2007年4月2日月曜日

沖縄食い倒れ生活

GWはどこにも行かないのが正解.

と,あまり備忘録としては関係ない話を書いてるけど,結婚してからもこの傾向は変わらない.
他の職業に比べると,平日の休みは取りやすい方だから,激混雑して何もかもが高くなってしまうGWは,家でガーデニングなどしつつ過ごすのがいいと思う.
で,今回もこうしてGWに4月の頭に行った沖縄旅行の話の続きなど記録してみてるわけですな.

今回は,3泊4日沖縄旅行の食事をまとめて記録してみるというコーナー.
さて行ってみよう.


1日目昼:A & W 牧港店

何度も沖縄に行ったことはあれど,一度も行ったことがなかったこのチェーン店.
実はずっとファミリーレストランだと思ってたんだけど,ファ−ストフードだったんやね.
お店に入っていきなり何になさいますか?と聞かれて戸惑う2人.
まるで初めてハンバーガーショップに来た老人のようだった.
とりあえず,でっかいハンバーガーのセットを頼んでドリンクは名物のルートビアにしてみた.

ハンバーガーは普通にうまい.少しアメリカンテイストな感じ.
ルートビアは,アメリカで飲むやつよりも飲みやすいけど,あんまりうまいもんじゃないと再確認.
でも,ルートビアだけなら何杯でもおかわり可,で,うまくないと言いつつ追加をもらってしまう.飲みきれなくてごめんなさい.
全体的にいい感じのファーストフードだけど,この店には謎の形式のドライブスルー(?)が20台分以上あった.
車の中で注文できて車の中で食べれるということらしいけど,普通のドライブスルーでいいと思うんだけどなぁ.


1日目夜: ラグナガーデンホテル 中国料理 壷中天

今回予約したツアーには,宿泊ホテルのレストランの夕食が1回だけ無料になる権利がついていたので,ホテルの最上階にある壷中天という中華料理に行ってみることにした.
もちろん,料理は指定できないので,決められたコースになる.
こういうコースは一番安っちいコースが出てくるのが相場なので,ぜんぜん期待してなかったんだけど,いい意味で期待外れだった.

中国人のグルメな人から,"中華料理は高級店で安い料理を食べなさい.”というお言葉をちょうだいしたことがある.
なぜかというと,中華料理の命はスープや調味料なんだけど,中華料理のスープや調味料は高い料理でも安い料理でもその店で作った同じものを使うんだそうな.
だから,高級店の安い料理なら上質なスープや調味料が使われたおいしい料理が食べられるちゅうわけ.
なので,大衆的な店で北京ダックとか食べるよりも,高級店でチャーハンや麻婆豆腐と食べる方がいいということになる.

で,今回の壷中天もまさにその言葉通りのお店だった.
安いコースなので高級なものはでてこないけど,味付けは抜群.中華というと濃い味付けを想像するんだけど,上品でそれでいて,一品ずつの個性がある.
残念ながら,量は少しものたりなかったけど,まあ,ツアーにただでついてくるコースに十分な量を求めるのは無理というもの.
あと,ホテルの最上階なので,窓辺の席からの海岸の眺めは最高だった,みたい.残念ながら,窓辺の席はすべて埋まっていた.
彼女と行くときは,かなり前に予約して窓辺の席を指定するべし.
今度また普通のコースを食べにこようと思う店だった.


2日目昼: チャーリー多幸寿

2日目の昼ご飯は,ちょっと趣向を変えてタコスでも食べようかということになった.
なので,前から一度行ってみたかった超有名店のチャーリー多幸寿に行ってみる.
店内はそんなに入りにくい感じではないけれど,実はこの店はファーストフード形式の注文してから席に座るっちゅうタイプのお店.
観光客は入口でまごついてるのですぐわかる.というか自分たちもそうだったけど.
タコスは全部手作りなので,5分ぐらい待った後にタコスが運ばれてくる.
今回は3種類のタコスが全部食べられるセットとドリンクを頼んでみた.

えてしてこういう超有名店は味はたいしたことはないんけど...この店は◎.
日本で食べたことがあるタコスの中では一番おいしい.(ほんとに一番おいしかったのはメキシコで食べたタコス.)
まず,タコスの皮のトルティーヤが固すぎない.日本で食べるやつは,ポテトチップスか!と思うようなやつがあったりするが,ここのは少し弾力があって食べやすいし,いい感じの味である.

また,中の具も本格的でいい.
なんかやたら妙な具を入れる店もあるんだけど,メインの具+キャベツ+チーズという感じ.
具の種類は,ビーフ・チキン・ツナの3種類だけど,僕はチキンが,嫁さんはビーフが一番よかったという感想だった.
そして追加のサルサソースが辛くてなおよし.
日本に入ってきているサルサソースは辛くないやつも多いんだけど,ここのはきちんとピリっとしている.(決して激辛ではない)

値段も高くないので,行ったことのない人はとにかく行ってみるべきやね.
車で行く人は近場の共同駐車場が1時間無料になるからそこに停めたらいいんだけど,なんとも言えない妙な場所にあるので,気になる人は調べてから行った方がいいだろう.


2日目夜: 沖縄厨房 察度

2日目の夜は,沖縄料理を食べようということで,ホテルからタクシーで5分ぐらいのところにある察度という居酒屋に行ってみた. ちなみに,察度というのは宜野湾出身の古代の琉球国王の名前らしい.
とはいえ,店に入ってみると,そんなに格式張った感じの店ではなくきれいな居酒屋さんって感じ.
沖縄の居酒屋によくあるように,入口のところに魚が並べてあるので,ちょいと鑑賞しつつ入店する.
なんかやたらでかい店だけど,お客さんはあんまり入っていなかった.

沖縄料理を食べにきたので,早速,いまいゆ(沖縄の方言で"鮮魚")のバター焼き,やら,グルクンの唐揚げやら,オキナワンプレート(海ぶどうやジーマミー豆腐などの沖縄の珍味がちょこっとずつ7種類載っているプレート)を食べてみる.
どの料理も結構うまくって,フツーの沖縄料理の味がする.
ここまで注文して思ったけど,この店はそんなに高くない.
なんせ,オリオンビールの生が250円!グルクンの唐揚げも580円.
値段からして,超うめ〜というのを期待するのは無理なのはわかったので,この店の名物の豆腐やその他の料理を適当に注文する.

結構アホほど頼んで,支払いは結局2人で7500円ぐらい.安い!(10%引きの割引券を使った.)
どの料理も普通に食べれる味で,値段も良心的なんで,沖縄初体験のグループにはちょうどいいんじゃないだろうか.
ただし,チェーン系の居酒屋に近い雰囲気なので,地元のおばあの味を食べたかったり超高級な味を望む場合は,他の店にする方が無難だろうね.


3日目昼: 嘉手納ロータリードライブイン

前日までの暴飲暴食でかなり胃にきてたので,昼は適当にしようという話になる.
で,適当に走ってた横にあった,嘉手納のロータリードライブインというとこで,軽くお茶でもということになった.

ドライブインのあんまりきれいでない食堂に入ってみると,"沖縄で一番有名なハンバーガー"とのふれこみの入ったジャンボチーズバーガーの写真が.
嫁さんに呆れられつつ,ジャンボチーズバーガーを注文する.(嫁さんはドリンクだけ.)

で,出てきたハンバーガーだけど....でかい.確かに.
食べてみるとハンバーガーだなって味はするけど,ねぇ.
フライドポテトもついててコストパフォーマンスはいいけど,もっとうまくできるんじゃない?って味.
嫁さんに手伝ってもらったけど,疲れた胃では食べきるのは無理だったので,残して退散.ごめんなさい.


3日目夜: 和流ダイニング an-non (あんのん)

さて,メインの3日目の夜のご飯は,外に出るのも面倒なのでホテルの中で食べようか,ということで嫁さんと意見が一致したので,いくつかの候補から,和流ダイニングan-nonを選択.
ここは,ラグナガーデンホテルの中では,和食系だけど沖縄料理もやっとります,という感じのレストラン.
もちろんお値段もそれなり+10%のサービス料をとられる.
でも,ANAカードを持ってると1割引きになるので,それほど心配はいらない.

メニューを見ればわかるけど,単品ばかり頼むとそんなに高いわけじゃない. というわけで,周りの人がコース料理を頼んでいる中で,単品ばかり頼んで居酒屋化してしまった.

味の方は,さすがにホテルのレストランだけあって美味.しかも,もともと和食の店なのでダシがすごくうまい.
ソーメンイリチャー(素麺の炒め物)とか,ゴーヤーチャンプルーとか頼んだけど,もはや沖縄料理と言えないぐらいダシが効いてる.が,めちゃうまである.
島らっきょうも頼んだけど,うまかったなぁ.

そういえば,話は横道にそれるが,沖縄の食べ物屋は海ぶどうを食べるとだいたいその店のレベルがわかると思っている.
レベルの低い店は,海ぶどうが塩辛くパサパサになっている.逆にうまい店は塩加減が絶妙でジューシーな味がする.
この店でも海ぶどうを頼んでみたけれど,もちろんうまい店の海ぶどうだった.

雰囲気の方も,インテリアがなかなか凝ってておしゃれでいい感じ.
接客の人も全員和服で,なかなか高級感あふれてるけど,つかず離れずのいい接客である.
お勧めの泡盛とか聞いてみたけど,こちらの好みを聞いてくれてなかなかいいチョイスをしてくれた.

こんな感じでさんざん食べ散らかしたのだが,お値段は2人で13000円ぐらい.
ホテルのレストランとしては,安い方である.
ここなら,大人同士がちょっとした食事をするには最適だろう.
逆に,大学生が大勢で食べる店でないことは確かである.


4日目昼: 首里そば

沖縄最後の食事は,沖縄そばに決まっていた.
どうせなら評判のいい店に行こうってことで,ガイドブックやインターネットを駆使した結果,首里城近くの首里そばに行ってみることにする.
この店は,開店と同時に混むって話だったので,20分前にはお店について並んで開店を待った.

ちなみに,近場にある首里城は観光名所としていつもかなり混んでるけど,再建された城なので,あんまり感動しない.
札幌時計台,高知はりまや橋と並ぶ,日本三大がっかり名所の一つに数えられるのもうなずける.

で,首里そばだけど,食べてみた感想は,
"上品なスープでおいしい"
という感想だけ.
スープは魚系のだしがメイン,というかそれだけかなぁ?もちろん化学調味料とかは使ってないと思う.
麺は沖縄そば独特のぼそぼそとした感じ.
そばとして考えると上品なだしでうまいんだけど....これが沖縄を代表するそばの味なのか?
そうだとすると,"沖縄そば≒麺が細くてぼそぼそしたうどん"と考えるのが正解なのかなぁ.
少なくとも,"沖縄そば≠ラーメン"ってのは確かだね.
個人的にはもう少しこってりした味を期待してたので,もう一度食べにこようという気にはならなかった.


というわけで,沖縄食い倒れ生活は,軽度の胃もたれと更なるメタボリック化を残して終了した.
今度来るときは,もう少し地元密着型の居酒屋にも行ってみよう.

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