2008年3月19日水曜日

アメリカ出張

最近,どうもアメリカがよくない.

といっても,アメリカの政治が,とか,経済が,とかいう話じゃなくて,アメリカ旅行がおもしろくない.

海外旅行は,最初はどこに行ってもおもしろいんだけど,だんだん新鮮味がなくなってくると,好き嫌いが出てくる.
そのなかで,アメリカは....楽しくないなぁ.

まず,歴史がない.
歴史がないということは,名所旧跡がない.
旅行の醍醐味の1つは,美しい景色や歴史的建造物を眺めることだと思うんだけど,アメリカにはあまりそういった観光地はない.
なんでもアメリカでは100年ぐらい経ったら歴史的建造物扱いで,普通は50年ぐらい経ったらSclap and Buildの対象になるらしい.

次に,車社会.
基本的に,アメリカ人はどこに行くにも車.
なので,徒歩の旅行者はちょっと外れたとこにいくと,でっかい車道しかなくておちおち散歩もできやしない.
そういえば,アメリカの大きな道路には歩道がない.
高速道路以外のほとんどの道路に歩道がある日本とはえらい違いである.
とにかく,徒歩と公共交通機関の移動だけではかなり限界を感じてしまう.

そして何より一番の欠点は...飯がまずい.
ハンバーガーやサンドイッチなんかのファーストフードは,日本よりレベルが高いと思う.
ただし,夕食でちょっとおいしいものを食べようと思っても,いわゆるアメリカ食にはそそられる食べ物がない.
ちょっと高い料理だと,ステーキとかグリルドシーフードぐらいしかない.
この辺の食べ物は,味付けに深みがない上に,どの店も同じ調理法のワンパターン.
おまけにカロリー高いし.
おかげで,最近はアメリカに行っても,スーパーの寿司,とか,ファーストフード中華とかばかり食べているのである.

前置きが長くなってきたけど,今回のアメリカ出張は3月19日からの5日間で,Pennsylvania州の田舎町に視察っちゅうやつに行ってきた.
忙しかったので行きたくなかったんだけど,仕事だからしょうがない.

行きの飛行機はANA.
福岡から成田に着いてワシントン行きの搭乗口に行くと,なんとビジネスにアップグレード.
久々のビジネスで食事を堪能しながら,快適な空の旅を満喫.
ちなみに,今回は仕事で4人組だったけど,なぜか予約は別々.
なので,一人客としてアップグレードされたらしい.
この辺りまではよかったんだよな.

ワシントンからは乗り継ぎの飛行機に乗って目的地に到着.
何もない.
空港は対馬空港みたい.
食事でもと思うがたいした店がないので,ホテルに直行.
この日は,昼ご飯にsubwayを食べて,晩飯もよくわからないメキシコ料理のファーストフード.
まあ,うまくもないけどまずくもないという感じである.

次の日は一日お仕事.
昼飯は訪問先の食堂で,SUSHIとGreen Teaを見つけたので購入.
アボカドとかエビとかを巻いたカルフォルニアロールというやつである.
味は対しておいしくないけど,醤油の風味がよい.
晩飯は結構高そうなレストランで,グリルドシーフードを食べたけど,まあ,普通.
そりゃ,エビとかを塩で炒めただけだからなぁ.

この食事のときに,アメリカ滞在が長かった人が.ぽつりと言った一言.
「アメリカでは,何も味付けしてない料理が一番おいしいんだよなぁ.」
その場にいた全員で,深く納得する.

そういえば,この店には生のGuinness(黒ビール)があった.
とりあえず,アメリカの薄いビール以外があって,唯一の救いである.

次の日はなぜか一日休日.
前日にどこか観光に行こうかとか行ってたのだが,なんと朝から雪.
道路はかなりつもってて,徒歩で歩くのはかなり困難.
観光はあえなくキャンセルになり,ホテルで1日缶詰になるはめになった.
ついてない.

ま,こういうこともあろうかと,今回の旅行は,日本から仕事と本とDVDを持参してきていた.
午前中に仕事を済ませて,昼は街をぶらぶらと散歩.
午後からは本とDVDを見てると,気がついたらもう夕方である.

最近気がついたんだが,海外旅行におけるDVDの時間潰し力はかなり高い.
本だと読んでみるまで面白いかどうかわからないことが多く,読み始めてもつまらなくて途中止めになることが多いけど,DVDはだいたい内容がわかってるので,そんなことはまずない.
しかも,映画とかだと2時間ぐらい時間がつぶせる.
これからはDVDドライブのついたノートパソコンが必須だな.

現地最終日ということで,夕食は地元の良さげなレストランへ行く.
せっかくアメリカに来たからということで,3000円ぐらいのステーキにしたけど...やっぱり止めとけばよかったと後悔.
肉はそんなに固くないけど,あまり味がない.
日本のスーパーで1000円で買ってきて,自分で焼いた肉の方が全然いいだろうな,という雰囲気である.

次の日は,早朝にホテルを出発し,ローカル空港からワシントンに戻り,一路日本へ,といきたいところだったけど,ワシントン空港で問題発生.
帰りの便はUnitedだったのだが,機材の不具合で3時間遅れで出発とのこと.
そんなことされたら成田の乗り継ぎに間に合わん〜
という訳で,予約はANAを通してだったので,ANA便に変えてもらおうとみんなでANAのカウンターに行くが,予約はUnited便なので,Unitedのカウンターで変更してもらってくれとのこと.
え〜,ターミナル違うじゃないか.

時間もなかったので,ターミナル間の地下通路を移動してメインターミナルに行ったら,あら,カウンターがない?
ANA便の出発時間まで時間がなかったので,ダッシュでUnitedの出発ターミナルに移動.
が,搭乗口に行ったら,Customer counterに行けというので,counterに行ったら長蛇の列.
このあたりで成田行きのANA便は時間切れ.
成田発福岡行きのANA便は1日1便しかなく,羽田発にも間に合わないので東京一泊か?と半ば諦める.

30分程ならんでcounterの係員にチケットを見せてなんとかしろと言ったら,成田発の便をANAからJALに変更するとのこと.
なんだアラインアンスを超えてそんな予約変更ができるのか?と思いつつ,とりあえず,同日で福岡に帰れるので一安心,である.

帰りのUnited便は,やっぱりANAに比べると劣悪.
映画はオンデマンドじゃないしおもしろいのやってない,食事もおいしくないし.
などとぶつぶつ言いつつ13時間の我慢で成田に到着し,福岡便に乗り換えて帰途についた.

そういえば,最近気になるのが時差ぼけが3日後ぐらいからひどくなること.
今回も帰国後次の日とかはあまり時差ぼけを感じなかったが,3日後ぐらいになると昼間が眠くて眠くてしかたがなかった.
まあ,疲労がそのころに一気にくるんだろうと思うけど.

もう当分アメリカは行かなくてもいいなぁ.と,思いつつ,7月にはまたラスベガスに行く予定が入ってしまっているのであった.

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