2007年3月17日土曜日

まる家

年に一度の飲み会の日である.

といっても,飲みに行くのが年に1度というわけではなくて,それだけ特別な飲み会ってこと.
まあ,普通の人にとっては単なる送別会なんだけど,伝統的に朝まで飲むのが基本線になっている.
しかし,年齢には勝てず,最近はホテルをとっておいて午前2時ぐらいには退場です.

では行くぞ.

1件目:おいしいものや,ごもん
飲み放題つきのコースでクーポン使って2700円ということで,実はまったく期待してなかった.
天神や大名な居酒屋激戦区なので,飲み放題つきのコースで3000円以下の居酒屋はけっこうあって,そういう店を何度も利用したことがあるんだけど,料理の量が少なかったり,単純にごはんがおいしくなかったりとあたりだったことがない.
が,今回はめちゃあたりだった.
出てくる料理は,鶏の唐揚げ,サラダ,チャーハンっていった居酒屋の基本料理ばかりだけど,どれもかなり工夫してある.
これで1,800円の料理?って感じ.(飲み放題が+1.200円.)
コストパフォーマンスは大名の居酒屋の中でも最高だね.
店の雰囲気も結構おしゃれで,女性グループや合コンの団体ばっかりだった.
そんな中で,やたら酒を飲む騒がしいほとんど男ばっかりのグループで行ったんだから,いや,お店に申し訳なかったね.
大学生が大名で飲む店としてはすごくいいと思うので,機会があればまた行こう.

2件目:八千代丸 大名店
福岡に多い,新鮮な魚料理メインの居酒屋である.
ここは,福岡に出張で来た人を案内する定番の店で,魚の刺身はずっと変わらずうまい.
いや,うまいんだけど...なんか最近は元気がないんだよね,この店.
昔は焼酎の種類がやたらいっぱいあったり,刺身の種類も多かったんだけどねぇ.
なんか,行くたびにお客さんが減っていて,今回なんか最後は貸し切り状態だった.
だいたい,魚料理の店なのに,刺身盛りができないってどういうことかいな?昔はできてたのに.
味が落ちてるわけではないんで,最近のクーポン競争なんかに乗り遅れてるんだろうかな.
また利用したい店なので,頑張って盛り返して欲しい.

3件目: トランスブルー
例年この辺から変な店に行き始めるんだけど,今年もとりあえず,やってみました.
普通は西通りのJIGGER BARとかに行くんだけど,今年はソラリアホテルのバーになってしまった.
ここはいわゆるシティホテルのバーっちゅうやつで,(高度が)高い夜景の見えるバーっていうとここぐらいしかない.
(あ,シーホークがあるか.)
もう大人になるんだから,こういう雰囲気も経験しておくんだよ,という感じ.
飲み物は普通だしチャージは高い上にサービス料もとられるけど,デートの締めにはいいと思うぞ.
ついでにソラリアホテルの部屋を取ってあるとなおよし.

そういうえば,ここでは"女という生き物"について講釈をたれたらしい.
そういう話はさっさと忘れたい.

4件目: ニッカバー 七島
またバーなのか?って感じだけど,なんと実はここはまるっきり覚えてない.
後日,あそこも行きましたねって言われて,え〜,行ったっけ,と言ってしまった.
年はとりたくない,っていうより酒量を慎めってことやね.反省.

ここも何度も行ってる中州のバー.
昭和33年から続いている福岡を代表するバーで,ここで修行して福岡でバーをやってる人は数百人いるそうな.
先代のマスターは引退されて,今は2人の娘さんがマスターをやっている.

で,自分では何を飲んだか覚えてないけど,他のみんなのために頼んだカクテルが,"レインボー".
うん,このカクテルを頼んだのはぼんやりと覚えているような.
まあ,レインボーを頼むのはいつも酔っぱらいレベル高のときなので,こんなの頼み始めたら周りは止めて欲しい.
このレインボーは飲むためのカクテルじゃなくって,お酒の比重の違いを利用してお酒の7つの層を作るカクテル.
それぞれのお酒がカラフルで虹みたい,というのが名前の由来である.
で,できあがったら,グラスの裏からライターで光をあてて,"ほら君の瞳と同じぐらいきれいだろ."とかなんとかいうとOK.
ただし,使ってるお酒は,どれも40度ぐらいあるリキュールなんで,飲むと麻痺する.(誰だ女性に飲ませるのにちょうどいいって言ってるのは.)
あと,作るのが結構大変なんで,ホテルのバーや混雑したバーでは注文禁止.
七島でもかなり気合いを入れないと作れないらしく,昔頼んだときは,失敗作をバシャっと流しに捨ててるのを見た記憶がある.
普通はメニューに載ってないから,法外な値段をとられても文句を言ってはいけません.

5件目: まる家
なぜかここから記憶が復活している.
西中洲にあるんだけど,朝の4時までやってるので,最近は最後を締める定番の店となりつつある.
ここは夜中の2時ぐらいに行くけど,いつもかなり混んでる.
で,例年,大名盛りという伊勢エビ姿作りの入った1万円の刺身盛りを食べるのが,ここ2,3年のお決まりのコース.
さんざん飲んで食べたあとだから,そんなの頼まなくてもいいと思うが,そこは酔っぱらいの強さやね.
体力的にもう限界だったので,3時ぐらいで退散した.

ちなみに,疲れたけど,今回は二日酔いは出なかった.なぜかねぇ.

おまけ: プレジデントホテル博多
今回泊まったホテルは,博多で飲むときの常宿となっているプレジデントホテル博多である.
機能的なビジネスホテルは夜フロントが閉まってカードキーでホテルに入るようなとこが多いけど,ここは24時間フロントが開いてる.
人の対応もいいし,部屋はそれなりに狭いけどきれい.
チェックアウトは11時で,普通のビジネスホテルは10時なので,少し長く朝寝坊ができる.
加えてこのホテルの特徴として駐車場が無料で利用できる.
飲んだ次の日に車で帰れるので,非常に便利.
博多で飲むときはまたお世話になります.

2007年3月8日木曜日

味の四季

おっと,備忘録なんだから,忘れないうちに鹿児島で食べた店を記録しとかなきゃ.

1日目:

1件目は地鶏のみやま.(だったと思うんだけど...)
地鶏料理の店らしく,鳥刺しや,地鶏焼きなんかを食べる.
地鶏焼きは桜島の溶岩の上で焼いて食べるようになってる.
味の方は,まあ,おいしいかな,って程度だけど,それなりに高い.
店の雰囲気はたいしたことないので,どうも味で勝負って感じなんだけど,これぐらいなら同じ値段で博多でなんぼでも食べれるぞ.
この手のおいしいけど高い店はいくらでもあるので,わざわざ行く必要はないだろう.

2件目は三平ラーメン.大はずれ.
黒味噌ラーメンてのが有名らしく,それを頼んでみたけど,口にまったくあわない.
おそらく味噌はおいしい味噌なんだけど,その味噌がえらく濃い.
しかも豚骨とか鶏ガラとかのスープの味がほとんどしないので,単なる味噌ごゆいラーメンになってる.
一応,鹿児島の有名店らしく,有名人の色紙とか申し訳程度にあったけど,こりゃ色紙書いた人もなっとくしてないだろ.
2度と行かない店リストに追加.

2日目:

1件目は,黒豚しゃぶしゃぶの華蓮に行った.
確か,でぶやとかでも紹介されるような鹿児島の有名店.
が,お高い値段の半分ぐらいは雰囲気料金という感じのお店.
お客のほとんどが,社用族じゃないだろか.
そんな中に自腹で行った俺たちは,一番安い豚しゃぶセットを頼んでみた.
確かに盛りつけはきれい.野菜のカットとかもかなり凝ってる.
けど,どうでもいい味だ〜.わざわざ鹿児島まで来て高い金払って食べる味か?これが.
肝心要の黒豚がふ〜んって味で,これなら近くのハローディで買って家で食べるいつもの豚しゃぶの方がぜったいうまい.いやほんと.
もう少し安く食べられる華蓮Jr.ってのもあるらしいから,自腹で食べる人はこちらで試してみたらどうかねぇ.
個人的には,多分もう行かないだろうね.

そしておおとりの2件目は,おでんが有名という理由で行ってみた味の四季である.
入ってみると,スーツ族のおじちゃん達でいっぱい.
東京によくあるようなおじさん天国の飲み屋さんであった.

ところが,単なる場末のおでん屋かと思いきや,鹿児島の郷土料理が全部ある.
きびなご,とか,くじら,とか,さつま揚げ,とかなんでも.
中でも一緒に飲んだメンバー(学生)の一番人気は豚みそ.
豚のミンチを佃煮にして感じで味噌に漬け込んだだけのものなんだけど,これがやけにうまい.
鹿児島の家庭では普通に食べるらしいけど,知らんかったこんな食べ物.
翌朝,みんな朝一番でお土産としてデパートにダッシュで買いに行ってた.
他にもめずらしいメニュー満載で,注文してみたのはおでんのトマト.
丸ごとおでんに入れてるだけなんだけど,ほとんど水分って感じで,食べるとトマトの果汁が口の中で広がってあちちぃ,って感じ.
食べ忘れたのが,とんこつ,というメニュー.
豚足みたいなものか?と思って注文しなかったけど,後で調べたら角煮みたいな豚のあばら肉の煮込みらしく,それなら頼むんだったのに,と返す返すも残念である.
2次会ぐらいでくるとちょうどいい店なので,鹿児島に来たときはまた寄ろう.

というわけで,今回の鹿児島食べ歩きは,あたり1,はずれ3って感じだった.
今度来るときは,もう少し調べて来よう.

鹿児島サンホテル

初鹿児島でごわす.

といっても,実は鹿児島に入ったのはこれが最初ではない.
8年ほど前に,新車で買ったフォレスターにおじさん3人と山のような荷物を積み込んで屋久島に縄文杉を見に行った.
そのときに,鹿児島からフェリーに乗ったので,鹿児島は通過している,はずである.
フェリーの出発が早朝だったので,夜に九州道を走って港で仮眠しただけだから,ほとんど印象がない.
ただ,桜島の噴煙で,せっかくの新車が汚れるじゃないか〜,と思った記憶ぐらいかな.

その鹿児島の今回の印象は...まあ,典型的な地方都市だけど,結構住みやすそうだねって感じかな.
市内でも車は渋滞してなくて,比較的すいすい.
路面電車も160円均一で走ってるんで,車でなくても便利だろう.
ショッピングなんかは天文館というところに集中してて,ここにくれば全部あるって感じがした.
食事もおいしいみたいなので,福岡ほどの都市機能はないけれど,快適に住めるだろうね.

この鹿児島に来たのは出張だったので,泊まったのはもちろんビジネスホテルである.
インターネットでさんざん探したあげく,学生用の3人部屋が一番安い!って基準で選んだのが今回泊まった鹿児島サンホテルだった.
安い!って基準で選んだんでぜんぜん期待してなかったんだけど,これはちょいとお勧めのビジネスホテルである.

ホテル自体は新しくないけど,実は新しくないホテルには少しいいことがあって,部屋が狭くない.
最近できてる機能的なビジネスホテルは,やれ布団がデュベタイプだの,ケーブルテレビ無料だの,女性専用アメニティだのといろいろ工夫されているんだけど,安いところはやたらと狭いところが多い.
ひどいところはシングルベッドの横に人が一人通るスペースしかないこともある.
そういうところは,こもって仕事をしてると息が苦しくなって逃げ出したくなるような感覚に襲われることもある.
今回の鹿児島サンホテルのような少し古いホテルは,機能的ではない分スペースはゆったりしてるので,今回もゆっくり集中して仕事ができた.
部屋には無料のインターネット(有線)も来てるので,ビジネスマンには申し分ない.

そして,このホテルの一番のいいところは,フロント,だと思う.
ビジネスホテルのフロントは,いかに省力化するかで安さを競うってところがある.
だから,どうしても事務的になってしまうのはしょうがない.
でも,宿泊者がどれだけ快適に過ごせるかってのを気にするのは,フロントを預かる人の気の持ちようだと思う.
このホテルは,ほんとシティホテルのコンシェルジュに見習わせたいぐらい.
食事の場所を訪ねたら帰ってきたときにまずくなかったか尋ねてくれたり,桜島の見える部屋をというリクエストにも快く応じてくれたりする.
エレベータに乗るときは,きちんと見送ってお辞儀をしてくれる.
こんなことはホテルとしては基本なんだけど,それがほとんどのホテルでできてないので,ここが目立つんだよね.

というわけで,鹿児島ではなかなかお勧めのビジネスホテルである.
楽天トラベルじゃらんならシングルで5000円以下のプランもあってコストパフォーマンスも抜群だし,車でも電車でも便利な場所にあるので,また機会があれば泊まりたいと思う.

そういえば,最後に鹿児島で気がついたことを1つ.
鹿児島の人ってイントネーションが....むちゃむちゃ.
お店の人とか,きちんと標準語の単語をしゃべってるんだけど,イントネーションでずっこけそうになって,笑いを噛み締めるのに一苦労.
聞いた話によると,本人は標準語をしゃべってると思っていることが多いそうで,しゃべりから,"あ,鹿児島の人でしょ"と言ったりすると,"なんでわかった!"と本気でびっくりするらしい.
まあ,温かい目で見守ってあげましょう.

2007年3月3日土曜日

グランヴィア岡山

それにしても,いろんなホテルに泊まってる.

仕事柄出張は多いので,地方のホテルに泊まることは多い.
仕事で泊まるときのホテルはいわゆるビジネスホテルで,一人で高いホテルに泊まることはない.

それでも,妻と泊まるときはそれなりに気をつかって,あまり粗末な(というとホテルの人に怒られそうだけど)ホテルに泊まることはない.
最低限,1泊2名食事なしで1室12000円以上ぐらいのホテルである.
(12000円じゃちょっと安すぎだよの声が聞こえるけど,それは無視.)

結構このあたりのホテルって難しい.
基本的には,シティホテルと呼ばれる部類のホテルになるんだけど,この辺りのホテルの判断基準ってなんだろうか?
部屋まで荷物を運んでくれるのはあたりまえなんだけど,実はこのサービスは個人的には嫌い.
たいして重い荷物でもないのに,運んで欲しくない.
海外ならチップが必要だから当たり前のサービスなんだろうけど,日本ではどうだろうか.

じゃあ,部屋の広さがシティホテルとビジネスホテルの違いなんじゃないの,って話もある.
確かに,シティホテルって呼ばれるホテルはツインの部屋ならそれなりに広いけど,しょせんそれなり,である.
部屋の広さって最低限これだけは欲しい(個人的にはツインで15㎡)ってのはあるけど,それ以上ならどうでもいい.

こう考えると,ルームサービスとかその他の特別なサービスとか頼まない人間にとってはシティホテルってあんまり意味がないと思う.
実は,今回泊まったグランビア岡山がそのいい例である.
グランビアはJR西日本系列のホテルで,主要なJRの駅の近くにあるホテルである.
駅の近く(というか,京都とか大阪はターミナル直結)なので,地理的には非常に便利のいいホテルで,地理的な利便性を重視する人にとっては非常にいいホテルだと思う.

だけど,それだけ.
泊まった部屋は消臭剤臭かったし,荷物を部屋まで運んでくれた人もなんか形式的だった.
普通のシティホテルなんだけど,これならビジネスホテルでもいっしょなんで,次回は隣の三井ガーデンホテル岡山にしようかと思う. 泊まったことはないけど,大浴場もあるし,これで十分だと思う.

なぜだろう.理由もないのに,グランビア系列はあんまり好きなホテルではない.
きっとマニュアルっぽいところが好きじゃないんだと思う.
シティホテルが嫌いなわけではなくて,好きなシティホテルもいっぱいある.
例えば,以下の2つのホテル.
・ ヒルトン大阪
・ ホテルオークラ札幌
この2つのホテルは比較的規模の大きなシティホテルだけど,宿泊客への気配りという点できちんとしていると思う.
何が違うのか?といわれると困るけど,少なくとも何か違うというのは保証できる,
グランビア系列は商売的に宿泊客に接している感じ.気持ちのいいホテルは宿泊客に対して陰ながらでも気をつかってくれる感じがする.

というわけで,嫁さんも同意見なので,グランビア岡山にはたぶんもう泊まることはないでしょう.
といってもグランビア岡山は,今は岡山では最高級に近いホテルなので泊まる人は多いと思うけどね.
まあ,これは備忘録なので,他の人がどうなろうが知ったこっちゃないので,これでよしとしよう.