2010年7月11日日曜日

MGM Grand(ラスベガス出張)

円高である.

8月現在で$1=86円近辺をうろうろしている.
昨年の同じ時期の資料を見ると$1=96円程度.
1年で10%程円高になっている.
一昨年は$1=110円ぐらいだったんで,それから比べるとすごい円高だ.

何がいいたいかというと,最近毎年恒例のラスベガス出張で,ホテルの料金がすごいことになっている.
アメリカのホテルの部屋はツインの部屋が普通だが,ラスベガスの中心部の少し古いホテル(例えばImperial palace)だと,2人で泊まって1泊3000円なんてのがごろごろしている.
一人1泊1500円?
泊まってみるとわかるが,ごく普通のホテルである.

さて,今回のラスベガス出張で宿泊したのは,泣く子も黙るMGM Grand.
部屋数では世界2位らしいが,総合的な規模では世界1位の世界最大のホテルである.

当初は昨年も泊まったPlanet Hollywoodを予定していたのだが,ホテルのホームページをチェックしていると,MGM Grandの3 days saleが目にとまった.
なんと,MGM Grandの通常の部屋が1泊$55.日本円で5000円!
しかも,Bungalow suiteなるスイートの部屋が一日5$アップで宿泊可能!?
というわけで,面倒な事務手続きもなんのそので,Planet HollywoodからMGM Grandへすべての予約を変更したのだった.

ホテルの感想を先に書いておくと,泊まったのはもちろん,Bungalow suite.
金額だけなら,日本の普通のビジネスホテルと同じ金額である.
部屋は.....広い,ただ,ひたすらに.
が,それだけ.
テレビはブラウン管のやつが2つ.
ベッド前に1つとソファー前に1つあるが,ソファー前のテレビは最後まで電源を入れることがなかった.
調度品もごく普通で,高級感はまるでなし.
ベッドはでかいやつが2つあるが,まあ,それだけである.
スイートになってもラスベガスでは冷蔵庫がないのは当たり前らしく,これは相変わらず不便やね.

シャワーブースとバスタブは別々になっているのだが,シャワーブースの湯温はぜんぜん熱くならない.
バスタブの方のシャワーは少しは熱くなるけど,温度調節が難しい.
なんの条件でいきなり熱くなるのか...最後までよくわからなかった.
しょうがないので,シャワーブースは使用不可にして,バスタブのシャワーで毎日格闘するはめになった.

こんな感じで,広い以外に全くメリットのないMGM Grandのスイートだった.
これは,MGM Grand全体の宿泊した感想でもあって,部屋からストリップまでかなり遠いし,館内に簡単な買い物ができるとこが少ないし,あまりいいことがない.
昨年泊まったPlanet Hollywoodの方が,部屋の高級感もあり,ストリップやベラージオにも近く,ABCストアが館内にあるので,何かと便利なのは間違いない.
というわけで,来年以降はMGMはパスという結論に落ち着くのだった.


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さてそれでは,備忘録なので時系列順に全旅程を記録しておこうか.
ただし,今回は,日本に帰ってからのスケジュールがハードだったので,ラスベガスでの行動はおとなしめである.


1日目:

福岡空港に全6人のメンバーで集合して,成田へ移動.
成田からはユナイテッドでサンフランシスコへ.
このユナイテッドのひどさは,前回の備忘録で書いた通りである.

サンフランシスコで4時間ほどトランジットの後,特に問題もなくラスベガスへ.
MGM Grandは空港から近いので,さっさと移動できたのはよかった.

MGMにチェックイン後は,ルクソール辺りをちょろっと見学してMGM近くのフードコートで夕食.
"chili mania"とかいう名前のくせにぜんぜん辛くないハンバーガーのセットだったが,塩辛いチーズが大量にかかったフライドポテトが出てくる.
ちょっと全く食べれないので,2,3本食べて同行の若い衆に食べてもらう.
ちなみに,このパターンは,今回の旅行では何度となく繰り返されるのであった.

この日は,時差の修正のためにも,睡眠導入剤を飲んで早めに就寝.


2日目:

7時頃に目覚ましで目を覚ますが,睡眠導入剤のおかげか,ぐっすり寝た雰囲気である.
ちなみに,例のごとく,寝るときは部屋のエアコンはOFFにしてある.
外気温は35度ぐらいになっているが,他の部屋が冷房しているので,それで十分涼しい.
ずっとつけておくと,ほぼ100%の確率でノドをやられてしまうのである.

この日は朝から昼までMonte carloでお仕事.
仕事場は冷房ががんがん効いているので,もちろん長袖長ズボンである.
仕事終了後はそのまま,Monte carloのBuffetへ.
何回か来てるが値段相応の味で,同行者にもなかなか好評だった.

そういえば,ここで携帯電話を紛失する同行者が発生.
拾った物を届けてくれる国民性ではないので,早めに回線を止める方がいいと思ってたら,なぜか実家に電話して回線を止めてもらったようである.

午後はラスベガスのストリップを練り歩く.
バスで北上してファッションショーを一回りした後,南下してフォーラムショップスをぐるぐる.
最後はベラージオの噴水で終了.
こう書くと簡単に見えるが,最後の辺りではうちの若い衆が,
「足がもう限界です...」
と音を上げていた.
そりゃまそうだろうね.
1週間分ぐらいの距離を半日で歩いたっちゅう感じだからね.
こちらは,毎日の犬の散歩で慣れてるからこれぐらいの距離はたいしたことはない.

この日の夜は,何度か来ているHooters
黒人の陽気なおねいちゃんが担当になってなかなか過ごしやすい.
が,前回同様この日も被害者が出現.
多分揚げ物中心の食事になってしまい,油があんまりよくないので,内臓が疲れてるとそうなると思うのだが,食事終了後にそのままトイレに直行し,しばらく出てこず.
だからね〜アメリカではサラダばかり食べた方がいいと思うよ.


3日目:

この日の午前中はみんな疲れてるだろうということで,自由行動.
が,10時前にMGMのでかいプールに行くと,すでに若い衆2名がスタンバっているのだった.
何を待っているかというと,MGM名物の超でかい流れるプール.
いつも流れているわけではなくて,決まった時間にしか流れないらしい.
この日は,10時からだったのでそれを待ってたわけですな.

この流れるプールを初体験してみましたが,おおお,これはなかなかいいんじゃなかろうか.
しかし,長かったね.
1周15分ぐらいかかるかも.
ぜひ浮き輪が欲しいところだった.

さてこの日の午後は,ショッピングタイム.
タウンスクエアというとこにバスで行こうとするが,バスが停留所を通り過ぎ,ラスベガスアウトレットセンターへ.
まあ,ここでも買い物できるのでいいか,ということで,時間を取ってお買い物.
自分は体力を削ってもしょうがないので,休憩である.
ちなみに,昼食はここのフードコート.
よくある中華のファーストフードを食べたけど,まあまあの味だった.

予想してたことではあるが,あまりいいブランドがないという話になり,北のプレミアムアウトレットに向かう.
初めてバスで行ったけど,やっぱり時間かかるね.

プレミアムアウトレットでしこたま買い物をした後は,それぞれに分かれてホテルに帰る.
うちのグループは,ファッションショーで下車して,同行者が彼女に頼まれたというコーチのバッグを買った後,午前中にスルーしたタウンスクエアへ.
タウンスクエアのホールフーズなるショッピングセンターでお土産を買った後,やっとホテルに戻る.
疲れた〜.

夕食はPlanet Hollywoodに併設されている,日本食BuffetのTodaiへ.
ラスベガスに来たら,滋養を養うため必ず1度は来るのだが,今回は全般的にあきらかに味が落ちていた.
Iced green teaをいつも飲んでたのだが,明らかにチープになってるよ.
シェフが変わったのかどうかしらないけど,残念.


4日目:

この日の午前中は,みっちりとお仕事.
まあまあうまくいったので,めでたしめでたし.

昼飯はMGMのフードコート.
ただし,あまり食欲がなかったので,一人ABCストアでアメリカンな寿司を買っておいてそれをパクついた.

午後は同行者と別れて,帰国後のスケジュールのために体力を蓄えるべく一人部屋で休憩.
メールの整理をしたり,持ってきた仕事を片付けたり,持参したDVDなど見たりしているとあっという間に時間は過ぎて行く.

そういえば,このときにカジノにふらっと立ち寄って,人生最大のジャックポット!だったんだ.
といってもスロットで6万円程度.
ただし,このおかけで,今回のラスベガス旅行はめでたく黒字になったのであった.

夕食は,初めてのレストランのHard Rock Cafe
いわゆるアメリカンレストランだが,料理もおいしくなかなかよかった.
ちなみに,2日目のフーターズの料理とはまったくレベルが違って,こちらはまともな料理が食べれます.
同行者は,ステーキだのなんだの食べ散らかし,ジンのストレートをくれといって担当のおねいさんに目をむかれ,いろいろ楽しめたんじゃないかな.
さんざん食べても一人5000円いかなかったと思うので,なかなかお勧めのレストランである.
ただし,店名からわかるように,音楽ががんがんかかってるんで,じっくり落ち着いて話ができるという環境ではありません.


5日目:

実は飛行機の値段が安くなるということで,若い衆は別のホテルに2泊程延泊することになってた.
ただし,さすがに土日はラスベガスのホテルがバカ高くなるので,MGMにはいられない.
というわけで,若い衆のみImperial palaceに移動する.

部屋を見せてもらったけど,Imperial palaceは値段相応のぼろっちいホテルだったが,まあ宿泊には問題ない.
ただ,昼食で利用したBuffetはダメやね.
ラスベガスで最低のBuffetだった.

この後は,ベネチアンの蝋人形館とストラストフィアタワーという定番の観光スポットへ.
ま,個人的にはどちらも何度も行ってるので感想はないけれど,ストラストフィアタワーのライドを楽しんでもらえたようでなにより.
(チキンと言われようが,高所恐怖症の人間はあのライドには乗らん!)

最後の晩飯は,Ariaという今年新しくできたホテルのBuffetにした.
このbuffetはスペースも広くてかなりよかったね.
ベラージオやパリスのBuffetに比べても遜色ないと思う.


6日目:

最終日は,朝5時に起きてひたすら飛行機に乗って帰るだけである.

ホテルを出る直前に,最後の運試しということで,ビデオルーレットに賭けてみる.
$100を入れて,数字の真ん中(13〜24)と後半(25〜36)に$50ずつ.
つまり,約2/3の確率で1.5倍になり,約1/3の確率で0円になる.
さて結果は....I win!
というわけで,最後に4500円ぐらい勝ってラスベガスの滞在終了となった.

それにつけても,ユナイテッドと比べて,帰国便のANAのすばらしさよ.
見逃していた,ボーンアイデンティティとボーンスプレマシーをゆっくり堪能して帰ったとさ.


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帰国後は一息つく暇もなく翌日から京都にいるはめになるのだった.
その話はまた後日.


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