2009年9月6日日曜日

広島放浪記(前半)

9月といえば,そう,出張どさまわり月間である.

今年の9月は出張件数はそんなに多くはなかったのだが,初旬に1週間程広島をうろうろするはめになった.
最初から広島での仕事が2件予定されていたのだが,もともとは別の日程のはずだった.
ところが,最初の予定がずれにずれて,あれ?これならくっつけた方が便利じゃない?ということで,2件の出張を連続でこなすはめになったのである.
2往復しなくていい,と考えれば楽だけど,1週間連続で出張先で仕事というのはなかなか疲れるのである.
ただし,今回もホテルは例のところだったので,後半はなかなかに快適な生活を過ごしたのであった.

さて,長くなりそうなので,まず前半部分を記録して行こうか.


1日目:

久しぶりに新幹線ではなく高速を使って広島に向かう.
だって,広島まで土日1000円だからね.
使わない手はないってんだ.

昼飯は,宮島SAで尾道ラーメンを食らう.
が,あまりパンチがまったく効いてない味の上に,麺がのびのび.
まあ,SAのラーメンはこんなもんだ.

昼からは,アステールプラザの中にある広島市国際青年会館でまじめめに仕事.

この日の仕事が終わった後は,広島在住の方に三越の上のビアガーデンに案内してもらう.
ここは,炎のダイニングなるたいそうな名前がついていて,メニューだけ見るとかなりそそられる内容なのだが,行った日が9月の日曜日だったので,会場は閑散としている.
そのために,品数も少なく,なんかしょぼいものばっかり.
8月の最盛期にはばんばん焼かれていたという魚介類や牛肉類もこの日はまったくなし.
生ビールだけ何杯か飲んで,ちょぼちょと食べて食事は終了である.
まあ,夜空の下で,のんびりと雑多な仕事の話ができたので,それはそれでよし.

ちなみに,宿泊は会場の広島市国際青年会館の中の宿泊施設である.
2泊したが,6畳の和室に大人3人で寝たので,修学旅行並のきつきつな部屋である.
まあ,疲れていたのでそれなりにぐっすり寝たとおもう.


2日目:

朝早くから午前中いっぱいは仕事をして昼飯となるが,この日も広島在住の人に連れられて,お好み村に行く.
このお好み村は何回か来たことがあるが,店の数があり過ぎてどの店に入っていいのかまったくわからない.
この日は,案内の人がひたすら「カープソース」を使ってる店を探すが,あいにくその店は開いておらず.
適当に探して3Fの一番奥の店(名前を失念)で,普通の豚玉を食べる.
結論: 「普通」
最近は,広島焼きの善し悪しが分かるようになってきて,「美味しくない」「普通」「美味い」の3段階に分けられるようになってきた. ただし,この時点で「美味い」と判断していたのは,有名な八昌だけ.
その他のほとんどのお店は,「普通」に分類されるのである.

ちなみに,「美味しくない」に分類されるお好みやさんは....多くは言わないが,「美味い」と同名だけど全く関係ない店である.
困ったことに,こういうお店が広島には数件あるので気をつけましょう.

午後から,各自で懇談,という名前の灼熱の中のテニス.
あっ,というまにペットボトル4本分のスポートドリンクがなくなる.

この日の晩ご飯は仕事の懇親会で,ウェルシティ広島ダイニング昴で頂いた.
普通のミニ懐石だったけど,テニスで疲れてたのと,仕事の関係で注いだり注がれたりしてたので,あまり味は記憶なし.


3日目:

午前中で仕事は一段落したので,ほっと一息.
最後に打ち上げっぽく好きな店に行こうということで,インターネットで探していた広島焼きの店に向かう.
そのお店とは,とあるネット上の感想では,「八昌とならぶ広島焼きの有名店」とのフレコミの胡桃屋であった.
そして,このお店が,個人的には2件目の「美味い」広島焼きの店となったのである.

メニューはごくごく普通なので,「肉,イカ天入り,そばダブル」を注文する.
このイカ天入り,というのは2日目のお好み焼きやで初めて学習したのだが,広島人は一般的にこのイカ天をお好み焼きに入れるらしい.
イカ天といっても,イカの天ぷらではなくて,いかすバンド天国(古い!)でもなくて,するめに衣をつけてイカの形に揚げてある5枚100円ぐらいのあのお菓子である.
例えていうと,これ,である.
このイカ天をバリバリと割って,粉々にしたやつを焼いてる途中で振りかける.
すると,イカ天が野菜の水分を少し吸って,イカの旨味を引き出すとともにボリュームアップにも貢献している.
ここで,初めてイカ天入りを食べたが,以降は広島焼きのマストアイテムとなった.

それより何より,ここのお好み焼きは様々な工夫がこらしてある.
お好み焼きの中心部にのみつなぎが集中し,野菜とそばが渾然一体となってもっちりとしてボリューミーである.
逆に外側は何もつなぎがなく,そばのカリカリとした食感が楽しめる.

何より,お好み焼きを1つ1つ丁寧に作っている感じがある.
でなければ,この中心部と円周部の見事なコントラストは出せません.

しかも,そばダブルにしたら,ほんとに食べきれないぐらい量が多い.
野菜中心の広島焼きでこんなにお腹いっぱいになったのは,初めてではないだろうか.

というわけで,広島に来た際には,もう一度必ず立ち寄ってみようと,心に決めた広島焼きの店となった.
ただし,立地は非常にわかり辛い(路地裏の2階)なので,しっかりガイドブックを調べて行くべし.

蛇足だが,最初に「鉄板で食べるか,お皿で食べるか」という感じのことを聞かれるが,迷わず鉄板を選択しましょう.
そばのカリカリ感を味わうには,やはり鉄板がいい.

この後は,東広島に移動して,夜はココイチでカレーを食べて一日終了.

以上で,広島放浪記の前半は終了で,後編に続く.

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