2008年7月16日水曜日

Hooters(ラスベガス出張その2)

ラスベガス出張の話の続きである.

そういえば,ラスベガスに行くと必ず行くところがある.
ベラージオの噴水やフォーラムショップスも定番だけど,ストラスフィアタワーの展望台に真っ先に来ることが多い.
ここに来て,ラスベガスの全景を見てると,また,このエンターテイメントシティにやってきたのだという実感がわく.

ちなみに,このストラスフィアタワーには3種類のライド(遊園地の乗り物みたいなやつ)があるのだが,それらには一度も乗ったことがない.
嫁さんと来たときも,嫁さんだけ乗っても乗らなかった.
なにせ,高所恐怖症ですから.
わざわざお金を払って,超高い場所で怖い思いをしなくてもいいだろうと.
エレベータに同乗したアメリカ人も,堂々と"Because we are chikins!"と広言しとった.

さて,また食事の話に戻ろうか.

4日目昼: Hooters
同行の若者のたっての希望で,Hootersというホテルに行く.
このHootersというのは,健康的なお色気というやつを売り物にしているレストランが経営しているホテル.
どの辺が「健康なお色気」かっちゅうと,Hooters girlと呼ばれる女性がカジノやレストランの至る所にいる.
このHooters girlの服装は統一されてて,上は白地にロゴの入ったタンクトップ,下はオレンジのホットパンツである.
おまけに,美人で胸が大きくないとなれないらしく,どのHooters girlもモデルのような美人である.

で,もちろんこのホテルには,Hooters girlしかいないレストランHootersがあり,そこで,昼食.
このとき,僕らのテーブル担当になったHooters girlは,身長が190はあろうかという長身のブロンド美人だった.
アメリカのこういうレストランらしく,やたらと陽気に話しかけてくれるのだが,同行の若者たちは英語がチンプンカンプン.
そこで話の相手をしてみると,なんでもポーランドから来たそうな.
こんだけ美人だと,ポーランドよりアメリカの方がいい暮らしができるだろうね.
同行の若者たちも,つたない英語で写真を一緒に撮ってもらい,嬉しそうだった.
そういえば,帰りのレシートに,手書きでハートマークとメッセージも書いてあった.結構まめだね.

肝心の食事の方は,いたって普通のアメ食.
ハンバーガーを頼んだけど,味はまあ,普通だね.
ちなみに,アメリカのレストランでハンバーガーを頼むと,焼き方はどうするかだの,中に何をいれるかだのあれこれ聞かれるので,結構めんどくさい.
1人前の量はかなりあるので,注文には気をつけるべし.

4日目夜: TODAI
あれ,TODAI2日目に行ったんじゃなかったけ?という話なのだが,一度夜のTODAIにも行ってみたかったので,若者を引き連れて行ってみる.
基本的には,lunchの時にあった料理はそのままで,いくつかの料理が追加されているという感じ.
増えてる料理は,
・ 生ガキ
・ 寿司(もともと寿司はあったけど,マグロとかウニとかちょっと高めの寿司が追加されてる)
・ 刺身
・ ゆでたカニ
等である.

やっぱり日本食はえ〜な〜といいつつ,iced green teaを頼んで,再度バクバク食べる.
Buffetに来たときには必ず食べるデザートのスイカとメロンももちろん食べ放題なので,これらもパクパクと.
アメリカはフルーツが安いし,普通のスイーツは甘すぎて食べられんしね.

そういえば,この店はBuffetには珍しく,ドリンクの値段が別になっている.
一度頼むとおかわりはタダだけど.
ドリンクの値段も入れると,夜は一人3000円ぐらいだけど,それでもラスベガスに来たらまた必ず来るぜ.
ちなみに,ラスベガスに何件かあるチケットを半額で売ってる金券屋で,この店のDinner券も半額で売っていた.
こんど来たときは,それを利用しよう.

あと,この店のTODAIって名前は,今まで"トゥデイ"だと思ってたんだけど,実は"とうだい"ってそのままローマ字読みするのであった.
なぜわかったかって?
実は,トイレの横にこの店のキャラクターのポスターが張ってあって,その横に日本語で,
"とうだいボーイ"
と書いてあったのさ.
「東大」なのか「灯台」なのかわわからんけどね.

5日目昼: subway
昔は天敵だったsubwayが,最近ではアメリカでの食事の定番になりつつある.
なんせ,ヘルシーだし.
アメリカの知り合いも,「健康に気をつかっている人はよくsubwayを食べてるのよ」と言っていた.
最近は面倒な注文も慣れたもので,長いサイズのやつを頼んで,半分食べて半分は翌日の朝食にする.
今回は,アボカド(要追加料金)を入れたけど,コクが出て正解だった.

5日目夜: モンテカルロのbeer pub
最終日は,打ち上げということで飲み会をしようということになり,いろいろ考えたすえに,行き慣れたモンテカルロのbeer pubにする.
昨年来たときに,地ビールがなくなってたんで,もう行かないと思ったのだが,非常に入りやすく高くもない店なので,結局この店にしてしまった.
ところが,ここで嬉しいお知らせ.
地ビールらしきビールが復活していた!
といっても,昔会った地ビールがまた飲めるようになったのではなく,よくわからない地ビールらしき名前のビールがメニューにあった.

いつもの通り,背の高いビールサーバーGiraffe(直訳するとキリン)を注文する.
ビールはどれにするかと聞かれたので,メニューの一番上のよくわからない名前のビールにした.
が,出てきたのが個性のきっつい黒ビール.
同行の若者からは,「まずい」との率直なご意見を頂く.
後から考えたら,ビール名が「○○ stout」になってたような.
そんなビールをメニューの最初に書かないで欲しい.

とりあえず,ビールサーバーのビールは全部若者に飲んで頂き,ピルスナーなんちゃらという別のビールを頼む.
が,多少は濃いけどあんまりおいしくはなかった.

食事はいわゆるアメ食なので,フィッシュアンドチップスとかピザとかを注文.
若者の希望でTボーンステーキも頼んだら,結構でかいやつが出てきたのだが,ぺろりと平らげて「もう一つ欲しい」との要求が.
しかたなく,"One more T-born steak, please. "
というか,自分で頼んでくれ.

こんな感じでさんざん食べ散らかして,ビールの大量に残るぐらい頼んだけど,支払はチップも入れて一人4000円程度.
やっぱりアメリカでする飲み会は安かった.

そんなこんなで,今回のラスベガス出張は終了.
帰りの飛行機の中で見たバンテージポイントがおもしろかったな.

日本に帰ってからの時差ぼけは,今回は残らなかった.
やはり,あまり動き回らなかったし,TODAIの日本食で胃腸も悪くならなかったので,疲れも残らなかったようだ.
また来年の計画も考えておこう.
 

2008年7月13日日曜日

ラスベガスをぶっつぶせ(ラスベガス出張その1)

ラスベガスをぶっつぶせは,なかなかよくできた映画だと思う.

前回にも書いたけど,MITの学生が自分の頭脳と能力を駆使してラスベガスのカジノで勝ち上がって行く実話を元にした話で,ラスベガスの雰囲気もよく出てると思う.
しかし,英語の原題は"21"(=ブラックジャックの最高の手)で,別に内容もラスベガスを破壊するわけじゃないんで,邦題はちょっとやりすぎな感がある.

という映画を往路の飛行機で見ながら,今年も行ってきましたラスベガス出張.
今回は,なぜか総勢7名という大人数での渡米である.
その割には,日中あまり動き回ることもなく,結構おとなしくしてた気がする.
それでもスロットマシンを素通りすることは,できず.
一時は2万ぐらい勝ったんだけどなぁ...最終的には3万円ぐらいのマイナスである.多分.

今回のホテルは,エクスカリバー
1泊5500円程度という安さに引かれて泊まったけど,なかなか居心地のいい部屋だった.
ちなみに,部屋の空調の電源はいつもの通りOFFにした.
灼熱のラスベガスだけど,空調を入れると,アホほど効き過ぎて部屋が極寒状態になる.
空調を切ると,周囲の部屋の温度でちょうどよく冷やされて,至極快適.
おまけに乾燥でのどが痛くなることもない.
(ラスベガスは空気が乾燥してるので,のどを痛める危険性が大.)
ラスベガスのホテルに泊まる機会がある人はお試しあれ.

そういえば,1点だけ部屋に注文があった.
ドアノブに引っかかっているはずの"Do not disturb"の札がない!
しかも,アメリカのホテルにはめずらしくドアチェーンもない!
これじゃ,掃除のおばちゃんがいつ入ってくるかわからんじゃないか.

という訳で,初日のベッドの上に,「"Do not disturb"の札がないんだけど」みたいなメッセージを残して行ったけど,帰ってきても補充されておらず.
ちょいと頭にきて,ホテルのフロントに電話したら「ドアノブに下げとくわ」という返事だったけど,結局その日のうちには持ってこずじまい.
アメリカらしい対応である.
日本だったら,すぐに持ってくるんだけど.

都合の悪いことに,次の日の朝は出かけたあとに部屋で少し仕事をしたかったので,部屋のクリーニングはして欲しくなかった.
しばし考えた後に,ベッドサイドのメモ紙に「Do not disturb」と書いて,ビリッと切れ目を入れて,ドアノブに掛けて出て行った.
仕事した後に部屋に帰って来てみると,ちゃんと普通の札に交換されていた.
掃除のおばちゃんも手製の札には笑ったんじゃないだろか.

さて,仕事の話は書いてもしょうがないので,後は例によって食事の話だけでも備忘録として買いておこうか.

ちなみに,朝食は,仕事場の会場に置いてあるパンとコーヒーか事前に買っておいたスナックみたいなやつなので,省略.
朝からレストランに行くのは,金銭的にも時間的にももったいない,と思う.
特にアメリカは,朝は甘い物(ドーナツとか)を食べるのが習慣みたいだけど,そんなの食べたくないしね.

1日目夜: モンテカルロのBuffet
翌日の仕事場であるモンテカルロの下見も兼ねて,全員で歩いて行ってBuffetで食事ということにした.
ここは,何回か来てるけど,ラスベガスではまあ普通のBuffet.
前回も夕食で来たけれど,前よりは少しよくなったかな?という印象もある.
それなりに料理の種類があるので,無難ではある.

2日目昼: マンダレイベイのフードコートのピザ
ちょっと暇があったので,近場のホテルのマンダレイベイのShark Reef Aquariumという水族館を見学にきた.
アメリカにしてはよくできた水族館かもしれないけど,大阪の海遊館や沖縄の美ら海水族館の方がぜんぜんいいね.
最初の方にコモドオオトカゲというやつがいて,これがすっごく珍しいらしいのだが,まあ,単なる爬虫類です.はい.

で,そのついでにホテルのフードコートでピザを食べる.
どのブランドのピザか忘れたけど,アメリカ流のでかいやつだった.
味はいたって普通だったか.あまり記憶に残ってないね.

2日目夜: エクスカリバーのBuffet
この日の夜は,みんな疲れているということで,宿泊ホテルのBuffetにした.
ここのBuffetは安くていい(一人1600円程度)のだが,ちょっと他のところとはかわっている.
お金を払って入場すると,いきなりご飯とおかずをとる列にならばされる.そう,どっかの学食のように.
普通のBuffetではドリンクのオーダーは取りにきてくれるのだが,ここはドリンクサーバーで自分で注ぐ様になっている.
まあ,かといって,雰囲気が悪い訳でもなく,味が悪い訳でもないので,普通に使えるBuffetだった.
ただし,これといっておいしいものがある訳じゃない.
よくも悪くも,平均レベルのBuffetといった感じである.

3日目昼: TODAI (日本食Buffet)
この日は同行したメンバーとは別行動.
一人仕事の会場にいたのだが,結構仕事の知り合いに出くわす.
特に,アメリカに移住してしばらく連絡を取っていなかった先輩に合えたのは大きな驚き.
とりあえず,一緒に昼飯を食べようかという話になる.

そこで,先輩の希望で行ったのが,日本食BuffetのTODAI.
いや俺も行きたかったんだ.
前も書いたけど,何日かアメ食を続けていると,日本食が食べたくなるのは自然の摂理である.
特に,緑茶等の飲み物と,ダシの味がないのが辛い.
で,このTODAIには,その両方がある.って,昨年も書いたか.

とりあえず,iced green teaを注文して,バクバク食べる.
なんか普通に日本で食事している気になるのは,店の雰囲気にもよる.
ちゃんと,アジア系のバイトさんばっかり雇ってたり,醤油が机の上にあったりするしね.
ただし,日本語はほとんど通じないので注意.

エビの天ぷらを大量に食べて,怪しい巻物をいくつかつまむ.
もちろん不足気味の野菜サラダも大量に.
ああ,満足した.

3日目夜: Wendiy'sのハンバーガー
夜はうってかわって一人だったので,適当なファーストフードということで,MGMの近くのフードコートへ.
最初はPanda expressの中華料理にしようかと思ってたけど,ちょっと気が変わってWendy'sのハンバーガーセットにした.
名前は忘れてしまった(Chili maniaとかだったか)が,とにかくハンバーガーもポテトも辛いというセットだったのだが,予想より辛かったので,結構びっくり.
アメリカ人は辛い物がダメだから,chiliと名前がついてても結構甘い物ばっかりだという認識は直さないといけないね.

確かに,最近のアメリカはこの辺りの食文化は変化してきているような気がする.
以前は,緑茶は砂糖入りのやつしか売ってなかったり,辛くもなんともない韓国料理だったりしたが,最近は,日本食はより日本食らしく,韓国料理やメキシコ料理の辛い物はきちんと辛い.
個人的は,その方がいいと思うな.

長くなってきたので,次回に続く.