹に,脂っこいステーキでとどめを刺したというのが,壱番考えられる線だろう.
そう考えるとステーキを食べなければ,こういう自体にもならなかったかもしれないので,次回からは海外ではステーキはなしである.
海外では牡蠣はなし,という結論に至らないところが,自分でもすごいと思う.

教訓: 海外では無謀な食事は止めておきましょう.

2009年7月13日月曜日

ABCストア(ラスベガス出張その2)

ABCストア,といっても,日本で靴を売ってるABCマートとは何の関係もないそうな.

今回のラスベガス滞在で最も便利だったのが,宿泊ホテルであるPlanet Hollywoodのショッピング街に,ABCストアが入っていたこと.
なんのことはない,ABCストアは日本でいうところのコンビニである.

実はアメリカのコンビニは日本と違ってひどく品揃えが悪いことが一般的なので,かなり使い勝手が悪い.
ジュースも甘いものばっかりだったり,食べ物もへんなスナック菓子ばっかりだったり.
ところが,このABCストアは,食べ物からお土産まで品揃え充実.
おまけに,ばか高いホテルの売店と比べると,良心的な価格設定.(普通のスーパーと同程度.)
噂ではハワイが本拠地のコンビニチェーンらしい.確かにマカダミアナッツも売っていた.

とにかく,このABCストアが何かと便利で,1日1回は何かを買ってた気がするな.
最終日には,嫁へのお土産に,キティちゃんTシャツとかを購入した.

さて,話を元に戻して,2日目からの備忘録を始めよう.


2日目:

この日は朝から晩まで仕事だったので,ほとんど仕事会場のホテルに缶詰.
朝は,成田のラウンジでパクってきた,じゃなかった,もらってきたクッキーとあられせんべいをパクつく.
ラスベガスではどうしても食べ過ぎてしまうので,朝はできるだけ軽くしておく方がベターである.

昼はホテルのフードコートで軽く食事.
サブウェイもあり,ちょっと迷うが,Rubio'sというメキシカンフードの店で,タコスを買ってくる.
アメリカでタコスを買うと,フレッシュベジタブルやサルサソースが入れ放題なので,タマネギのみじん切りをこれでもかと入れた後に,辛いサルサをたっぷりと振りかける.
これがまたうまいんだな.

夜は,仕事が1段落ということもあり昨年も言ったHootersへ.
夜はかなりの混雑だったが,それほど待つこともなく入店.
ピッチャーでビールを頼み,鳥の唐揚げやらなんやら頼んで居酒屋状態である.

が,食事も終盤にさしかかったところで,一人が"Fried pickles"なるものを注文.
"pickles"は,普通塩漬けにしたキュウリを酸っぱい液につけて発行させた,日本でいう漬け物みたいな食べ物.
味は柴漬けに近いかなぁ.
それを"Fried",つまり揚げたやつ,ってなぜそんなものを頼む!

時間がかかって出てきたそれは,漬け物のフライ,以外の何者でもない味がする.
しかも量が多いし.
案の定,食べきらずに会計を済ませようとすると,店の人に”持って帰る?”と聞かれてしまう.
同行者が英語でまごまごして適当に返事をしていると,でかい入れ物で本当にもって帰ることに.
ほんとにそれ食べるのか?と思うが,実はこれが大正解だったのである.

店を出た後は,「ラスベガスの街を歩きたい」とのたまう酔っぱらい1名をほっぽってバスに乗車.
バスは10分程でホテルに着いて何事もなく,就寝,となるはずだったのだが...

バスに乗ったとたん,"Fried pickles"を注文した責任でばくついていた者が,急に気分が悪くなったそうな.
で,何かを出したいと.口から.
バスを降りようかと思ったが,あいにくバス停を出発したばかり.
そうこうしているうちに,どうしようもなくなってきたらしく,口を押さえてのたうちまわり始めた.
これはいかん,と,ふと持っていたのは先ほどの"Fried pickles".
大きな入れ物だったので,その入れ物を開けて,出して頂きました.(ああ,汚い話.)

しかしきれいに出た訳ではなく...
こちらの服が一つお亡くなりになりました.
まあ,他には大した被害がなかったからよかったけどね.

なお,このときに後ろにいたアメリカ人の方に,ティッシュをもらうやらバスを停めてもらうやらといろいろお世話になりました.
アメリカ人でも親切な人はいるんだなと.

というわけで,最後はホテルまで徒歩で帰って,部屋で速攻シャワーを浴びる.
スロットをしに行く元気もなくなり,そのまま就寝した.


3日目:

ブルーな気分でベッドに入ったのでなぜかあまり熟睡できず,体調不良な感じで目覚める.
今日は同行者と分かれて,一人会場で仕事である.

朝はクッキーなどで軽く済ませ,昼はABCマートでカリフォルニアロールっぽい巻き寿司などを買って食べる.
アメリカでハンバーガーばかり食べてるとすぐに胃を悪くするので,スーパーの巻き寿司はマイブームである.

とりあえず,仕事をこなしホテルに帰ってくるが,この日はなぜか気分がブルーなままだった.

晩飯は再度同行者達と合流し,宿泊ホテルであるPlanet HollywoodのBuffetに行く.
割と評判がいいらしい食べ放題だが,あんまり感動しなかった.
ParisのBuffetの方がいいかもしれない.


4日目:

前日まででだいたい仕事は済んだのだが,相変わらず体調がよくない.
肉体的に体調が悪いというわけではなく,精神的なテンションが今ひとつ.

というわけで,朝は例によってクラッカー程度で済ませ,昼もあまり食べる気がしなかったので,フードコートでスムージーを飲んで済ませる.
そのスムージーが気がふれたようなピンク色をしたパッションフルーツ系のもので,甘くて飲めたものではない.
まあ,注文したのは確かに自分なんですが.

そんなこんなで,この日は定番の観光スポットから初めての場所までいろいろと回る.
おまけに,夕方に安いマジックショーなるものも見て,盛りだくさんの1日だった.


実は,この日の夕食から旅行最後まで話がつながるので,以降はその3に続く.

2009年7月12日日曜日

Planet Hollywood (ラスベガス出張その1)

世界的な不況でも,たまにはいいことがあるじゃないか.

サブプライムローンに端を発する世界的な不況では,実はちょっと痛手を被った.
少しだけ預けてた外貨預金は,円高のせいで額面割れ.
買っていた株も値下がりのせいで,利益がほとんどゼロに.
投資信託にいたっては,目も当てられない状況に.(その後もちなおしたけど.)

という感じで,我が家の財政にも大きな影響を及ぼしていた世界的不況.
ところが,毎年恒例化しているラスベガス出張では,それがなんとあらゆる面でプラスにはたらいた.

まず,円高.
昨年まで1$=120円ぐらいだったのが,今年は,95円程度.
だいたい昨年より円の価値が2割アップといったところ.

次に,航空券代.
最近はユナイテッドの航空券をwebで購入しているのだが,昨年はサーチャージたらなんたらかんたらで18万ぐらいしてたのが,今年は12万程度.
まあ,これは昨年が異常だったのだが.

そして,もっとも価値があったのが,ラスベガスの宿泊代金の異常な低価格化.
少し古いホテルなら,1泊1室1500円から.
アメリカのホテルは1人で泊まっても2人で泊まっても同じ値段なので,2人で泊まると一人750円なり.
なんじゃそりゃ?
webの情報では,不況によりラスベガスに来る観光客が激減しているので,カジノで稼いでいるホテルは宿泊料金を格安にしても,人を呼びたいんだそうな.
ただし,仕事なのであまり安すぎても会場から遠すぎるホテルは選べないのが難しいところである.

というわけで,今回のラスベガス出張では,宿泊ホテルをさんざん迷ったあげく,選んだホテルはPlanet Hollywood(プラネットハリウッド)となった.
このホテルは,普段は1泊1万ぐらいするはずなのだが,この不況のせいでなんとskygateで1泊6150円の値がついた瞬間があった.
そこで,すかさず予約.
海外のホテルの予約は,時期によって値段がコロコロ変わるのだが,今回はこれが大正解.
ほぼ底値でのホテル予約に成功したのである.

このPlanet Hollywoodなのだが,ラスベガスではまあまあのホテルランクらしい.
ところが,実際に宿泊してみると...かなりいいじゃないか.
部屋の内装は都会的でシンプルな感じ.
各部屋には映画で使用された小物が置いてある.
うちの部屋にあったのは,よくわからない映画の小物としてつかったバックがかざってあった.

あと,水周りのスペースがやたらでかいのもグッドな点である.
特に,日本人には深くてゆったりとした浴槽があるのがうれしいだろう.
もちろんシャワーブースは別にあって,浴槽はただ浸かるだけなのだが,それでも浴槽でゆっくりできるのはアメリカのホテルとしてはめずらしい.

という感じで,ほぼ欠点のないホテルと言ってもいい,というか,ラスベガスで泊まったホテルの中では1番じゃないだろうか.
ベラージオに泊まったこともあるけど,調度品はよかったのだが,部屋は狭くていまひとつだった.
(まあ,噴水が部屋の中から見れるのは最高だったが.)
ただし,チェックイン時の行列だけはなんとかならないものなのだろうか.
チェックインで1時間近く並ばされるのは,これもめったにないことだと思うぞ.

ホテルの話はこれぐらいにして,備忘録なので,行動を少し記録しておこうか.
今回の出張は総勢4名とちょうどいい人数のグループであった.
あまり緊張感なく始まった旅行だったが,いろいろとハプニングもあったねぇ...(遠い目)

1日目:
福岡空港集合で出発.
集合に遅れてくるもの1名.やってきた瞬間に明らかに二日酔いとわかる.
だって酒臭いし.
話を聞くと,3時ぐらいまで飲んでたとのこと.
初めての海外旅行らしいのに,こんな緊張感のなさでいいんだろうか,と思う.

気をとりなおして何事もなく飛行機に搭乗,と思いきや,搭乗寸前にその二日酔いが「携帯がない」と騒ぎ始める.
探してみると,さっきまで座っていたところに,携帯を落としていたことが発覚.
前途多難だな,とため息がもれる.

成田に到着後は,一人だけラウンジに.
ここのラウンジに来るといつも無料のそばを食べる.
今回は特におなかが空いていたので,そばを1つ食べた後に,うどんをもう1杯お願いする.
だって,朝から何も食べてなかった上に,ここのそばは小さいからね.

飛行機の中ではユナイテッドの食事×2.
いや,しかし,コストダウンもここまできたかという感じの食事である.
内容は忘れてしまったけど,とにかくひどかったという印象しかない.
今時オンデマンドの映画もないし,なにして時間をつぶせばいいんだろうという感じである.

が,今回はそれを予想してたので,500ページ近くある文庫本のフェルマーの最終定理を持ち込んでいた. 飛行機の中だけでは読み切らなかったけど,予想通りのおもしろい読み物.
個人的には,研究に関して共感できる話ばかりなので,理論の研究者にもぜひとも読んで欲しい本である.

成田からの飛行機はサンフランシスコに着いて,そこからは何事もなく,ユナイテッドでラスベガスに乗り換え.
ラスベガスに到着後は,前述の通り,1時間ぐらいチェックインに待たされてから,部屋にチェックイン.
チェックインしたら既に午後5時ぐらいである.
次の日に仕事があるので,初日はベネチアンの近くのpanda expressで中華ファーストフードを食べて,さっさと床に着いたのであった.

長くなりそうなので,2日目以降は次回に続く.

2009年6月15日月曜日

ランチブッフェ@ANAクラウンプラザ博多

いつの間にやら8月に入ってしまったので,大慌てで6月の記録し忘れてた小ネタを1つ.

6月のとある日,嫁さんについて天神に出る必要があったので,朝も早よから天神にお出かけ.
嫁さんが用事を済ます間に,プロントで一人モーニングCセット.

その後は少し仕事をしに,フタバ図書がやっているジュンク堂地下のインターネットカフェGIGA天神へ.
初めての利用だったけど,ネットカフェとしてはオープンで清潔な感じがしてなかなかよい.
喫茶店代わりにまた使ってみよう.

そうこうしているうちに11時ぐらいになって用事の済んだ嫁さんを連れてランチへ.
一仕事すませた嫁さんに何が食べたいかと聞くと,何かとお世話になっているANAクラウンホテル博多のクラウンカフェのランチブッフェが食べたいとのこと.
(実は,昔ホテルが「博多全日空ホテル」と呼ばれているころに,このホテルで結婚式を挙げたのだ.)

このランチブッフェは,最近,FBSという福岡の地方局のめんたいワイドという番組で,「絶対はずさないブッフェ食べ放題の店」 第1位!に選ばれたバイキングなのである.
ホテルの方も実はそれをかなり嬉しく思ってるらしく,ホテルのホームページでそれをばんばん宣伝している.
ま,とりあえず行ってみるにやぶさかではない.

早めだったので予約せずに行ったのだが,さすがに11時半ぐらいだと席はかなり空いている.
しかし,12時にはきっちり満席になってかなりの待ちがでていた.

入口から席に通される間にふと看板をみると,つい最近まで一人1800円だったのだが,なぜか2000円になっている.
テレビに1位に選ばれたからっていきなり200円値上げするっていうのはどうかな?
選考基準にはコストパフォーマンスも入っているんだろうから,値上げしちゃいかんのじゃないの.
まあ,支払時にはしっかりとANAカードで1割引にしてもらって,グルメマイルもつけてもらいましたが.

肝心の食事についてであるが....
おいしかったのは,
・ 目玉と思われるでかいチーズの上でまぜるチーズリゾット
・ 自家製パスタを使っているらしいパスタ2種(特に極太のやつがうまかった)
・ 目の前で作ってくれるデザート(なんて種類かよくわからんが,とにかく上品な味わいでよかった)
ぐらい,だろうか.
後は,あまり印象に残る感じの料理はなかったなぁ.
個人的には,これで第1位というのは,ちょっとねぇ.
(さんざん世話になったホテルなんだから,もっと誉めろよ声が聞こえてきそう.)

基本的にブッフェって難しいのである.特にイタリアン.
作ってすぐに料理を出すんじゃなくって,大量に作って置いておかなければならない.
そんなんでおいしい料理が出せるわけはありません.
個人的にはランチブッフェは中華料理が最も適していると思う.
オーダーバイキングなら更によし.
特においしい店の飲茶バイキングの小龍包とか水餃子は....いいねぇ,おっと,よだれが.

クラウンプラザ博多の中では,クラウンカフェよりTAO-LIの普通のランチをお勧めします.
同じぐらいの値段でバカうまい中華が食べられること請け合いです.
TAO-LIのランチブッフェもあるらしいけど,3500円という値段ではそうそう食べることはできないしね.

2009年6月12日金曜日

鹿屋出張

1週間で3kg減.

といってもダイエット食品の広告ではない.
このブログを書いているのは,7月のアメリカ出張から帰ってきた直後なのだが,アメリカで見事に食中毒にかかり,這々の体で日本に帰ってきた.
で,家に帰ってきた翌朝に体重計に乗ってみたら,見事3kg減になっていたというわけ.
このアメリカ出張は,いろいろと積もる話があるのだが,この話は,後日またゆっくりと書こう.

さて,今回は6月の鹿屋出張の備忘録である.
九州出身ではないので,もちろん今回の出張まで鹿屋がどこにあるのか知らなかった.
ではでは,という感じで地図で調べてみると...え〜鹿児島県の東部?
これはまた辺鄙な...じゃなくて,緑豊かな地方都市じゃないかと想像していた.
行ってみると結構都会で,普通の地方都市という感じではあったけど.

とりあえず,今回の出張は鹿屋で午前中から仕事だったので,夕方に出発して鹿屋に宿泊,しようと思ったら鹿屋のホテルなんで高いの?
あまり競争がないからだろうけど,一泊5000円以上が相場といった感じである.
そこで,いろいろ探したところ,鹿屋から1時間ぐらいの宮崎県は都城のホテルが格安なことを発見.
なかでも,メインホテルナカムラは,楽天トラベル特別価格で一泊素泊まりで3500円!しかも駐車場無料.
喫煙室しかないみたいだけど,寝るだけならいいかと速攻予約を入れた.

愛車デュアリスを伴って夕方に我が家を出発.
夜の9時ぐらいにホテルに到着すると,表の駐車場は一杯で,裏の駐車場に入れようとするがよくわからない.
そうこうしているうちに,表の駐車場が空いたので,すかさず駐車.
この駐車場が無料ちゅうのは,なかなかすばらしい.

フロントには兄ちゃんが一人だけいたのだが,格安プランでの宿泊ということもあってかかなり無愛想.
しかし,部屋が空いているので,無料で禁煙室にしてくれるとのこと.
喫煙室を覚悟してたので,これはかなりラッキーである.

部屋は無難なビジネスホテルといった感じだが,結構広め.
少なくとも,某チェーンホテルのような9m^2の部屋なんてことはなく,かなりのびのびできる.
やっぱり地方都市のホテルはこうでなくっちゃね.

ただし,今回の部屋だけかどうかわからないけど,空調の快適度が今ひとつ.
なんか,息苦しい感じがしてうまく寝付けなかった.

翌朝はホテルで朝食をとることにしたのだが,朝食会場には他に一人しかお客さんがおらず.
こんなんで大丈夫なのか?
朝食は,まあこんなもんか,という感じだったが,ちゃんと朝食会場に世話をしてくれる人がおり,わざわざみそ汁を個別に持ってきてくれたのはありがたかった.

こんな感じで,都城を出発して,鹿屋で一日一仕事.
で,そのまま帰ってもよかったのだが,せっかくここまで来たのだからと嫁に許可をもらって,のんびりと温泉に一泊してから帰ることにしていた.
(実は,一泊してから帰ると高速代が1000円になるからという理由があったのはナイショ.)

事前の検討で悩みに悩んだ結果....霧島温泉の霧島いわさきホテルをチョイスした.
なんせ,それなりに高級な感じのホテルにもかかわらず,一泊素泊まりが7500円.
前の日のホテルが格安だったんだから,これぐらいの贅沢はしてもよかろうと.

ホテルに到着してみると,昔ながらのかなりでかいホテルである.
建物は少し古びではいるが,貫禄でそれもまたよし.
入口に近づくと,一人旅なのに,わざわざ出迎えの人が寄ってきてくれる.
また,チェックインした後も荷物を持って部屋まで案内してくれる.
さすがの接客だが,一人旅なので,かたじけないという気持ちになる.

通された部屋は,ダブルベットが置いてある広々とした部屋で,まったく申し分ない.
山側の眺望だがバルコニーもあり,水回りもきれいでゆったりしている.
きっと昔は新婚旅行用の部屋だったんだろうけど,今時霧島に新婚旅行に来る人はいないだろうからな.
そのかわり,出張帰りの一人旅の人は多いんだそうな.(荷物を運んでくれた人談)

というわけで,一人で泊まるには申し分ない部屋だったのだが,もう一つのこのホテルのすばらしいところは,露天風呂である.
なぜか林田温泉という名前がついている大露天風呂だが,まず泉質がよい.
白濁した硫黄臭のきつい湯で,久しぶりに温泉らしい温泉に入っている気がする.
意外なことに,温泉天国の九州でも白濁した温泉はわりと珍しく,ここ以外にはあまり思い浮かばない.

また,この露天風呂の広さは特筆すべきだろう.
晴れた昼間に入っていたが,いつの間にか入ってるのが自分一人になり,仁王立ちして「全部俺の湯だ〜」みたいなことを...思ってはいけません.

この露天風呂の他にも,緑渓湯苑という野趣あふれる野外の温泉もあるらしいのだが,そちらは時間がなくて入りには行かなかった.
また,機会があれば,入りにいってみよう.

ちなみに,夕食は霧島市内のスーパーで買っておいたお惣菜とビール.(その辺は安くすませる.)
それでも,繰り返し温泉に入り,ビールを飲みつつ,霧島いわさきホテルでのくつろいだ一泊を過ごしたのであった.

という感じで,今回の出張のホテルはどちらも正解.
とくに霧島温泉は,またのんびりと訪れてみたいと思うのであった.

2009年5月22日金曜日

カドリードミニオン

案外,とりたてて美味いという訳ではないんだな,というのが素直な感想である.

何が?という話だが,パスタである.
前回フランスに行ったときも思ったのだが,ヨーロッパは食事がうまい!という幻想が昔はあった.
が,いくつかの国を巡ってわかったことは,「ヨーロッパでも口にあわんものは合わん」ということである.

特に,コーヒー.
ヨーロッパでは一般に「カフェ」と発音されるけど,これが濃いのなんの.
コーヒーだけは,どちらかというとアメリカの薄〜いコーヒーの方がまだましな気がする.

さて,今回は出張でイタリアはローマに来ている.

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などという,きどった嫌みったらしい書き出しで始まる予定だった,今回の備忘録.
なぜか,「カドリードミニオン」なんてタイトルになってしもうた.

それもこれも,すべて例の新型インフルエンザのせいである.
ローマへの出発予定日が5月23日.
メキシコとアメリカで大流行し,マスコミが煽りに煽ったため,うちのお偉いさんが,
「インフルエンザの発生した国に行ったら1週間は絶対出勤するな.」
という無茶な通知を出したのが5月10日.(この時点でイタリアにも数人のインフルエンザ感染者がいた.)
1週間も出勤できないと他の仕事が止まってしまうので,悩みに悩んだ末に,航空券やホテルをキャンセルし出張中止手続きをしたのが5月15日.
そのうち兵庫や大阪で大流行し始めて,日本もみごとな発生国に.
すると一転,
「インフルエンザの発生した国に行くんだったら気をつけ行ってきてね.」
という通知に変更されたのが5月18日.
既に仕事のスケジュール組み直してるし,航空券もホテルも取れないので,泣く泣くローマ出張断念となった.
いったいなんだったんだろうこの騒ぎ,という感じである.

しかたなく,ローマ出張をキャンセルして鬱々と仕事をしていたのだが,もともと空けてあった日程なので何かしないともったいない.
というわけで,気晴らしに日帰りでどっか行くか,と平日に繰り出したのが阿蘇のカドリードミニオンである.

なぜカドリードミニオン?という理由は簡単で,無料の入場券があったから,である.
ドコモのポイントでもらったものだが,期限が8月までだったので,ここぞとばかりに使うことにした.

日帰りと行っても,近場だしあまり気合いは入ってないので,朝10時ぐらいに我が家を出発.
ETCで高速が安いので,高速を飛ばして阿蘇に向かう.
12時ぐらいには阿蘇薬草園に到着.
ここで,昼飯である.

平日ということもあって,ほとんど人がおらず少し不安になるが,食事しているうちにそれなりにお客さんが来た.
観光地はみんな食事の時間が遅いんだろうな.
食事は,薬膳やまめコースなるものを注文する,が,やまめはなくてもよかった.
それよりも,バイキング形式で置いてある薬草の天ぷらやサラダや佃煮なんかがおいしい.
一番安い薬膳地鶏コースにして,バイキングの食事ばっかり食べるのがベストだろう.
もちろん,地鶏はかなりうまい.
固すぎずやわからか過ぎず,と今まで食べた地鶏の中でもなかなかの高得点である.

かなり満腹になったところで,土産物コーナーに移動しお土産にお茶等買って,最後はここで飼われている3匹の犬と遊んで退散.
なかなか食事がおいしいので,またこようかと思うが,土日は混んでるだろうな.

満腹になったお腹をさすりつつ,カドリードミニオンに移動する.
このカドリードミニオンは,昔「阿蘇くま牧場」と呼ばれており,そのころに1度来た記憶はあった.
が,どんな内容だったが,ほとんど記憶なし.
クマがいっぱいいたよ,ぐらいの思い出しかない.

カドリードミニオンに入園して,最初に行ったのは,みやざわ劇場
このカドリードミニオンには,天才!志村どうぶつ園で有名なパンくんとジェームスという猿と犬がいる.
このパンくんとジェームスのショーがここでは見られるらしい.
しかし,この日はパンくんはいなくてジェームスがちょこちょこ出てくるぐらい.
ショーの方は途中からだったけどいろんな動物が出てきて結構楽しめました.

次に,カドリードミニオンになってからできた施設であるわんわん動物村に移動.
ここは,区切られた区画の中に大量に犬が放たれている.
その数およそ30匹(?).
これはなかなかいけてる企画て,しかもどの犬も人間に慣れきっているので,どの犬も触り放題である.
なんやかんやで30分ぐらい犬と遊んでいたような気がする.
お散歩体犬というやつもいて広場を散歩させることもできたのだが,この日は天気が悪く中止だった.残念.

最後は,くま牧場のころからいる熊をたぶらかしに熊ゾーンへ.
登別のくま牧場のとき同様に熊にエサを投げて遊ぼうという話である.
熊のエサを買って,熊のところに行ってみるが...あれ反応が薄い?
登別の熊は,エサを持った人間が柵に近づくと立ち上がったり手を振ったりと猛烈なアピールをしていたのだが,ここの熊は満腹なのかあまり動かない.
ほんの一部の熊が,ちょうだいちょうだいと手招きをする程度である.
そんなこっちゃエサはもらえまえへんで〜.
登別の熊を見習って,もっと精進してくれたまえ.

最後に,ふれあい動物村に移動する.
カドリードミニオンの策略にまんまとはまって,お得なエサセット1000円なるものを購入.
鹿だの山羊だの猿だのにエサをやりまくる.
よく考えれば動物にエサをやることはカドリードミニオンの仕事で,それを手伝うんだからこっちがバイト代をもらいたいぐらいじゃないか?と思うが,そんな深く考えずに次から次へとエサをやれば無条件で楽しい,と思う.

この辺で閉園時間が近づいてきたので,さっさと帰路につく.
帰りは一般道を通って,杖立温泉吉祥の湯という日帰り温泉施設に立ち寄る.
ほとんどが露天風呂で,かなり気持ちがいい.
しかも泉質がよく,上がった後も体がほかほかと暖まる.
杖立温泉は中途半端な場所にあるので来たことがなかったが,一度泊まりにきてみる価値があるかもしれない.

という感じで,気分転換にはもってこいの日帰り旅行であった.
さて,次はどこにしようかね.

2009年5月1日金曜日

GW

ゴールデンウィーク,なんて名前はうちの家には関係ない.

毎年決まって5連休だの7連休などとちまたでは騒いでいるけど,最近の我が家は毎年ガーデニング等の家の保守に追われているのである.

我が家は借家であるが,なぜか庭だけが他の家に比べてやけに広い.
敷地面積が300m^2なのに,建物の建坪は100m^2ぐらいしかない.
残りの200m^2がほとんど庭なのである.

この庭には,一応芝が張ってあるのだが,前に住んでた人がこの芝を剥がして花壇だの畑だのゴミ捨て場だのを作っていた.
で,この庭が雑草でジャングルと化し完全に収集つかなくなったところに,我が家族は不幸にも入居してしまったわけである.

とりあえず,入居から2年程はジャングル化した庭をなんとかもとの庭に戻そうと悪戦苦闘した.
そのために買ったもの: のこぎり,高枝切りばさみ,クワ,剪定ばさみ,電動草刈り機,そして.チェーンソー.
まさか,チェーンソーの必要な家に住むとは思いもよらなかったが,そのかいあって,なんとか快適な住環境が手に入ったわけである.

しかしながら,気温もやわらく毎年4月ごろから,「負けてはならじ」の旗の下に雑草どもがゾンビのごとく地中からはい出してくる.
そのままでは庭が再度雑草どもに覆い尽くされてしまうので,GW辺りから毎年いそいそと草刈り機を持ち出すはめになるのである.

ここは備忘録なので,そのつまんないガーデニングの内容を記録しておく.


5月1日:
今年の目標は,以前生ゴミ捨て場にされていた10m^2ほどの庭のデッドスペースに芝を植えることである.
まず取りかかったのは,この部分の除草&掘り返し.
芝の種をまこうという計画である.

久しぶりにクワをもちだしてゼーゼー言いながら耕す.
慣れてない身には結構辛い.
とりあえず,30分程度でクワ入れは終了である.

次に,草を全部取り除いて,平にならす.
ならした後に,通販で買っておいた芝の種を蒔いて行く.
本当は目土とかしなきゃいけないらしいが,適当に種を蒔いて適当に土をぽいぽいっとかけるだけで終了である.
ほんとにいいかげんだが,これだけでも後日結構ちゃんとした芝が生えてきた.

さて次に,芝刈りということで,我が愛機マキタMUM252を倉庫から引っ張りだして,ブイーンと芝刈りを始めた.
のはよかったのだが,ものの5分もしないうちに草刈り機から異音と焦げ臭い匂いが!
一応草刈り機は草を刈るのだが,草を刈る部分が弱々しくしか回転しない.
そのうちモーターから煙も出てきて,3年間の短い草刈り機人生(?)を終えた.

しょうがないので,近くのホームセンターを2件回って,新しい草刈り機マキタMUM253を購入.
とりあえず,この日はこれでおしまい.
作業したんだからビール飲みたいと文句をたれたら,居酒屋でビールを飲んでバタンキュー(表現が古いな)となった.


5月2日:
草刈りの続きをしようかと思ったが,前日に居酒屋に飲みに行って,今ひとつ体を動かす気にならなかったので,もう一つの懸案の網戸の張り替えをすることにする.
網戸の張り替えは今までやったこともなかったのだが,ホームセンターで専用のヘラと網を買ってくれば,自分でやるのはそんなに大変じゃない.
網の部分が大きいやつは,それなりに面倒だけれども.

とりあえず,かなりびりびりになってたやつから少し穴のあいたという感じのやつまで5枚程を張り替える.
思ったより網が必要で,ホームセンターに3往復するはめになってしまった.
朝が遅かったので,この日はここまで.


5月3日:
やっと,草刈りの続きに取りかかる.
新しい草刈り機は前のやつの後継機なのだが,やたらと振動がある.
しかも切れ味がよくなってるかというと,そうでもないような気がするなぁ.
ぶつぶついいながら,庭の半分ぐらいまで草を刈ったところで,草刈り機のナイロンコードが切れてなくなってしまう.
気分も切れてしまったので,草刈りはおしまい.

少し体力が余ったので,剪定ばさみ高枝切りばさみを持ち出して,庭の木を徹底的にカットしまくる.
特に,裏の雑木林からうちの庭に入ってきているやつを念入りに.
裏の雑木林は誰が管理してるのかわからないので,文句の言いようがないので,しょうがなく我が家で切るしかないのである.


5月4日:
雨が降ったので,どこも行かずに1日お休み.
DVDレコーダーに溜っていたテレビ番組等を見てだらだらと過ごす.


5月5日:
あまりにどこにも行かないことに嫁さんがぐずり始めたので,ちょこちょこと外出.
まず,近場のジャスコでお買い物.
帰りに新しくできたスーパー銭湯に寄ってみるが,湯が汚くて失敗だった.
夜は,行きつけの焼き鳥屋さんでいつもの絶品鳥料理を堪能した.


5月6日:
GWも終わりということで,しぶしぶ残りの草刈りに取りかかる.
思ったより大変で,朝の9時から始めたのだが,午前中いっぱいかかってしまう.
午後は,確か衣替えとかしてたような気がする.
ストーブとかをしまって,扇風機を出したりとか.


という感じで,誠につまんないGWを過ごしたのであった.
でもまぁ,行楽地に出かけて散財するよりはましなんではないだろか.
しかし,慣れない庭仕事による疲労は確実に蓄積しており,次の週末はだらだらと過ごすはめになるのであった.

2009年4月26日日曜日

4月の備忘録

そういえば,備忘録なので,4月の行動記録を少し書いておこう.

なぜかこの4月は週末にほとんど家におらず.

最初の週末は,前回書いた通りで,佐賀の蟹御殿旅行.

次の週末は,嫁さんの病院への送迎がてら天神でランチ.
この日のランチは,ちょっと変化球で,タイ国政府商務省輸出振興局認定「タイ・セレクト」料理店でもあるタイ料理の店,ガムランディーであった.
比較的小さな店だが,店のドア開けっ放しだったり,カウンターがタイル張りだったりで,タイの屋台の雰囲気がよく出てる.
トムヤム麺セットを頼んでみたところ,タイ風の香辛料を使っているが日本人向けに調整してあって,なかなかいける.
個人的には,もっとパクチーを入れてもっと辛いのが好きだが,平均的日本人にはこれぐらいの方が受けるだろうね.

そういえば,新鮮な自家製パクチーを100円で売ってて,喜んで買って帰った.
値段もそんなに高くなく,夜のメニューに魅力的なものがあったので,また夜に居酒屋っぽく使ってみたいと思わせる店だった.

ちなみに,天神周辺でタイ料理なら,薬院のプラウチャイ(旧店名:ゲウチャイ)という店もお勧めである.
こちらも,「タイ・セレクト」のタイ料理店だが,もう少しレストランっぽい店なので,少し気どった夕食にも使えるだろう.

次の週末は金曜から仕事で原鶴温泉に一泊.
原鶴は久しぶりだったが,相変わらず「昔は少しは繁盛してたけど今はさびれた」という感じの温泉街である.

宿泊は,原鶴グランドスカイホテルだったのだが,なぜかこのホテルはカタカナのロの構造をしており,真ん中が全部吹き抜け.
部屋も広々とした洋室で,まるでリゾートマンションである.
というか,リゾートマンションが売れ残ったからホテルにしたんじゃないのと勘ぐりたくなる.

温泉は相変わらず特徴なし.
大浴場も広くなく,食事もごくごく普通でまあどうでもいい感じである.
仕事できてるんだから文句を言ってはいけないか.

帰りには,香山昇龍大観音というとこだけ立ち寄ったが,新しい観音様でご利益あるんだかないんだか.
無難に仕事しました,ということで,さっさと家に帰ったのだった.

次の日曜日は,嫁さんが知り合いの結婚式に出席するとのことで,八幡の式場まで送って行く.
ついでに,インターネットで調べたかかしうどんなる店で昼飯にする. うどんなのに量も多いし結構うまいとの評判で行ってみたかったのだ.
店に入ってカウンターにすわると,いきなり横で普通のおじさんが「ごぼう天うどんの大盛」を注文.
なんだ大盛っていっても対して多くないのかと,まけじとかき揚げの大盛を頼むと,出てきたやつは...3人前?
久しぶりに,うどんを残してしまいそうになりました.(結局全部食べたけど)
うどん自体はしっかりとコシがあって,つゆも味は薄いけど香り高いなかなかいけるダシである.
しかも値段は500円程度.
家の近くにあったら,ちょくちょく来たいうどん屋であった.

うどん屋を出た後は,これもインターネットでしらべた日帰り温泉であるおとぎの杜 へ.
一人900円とそんなに安くないけど,なかなかのんびりできるスーパー銭湯だった.
なにがいいって,露天にある壷湯がいい.
この壷湯は,ちょうど一人が入る程度の大きさの壷にお湯が張ってあるものである.
最近,ちらほら温泉でみるけど,なんか独り占めできる感じがあって,この壷の中にいて考え事をしてるとすぐに20分ぐらい経ってしまう.
他にも塩サウナや炭のぬる湯などご機嫌な設備もあって,ゆっくり過ごすにはいい感じである.
日曜だというのにお客さんもほどほどで,こちらも家の近くにぜひ欲しいね.

そして最後の週末は,やっと家でごろごろできる週末だったのだが,庭の雑草どもが繁殖しているのに耐えきれず,愛機のマキタの草刈り機を持ち出して,庭仕事に精を出すはめになるのであった.
(実はこの草刈りが大変で,GWに持ち越すはめになるのであるが,それはまた後日にしておこう.)

2009年4月3日金曜日

蟹御殿

蟹といえばどの蟹を想像するだろうか?

日本で三大蟹といえば,タラバガニとズワイガニと毛蟹.
タラバガニは,鍋に入れたり焼いて食べたりするのが個人的にも大好きで,好きな食材の1つである.
ズワイガニは...なんかあまり食べる機会にめぐまれないなぁ.
毛蟹は実はあまり好きではない.
身が一番うまいと言われるが,食べてるとなんかせせこましい感じがしてくる.
蟹味噌もたいしてうまくないしねぇ,という感じである.

実は,個人的には蟹といえば,渡り蟹,なのである.
渡り蟹ってなに?という人も多いだろうが,正確にはガザミ,もしくは,イシガニという名前の蟹なんだそうな.
子供のころは瀬戸内沿岸に済んでいたが,なぜか実家ではこの渡り蟹を普通に夕食で食べていた.
ザルに入ったゆでた渡り蟹を出されて,一人1つか2つぐらい食べてたような...

で,この渡り蟹の特筆すべきうまさはどこかというと,「蟹味噌」と「内子」である.
蟹味噌は一般的だろうけど,内子が食べられる蟹はめずらしい.
内子というのは,産卵する前の体内にある卵のことで,ある季節のメスの甲羅の中に入っている.
味はというと...なんだろう例えようがないな.
いくらからあのこってり感を抜いて,それをざらざらのペースト状にして蟹の甲羅に詰め込んで冷やしたみたいな?(かなり遠いな)
とにかく,珍味であることは,間違いない.

この渡り蟹の内子であるが,実は,甲羅を開けてみるまでどれぐらいみっちり詰まっているのかまったくわからない.
なので,内子の季節になると,メスの甲羅を開けて「おお当たり」だの,「おお外れ」だのという会話になるのである.


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さて,今回は前置きが長かったが,3月の頭に話を戻そう.
例年3月末〜4月頭は比較的暇なので,結婚記念日のお祝いを兼ねて旅行に出かけることがうちの慣習になっている.
最初の計画では2泊3日で行こうという話だったが,予算も限られてるし,1泊にしてそのかわり高級旅館でパーっといこうぜという感じの話になる.

そこで,今年は高速料金も安くなったし,佐賀県は太良の方にでも行ってみようかという話になっていた.
太良という場所は観光地でも温泉地でもないが,前述の渡り蟹に「竹崎蟹」というブランド名をつけて名物にしているところである.
渡り蟹を食べるのは20年ぶりぐらい?だったので,今回は,太良で一泊して竹崎蟹を賞味+帰りに嬉野温泉で日帰り湯,というプランになった.

ところが,今年はこの時期の嫁の体調が絶不調.
冬の間中,熱を出したり,吐き気がしたりと大忙しだったのだが,この旅行の4日前にも39度に近い熱を出して寝込む.
こりゃ,旅行はキャンセルだなと思っていたが,キャンセル料金のかかる3日前になると,なぜかすっと熱が下がる.
ただし,食欲はないまま.
うまいものを食べようと行く旅行だったが,骨休めをしたいという嫁の希望もあり,そのまま決行することにする.

さて一日目は,のんびりと昼過ぎから出発.
途中,祐徳稲荷によってみる.
意外なことにかなりでっかい.
こんなとこに,でかいお稲荷様があったとはつゆ知らず.
奥の院まで上がろうかと思っていたが,案外時間がかかりそうだったので,本殿だけのお参りにした. とりあえず,ごにょごにょとお祈りをしておきました.

夕方ぐらいに,今回の御宿である蟹御殿に到着.
この宿は,実は前々から目を付けていた御宿である.
なんで注目していたかというと,「海にとけ込む絶景展望露天風呂」という宣伝がANAの機内誌にあったから.
温泉フリークとしては,これはいってみねばなるまいて.

今回宿泊した部屋は,ちょっと奮発してはなれのアジアンスイートという部屋である.(以下は蟹御殿のホームページの写真ね.)


この部屋は,アジアンテイストの茅葺きの屋根がついた露天風呂があって,野趣満載.
リビングの窓も全部開け放つことができたけど,寒くて断念.
スイートなので寝室は別にあるのだが,あら畳敷き?
てっきりベッドかと思っていたので少し肩すかしを食らうが,マットレスがきちんと入ってたので,ベッド派でもぐっすり寝ることができた.

部屋の家具はやたら凝っている.
BOSEのWave Music Systemが部屋にあって,一度聞いてみたかったので,わざわざCDを持って行った.
このサイズとこの価格にしては,かなりいい感じである.
将来狭い部屋に済むときは,購入候補だな.

あと,特に変わっているのは水回り.
洗面台は見たことのないまな板のような形状をしている.
が,そのおかげで端の方に流したものがなかなか流れていかず.
トイレはそばに立つと自動で便座のふたが開くやつ(たしかパナソニック)だが,洗面所がそんなに広くないので,歯を磨きにいっても,お風呂に入るために着替えをしてても,ウィーンと開いてしまうのはご愛嬌である.

露天風呂はやはり非常に気持ちがいい.
チェックアウトまでに何度入浴したことか.
ただし,一応温泉なのだが,泉質は期待してはいけません.

さて,部屋で一通り遊んだあとは,露天風呂ではしゃいでいる嫁さんを残して,売り物の展望露天風呂に行ってみることにする.
こんかい泊まったのは,ほんとの「はなれ」なので,露天風呂のある本館には,一度建物の外に出て,本館に移動しなければならない.
本館のエレベータに乗って7階の展望露天風呂に言ってみると...狭くない?
展望露天風呂というより,建物の屋根の上に無理やり露天風呂を作ってみましたという感じである.
確かに海しか見えないけど,そんなにきれいな海じゃないし.(沖縄とかと比べると,という話であるが.)
風が吹いてて寒かったので,ちょっとがっかりしながら,早々に退散した.

部屋に戻ると,なんと温泉の効能か,前日まで悪かった嫁さんの体調が復活したとのこと.
それでは,ということで,待望の夕食である.

今回の夕食は,ちょっとアップグレードして,「【食材の宝庫佐賀】蟹・牛・サザエ・車海老を存分に♪」というプランである.
個室風の食事どころにいくと,すでにいくつかの食事が並べられていて,美味そうな雰囲気をぞんぶんにかもし出している.
まず,蟹.待望の蟹.竹崎蟹が一人一匹.
食べてみると,懐かしい味が口の中に広がる.

しかも,内子がいっぱいあるし.
と,思いつつ嫁さんの蟹をみると,内子がさらにこれでもかとミッチリ入っている.
俺の蟹;「あたり」,嫁さんの蟹「おおあたり」だったらしい.
ちょっとくやしい.が,ああ,うめいうめい.

その他には,サザエはお造りで出てくる.これは,普通.
車エビは,「踊りでだせますけどどうしますか?」という仲居さんの問いかけに,「じゃあ踊りで」といってしまった.
が,車海老が出てきた瞬間にかなり後悔.
やたらと生きのいい結構でかい車海老を,踊りで食べたことがありますか?
きちんとつかんでないと,大暴れしてその辺を跳ね回るんですぜ.
それにも負けずに頭をもぎ取って,殻を取ってさあ食べよう,ってときにもまだ動くんですぜ.
今度出てきたときは,おとなしく天ぷらにでもしてもらおうと心に誓ったのであった.

さらに,佐賀牛もついてて,目の前で焼きながら食べる.
脂の刺しは入っているけど,そんなにしつこくなくていいお肉,である.

そしてそして,今回のサプライズが.
「サービスです」ということで用意されていたのが,殻付き牡蠣の蒸し物.
いくら牡蠣のシーズン終了だからって,サービスで出てこなくても.
しかも一人3つ!!!

実はこれが蟹と並んで非常にうまかった.
牡蠣の身はいままで見た中で最大級の大きさ.
調理は蒸してあるだけなのだが,そのおかげで,牡蠣のジューシーな感じが存分に味わえるのである.
牡蠣好き人間にとっては,この牡蠣だけ10個ぐらい食べたい!と思うのであった.
もっと寒い季節だと,太良の当たりには牡蠣小屋が出ているそうなので,今度はその季節にやってこよう.

その他にももろもろの料理があって最後は蟹ご飯が出てきて食事終了.
それはもう満腹&大満足になりました.
そういえば,ここは鯵の姿作りや牡蠣なんかもそれなりの値段で単品で注文できたので,安いコースにしてそれらを単品で頼む方がいいかもしれないと思った.
少なくとも,車海老はいらんしね.


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さて2日目は,これまたおいしい朝食を頂いてから出発.
一路,嬉野温泉に向かう.

嬉野温泉は特に行きたい所があったわけではなかったのだが,とりあえず,どこかの日帰り湯だけが目的だった.
嬉野への道中には焼き物市をやってたので立ち寄ったが,雨が降ってて露店がえらいことになってたのでちょっとみただけで退散した.

嬉野温泉ついたあとも結構な雨が降っていたが,初めて来たのでちょこっと散策.
まず,水の神様がいるらしい,豊玉姫神社にお参りして,雨を止めさせてくださいと願う.
なんでも,美肌の神様でもあるんだとか.

次に観光案内所に立ち寄ったあと,きららカフェというカフェで昼食にする.
玄米ごはんを使った素朴なカレー.
一人で切り盛りしている奥さんはマクロビオティックに凝ってるらしく,前日に食べ過ぎている胃にちょうどいい食事である.

さて,ということで,立ち寄り湯を選択.
今回は,結構高級ホテルなのに料金が安かった萬象閣敷島をチョイス,が,これは失敗.

大浴場だけはいったのだが,露天風呂がなかった.
あれ,パンフレットにはあったのに,と思ったが,それは貸し切り露天風呂の話だったらしい.
湯上りに,大浴場出口に置いてある冷たい麦茶はおいしかった.

萬象閣敷島を出ると雨はほとんど止んでて,やっと豊玉姫神社のご加護があったらしい.
しかし,時すでに遅しで,後はまっすぐ帰宅の途についた.

今回は,宿泊した旅館がよかったので,ゆっくりできてなかなかGoodな慰安旅行になった.
今度蟹御殿に泊まるときは,はなれじゃなくて,展望露天風呂付客室に泊まってみよう.

2009年3月19日木曜日

出張 in 松山

昔々,松山に旅行に来た記憶はあった.

小学生ころは,年に1,2回自家用車で家族旅行をするのが習わしだった.
そんななかで,あるころから四国を巡るのが何年か続いたように思う.
なぜ,四国だったのかは子供だったので理由はわからないけど,結構四国の隅々まで行ったと記憶している.
が,子供の頃はかなり車に弱く,そういえば,車の空いてる窓から外にいきなり○○をぶちまけたこともあったような...
それもまあいい思い出である.

という記憶をたどりながら,福岡からのJAL便で松山空港に到着.
今回は,全くの仕事,かつ,一人での出張なので,さっさと仕事場に向かう.

初日の仕事は早めに終わったので,直行でホテルにチェックイン.
今回宿泊のホテルは,チェックイン松山というホテル.
なんてネーミングセンスゼロのホテルかと思ったが,道後温泉からお湯を引いている大浴場もあって,チェックアウト12:00のプランが一人4980円(!)という理由でこのホテルにした.

泊まった感想は,まあ部屋は普通.
路面電車の駅が近く,近くは商店街でおいしそうな食事場所はいっぱいあるので,そういう意味では至極便利.
一階には小さいながらもコンビニもある.
繁華街にあるホテルとしては特に騒音もなかったし,

あと,連泊のときに,「部屋掃除は要りません」ってフロントに言っておくと300円をキャッシュバックしてくれる.
(タオルだけは,新しいやつをドアのところにかけておいてくれる.)
これはなかなかいいアイデアだと思って,もちろん使わせてもらいました.

いろいろと工夫してあって,なかなかいいホテルだと思いました.
というか,松山はビジネスホテルが全般に安い.
競争の激しい福岡より更に一泊平均500円ぐらい安い感じがする.
そういう意味ではお得な街である.

お得と言えば,市内を走っている路面電車.
どこまで行っても150円なんだが,1dayチケットというやつを300円で買うとバスも合わせて一日乗り放題になる.(平成21年4月1日から400円になったらしい.)
これがなかなか便利で,2日間はこれであちこち行かせてもらいました.

さて,話を1日目に戻すと,早めに仕事が終わってホテルへのチェックインも済んだので,路面電車で道後温泉に向かう.
実は,昔旅行に来て,道後温泉本館を見たのだけはかすかに覚えていたので,それを確かめに行きたかった.
路面電車の道後温泉駅に着くと,少しお土産やさん街があるが,これは覚えてないなぁ.
久しぶりに見た道後温泉本館は,記憶と結構同じだった.
ただし,かなりきれいになっている印象がある.昔は,もっとぼろぼろだったような.

2日目は,それこそみっちりとひめぎんホールというところでお仕事.
といっても朝から晩まで話を聞いて報告書を書くだけだったので,そんなに疲れた訳ではなかった.

この日は遅くなったので,ホテルに直帰.
そういえば,今回の旅行は忙しかったのであまりおいしいものは食べず.
そういえば,なぜか松山まで来て満州屋が一番なぞという久留米ラーメンらしいものを食すが...味はまあ普通としてなんでこんなにバカ高い(一人前1000円近い)のかまったく理解できんかった.
後は,時間がなくてココ壱のカレーとかしか食べてない.
ホテルの周辺にはうまそうな居酒屋さんがあったんだけど,ホテルで少し仕事したかったし,一人では入る気にはならなかった.残念.

こんな感じで,あまり楽しくない出張だったので,例によって旅行マニアの血がうずいて帰りだけ少しはっちゃけることにする.
それは何かというと....
特急しおかぜ!のグリーン車!である.
しおかぜは松山→岡山を走る特急なので,つまり松山から福岡まで電車で帰る,というわけなのだった.
ついでに,なぜグリーン車かというと,このグリーン車は3列シートで,1人掛けシートなるものがあるという情報を得たからであった.

松山駅はそんなに大きくない駅で,入線してきた特急しおかぜは,どことなく戦隊もののヒーローを彷彿とさせるルックスをしている.
こんなやつね.(JR四国のホームページからのリンク画像です.)

中に入ってみると,先頭車両の前半分だけグリーン席で,席もそんなにたいしたことはない.
ただし,先頭車両の先頭の席だったので,前は見晴らしがよくてよかった.

松山から岡山までの鉄道の旅はさすが3時間近くあるので飽きたね.
ただし,瀬戸大橋を初めて電車で渡ったけど,これはなかなかいい景色だった.
といっても,瀬戸大橋の部分は10分程度しかないんだけど.

そんなこんなで,最後は700系のぞみで福岡に帰ってきておしまい.
松山の街は見るとこも食べるとこもかなりありそうなので,今度はプライベートでゆっくりと行ってみることにしよう.

2009年2月28日土曜日

天神&中洲飲み会2009

毎度毎度の年に1度の飲み会の日である.

あまり飲むメンバーもいないので,もうそろそろ地元で開催でもいいかなと思っているのだが,なんやかんやで今年も天神スタートである.

今年もそれなりに盛り上がっていたと思うけど,なんせ最近の天神の店はとんとご無沙汰なので,あまりいい店にはあたらず.
新規開拓しておくか,場所を変えるかが必要だな.
とりあえず,今年の分を備忘録として書いておこう.

1件目: 夢我夢酎

事前の一軒目選定会議で,最初から舟盛りのあるようなおいしい海鮮居酒屋でもいいと思ったが,若造の皆さんのご希望で安い普通の居酒屋という方針が決まる.
そこで,ネットでまあまあ評判のよい,飲み放題コースで一人2500円という天神ベスト近くの夢我夢酎という居酒屋が選ばれた.
が,これが久しぶりの大外れ.いや鬼外れ.
ドリンクは出てくるがコース料理が出てこない!
最初に突き出しがあって,サラダがでてきて....そっから30分ぐらい何も出てこなかったんじゃないだろか.
出てきても一人一皿じゃなくて,ピザとか一人分がちっちゃい八分の一切れぐらい.
頭にきてドリンクばっかり頼んでたら,最後にちょろ,っと唐揚げとか出てきてデザートもなしでおしまい.
確かに,飲み放題コースで一人2500円は安すぎるのだが,昨年の鳥zen亭は実質2800円ぐらいで,大変うまい飲み放題コースが食いきれんぐらい出てきたことを思えば,ちょっとひどすぎる.
久しぶりに,憮然と,いや唖然として店を出た.


2件目: トランスブルー

いつものように,本隊のメンバーからスピンオフして,今年でいなくなるメンバーと3名で別の店に行く.
やってきたのは,天神には高いところにあるバーがここぐらいしかないので,ということで,利用しているソラリアホテルのバーだけど,今回は中にも入れてもらえず外のカウンターで飲まされるはめに.
まあ,小汚い3人組だからしょうがないが...
あまり雰囲気もでないので,グラス2杯ぐらいで早々に退散した.


3件目: スターバックス

本隊メンバーと合流するためにちょっと待ち合わせということで,ジュンク堂近くのスタバで一服.
いやそれだけなんだけど.
スタバを出て時計を見ると,午後10時ぐらいだった.


4件目: まる家

今回のメイン(?)じゃないかと思われる西中洲のまる家に到着.
2回に上がりこんで,毎度おなじみの大名盛りという刺身の舟盛りを頼む.
が,イカの活け造りも伊勢エビも売り切れで,関サバとカレイの刺身が舟盛り乗ることになる.
イカの活け造り食べたかったな〜.

あいかわらず,ここは出てくる物がどれもうまい.
夜遅く,こんな美味い物が食べれるのは福岡ならでは.
というか,来年からここを1次会にする方が絶対にいいぞ.


5件目: ニッカバー 七島

お腹一杯になったところで,後は少しだけ飲もうかといつもの七島に行く.
昨年来たときは美人姉妹の誉れ高いバーテンダーがいなくてがっかりだったけど,風邪でも引いていたんだろと,また来てみるとまたもやおらず.
本格的に経営かわったんだろね.
普通のバーになってしまった.
1杯ぐらいで早々に退散.


6件目: バー KOMASA

ここも,昨年来たときはママさんがシェイカーを振ってて,こらダメだと思ったお店.
しかし,最近,「新しい女性バーテンダーが入りました」とのハガキをもらったので,ちょっとだけ顔をだす.
が,あれ?ママさんがシェイカー振ってるし?
確かに女性はもう一人いるけど,何をするでもなく,単にウェイターのようなことをするだけ.

おまけに,この日はベロベロの女性の酔客2名が大暴れ.
一人はトイレに籠ったっきり出てこず.
一人は椅子に突っ伏していたかと思うと,いつの間にか床に転がって何かを吐き出しているような...
相変わらず世話焼きのママさんは必死で世話をしていたけど,水商売は大変だな.

まあ,このころになると,そんなことはおかまいなしに,カクテルでできあがった社会人による,まじめで熱い,でもどうでもよい議論が展開されていた.
一応3時までの店なのに,ふと時計を見ると3時半だったので,それでは,とやっとお開きになったそうな.


ちなみに,今回宿泊したホテルは,サットンプレイスホテル博多だが,これはよかったね.
ホームページに載せてる写真とおり,部屋の内装がいい!
床はフローリングになっているし,部屋全体の色調に統一感があり,非常に落ち着く.
オキナワのマリオットを彷彿とさせるような雰囲気である.
特に,シティホテルには泊まるお金はもったいないけど,ちょっと雰囲気のあるホテルがいい,というカップルにはお勧めである.

チェックアウトも12時で,ビジネスホテルとは違う広くてスタイリッシュな部屋.
これで,シングル7,800円は安い,と言わざるおえないね.
今回は初回割引で6,800円と更にお安くで泊まらせてもらったんだけど.
博多宿泊で12時チェックアウトが必要なら,必ず候補に挙がるホテルの一つだろう.

2009年1月31日土曜日

TAO-LI @ ANAクラウンプラザ福岡

ああ,もう,忙しいったらありゃしない.

1月,2月が忙しい商売なので,この時期はずっとバタバタと何かをやっている.
おかげで気分はアセアセ,体力はバテバテという感じである.
昔みたいに無理は効かないしな.

というデスマーチもやっと一段落したので,1月のことでも書いておこうか.

1月初旬に恒例の東北スキーの企画がもちあがるが,参加メンバーのスケジュールが合わず断念.
さすがに,みんないい社会人なので,なかなか調整が難しくなってきた.

他には出張もなく,じっと我慢で仕事をバリバリとやっておりました.
おかげで,キーボードのうち過ぎで右手の人差し指が腱鞘炎になりかける日もあり,なかなか大変だった.
さて,この1月のメインの話として,ある週末に博多までお出かけしたときのことでも書いておこう.
目的は,ANAクラウンプラザホテル福岡のランチ.
このホテルは,昔の博多全日空ホテル時代に自分の結婚式を挙げたこともあって,何かと縁のあるホテルなのだ.
改装して現在の名前になってからは,更に高級感が増していて,更にグレードアップしたシティホテルになっている.

そんなホテルで昼からランチとは豪勢だな,と思われそうだが,これには理由がある.
9月頃に博多のホテルをインターネットで探しているときに,久しぶりにこのホテルのホームページを覗いてみると,トップページでリニューアルオープン記念のプレゼント企画をやっていた.
そのプレゼント企画に応募したところ,なんと,ランチ無料券が大当たり!
しかし,しばらくは食べに行く暇がなく...
やっと暇を作って行ってみると,たまたま団体の予約があって満席で,すごすご退散.
などということを繰り返していると,そのランチ無料券の有効期限が迫ってきたので,慌ててのお出かけとなったのだった.
今回はもちろんちゃんと予約してから行きました.

今回のレストランは,中華料理のTAO-LI.昔は「桃李」って名前だったのに,改装してローマ字になったんだね.
入ってみるとあまり人はおらず,ちょい堅苦しい雰囲気だったが,そのうちぽろぽろとお客さんが来て,華やいだ雰囲気になった.
ランチ無料券の利用の旨を告げると,「それではランチセットをお出しします.」とのことで,おまかせコースの料理となった.

少し前の話になってしまったので,料理の細かいところまでは覚えてないけど,味はとにかく上品,で,さすがに美味いもんは美味い,という感じだろうか.
前菜が出てきたが,盛りつけが美しかったのは覚えている.
メインは2品.青椒肉絲(チンジャオロース)とエビチリ.
どちらも丁寧に仕事がしてあって,さすが高級シティホテルの中華という感じである.

しかし,高級中華はどこで食べても,
・ ダシの味が効いている
・ 油っこくない
というのは,基本だな.
まあ,それだけいい食材を使ってるってことだろう.

前も書いたと思うけど,
「うまい中華料理が食べたければ,高級中華料理店に行って,安いメニューを食べろ.」
という中国人の話をまた思い出した.
中華料理はスープが命で,スープは全部の料理に同じものを使うから,安いメニュー(チャーハンや麻婆豆腐)がうまいんだそうな.

というわけで,中国茶だけ注文したので,お支払いは全部で600円.
しかも最後に,「マイルが貯まるので」と言われてANAカードを見せたら,ANAカード特典で更に一割引きしてくれて540円.
かたじけない,という気持ちになる.

今回みたいに無料ランチ券がなければそれなりの値段はするけど,値段相応,いや,それ以上の味は保証されると言っていいだろう.
ここは季節によって,オーダーバイキングとかやったりするから,その時が狙い目ではないだろうか.
ランチなら1600円からなので,また機会とお金があるときによってみよう.