2009年3月19日木曜日

出張 in 松山

昔々,松山に旅行に来た記憶はあった.

小学生ころは,年に1,2回自家用車で家族旅行をするのが習わしだった.
そんななかで,あるころから四国を巡るのが何年か続いたように思う.
なぜ,四国だったのかは子供だったので理由はわからないけど,結構四国の隅々まで行ったと記憶している.
が,子供の頃はかなり車に弱く,そういえば,車の空いてる窓から外にいきなり○○をぶちまけたこともあったような...
それもまあいい思い出である.

という記憶をたどりながら,福岡からのJAL便で松山空港に到着.
今回は,全くの仕事,かつ,一人での出張なので,さっさと仕事場に向かう.

初日の仕事は早めに終わったので,直行でホテルにチェックイン.
今回宿泊のホテルは,チェックイン松山というホテル.
なんてネーミングセンスゼロのホテルかと思ったが,道後温泉からお湯を引いている大浴場もあって,チェックアウト12:00のプランが一人4980円(!)という理由でこのホテルにした.

泊まった感想は,まあ部屋は普通.
路面電車の駅が近く,近くは商店街でおいしそうな食事場所はいっぱいあるので,そういう意味では至極便利.
一階には小さいながらもコンビニもある.
繁華街にあるホテルとしては特に騒音もなかったし,

あと,連泊のときに,「部屋掃除は要りません」ってフロントに言っておくと300円をキャッシュバックしてくれる.
(タオルだけは,新しいやつをドアのところにかけておいてくれる.)
これはなかなかいいアイデアだと思って,もちろん使わせてもらいました.

いろいろと工夫してあって,なかなかいいホテルだと思いました.
というか,松山はビジネスホテルが全般に安い.
競争の激しい福岡より更に一泊平均500円ぐらい安い感じがする.
そういう意味ではお得な街である.

お得と言えば,市内を走っている路面電車.
どこまで行っても150円なんだが,1dayチケットというやつを300円で買うとバスも合わせて一日乗り放題になる.(平成21年4月1日から400円になったらしい.)
これがなかなか便利で,2日間はこれであちこち行かせてもらいました.

さて,話を1日目に戻すと,早めに仕事が終わってホテルへのチェックインも済んだので,路面電車で道後温泉に向かう.
実は,昔旅行に来て,道後温泉本館を見たのだけはかすかに覚えていたので,それを確かめに行きたかった.
路面電車の道後温泉駅に着くと,少しお土産やさん街があるが,これは覚えてないなぁ.
久しぶりに見た道後温泉本館は,記憶と結構同じだった.
ただし,かなりきれいになっている印象がある.昔は,もっとぼろぼろだったような.

2日目は,それこそみっちりとひめぎんホールというところでお仕事.
といっても朝から晩まで話を聞いて報告書を書くだけだったので,そんなに疲れた訳ではなかった.

この日は遅くなったので,ホテルに直帰.
そういえば,今回の旅行は忙しかったのであまりおいしいものは食べず.
そういえば,なぜか松山まで来て満州屋が一番なぞという久留米ラーメンらしいものを食すが...味はまあ普通としてなんでこんなにバカ高い(一人前1000円近い)のかまったく理解できんかった.
後は,時間がなくてココ壱のカレーとかしか食べてない.
ホテルの周辺にはうまそうな居酒屋さんがあったんだけど,ホテルで少し仕事したかったし,一人では入る気にはならなかった.残念.

こんな感じで,あまり楽しくない出張だったので,例によって旅行マニアの血がうずいて帰りだけ少しはっちゃけることにする.
それは何かというと....
特急しおかぜ!のグリーン車!である.
しおかぜは松山→岡山を走る特急なので,つまり松山から福岡まで電車で帰る,というわけなのだった.
ついでに,なぜグリーン車かというと,このグリーン車は3列シートで,1人掛けシートなるものがあるという情報を得たからであった.

松山駅はそんなに大きくない駅で,入線してきた特急しおかぜは,どことなく戦隊もののヒーローを彷彿とさせるルックスをしている.
こんなやつね.(JR四国のホームページからのリンク画像です.)

中に入ってみると,先頭車両の前半分だけグリーン席で,席もそんなにたいしたことはない.
ただし,先頭車両の先頭の席だったので,前は見晴らしがよくてよかった.

松山から岡山までの鉄道の旅はさすが3時間近くあるので飽きたね.
ただし,瀬戸大橋を初めて電車で渡ったけど,これはなかなかいい景色だった.
といっても,瀬戸大橋の部分は10分程度しかないんだけど.

そんなこんなで,最後は700系のぞみで福岡に帰ってきておしまい.
松山の街は見るとこも食べるとこもかなりありそうなので,今度はプライベートでゆっくりと行ってみることにしよう.