2007年12月4日火曜日

出張 in 台湾

台湾に一緒に行きたいワン.

と,うちの犬が行ってたかどうか知らないけれど,久しぶりの海外出張で,台湾に行くはめになった.
まあ,メインの仕事は一緒に行く若い衆にまかせるので,気は結構楽ではあったのだが.

実は台湾に行くのは初めてだったのだが,忙しかったせいもあって,今回はほとんどガイドブックも読まず,交通機関だけ調べていきなり台湾に飛ぶことになった.
もちろん,中国語なんてぜんぜん覚えてないし.

しかし,結論から言ってしまえば,台湾って日本人が一番楽に旅行できる国じゃないだろか.
かなりのホテルで日本語は通じる.通じないホテルも英語ならOKだったりする.
お土産やレストランも,有名なところはほとんど日本語でいける.
食事は,基本的に薄味の中華料理なので,日本人好み.
交通機関も台北の地下鉄や台湾新幹線は日本とほとんど同じなんで,一回慣れてしまえば,自由に移動ができる.

台湾と似たような環境にあるのが韓国(ソウル)だけど,なぜか雰囲気が少し違う気がする.
韓国は,日本人に対して親切な人もいるけど,そうでない人もかなり多い.
それに対して,台湾はかなり親日的な感じがする.
日本軍が立てた古い建物が,名所旧跡として数多くそのまま残されているのも,その表れじゃないだろうか.

あと,台湾人の感覚は日本人にかなり近いので,とまどうことが少ない.
ここでいう感覚とは,時間を守るっていう感覚だったり,細かいところに気を配るっていう感覚だったり.
大雑把な感覚のアメリカでは頭に来ることも多いけど,今回はほとんど違和感がなかった.

さて,備忘録なので、いくつか記録を残しておくと,今回メインで泊まったホテルは,新竹(シンチュー)というところにある,煙波大飯店
いろんな国から人が来る会場だったので,もちろん洋風の普通のシティホテル.
従業員の人は日本語は挨拶ぐらいしかできないみたいだけど,英語はかなり通じる.

そういえば,このホテルでびっくりしたのが,なぜか部屋がスイートだったこと.
外国客優先と肩書きで部屋の割り当てをしたみたいだけど,部屋はばかみたいに広くてまったく快適だった.
ただし,一緒に行った若い衆の部屋は普通のツインルームで,とりたてて取り上げるほどのことはなし.

しかし困ったのは,ホテル周辺の歩いて行ける場所には,コンビニ1件しかない.
おそらく,あまり外国客をうろつかせたくないんだろうけど,歩いてみたがりの人間にとってみればかなり残念.
もう1つ残念だったのが,朝食,昼食,夕食が全部ホテルでの食事だったこと.
仕事関連で全部準備されてたんだけど,食べ歩きもできなくて,ちょっとマンネリ化した.
確かに,バンケットという夕食会の食事はすごかったけど,かなり台湾風の料理で,あまりみんな食べれられなかった.

そういえば,初日の夕食だけは仕事関連の食事はついてなくて,ホテルのバイキングで食事.
台湾のバイキングは少しかわってて,普通のバイキングみたいに自分で食事をとるのももちろんあるんだけど,テーブル番号の書いてあるクリップがテーブルの上に置かれていて,それを好きな食材の前の箱に入れると,その食材を調理して持ってきてくれる.
いわゆるオーダーバイキングやね.
それに気がつくのが遅くて,気がついたときにはかなり満腹.
最後に子持ちの蒸しワタリガニを頼んだけど,これは絶品.
隣の台湾人をみたら,このワタリガニばっかり食べてる.
やはりそうやって頼むのが正解だったか,と悔やむ.

そんなこんなで,ホテルで3日間はちゃんと仕事をして,最終日は台北に移動.
台北のホテルは,天成大飯店
ホテルのフロントの人はほとんど日本語をしゃべるので,チェックインも楽々.
台北駅からもすぐなので,旅行者には便利.
まあ,部屋も普通のビジネスホテルって感じで,宿泊するにはなんの問題もない.

台北では,いくつか歩き回ったからそれを記録しておこうか.

昼食は,小龍包が有名だということで,京鼎楼という店に行ってみる.
食事時は日本人率が7〜8割とかで,もちろん日本語で注文できる.
小龍包と空心菜の炒め物,酸辣湯等をみんなで注文.
でてきたやつは,うまい,んだけど,えらくあっさりしてるね.
小龍包が一番あっさりしてて,これならいくらでも食べられる.が,おいしい小龍包っていうのは,もう少しこってりとした肉汁の味がするはず.
これなら,東京は浜松町の新亜飯店の方がうまい気がするのだが.
(値段はこちらの方が半額ぐらいだから,比較しちゃいかんのだろうけど.)

他の料理もうまいけど,日本人の口に合わせ過ぎてることはないのかなぁ?
どれも日本で食べるような味で,なんか肩すかしをくった感じだった.

昼食の後は,世界3大博物館の1つである故宮博物院とか,世界一高いビルである台北101(イーリンイン)に登ったりなどするが,まあ普通の博物館とビルやね.
いったんホテルに戻って,有名な士林夜市にも行ってみるけど,アメ横みたいなもんかな.
なにせ,海外にいるという感じがしなくて,あまり驚きはなし.
次の日には,これも定番の台湾民主記念館にも行ったけど,海外からの賓客が来るとかで,封鎖されてて中にはいれんかった.残念.

台北の夕食は,日本人観光客が多く利用するらしい梅子という店に行ってみる.
金曜の夜なのに,かなりがらがら.さては外したかと不安がよぎる.
ここの店は,日本語のメニューがあるんだけど,どうもそのメニューは日本人好みで高い料理だけ載せてるらしい.
まあ,高いっていってもたがかしれてるし,そのメニューだけでも選ぶのに苦労するぐらい数が多いからいいんだけど.
ここでは,名物の蒸ガニが味のついた米に乗ってるやつや,空心菜の炒め物などをはじめとして大量に注文する.
ここも出てくる料理はどれもおいしい.が,うめ〜,って飛び上がるほどではない.
小龍包の店もそうだけど,日本人観光客が行く店は,どこも日本人向けに味を作り過ぎてるんじゃないだろうか.
それともこれが台湾の味付けなのか.
最後までそれはわからなかった.
ただし,満腹になるまで食べてさんざんビールやら紹興酒やら飲み散らかしたけど,お勘定は一人5000円程度.
食事の物価が安いことだけは間違いない!

そんなこんなで,翌日は台湾新幹線+バスで空港まで行って,出張はおしまい.
福岡から2時間でこれるし,ちょこっと遊びに来るにはすごくいい国なんじゃないかと思う.
観光するとこはあまりないけど,飯がうまくて安いのはゆるぎようのない事実だし,デパートの地下食料品売り場でも,食材は安い.
なので,ちょっとうまい中華料理が食べたいな,ぐらいの雰囲気で台湾に来るとちょうどいいんじゃないだろか.
ただし,今度観光で来るときは,食事は地元の人が行く店ばっかりにいってみよう,と心に決めているのであった.

0 件のコメント: