2010年9月20日月曜日

水分民宿村

気がつけば,そろそろ10月も終わり...

この備忘録の日付は基本的に内容の日付になっているので,実際に書いている日とはずれがある.
10月に入って,バタバタとしていると既に1ヶ月も経ってるんだね.

最近,仕事に波があってしょうがない.
10月の頭はいつものバタバタで始まり,2週目は職場の仕事と外部の仕事と申請書の提出が重なって忙しさがMAXに達した.
が,3週目になると,すべての仕事がパタリと終了し,一転暇に.
来月の,とある審査についての準備で4週目に入ると再度忙しくなったのだが,上の指示がないので,なかなか動けないんだよね〜.
という感じで,山あり谷ありの10月だった.

そんな話は後日に書くとして,今回は9月末のお話.

夏休みらしい夏休みを取らなかったので,9月のシルバーウィークとやらの間の平日を2日間有給休暇にして,6連休を作ることに成功した.
まあ,6連休のうちほとんどはバカ暑かった夏の疲れを抜くために家でごろごろ.
ただ,ずっと家にいるのもバカらしいね→それではどこかに行きますか,という話になったのだが,お金もないしね,ということで今回は近場で決まり.
ならついでに,久しぶりに我が家のコロ(犬)も一緒に行きますか,ということで,ペット可のホテルに一泊しようということになった.

今回の宿泊先は,水分民宿村
ちなみに,みずわけ,であって,すいぶん,ではありません.
湯布院の近くのれっきとした地名らしいです.

で,結論から書いてしまうと,肩肘張らずにのんびりできる非常にいい民宿なのであった.


宿に到着すると,まず最初にどこでチェックインしていいのかわからず戸惑う,
レストランらしき場所の勝手口を開けるのが正解らしいが,いきなり開けたら中の従業員さんにびっくりされてしまった.
ベルを鳴らさんといかんのね.
すみません.

で,宿泊場所は一軒家.
和室二間と縁側がついた立派なお家である.
お風呂は,24時間温泉掛け流しで入り放題.
新しくはないけれど,掃除は行き届いてて至極快適である.

で,例によって,うちのコロもこの部屋はどこでもOK.
リードにつながれることもなく,部屋の隅から隅までをまず調査である.
あまり他の犬の匂いはしないらしく,くんくんと一通りにおいまくったあとはそれなりに落ち着いたようである.

チェックインを部屋で済ませたあとは,この部屋には従業員さんは入ってこないとのこと.
布団も自分で敷くのだが,それはそれで,面倒がなくていいよね.

さて,チェックインが済んだ後は今回の旅行の最大のイベントである.
じゃじゃ〜ん,ペットのお風呂,である.
いつもコロは近場のドッグウォッシュZABで洗っているのだが,この日はなんと温泉で洗おうというわけなのだ.

ここのお風呂についてみると,全部がセメントでできてるが,なかなか使いやすい.
いつものごとく,お湯をかけると,プルプル震えるうちのコロ助.
なんで,こんなにお風呂嫌いになってしまったんだろか.
ま,いつもの通りシャンプーで全身を洗って,お湯で流しておしまい.
最大のイベントの割には,つつがなく終了である.

洗った後は,一旦部屋に戻って,その後ドッグラン&散歩.
ここのドッグランは,草が残してあってなかなか雰囲気のある感じである.
が,相変わらず知らない場所は苦手なので,それほど走り回ってはなかったけど.

そんなこんなで,ちょこちょこと遊び回った後は,待望の食事である.
ここの食事のメインは,豊後牛と地鶏の炭火焼.
これが意外といっては失礼だがめちゃ美味かった.
豊後牛もさしが十分に入っててよかったのだが,地鶏がコクがあって絶品.
わざと薩摩地鶏を使ってるそうなのだが,地鶏だけ追加したくなってしまった.

そして,最後にはその地鶏を使った地鶏そばが出されたのだが,これがまた美味い.
ま,うまい地鶏のダシを使ってるんだからあたりまえといえば,あたりまえなんだけどね.
全般的にいい素材のものを最小限の手間で出すという,安くてうまいものを提供するためのルールがきっちり守られてて大満足の夕食だった.

夕食後は,持参した焼酎なぞ飲みながら部屋でまったり(?)と過ごす.
部屋で飲むグラスと氷も無料でいただけで,言うことなしである.
ちなみに,この日はちょいと飲み過ぎたようで,一人で露天風呂に入りに行って,帰ってきてたらコロと嫁を相手に仕事の愚痴を言いつつくだを巻いていた,ようである.
やはり食事時に2名にもかかわらずビールのピッチャーを頼んだのがよくなかったか.
反省.

翌日は普通の朝食を食べて朝10時半に出発.
そういえば,帰りがけにここの宿で飼われているイノシシを見に行ったら,そのそばで作業してた宿の人と15分ぐらい話し込む.
なんでも,ここのイノシシは,子供の頃捕まえてきたそうな.
すっかりなついてて,稲の実ってない時期は,一緒に山に入って作業に出かけても逃げずに帰ってくるらしい.
檻から脱走したこともあるが,腹が減ったら戻ってきたとのこと.
ちなみに,エサは宿泊客の残飯,ってそりゃけっこういいもの食ってるな.

そんなこんなで,田舎の空気を吸って英気を養った1泊旅行だった.
ここの御宿は,これで一泊一人1万ぐらいなので,田舎でのんびりしたいときにはなかなかいいんじゃないかな.
周辺には何にもないけれど,湯布院も近いので,宿泊だけこちらで,湯布院散策もいいと思う.

そういえば,椎茸を大量に栽培してるらしく,また秋に来たらうまい椎茸をたらふく食わしちゃる,とイノシシのおじちゃんは言っていた.
また,季節になったら椎茸を食べにおじゃまします.


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