2008年10月24日金曜日

飲み会 in 博多

昔は,よく博多や天神で飲んだものである.

福岡に引っ越してきてまず最初にやらなければならなかったことが,飲み屋さんの開拓.
なぜって,関東や関西から来るお客さんを連れて行く接待用の飲み屋を調べておかなければならなかった.
というのが建前で,おいしいものの少ない関西からうまいものだらけの福岡に引っ越してきて,食べ物のうまさに逆上してよく繰り出していたのであった.

だだし,それも昔.
結婚した今となっては,博多や天神に飲みに行くことは,特別な用事でもなければ皆無といってもいいぐらいになってしまった.

そんなこんなで一抹の寂しさを感じていたのだが,久しぶりに博多での飲み会の企画があったので,のこのこと行ってきた.
まあ,この企画は,別の飲み会のときに,久しぶりにあった会社人に「ひさしぶりに博多で飲み会でもしたいんだど〜」と言って,無理に企画してもらったもの.
企画者に感謝である.

さて,そんなこんなで連れてってもらったのは,博多の暖炭というお店.
もちろん,企画してもらった飲み会なので行ったことも聞いたこともなし.
ホームページを見ると,ブロガー割引とか出張者割引とかいろんなことをやっているお店である.

店に入ると店長らしい人に,この店の人気メニューセットはどう?,と聞かれるので,そのセットを注文.
が,まず出てきたのは,炭火のコンロである.
この上に出てくる材料を乗せて焼けというタイプの居酒屋なのだった.
実は,焼肉や以外で,このタイプの居酒屋であたりだったことはあまりない.
なんか,自分で作るのが面倒だから客にまかせてしまえ,みたいな感じがしてあまり好みではない.
やっぱり居酒屋は,家庭ではできないような工夫を凝らした料理を食べるからいいんだよね,と思う.

最初に出てきたのはマグロの中トロで,これをあぶって食べる.
なぜに博多でマグロ?
前から思っているのだが,博多でマグロを出す店はあまり信用がならない.
なぜなら,近海でうまい魚がアホほどとれるのに,わざわざ遠くでとれたマグロを食べなきゃいけないんだ,と.
今はやりの地産地消じゃないけれど,安くてうまい料理を出すには,その地方のうまいものをシンプルな調理で出すのがベストな選択だと思う.

ちなみに,個人的な意見としては,マグロは東京で食べるに限る.
東京にはマグロを食べる文化が昔からあるので,ひょいと入った居酒屋にもうまいマグロがそろっている.
不意に大トロなど食べると,あまりのうまさにしばし愕然としてしまうこともある.
が,博多ではそんなマグロにあたったことはなし.
まあ,逆に博多では魚は近海物に限るのである..

という感じで,まあ,博多にしては普通の居酒屋さんだった.
そういえば,「厳選☆地鶏もも肉炭火塩焼き」なるメニューもあり,地鶏フリークとして注文したが,これは期待はずれ.
その辺のスーパーの鶏肉をグリルで焼いたような感じがする.
炭火で焼いてるんだろうけど,宮崎に行って焼き方を勉強すべし.

そんなこんなで食べてると,他のみんなも次行きましょか,という感じになったので,次のお店へ.
先ほどの地鶏の炭火焼きにフラストレーションが溜ったらしく,おいしい地鶏が食べたくなって,いつものぢどり家に行く.
ここの地鶏のもも焼きは,あいかわらずうめ〜,であった.

と,この辺りから記憶があやしいな.
年は取りたくないもんだ.

で,ふと気がつくともう12時半.
じゃあお開きにということになって,博多駅辺りまで見送ってもらったのだが,会社員のみんなは電車もないのにどうやって帰ったのだろうか?
ひさしぶりに楽しい飲み会だった.

そういえば,この日泊まったのは,博多グリーンホテル1号館.
じゃらんのポイントが溜っていたので無料で宿泊する.
初めて泊まったけど館内や部屋は普通のビジネスホテルで,特に気になるところもいいところもなし.
ただし,このホテルの特徴はチェックアウトが12時なところで,これは飲みに行くときのホテルとしては重要なポイントだろう.
普通でも5000円ぐらいで泊まれるので,部屋に長時間滞在することのない出張族にはお勧めである.

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