9月の後半にやっと夏休みが取れた.
8月のお盆に金曜を追加した普通の3連休を取った以外は,全部普通に出勤.
今年の猛暑にバテバテになりながら,やっと9月の3連休に2日間の休みをプラスして,6連休とすることができた.
明日からさ〜休むぞ〜,という意気込みで8月後半のことを記録しておこう.
お盆は普通に1泊だけ帰省.
新幹線で行って〜新幹線で帰ったきた,という何の変哲もない帰省である.
次の週末は,義母から入ったヘルプの電話で一日車の購入につきあう.
なんでも,エコカー補助金を狙って車の購入の交渉をしているのだが,義父が仕事で不在で一人でやってるので,なめられるとのこと.
そこで,自宅近くの知り合いの日産のディーラに連れて行き,一度見積りをもらって帰って来て,夕方に再度交渉に行って,そこでもう購入.
なんと,交渉開始即日で購入決定である.早い!
購入となったのは,日産ノート.
小回りが利くからと勧めたところ,これでよい,ということらしい.
ちなみに,ディーラーの兄ちゃんとガンガン交渉して,ナビ付きで30万ぐらい値引きしてもらいました.ありがとう.
後日談であるが,この週末に決めてなければ,例のエコカー補助金はもらえなかったらしい.
ぎりぎり,だけどよかったね.
次の週末は,金曜の夜に職場の打ち上げで久しぶりに飲み歩いた.
といっても,12時には帰宅.
翌日の土曜日は,灼熱の残暑の中,愛機マキタMUM253を振り回し,のびきった草を刈る刈る刈る.
いつの間にやら庭に茅(すすきになるやつ)が入り込んでて,文字通りの草ぼうぼうの状態.
前日のお酒も残ったままなのか,ほんとにぜえぜえとなりながら,なんとか庭の草を刈り終えた.
でも,9月も刈らんといかんのよね.
そんなこんなで,あっという間に8月も終了.
全体通すと,やっぱ暑かったね.
ちょっと暑いと職場の部屋のエアコン全然効かないんだもんなぁ.
と,残暑の疲れがどっとでた今現在の体ではぶつぶつ文句を言いたくなるのだった.
2010年8月31日火曜日
2010年8月3日火曜日
宮崎から霧島へ
旅行のスタイルはいろいろだなぁと思う.
ふと思いついたときに,宿も予約せずに大まかな行き先だけ決めてふらっと出かける人がいる.
そうかと思えば,旅行会社のぎちぎちに詰まったスケジュールのツアーに参加する人もいる.
まあ,人それぞれですね.
さて,自分を振り返ってみると,実は旅行に関して,というか,いろんな面においてなんだけど,「すべてを自分で事前に決めておく」タイプである.
旅行会社なんかに決められたスケジュールで動くのはまっぴらごめん.
かといって,事前に調べておかないと,せっかくの旅行先で美味くもない飯を食べるはめになる.
なので,様々な情報を吟味して,すべての移動手段,ホテル,食事所の組み合わせについいて推敲に推敲を重ねた上で,自分だけのスケジュールをくみ上げるのが,個人的な旅行スタイルである.
もちろん,がちがちにスケジュールを組み上げるのではなくて,疲れてたらこれは行かない,とか,時間が余ったらここに行く,などのオプションまでもきちんと列挙しておくのである.
こういうスタイルの旅行で一番いいのは,ほとんどの場合にひどいホテルやまずい食事にあたらないこと.
特に,最近はインターネットでクチコミが検索できるので,それを元に旅行計画を立てると,どこに行ってもそれなりの値段でおいしいものが食べられていると思う.
逆にこういうスタイルでのデメリットは....なんだろね.
ふと入ったご飯屋さんが美味かった,なんて話を聞くけれど,そんなとこなら事前にチェックできてるはずなので,個人的にはあまりメリットだと思わない.
もちろん,無計画の極みであるヒッチハイクなんかだと,思いがけない人との出会いがあるのでそれはそれで楽しいんだろうけど,もうそういうのが楽しめる年ではないので,できるだけ失敗は避けたいなと思っている.
なんか今回は前置きが長いが,実は今回の旅行は,いつもの通り計画に計画を重ねたんだけど,偶然に偶然が重なって思いがけない感動をしたという話.
偶然って意外と侮れないねぇ,としみじみと感じた旅行だった.
さて,話を最初から始めると,今回の旅行は,宮崎のとある場所でのお仕事のための出張である.
ただし,現地では午前10時半から12時まで働けばいいだけ.
それだけの話なのだが,当日出発だと途方もなく朝早く出発しなければならないので,職場からは前日乗り込みのOKが出た.
ということで,例によって家で旅行の計画を立てていると,横に嫁がやってきて「私も行く」と.
何でも九州に住んでいながら,宮崎は一度も行ったことがないそうな.
しょうがないな,ということで,せっかくなので2泊3日に変更して予定を考えてみたが,ちょうど宮崎は口蹄疫で大騒ぎになっている真っ最中.
早めに宮崎から逃げた方がいいかな,ということで,1日目は宮崎市内宿泊,2日目は帰り道の途中の霧島温泉ということになったのだった.
それでは,順を追って記録してみようか.
1日目は,単に移動日.
午前中は職場で仕事して,午後から愛車のデュアリスで一路宮崎へ.
この日のホテルは,ケンジントン宮崎というビジネスホテル.
繁華街のどまんなかにあるホテルで,チェックアウトが午後1時というプランがあるという理由で選んだのである.
なんせ,2日目の午前中は,嫁にホテルにいてもらわなきゃいけないのだ.
部屋はデラックスツインというやつだが,思ってたよりは狭いが,なかなか居心地のいい部屋だった.
特によかったのはお風呂.
ユニットバスではなくて,広くてきちんと洗い場があるし,最新式の水回りで至極使いやすい.
ただし,トイレのトイレットペーパーの位置は変な場所にあって「どうやって取ればいいんだ?」と迷うこと間違いなし.
この日の夕食は,繁華街の中にある居心地屋 やまぢ 宮崎本店というところ.
宮崎市内では,かなり有名な居酒屋さんらしく,地頭鶏(じとっこ)もうまいという評判だった.
行ってみると,なるほど平日だっちゅうのに混んでるね.
ただし,地頭鶏の炭火焼はなぜかえらい塩辛い.
タレについてる柚子胡椒は更に塩辛いし.
他の料理もたいして特徴がなく,宮崎では同じく有名居酒屋のぐんけいと同レベルの普通の居酒屋さんという感じだった.
可もなく不可もなし.
もちろんこの日はさっさとホテルに帰って就寝して,次の日の仕事に備えた.
2日目は,ホテルで朝食をとり,嫁さんをホテルに残して仕事場へ.
後で聞いたら,嫁さんは宮崎県庁併設の物産館でお土産を買って,後はホテルでのんびりしてたそうな.
この日も暑かったもんな.
仕事の方は予定通りに終了.
わりとスムーズに進行し,まあまあのできだったんではないかなと自画自賛.
再度ホテルに戻ってきて,嫁をピックアップし,ランチへ.
この日の昼は軽めにしようということで,目をつけていた宮崎市内のしみずというおそば屋さんへ向かう.
が,本格的すぎておいしいのかどうか全くわからず.
量が少なかったことだけは間違いない.
この後は,日本最古のご神体を祀る神社らしい江田神社へ立ち寄った後,シーガイアのシェラトンでお茶をしばく.
この時点で,暑さによりすでにかなり体力を削られており,とても青島なんて行く気力がなくなったので,この日の宿泊地である霧島温泉に向かった.
霧島温泉は以前出張帰りで立ち寄ったことがあり,その泉質の良さにぜひもう一度来てみたいと思っていた.
そこで,宿を選ぶ段階だったのだが,例によってじゃらんで検索していると,なにやら全部で6室の接客と料理のよさそうなお宿がある.
場所が温泉街から離れているが,そんなに値段も高くないしここにするか,という感じで決めたのが今回のお宿の天成花壇(あまなりかだん)である.
宿の印象をまとめて書いておくと,料理はいい料理長がいるんだろうなぁと思う.
山の中なのに,いい仕事のしてあるこった料理が出てきて,夜も朝もおいしく頂きました.
部屋はごく普通の和室.きれいに掃除してある.
温泉は小さいながらもいつも貸し切り状態.やっぱり6室しかないからかち合うことがないんだろう.
接客は...実はあまり好みじゃなかった.
何かあると,女将が出てきて話しかけてくれるのだが,個人的にはどっちかというと付かず離れずで基本はほっといて欲しいのだ.
ネットのクチコミの評判はいいみたいなので,年配のご婦人方には受けるのかもしらんね.
そういえばここの特徴は,夜に焼酎が飲み放題になるコーナーがあることなのだが,芋焼酎ばかりでしかも安いやつ.
氷は置いてあるので何杯か頂いたが,つまみが全くないのがきつい.
自分で好きな銘柄の焼酎とつまみを買って行って,氷だけもらって部屋で飲む方が気楽でいいかもしれない.
という感じで,宿自体はそれほど印象に残らなかった.
が,ここからが偶然の話の始まりである.
このお宿は霧島神宮という有名な神社のすぐそばにある.
もちろん,霧島神宮に近いことを狙ってこの宿にしたのではなくて,「ああ,横に霧島神宮があるんだな.」という程度.
せっかくだから,チェックアウト日にでも参拝しますか,と思っていた.
ところが,宿について女将と話をしていると,ちょうどチェックイン日の夜は霧島神宮の献燈祭というお祭りとのこと.
出店も出るし,豪華なクジ引きもあるし,花火もきれいなのでぜひおいでませ,という話だった.
まあちょっと行ってみようかな,と思ったが,実はチェックイン時はけっこうな雨.
こりゃ,今日のお祭りは中止かなと思っていた.
お祭りは7時ぐらいから開始だったのだが,それほど最初から行く気もなかったので,7時からは夕食.
美味い食事を堪能して,最後のお茶をいただいたのが8時半ぐらい.
お祭りはそろそろ終わりらしいが,雨も上がったようなので,最後ぐらい見ていくかということで,ビールでほろ酔い加減になった勢いで,傘を借りて繰り出したのであった.
大量の行燈が飾られている霧島神宮の参道を登っていくと,メインの会場でちょうどクライマックスのクジ引きが始まるところ.
1等は薄型の液晶テレビなんかで,アナウンサーっぽい人が番号を引いて,その番号の人が当たりという例のやつである.
締切ぎりぎりだったが,嫁さんがくじを買いたいというので,5つ分ほどくじを購入.
が,結局くじは見事全部はずれ.
寄付したと思えば安いものである.
さて,残すは花火だけとなり,満員の会場では花火のカウントダウンをするらしかったが,せっかく来たので霧島神宮に参拝しようということで,盛り上がっている群衆を残し,拝殿への階段を登って行った.
拝殿の前はほとんど人がおらず.
そりゃみんな参拝はもうすましてるよね,と思ってた矢先,階段下の方でカウントダウンが始まった.
あら,花火が上がるらしいのでちょっと見てみようか,と思ったその瞬間.
振り向いた眼前で大きな花火が上がったのである.
その綺麗なこと.
距離にして約20m程.
生きてる中でもっとも近くでみた打ち上げ花火じゃないだろか.
拝殿から少し下ったとこの駐車場が臨時の打ち上げ場所になっていたが,拝殿のあるところは打ち上げ場所も打ち上げた花火も見える絶好の場所.
しかも人があまりいない.
アルバイトの巫女さんたちがいたが,よく知ってる人だけがくる花火の穴場スポットのようだった.
周辺に人もまばらで,視界に他の人がはいることもなく間近で見ることのできるその花火は,まるで自分たちのためだけに上がっているかのように錯覚するほどだった.
なんて贅沢なんだろうか.
都会では絶対にありえない光景である.
10分間ほどの打ち上げだったが,締めの大花火までじっくり堪能させてもらいました.
という感じで,偶然の花火観賞に感動しつつ幕を閉じた2日目だった.
3日目はひたすら帰るだけ,じゃなかった,霧島神宮に再度参拝.
夜と昼ではかなり印象が違うので,2回参拝しておいてよかった.
その後は,巨大露天風呂にでも入ろうかということで,霧島いわさきホテルの立ち寄り湯に向かう.
ここの男性用の露天風呂はプールみたいで泉質もよく,個人的には好きなのだが,嫁さん曰く,女性用は露天風呂がそんなに大きくないのとのこと.
古い温泉だから未だに古い構造なのかもしらんが,そろそろ同じ大きさにしないと,お客さんこなくなっちゃうよ.
後は,さすがに一路帰宅の途についた.
疲れはしたけど,久しぶりにいい旅だったなぁ,と,しみじみ回想するのであった.
ふと思いついたときに,宿も予約せずに大まかな行き先だけ決めてふらっと出かける人がいる.
そうかと思えば,旅行会社のぎちぎちに詰まったスケジュールのツアーに参加する人もいる.
まあ,人それぞれですね.
さて,自分を振り返ってみると,実は旅行に関して,というか,いろんな面においてなんだけど,「すべてを自分で事前に決めておく」タイプである.
旅行会社なんかに決められたスケジュールで動くのはまっぴらごめん.
かといって,事前に調べておかないと,せっかくの旅行先で美味くもない飯を食べるはめになる.
なので,様々な情報を吟味して,すべての移動手段,ホテル,食事所の組み合わせについいて推敲に推敲を重ねた上で,自分だけのスケジュールをくみ上げるのが,個人的な旅行スタイルである.
もちろん,がちがちにスケジュールを組み上げるのではなくて,疲れてたらこれは行かない,とか,時間が余ったらここに行く,などのオプションまでもきちんと列挙しておくのである.
こういうスタイルの旅行で一番いいのは,ほとんどの場合にひどいホテルやまずい食事にあたらないこと.
特に,最近はインターネットでクチコミが検索できるので,それを元に旅行計画を立てると,どこに行ってもそれなりの値段でおいしいものが食べられていると思う.
逆にこういうスタイルでのデメリットは....なんだろね.
ふと入ったご飯屋さんが美味かった,なんて話を聞くけれど,そんなとこなら事前にチェックできてるはずなので,個人的にはあまりメリットだと思わない.
もちろん,無計画の極みであるヒッチハイクなんかだと,思いがけない人との出会いがあるのでそれはそれで楽しいんだろうけど,もうそういうのが楽しめる年ではないので,できるだけ失敗は避けたいなと思っている.
なんか今回は前置きが長いが,実は今回の旅行は,いつもの通り計画に計画を重ねたんだけど,偶然に偶然が重なって思いがけない感動をしたという話.
偶然って意外と侮れないねぇ,としみじみと感じた旅行だった.
さて,話を最初から始めると,今回の旅行は,宮崎のとある場所でのお仕事のための出張である.
ただし,現地では午前10時半から12時まで働けばいいだけ.
それだけの話なのだが,当日出発だと途方もなく朝早く出発しなければならないので,職場からは前日乗り込みのOKが出た.
ということで,例によって家で旅行の計画を立てていると,横に嫁がやってきて「私も行く」と.
何でも九州に住んでいながら,宮崎は一度も行ったことがないそうな.
しょうがないな,ということで,せっかくなので2泊3日に変更して予定を考えてみたが,ちょうど宮崎は口蹄疫で大騒ぎになっている真っ最中.
早めに宮崎から逃げた方がいいかな,ということで,1日目は宮崎市内宿泊,2日目は帰り道の途中の霧島温泉ということになったのだった.
それでは,順を追って記録してみようか.
1日目は,単に移動日.
午前中は職場で仕事して,午後から愛車のデュアリスで一路宮崎へ.
この日のホテルは,ケンジントン宮崎というビジネスホテル.
繁華街のどまんなかにあるホテルで,チェックアウトが午後1時というプランがあるという理由で選んだのである.
なんせ,2日目の午前中は,嫁にホテルにいてもらわなきゃいけないのだ.
部屋はデラックスツインというやつだが,思ってたよりは狭いが,なかなか居心地のいい部屋だった.
特によかったのはお風呂.
ユニットバスではなくて,広くてきちんと洗い場があるし,最新式の水回りで至極使いやすい.
ただし,トイレのトイレットペーパーの位置は変な場所にあって「どうやって取ればいいんだ?」と迷うこと間違いなし.
この日の夕食は,繁華街の中にある居心地屋 やまぢ 宮崎本店というところ.
宮崎市内では,かなり有名な居酒屋さんらしく,地頭鶏(じとっこ)もうまいという評判だった.
行ってみると,なるほど平日だっちゅうのに混んでるね.
ただし,地頭鶏の炭火焼はなぜかえらい塩辛い.
タレについてる柚子胡椒は更に塩辛いし.
他の料理もたいして特徴がなく,宮崎では同じく有名居酒屋のぐんけいと同レベルの普通の居酒屋さんという感じだった.
可もなく不可もなし.
もちろんこの日はさっさとホテルに帰って就寝して,次の日の仕事に備えた.
2日目は,ホテルで朝食をとり,嫁さんをホテルに残して仕事場へ.
後で聞いたら,嫁さんは宮崎県庁併設の物産館でお土産を買って,後はホテルでのんびりしてたそうな.
この日も暑かったもんな.
仕事の方は予定通りに終了.
わりとスムーズに進行し,まあまあのできだったんではないかなと自画自賛.
再度ホテルに戻ってきて,嫁をピックアップし,ランチへ.
この日の昼は軽めにしようということで,目をつけていた宮崎市内のしみずというおそば屋さんへ向かう.
が,本格的すぎておいしいのかどうか全くわからず.
量が少なかったことだけは間違いない.
この後は,日本最古のご神体を祀る神社らしい江田神社へ立ち寄った後,シーガイアのシェラトンでお茶をしばく.
この時点で,暑さによりすでにかなり体力を削られており,とても青島なんて行く気力がなくなったので,この日の宿泊地である霧島温泉に向かった.
霧島温泉は以前出張帰りで立ち寄ったことがあり,その泉質の良さにぜひもう一度来てみたいと思っていた.
そこで,宿を選ぶ段階だったのだが,例によってじゃらんで検索していると,なにやら全部で6室の接客と料理のよさそうなお宿がある.
場所が温泉街から離れているが,そんなに値段も高くないしここにするか,という感じで決めたのが今回のお宿の天成花壇(あまなりかだん)である.
宿の印象をまとめて書いておくと,料理はいい料理長がいるんだろうなぁと思う.
山の中なのに,いい仕事のしてあるこった料理が出てきて,夜も朝もおいしく頂きました.
部屋はごく普通の和室.きれいに掃除してある.
温泉は小さいながらもいつも貸し切り状態.やっぱり6室しかないからかち合うことがないんだろう.
接客は...実はあまり好みじゃなかった.
何かあると,女将が出てきて話しかけてくれるのだが,個人的にはどっちかというと付かず離れずで基本はほっといて欲しいのだ.
ネットのクチコミの評判はいいみたいなので,年配のご婦人方には受けるのかもしらんね.
そういえばここの特徴は,夜に焼酎が飲み放題になるコーナーがあることなのだが,芋焼酎ばかりでしかも安いやつ.
氷は置いてあるので何杯か頂いたが,つまみが全くないのがきつい.
自分で好きな銘柄の焼酎とつまみを買って行って,氷だけもらって部屋で飲む方が気楽でいいかもしれない.
という感じで,宿自体はそれほど印象に残らなかった.
が,ここからが偶然の話の始まりである.
このお宿は霧島神宮という有名な神社のすぐそばにある.
もちろん,霧島神宮に近いことを狙ってこの宿にしたのではなくて,「ああ,横に霧島神宮があるんだな.」という程度.
せっかくだから,チェックアウト日にでも参拝しますか,と思っていた.
ところが,宿について女将と話をしていると,ちょうどチェックイン日の夜は霧島神宮の献燈祭というお祭りとのこと.
出店も出るし,豪華なクジ引きもあるし,花火もきれいなのでぜひおいでませ,という話だった.
まあちょっと行ってみようかな,と思ったが,実はチェックイン時はけっこうな雨.
こりゃ,今日のお祭りは中止かなと思っていた.
お祭りは7時ぐらいから開始だったのだが,それほど最初から行く気もなかったので,7時からは夕食.
美味い食事を堪能して,最後のお茶をいただいたのが8時半ぐらい.
お祭りはそろそろ終わりらしいが,雨も上がったようなので,最後ぐらい見ていくかということで,ビールでほろ酔い加減になった勢いで,傘を借りて繰り出したのであった.
大量の行燈が飾られている霧島神宮の参道を登っていくと,メインの会場でちょうどクライマックスのクジ引きが始まるところ.
1等は薄型の液晶テレビなんかで,アナウンサーっぽい人が番号を引いて,その番号の人が当たりという例のやつである.
締切ぎりぎりだったが,嫁さんがくじを買いたいというので,5つ分ほどくじを購入.
が,結局くじは見事全部はずれ.
寄付したと思えば安いものである.
さて,残すは花火だけとなり,満員の会場では花火のカウントダウンをするらしかったが,せっかく来たので霧島神宮に参拝しようということで,盛り上がっている群衆を残し,拝殿への階段を登って行った.
拝殿の前はほとんど人がおらず.
そりゃみんな参拝はもうすましてるよね,と思ってた矢先,階段下の方でカウントダウンが始まった.
あら,花火が上がるらしいのでちょっと見てみようか,と思ったその瞬間.
振り向いた眼前で大きな花火が上がったのである.
その綺麗なこと.
距離にして約20m程.
生きてる中でもっとも近くでみた打ち上げ花火じゃないだろか.
拝殿から少し下ったとこの駐車場が臨時の打ち上げ場所になっていたが,拝殿のあるところは打ち上げ場所も打ち上げた花火も見える絶好の場所.
しかも人があまりいない.
アルバイトの巫女さんたちがいたが,よく知ってる人だけがくる花火の穴場スポットのようだった.
周辺に人もまばらで,視界に他の人がはいることもなく間近で見ることのできるその花火は,まるで自分たちのためだけに上がっているかのように錯覚するほどだった.
なんて贅沢なんだろうか.
都会では絶対にありえない光景である.
10分間ほどの打ち上げだったが,締めの大花火までじっくり堪能させてもらいました.
という感じで,偶然の花火観賞に感動しつつ幕を閉じた2日目だった.
3日目はひたすら帰るだけ,じゃなかった,霧島神宮に再度参拝.
夜と昼ではかなり印象が違うので,2回参拝しておいてよかった.
その後は,巨大露天風呂にでも入ろうかということで,霧島いわさきホテルの立ち寄り湯に向かう.
ここの男性用の露天風呂はプールみたいで泉質もよく,個人的には好きなのだが,嫁さん曰く,女性用は露天風呂がそんなに大きくないのとのこと.
古い温泉だから未だに古い構造なのかもしらんが,そろそろ同じ大きさにしないと,お客さんこなくなっちゃうよ.
後は,さすがに一路帰宅の途についた.
疲れはしたけど,久しぶりにいい旅だったなぁ,と,しみじみ回想するのであった.
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