2007年3月8日木曜日

鹿児島サンホテル

初鹿児島でごわす.

といっても,実は鹿児島に入ったのはこれが最初ではない.
8年ほど前に,新車で買ったフォレスターにおじさん3人と山のような荷物を積み込んで屋久島に縄文杉を見に行った.
そのときに,鹿児島からフェリーに乗ったので,鹿児島は通過している,はずである.
フェリーの出発が早朝だったので,夜に九州道を走って港で仮眠しただけだから,ほとんど印象がない.
ただ,桜島の噴煙で,せっかくの新車が汚れるじゃないか〜,と思った記憶ぐらいかな.

その鹿児島の今回の印象は...まあ,典型的な地方都市だけど,結構住みやすそうだねって感じかな.
市内でも車は渋滞してなくて,比較的すいすい.
路面電車も160円均一で走ってるんで,車でなくても便利だろう.
ショッピングなんかは天文館というところに集中してて,ここにくれば全部あるって感じがした.
食事もおいしいみたいなので,福岡ほどの都市機能はないけれど,快適に住めるだろうね.

この鹿児島に来たのは出張だったので,泊まったのはもちろんビジネスホテルである.
インターネットでさんざん探したあげく,学生用の3人部屋が一番安い!って基準で選んだのが今回泊まった鹿児島サンホテルだった.
安い!って基準で選んだんでぜんぜん期待してなかったんだけど,これはちょいとお勧めのビジネスホテルである.

ホテル自体は新しくないけど,実は新しくないホテルには少しいいことがあって,部屋が狭くない.
最近できてる機能的なビジネスホテルは,やれ布団がデュベタイプだの,ケーブルテレビ無料だの,女性専用アメニティだのといろいろ工夫されているんだけど,安いところはやたらと狭いところが多い.
ひどいところはシングルベッドの横に人が一人通るスペースしかないこともある.
そういうところは,こもって仕事をしてると息が苦しくなって逃げ出したくなるような感覚に襲われることもある.
今回の鹿児島サンホテルのような少し古いホテルは,機能的ではない分スペースはゆったりしてるので,今回もゆっくり集中して仕事ができた.
部屋には無料のインターネット(有線)も来てるので,ビジネスマンには申し分ない.

そして,このホテルの一番のいいところは,フロント,だと思う.
ビジネスホテルのフロントは,いかに省力化するかで安さを競うってところがある.
だから,どうしても事務的になってしまうのはしょうがない.
でも,宿泊者がどれだけ快適に過ごせるかってのを気にするのは,フロントを預かる人の気の持ちようだと思う.
このホテルは,ほんとシティホテルのコンシェルジュに見習わせたいぐらい.
食事の場所を訪ねたら帰ってきたときにまずくなかったか尋ねてくれたり,桜島の見える部屋をというリクエストにも快く応じてくれたりする.
エレベータに乗るときは,きちんと見送ってお辞儀をしてくれる.
こんなことはホテルとしては基本なんだけど,それがほとんどのホテルでできてないので,ここが目立つんだよね.

というわけで,鹿児島ではなかなかお勧めのビジネスホテルである.
楽天トラベルじゃらんならシングルで5000円以下のプランもあってコストパフォーマンスも抜群だし,車でも電車でも便利な場所にあるので,また機会があれば泊まりたいと思う.

そういえば,最後に鹿児島で気がついたことを1つ.
鹿児島の人ってイントネーションが....むちゃむちゃ.
お店の人とか,きちんと標準語の単語をしゃべってるんだけど,イントネーションでずっこけそうになって,笑いを噛み締めるのに一苦労.
聞いた話によると,本人は標準語をしゃべってると思っていることが多いそうで,しゃべりから,"あ,鹿児島の人でしょ"と言ったりすると,"なんでわかった!"と本気でびっくりするらしい.
まあ,温かい目で見守ってあげましょう.

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