2008年9月18日木曜日

てげてげ宮崎旅行

てげてげ,ちゅうのは,宮崎の方言で「適当に」ぐらいの意味らしい.

とはいっても,方言らしい方言は聞かなかった2泊3日の宮崎旅行だった.
鹿児島に行ったときはイントネーションから全然おかしいと感じたんだけど,この辺が薩摩との違いかなぁ?

さて話を最初から始めると,職場の慰安旅行みたいな感じで,初宮崎旅行に行くことになった.
が,前日の天気予報を見ると,「強い雨」.つまり折しも台風13号が宮崎を直撃する日が出発日だった.

おい,ほんとにこんな日に宮崎に行くのか?と思いながらも,出発.
初日は霧島でも行ってみるかと思っていたのだが,まあ,いけないわけですよ,あたりまえのように.
九州自動車道のえびのJCTを過ぎたあたりから,雨は本格化.
ザーザー,なんてレベルではなくて,バケツをひっくり返した,でも足りなくて,消防車の放水を受けている感じ.
久しぶりにワイパーを最高速度まで動かしたりしてみるが,ぜんぜん効果なし.
他にも走ってる車はいるけど,だいたい50km/hぐらいしか出せなかった.
そんな中でもさすがのデュアリスは,安定して走行できていた.やっぱり車を変えてよかった.
ちなみに,高速で事故って大破している車もあったけど,大丈夫だったんだろうか.

とりあえず,景色を見る間もなく,一直線に宿泊ホテルである,コテージヒムカに向かう.
このコテージヒムカは,シーガイアの系列ホテルなのに,宿泊代金がなぜか格安.
予約したプランでは,8人部屋は一人一泊2500円(食事なし).どこの安宿だ?
しかもコテージスタイルなので,8人部屋と4人部屋があるが,食器や調理器具,冷蔵庫等も一通りそろっている.
部屋の中に入ってみると,8人部屋はきちんとベッドが8つあり,しかもかなりきれい.
近年まれにみるコストパフォーマンスのよい宿泊施設である.
大勢で泊まる,という条件なら,自分の中ではベストホテルと言ってもいいだろう.

さて,1日目の食事は部屋でカレーを作るという話だったので,近くのイオンモール宮崎に向かう.
ただし,あいかわらずの豪雨で,駐車場からモールに入るだけで,ぐしょぐしょ.
100円ショップで傘を買おうとしたら,売り切れだし.
ひどい目にあいながらも,とりあえずカレーの材料だけ買って帰ってきた.

この後,ボーリングに行ってた組と合流して,3班に分かれてカレー作り.
できあがったカレーの味は...まあ,あまり言及しないでおこうか.
とりあえず,雨で外に出れないので,食後はトランプや,ま,のつくゲームなどで一夜を過ごした.


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2日目は,前日とうって変わって晴天.台風一過ってやつだろう.
さて出かけようかと思うが,前夜の大はしゃぎで昼まで若者が起きてこず.
そんなんでは社会人になれないぞ.

寝ている人間はほっておいて,松泉宮という温泉に行ってみる.
この温泉は,シーガイアのシェラトンの横にある結構高めの温泉施設である.
とりあえず,シェラトンについて...入口はどこだ?
なんと,温泉に入るのにシェラトンの中をぐるぐるとドラクエのように団体で探検するはめになった.
入口ぐらいわかりやすいとこに作った方がいいと思うぞ.

この温泉には,貸し切り湯と「新月」と「月読」という2種類の浴場がある.
一番安い「月読」という浴場に入りにきたのだが,なんと,前日の台風の影響でclosedになっているらしい.
そのかわり,「新月」に「月読」の値段で入らせてくれるとのこと.
これはラッキー.

というわけで,宿泊者割引もあり,1000円で「新月」なる浴場に入ってみる.
普通に入ると2500円の入浴料を取るだけのことはあり,アメニティや家具はセンスのいい物を使っている.
肝心のお風呂は...まあ普通だねぇ.
全員の一致した意見では,「2500円の価値はない」ということだった.
今度来る機会があったら「月読」に入ってみることにしよう.

さて,この日は3班ぐらいに別れて観光という話になる.
うちの班は,都井岬までいっちゃるぜ〜,というノリで出かけたのだが,カーナビに目的地をセットした時点で,ちょっと時間的に無理臭いことがわかって,テンションダウン.
おまけに国道220号線が台風による土砂崩れで通れなくなってるらしく,なんと日南海岸も行けないらしい.
モアイに会うために,わざわざ宮崎に来たのにな〜.残念.

とりあえず,道の駅フェニックスまで行って,名物のエビソフトクリームを食べる.
一言いっていいですか.まず〜い.二度と食べないリストに追加.
他の班と合流し,昼食もここで食べることになったので,冷や汁定食なるものを注文する.
宮崎名物の冷や汁は初めて食べたけど,まあ,冷やし味噌茶漬けって感じで,それほどたいそうな感じのするものではなかった.

ここからは,引き返して青島に向かう.
青島神社まで歩いて行ったが,ここの海岸はなかなか楽しいね.
時間があれば,1時間ぐらいずっと海を眺めていたかった.

後はすることがなかったので,観光名所になっているらしい宮崎県庁に移動.
大型の観光バスが,どん,どん,という感じで止まってて,ほんとうに観光名所になっていると実感.
今回の旅行で,平日にもかかわらず,宮崎で一番人がいた場所じゃないだろうか.
県庁横のみやざき物産館は,夕方のデパ地下を彷彿とさせる込み具合.
宮崎名物が一通りそろってるし,公務員とおぼしき売り子さんが丁寧に説明してくれるので,お土産購入にはもってこいだね.
焼酎や宮崎地鶏などを購入して退散する.

そろそろ夕方になってきていたが,最後に,ということで,平和台公園という公園に向かう.
でっかくそびえ立つ平和の棟や,埴輪だらけのはにわ園なるものを散策して終了.
しかし,なぜ埴輪?日南海岸のモアイ像といい,宮崎にはよその建造物を持ってくるのが好きな人がいるんだろうか.

この日の夕食は,宮崎のガイドブックには必ず載っているといっても過言ではない,ぐんけいという居酒屋.
タクシーの運転手さんは予約がないと入れないでしょうねと言っていたが,前日から予約してたのでなんとかOK.
で,このお店はみやざき地頭鶏(じとっこ)が有名なので,もも焼きを中心に大量に頼む.
いや,僕が頼んだわけじゃなくて,みんなが勝手に頼みまくっていた.

さて,肝心の味の方であるが...あれ鶏肉がやわらかい?
宮崎風の黒く焼いた地鶏は実は大好物で,博多にあるぢどり家には何度も通ったのだが,ここの地鶏は結構固い.固いけどうまい.
なので,"黒く焼いた地鶏=固い"という意識があったのだが,ここの地鶏は普通の鶏肉並みにやわからい.
おまけに,あまり炭の香りもついておらず,なんか普通過ぎて,これが宮崎地鶏?という感想である.

なんかケチをつけてるみたいだけど,もも焼きも味自体は非常においしい.
というか,さすが有名店だけあって,出てくる料理はすべてうまかった.
ただ,雰囲気が普通の居酒屋さんっぽかったので,いかにも宮崎って感じではなかったね.
福岡の大名あたりの人気居酒屋で食事してるみたいな錯覚に陥りそうだった.
まあ,シーガイア周辺に泊まって外に食べにでる場合は,タクシーで1500円ぐらいでこれるので,お勧めの店の一つにはなるだろう.

この辺りはまだあまり酔ってなかったのでもう一件と思ったが,周辺の店がわからなかったので,シェラトンの42Fのバーに行ってみることにする.
が,全員が行くというので少し焦る.
とりあえず一杯だけで出てきたが,全員で行くなら別の店がよかったな.ちょいと余計だった.

シェラトンを出た後は,コテージヒムカまで数人と30分程歩いて帰った.
砂浜を歩いて夜の打ち寄せる波を眺めてみたかっただけなのだが,なぜか砂浜に出る道がわからない.
しょうがないので,遊歩道みたいなところを歩いたが,おかげでペースが上がって,酔いがすっかりさめてしまった.

コテージに帰った後は,いつものペース.
寝たのは2時ぐらいだったか.

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3日目は,さすがにみんな疲れているようだったので,ほとんど直帰.
ただし,1日目に行けなかった都城の霧島ファクトリーガーデンというところに,焼酎工場の見学に行く.
なぜか,ビール工場とかあるとすぐに見学に行ってしまう癖があるのだ.
この日見た焼酎工場は,ビール工場に比べると小規模だったけど,その分まじかに工程が見れるので,なかなかお勧めである.
ただし,工場内のアルコール臭?酵母臭?がかなり強烈なので,二日酔いの人は行ってはいけません.
この日も二日酔いのメンバーがいたが,工場見学には参加せずに,庭のベンチの上でオブジェのように固まっていた.

この後は,九州道をひたすら走って帰宅した.

宮崎は車で3時間半ぐらいだったが,思ってたより近いという印象.
回れなかったところも多かったので,もう1度じっくりいろんなところを廻りに行きたい.
今度は宮崎市内に宿泊して,日南海岸から都井岬までをじっくりドライブしようと考えているのであった.

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