2009年7月12日日曜日

Planet Hollywood (ラスベガス出張その1)

世界的な不況でも,たまにはいいことがあるじゃないか.

サブプライムローンに端を発する世界的な不況では,実はちょっと痛手を被った.
少しだけ預けてた外貨預金は,円高のせいで額面割れ.
買っていた株も値下がりのせいで,利益がほとんどゼロに.
投資信託にいたっては,目も当てられない状況に.(その後もちなおしたけど.)

という感じで,我が家の財政にも大きな影響を及ぼしていた世界的不況.
ところが,毎年恒例化しているラスベガス出張では,それがなんとあらゆる面でプラスにはたらいた.

まず,円高.
昨年まで1$=120円ぐらいだったのが,今年は,95円程度.
だいたい昨年より円の価値が2割アップといったところ.

次に,航空券代.
最近はユナイテッドの航空券をwebで購入しているのだが,昨年はサーチャージたらなんたらかんたらで18万ぐらいしてたのが,今年は12万程度.
まあ,これは昨年が異常だったのだが.

そして,もっとも価値があったのが,ラスベガスの宿泊代金の異常な低価格化.
少し古いホテルなら,1泊1室1500円から.
アメリカのホテルは1人で泊まっても2人で泊まっても同じ値段なので,2人で泊まると一人750円なり.
なんじゃそりゃ?
webの情報では,不況によりラスベガスに来る観光客が激減しているので,カジノで稼いでいるホテルは宿泊料金を格安にしても,人を呼びたいんだそうな.
ただし,仕事なのであまり安すぎても会場から遠すぎるホテルは選べないのが難しいところである.

というわけで,今回のラスベガス出張では,宿泊ホテルをさんざん迷ったあげく,選んだホテルはPlanet Hollywood(プラネットハリウッド)となった.
このホテルは,普段は1泊1万ぐらいするはずなのだが,この不況のせいでなんとskygateで1泊6150円の値がついた瞬間があった.
そこで,すかさず予約.
海外のホテルの予約は,時期によって値段がコロコロ変わるのだが,今回はこれが大正解.
ほぼ底値でのホテル予約に成功したのである.

このPlanet Hollywoodなのだが,ラスベガスではまあまあのホテルランクらしい.
ところが,実際に宿泊してみると...かなりいいじゃないか.
部屋の内装は都会的でシンプルな感じ.
各部屋には映画で使用された小物が置いてある.
うちの部屋にあったのは,よくわからない映画の小物としてつかったバックがかざってあった.

あと,水周りのスペースがやたらでかいのもグッドな点である.
特に,日本人には深くてゆったりとした浴槽があるのがうれしいだろう.
もちろんシャワーブースは別にあって,浴槽はただ浸かるだけなのだが,それでも浴槽でゆっくりできるのはアメリカのホテルとしてはめずらしい.

という感じで,ほぼ欠点のないホテルと言ってもいい,というか,ラスベガスで泊まったホテルの中では1番じゃないだろうか.
ベラージオに泊まったこともあるけど,調度品はよかったのだが,部屋は狭くていまひとつだった.
(まあ,噴水が部屋の中から見れるのは最高だったが.)
ただし,チェックイン時の行列だけはなんとかならないものなのだろうか.
チェックインで1時間近く並ばされるのは,これもめったにないことだと思うぞ.

ホテルの話はこれぐらいにして,備忘録なので,行動を少し記録しておこうか.
今回の出張は総勢4名とちょうどいい人数のグループであった.
あまり緊張感なく始まった旅行だったが,いろいろとハプニングもあったねぇ...(遠い目)

1日目:
福岡空港集合で出発.
集合に遅れてくるもの1名.やってきた瞬間に明らかに二日酔いとわかる.
だって酒臭いし.
話を聞くと,3時ぐらいまで飲んでたとのこと.
初めての海外旅行らしいのに,こんな緊張感のなさでいいんだろうか,と思う.

気をとりなおして何事もなく飛行機に搭乗,と思いきや,搭乗寸前にその二日酔いが「携帯がない」と騒ぎ始める.
探してみると,さっきまで座っていたところに,携帯を落としていたことが発覚.
前途多難だな,とため息がもれる.

成田に到着後は,一人だけラウンジに.
ここのラウンジに来るといつも無料のそばを食べる.
今回は特におなかが空いていたので,そばを1つ食べた後に,うどんをもう1杯お願いする.
だって,朝から何も食べてなかった上に,ここのそばは小さいからね.

飛行機の中ではユナイテッドの食事×2.
いや,しかし,コストダウンもここまできたかという感じの食事である.
内容は忘れてしまったけど,とにかくひどかったという印象しかない.
今時オンデマンドの映画もないし,なにして時間をつぶせばいいんだろうという感じである.

が,今回はそれを予想してたので,500ページ近くある文庫本のフェルマーの最終定理を持ち込んでいた. 飛行機の中だけでは読み切らなかったけど,予想通りのおもしろい読み物.
個人的には,研究に関して共感できる話ばかりなので,理論の研究者にもぜひとも読んで欲しい本である.

成田からの飛行機はサンフランシスコに着いて,そこからは何事もなく,ユナイテッドでラスベガスに乗り換え.
ラスベガスに到着後は,前述の通り,1時間ぐらいチェックインに待たされてから,部屋にチェックイン.
チェックインしたら既に午後5時ぐらいである.
次の日に仕事があるので,初日はベネチアンの近くのpanda expressで中華ファーストフードを食べて,さっさと床に着いたのであった.

長くなりそうなので,2日目以降は次回に続く.

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