2008年10月12日日曜日

英彦山日帰りドライブ

あの曲は「クラリネットポルカ」っちゅう曲だったのか.

昔々,といっても十数年前の話だけど,伊東四朗が司会をしていた「ザ・チャンス!」というクイズ番組があったそうな.
その番組の中で,回答者が値段を答えて,その値段の分だけ登山者の格好をした人形が山を登って行くというコーナーがあった.
そのコーナーで,人形が山を登るときにかかる音楽が,やたらとハイテンションなヨーデルだったんだけど,「クラリネットポルカ」というポーランド民謡だそうな.

youtubeにうまい演奏があったので張っておこう.




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さて,訳の分からんネタは横においといて,最初から話を始めることにする.

昨年の10月は仕事がアホほど忙しかったのだが,今年はなぜか結構暇なので普通に休日が取れた.
で,「10月の3連休は1日英彦山に行きたい」という嫁さんからの要望により,英彦山日帰りドライブに行くことになった.

実は以前英彦山の非常に近くのしゃくなげ荘というところまで温泉に入りに行ったことはあったのだが,英彦山には登ったことはなかった.
英彦山は日本三大修験道の山の一つで,昔は山伏の修験道場として使われていたらしい.
現在は,山頂に英彦山神宮があるだけであるが,紅葉等がすばらしいらしく,観光地の一つになっている.

この英彦山は,修験道の道場らしく神宮までの階段はかなりきつく,神宮までたどり着くのは結構大変だった.
ところが,3年前に階段の部分を全部すっ飛ばすことができるスロープカーができたので,誰でもほいほいと登って行ける様になったそうな.

というわけで,英彦山までドライブに来て,このスロープカーに乗っているときに,頭の中にふと浮かんできた音楽が,「クラリネットポルカ」という訳なのだった.
あの山登りの人形ぐらいゆっくりと進むスロープカーだったけど,なかなか快適である.

山頂に着くと重要文化財になっているらしい英彦山神宮の奉幣殿があるが,まあそれだけである.
ただ,空気はおいしく,なんかすがすがしい気分になる.
龍神の口から出ているわき水も非常においしく,なかなかリフレッシュできるような気がする.

そこから2時間半ぐらい山道を登って行くと上宮という頂上に着くらしいが,もちろんそんな元気はなし.
ただし,帰りはスロープカーに乗らずに階段を歩いて下りた.
最後の方は,ヒサがくすくす笑っていたけどね.

階段を下りたあとは,車で高住神社の方にいく.
こちらの神社はほとんど人がいなかったが,神牛の像などあり,なかなか落ち着けていい場所だった.

そういえば,この英彦山ドライブの途中で昼飯に立ち寄ったのが,多加蔵という地鶏屋さん.
地鶏定食を頼んでみると,鶏肉は固すぎず柔らかすぎずちょうどいい感じ.量も結構ある.
味付けは主に塩で食べるけど,これがまたよし.
炭火焼なので,地鶏の皮が香ばしく黒く焼けて最高である.

一緒にでてくるご飯も漬け物もうまい.
今回は外で食べたけど,その雰囲気もなかなかよい.
まあ,久しぶりに地鶏でも食べるか,という程度のノリで入ったのだが,久しぶりにヒットの地鶏屋さんではないだろうか.
ただし,地鶏飯が売り切れなのは残念であった.

このお店の大将は結構話し好きの人で,脱サラした話や車の話など,とりとめのない話をした.
九重の夢吊り大橋ができていらい小石原への観光客の人が減ったと嘆いていたから,小石原へ遊びに行った人はぜひどうぞ.

後は,帰りに道の駅ひこさんによって帰る.
九州には道の駅がかなりたくさんあるが,ここの道の駅もかなり大きくて繁盛しているようである.
寄った時間が夕方6時ぐらいでほとんどの野菜は売り切れてしまっていた.残念.

というわけで,英彦山日帰りドライブは終了.
飛行機で行く北海道や,温泉旅館もいいけれど,たまには日帰りドライブも気軽でいいもんだな,と,再認識したのであった.

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