2006年12月25日月曜日

のぼりべつクマ牧場

うちにはコロという名前の犬がいる.

保健所に捨てられにきたところを,うちの義母が拾ってきた犬である.
生まれてこのかた犬や猫は飼ったことはなかったので,最初は面倒だと思っていたが,飼ってみるとなかなかカワイイ.
今では,暑くても寒くても毎朝の散歩は欠かせない日課になっている.

犬を飼ってみて初めてわかったのが,動物による癒し効果である.
アニマルセラピーという言葉があるけど,犬がいることでなんかすごくストレスが発散されている気がする.
以前は,家に帰るのがおっくうで職場でずっと仕事したりすることもあった.
家にいる間もお酒を飲んだり,漫画雑誌を見たり,テレビを見たり,何かしらしなければ落ち着かなかった気がする.
それが,今はいつも決まった時間には家に帰るし,漫画雑誌やテレビなんかほとんど見なかったりする.
まあ,これは,結婚した,っていう理由の方が大きいきもするんだけど.

今回の,のぼりべつクマ牧場は,クマにもそんな癒し効果があることを感じさせてくれる場所である.
この,のぼりべつクマ牧場は,実は結構入場料が高い.
普通に入ると,2500円以上するし,割引券を使っても2200円ぐらいである.
(まあ,動物園系の施設はどこも結構高いんだけど,観光スポットとして考えるとちょいとね.)
しかも,何があるかというと,主にクマがいるだけである.
一見,つまんなそうな施設だけど,ところがどっこい,これが結構楽しめるのである.

まず,最初はロープウェー.
日頃,ロープウェーに乗ったことがない人は結構これだけで楽しいようである.
(僕らスキーヤーはめずらしくもなんともないけれど.)
4人乗りだけど,2人なら2人で乗せてくれるんで,デートできてる大学生カップルとか,結構テンションがあがっているのを見ると微笑ましい.

ロープェーを降りて,すぐ左手には,アヒルレース場がある.
このアヒルレースは,適当に人数が集まると,年期の入ったおっちゃんが呼び込みを初めて適当にレースが始まる.
どのアヒルが一番早く走るかに200円賭けるというだけの話で,レース自体は一瞬で終了する.
そのレースを実況するおっちゃんのしゃべりが年期が入ってて,いい.
でも,1等のアヒルを当てた場合の商品が,100円で売ってそうなハンカチタオルってのはなぁ.
まあ,登別温泉のマークが入っているので,お土産にはなるだろう.

さて,メインのクマだけど,実はクマ牧場は前にも,阿蘇くま牧場(現在は,カドリー・ドミニオン)に行ったことがある.
そのときも結構楽しかった思い出があるけれど,今回も爆笑,である.
なにが楽しいかというと,餌やりである.
20個ぐらい入ったクマのえさは,100円で売っている.
この餌を持ってクマが放されているオリの前に行くと...
立ち上がるクマ,手を振るクマ,口を開けてアーンってするクマ,寝転んでグリコをするクマ
と,えさ欲しさにクマがいろいろなしぐさをする.
そのクマめがけて,えぃ,とえさを投げると,クマが,パクッ,とキャッチする.
うまくキャッチできると,周りから歓声が上がって,エヘンてなもんである.
気がつけば,あまりの楽しさにえさを5回ぐらい買ってしまい,まんまと,くま牧場の策略にはまってしまうのである.

また,地下に潜るような場所に行くと,今度はクマの立ち上がる様子を強化プラスチックごしに見ることができる.
そこでもパイプを使ってえさをやれるのだが,凶暴なやつは,パイプを外から,ゴォー,っと鼻で吹いてえさを要求する.
えさがなくなってもやるもんだから,しまいには,地下の通路にダースベーダーいるのかと思うような不気味な音がこだましていた.

あと,ひぐま博物館や,クッタラ湖の見える展望台もある.
最初の写真は,ひぐま博物館のマスコットのクマが動かないので後ろから押してる様子.
というわけもなく,これは剥製である.
死んだらほとんど剥製にされるんじゃないかと思うぐらい,クマの剥製がいたるところにあった.

というわけで,のぼりべつクマ牧場,なかなかお勧めである.
温泉につかってばっかで,暇だー,ってときに行くのには,特にいいかもしれない.

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